Rêve de Dieu ー輪廻の楔と選ばれしMud poupée(モノ)ー

藤野翼

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第1幕

〝運命〟の始まり

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優しい風が、僕の顔を通っていく。この街の香りは、いつも春の香りがする。いい匂いだって思えたのも、重ねた時で思いは変わっていくものだ。言ってしまえば、今の僕には最悪な香りに違いなかった。街中は、いつもお祭りなのかというように、店も通りも人で賑わっている。そんな光景を見るのも、きっとこれが最後になる。
地ノ国・アラドカラン。僕〝ヒビヤ=コハク〟は、この街の兵士だった。国のため、街のために命を張って国民を守りぬき、国をひとつにする大きな役割を手助けするのが、僕…兵士達の使命だった。だが、入隊して半年が経ったある日、僕は初陣に出させていただいた。交戦したのは陰ノ国・ヴァルキュリアの兵隊。その国では、暗殺部隊があり、素人では何処を動かれているか把握出来ないほどの鍛錬を積まれている。それを防ぐためには、各城門に兵隊を設置する必要があった。僕は前線には立たされず、その部隊を殲滅する役割を任された。鍛錬を積んでいた時からの腕を評価され、新人であるのに実力があると判断を受けたからだ。それはとても有難かった。任された場所は東城門だった。しかし、僕が目にしたのは、1人の青年にボロボロに負け、命を落としていた兵士達と街の人達だった。駆けつけた時には、既にその光景だったのである。僕は、その青年を知っていた。
「…ヒュウガ…」
ポツリと呟いた声に、彼は一瞥した。そして、ターゲットを僕に絞る。命を刈り取る体勢になった。
「どうしてなんだよ!」
ヒュウガと交戦する。その中で、僕はひたすら叫んだ。彼の性格を知っていたから。彼の優しさを知っていたから。だからこそ…兵士は殺れど、他の命は奪うような人間でないことを、僕は1番知っていた。家の扉が開いており、母親と娘がいた。娘を庇うように覆われているのに、命はどちらも失っていた。他の家庭もそうだった。避難するべきだった人達は、ヒュウガによって全て失われた。
「お前は…!そんな事するやつじゃなかったろ!」
誰よりも、人の命を大切にする人。誰よりも、人の幸せを尊重出来る人。ぶっきらぼうで、面倒臭がりで、それでも、正しいと思ったことは命を張ってでも守る。それが、僕の知っている〝ヒュウガ=クラキ〟という男だった。
だからこそ、許せなかった。助けるべき命の優先は出来る男だと思っていたから。
「そこまで、酷(むご)いことを…どうして…どうしてなんだよ!だって!まだ生きるための命が…」
「それがなんだって言うんだよ」
僕が言い切る前に、彼はそう言った。その言葉に驚いた僕は、勢いよく彼の攻撃に吹き飛ばされ、壁へ全身をぶつけた。大きなため息の中、彼の口から吐かれた言葉は…「こんな時に命がどうとか…どうでもいい」だった。

…信じられなかった。何が彼をそうしたのか、理解が追いつかなかった。僕は、彼の幼馴染だ。つまり、本当は地ノ国の国民ではない。陰ノ国の人間だった。けれど、外が気になった僕は、禁忌であった国から脱出を考えたのだ。そのことをヒュウガに伝えると、彼は賛成し皆の協力を経て、荷車に隠れて脱出することに成功したのだ。その時の彼は、僕の気持ちに対して心から応援してくれていた…そのはずだった。僕が出て行った後、何が起きてしまったのかは分からない。だが、彼がここまで心境が変わったということは、僕の知らない何かがある。そんな気がした。
僕を突き飛ばした後、彼は城を攻めるでもなく去っていった。僕へ恨みを持つ目を向けながら…その後ろ姿を、僕は忘れたくとも忘れることが出来なかった。その日の夜、一切の睡眠が取れず、僕は自然な動きで辞表を書いていた。翌朝、それを直接兵士長へ渡した。
「命を奪うことが、怖くなったわけではあるまい?何故やめようとする」
「…僕には向いていないと思いまして」
「東城門の住民達を守れなかった責任感は分かるがそれでも…」
「すみません。もう、決めたことなので。失礼します」
ヒビヤと叫び声が聞こえたが、僕はそれを無視して去った。荷物を纏めて、正門にいる見張り兵へ一声かけ、そのまま街中へと歩いて行った。

…不思議と、辞めたことへの後悔はなかった。それよりも、僕はこの疑問を抱え過ぎては、何も前へ進めないと感じていた。だからこそ、この選択で良かったのだろうと感じている。久々の私服は、さすがに物足りなさを感じて、街中の洋服店で新しい服を買った。会計を済ませ、着替え終えた後、外へ進もうと歩いていると既に僕が辞めたということが風の噂となって広まっていた。
「聞いた?兵隊さん、1人辞めちゃったって…」
「しかも初陣に出て、すぐだったんでしょ?…なんともまあ、責任感のない…」
「それくらいのメンタルなんだったら、はなっから入らなければよかったのにねえ…」
おばさん達のそんな愚痴が耳に入る。ははは…そりゃどうも。無責任で悪うございました。この国の面汚しとでもなんとでも思っていてください。失われた命の重さを何も知らない人達に、僕は何を言われたとしても心に響かなかった。街を出て、広い草原と緑豊かな木々、柔らかな花々の風景を見て、ふと懐かしさを感じた。そういえば、来たばかりの頃はこの光景を見た気がした。さて、最終目的地は陰ノ国・ヴァルキュリアだ。そこまで、色んな手段を使って歩いていこう。そう決めていた。






…はずだった。
「おかしいなあ…ここ、さっきも通った気がする…」
休憩を挟んだ後、森の奥を抜けると村があることを、先輩兵士に教わっていたことを思い出した僕は、そこへ向かうことにしたのだが、旅に出ることを優先に考えてしまったばかりに、自分自身のことを忘れてしまっていた。そういや僕、外の世界なんて出歩いたことがなかったのだと。
アラドカランに着いた際も、荷車の中で揺られていたため、外の情景は見たくとも大きな布で覆われており、見ることが出来なかった。初陣も、城を出てすぐのところ…そもそも、街の外すら出ていなかったのに、場所が分かるはずもなかった。
僕は、森の中をぐるぐるとさまよい、どこが出口なのか入口なのか、右も左も分からなくなってしまっていた。
「だっ…大丈夫!さっき来た道を戻ればいいんだから…」
そう言いつつも、僕の心は不安でいっぱいだ。そもそも、もうどこから入ったのかも、この場所の風景も本当にさっきと一緒だったのかも分からない。戻り方も分からない。1人とは、こんなにも孤独と感じ、無力さを痛感するのかと、虚しくなってしまっていた。
「出口は…どこなんだ?…早く、水の村・シンティアへ向かいたいのに…」
疲労感の中、何もかもが嫌になって投げ出したくなったその時、何処からか少女のような悲鳴が響いた。いきなりの出来事で、心は慌てており、とにかく急がなくてはとその場所を必死に探した。ひたすら走って走り抜いた先に、今まで見てきた風景と全く違う広い空間のある森林の中へ出たのである。そこに、襲われていた対象はいた。
「なんだ…?あの光の球体は…?」
白く光っている球体は、小刻みに震えており、その周りにオオカミ達が唸り声を上げながら、噛み付こうとゆっくりと近づいていっている。
「たっ助けてくださぁぁぁぁい!!」
その球体は、先程耳にした少女の声と一致した。まさかの出来事に、頭の情報が処理出来ない。だが、そんなことをしている合間に、オオカミ達はますます距離を詰めていく。困惑する頭の中、僕が取らなきゃ行けない行動は…
「ああ…もう!なんなんだ今日は!」
気が付くと、僕は双剣を装備し、オオカミ達に攻撃を仕掛けていた。1匹、また1匹と着実に倒してゆき、丁寧に食料になるようにさばいていった。オオカミ肉は美味いのだろうかなど疑問を持ちつつも、球体の無事が気になったため後ろを振り返った。すると、それは目の前にいた。
「うわぁぁぁっ!!」
僕が驚くと、球体も「ひゃぁぁぁぁ!!」と声を上げる。お前が近づいたんだろと思いながらも、僕は声をかけた。
「君って…一体何なの?」
まじまじと見ると、球体は人の形が薄らとうかがえた。
「なんなのと言われてもなあ…ボク、ただの〝神〟の遣いなだけだし…」
「〝神〟の遣い?」
「ええ!ボクは〝神〟の遣いですよー」
なんだコイツは、ふざけているのかとも思ったが、球体が喋っている時点で相当普通ではないことを再認識し、僕はとりあえずその言葉を信じてみることにした。すると、球体はこう続けた。
「ボクは、とある使命のために動く青年をサポートするように〝神〟様から護衛を任されたんです!名前は確か…えーっとー」
「…〝ヒビヤ=コハク〟って名前だったはずなんですけどー…噂に聞くと、地ノ国ってところで兵隊さんやられてるってー」
「…はっ?誰だって!?」
「えっ?ですから〝ヒビヤ〟…」
「はぁぁぁぁっ!?」
いきなりの出来事に状況がますます飲み込めなくなった。この白い球体が〝神〟だとかいうやつの遣いであって、そいつは使命を抱えた青年を助けるよう命令されていて、しかもその人物が僕…僕!?
「…さっぱり分からん!」
「ええっ!?」
「ええっ!?じゃないよ!当たり前じゃないか!そもそも、僕はついさっき兵隊を辞めてきたばかりだし、その〝神〟だとかいう存在からお願いされた使命だとかそういうのはないし、僕には今確かめたいことがあって、その為に陰ノ国・ヴァルキュリアってところに向かってる途中だから、そんなものは何一つ当てはまってないよ!」
自分でも、予想を超えたマシンガントークで、得体の知れない球体に事情を説明する。傍から見れば、この状況頭のおかしい人に見られそうで、なんだか恥ずかしい気持ちにもなってくる。早く理解してもらって、僕はこの森から抜け出そう。この厄介な球体から早く離れなければと思っていると、球体からこんなことを言われた。
「陰ノ国・ヴァルキュリア…ですか。では、こちらとしては解釈一致ですね」
「何が解釈一致なんだよ…」
「〝神〟様から伝えられていたのは、ヒビヤさんという人物は、幼馴染の男の人を探していて、陰ノ国・ヴァルキュリアへ向かっていく。その道中で、迷子になっているだろうから助けてあげて欲しい…と、ご命令を頂いております」
「…はぁ…随分と、僕の事情把握されてるんですね」
正直、何故自分の近況が知られているのか、とても気になる点ではあるのだろうが、僕はもうきっとコイツとはこの先長い付き合いになるのだろうと思うと、心労が既に出始めていた。
「ですから、アナタがヒビヤさんであるというなら、ボクは付いていきます!」
「嫌です!」
「ええっ!?何でですか!?」
「選択権があるなら断るし、それに…姿も名前も分からない人には、付いて行くなっておかーさんから教えて貰いました」
「そっそんな…というか、ヒビヤさんおいくつですか?もう立派な大人なのでは…?付いて行くも何も、判断はご自身で決めていいでしょうし…」
球体から、突然のド正論をぶつけられ、本当にコイツはなんなんだと呆れかけていたが、思い返せば話は通じるんだと思うと、少し冷静になれてきた。
「確かに、名前を伝えなかったことはごめんなさい。ボクの名前は…えっとー…〝ピクシー〟です!そう呼んでください!」
「なんで、自分の名前なのにすぐ思い出せなかったの?」
「…いっいやー!ボク、天界ではあまり名前で呼ばれないものでー…ほっほら!白くて球体だから妖精さんって呼ばれててー…」
「あー…そうですか。まあ、どうでもいいです」
「どーでもいいとはなんですかー!!」
プンスカと怒りながらも、ピクシーとかいう訳の分からない妖精もどきと一緒に、僕は森を抜けることにした。
「んで?ピクシーさんは、迷子になってるってこと分かってるのなら、僕がどっちに行けば村へ着くのか知ってるってこと?」
「ええ!もちろんです!この先をまっすぐ行って、左へ抜ければ見晴らしが良くなって、その道なりを歩けば目的の村〝シンティア〟ですよー!」
そんなまさかとも思いつつ、とりあえずはさまよい続けたくは無いため、信じて歩いてみることにした。

…しばらく歩き続けていると、さっきまでの薄暗かった森林の中より、本当に見晴らしのいい林道に出てきた。
「…本当に外に出れた…」
「ねっ?言った通りでしょ?」
そう言いながら、ピクシーは自信満々な態度をを取る。僕は、感謝の気持ちはあったが、その態度を見て言葉をかける気を失った。こんな奴ほっといてさっさと進もう。そう決めて早足で進んでいくと「ちょっと!待ってくださいよー!」と叫びながらピクシーは追いかけてくる。
「なんだよ。迷子は脱したんだから、もうお前の役目は済んだろ?なんで付いてくるんだよ」
「道案内だけが、ボクの使命じゃないんですよ!」
「先程も言いましたけど、ボクは〝神〟様から貴方の行く末をサポートするように命令されてるんです!この旅の途中、ヒビヤさんは必ず〝使命〟を見つけ、それと対峙しなければならない時が来るのです」
「その時は、すぐかもしれないし、まだ先かもしれない…だとしても、そこまでにたどり着くためにはボクの存在無くしては進めないんですよー」
ほら、大事な存在でしょ?とばかりに妖精もどきはニッコリと話す。正直、何を言っているのか分からないし、突然〝使命〟だとか言われても、しっくりなんて来るわけがなく、せっかくの一人旅がこの謎の生命体のせいで台無しになったことが、僕にとっては受け入れなくてはいけない事実だった。はぁ…とため息をひとつ吐き、村に着いたら早速身体を休めて寝てしまおうと考えていた矢先、妙な場所に光る物を見つけた。
「…なんだ?あれは…」
僕は、まるで導かれるかのように、それに近付いていた。ピクシーは、何故だかその時ばかりは無言で、僕の行動を見続けていた。何故なのか、ここまで自分の物にしなくてはいけないという謎の〝使命〟感が、僕の脳裏を縛り付ける…自分でも分からなかったが、それから逃れる事は出来なかった。こうして手に取った物は、常に橙の光を発している石の破片のようなものだった。その瞬間、ピクシーは口を開いた。
「それは〝イザナミノヒセキ〟です」
「〝イザナミノヒセキ〟…?」
聞き慣れない単語に、僕は聞き返した。一瞬、ほとんど見えないはずのピクシーの表情が、暗くなった気がした。だが、すぐに優しい表情に戻ると、ピクシーは話し続けた。
「ヒビヤさんは、この世界に伝わる『オトギ話』はご存知でしょうか?」
「ああ…聞いた事くらいはあるよ。この世界には、元々〝神〟って存在が代々受け継がれていて、そうやって世界を保ってきたって…でも、人間達の欲が悪い方向に進んでしまって、それを自分の過ちだと考えた〝神〟が、自らを殺して世界を壊した…って話だろ?それの何が関係あるんだ?」
「…その話に、続きがあるのです」
ピクシーは、まるで過去を振り返るかのごとく、『オトギ話』の真実を語り始めた。

ー神〝優哉=伊邪那美〟(ユウヤ=イザナミ)は、自らの身を滅ぼしてしまっては、力の全てを分け与えてしまったこの世界が、簡単に崩れてしまうことを理解していた…ー
ーそうなることは、あってはならない…そう考えた〝伊邪那美〟は、自らの力で世界を保てるほどの護石…〝イザナミノヒセキ〟を作り上げた。ー
ーしかし、それだけではどうしても力が足りなかった。元々〝伊邪那美〟の力は継承されて世界が保たれているため、そこを補うためには代わりが必要であった…ー
ー〝伊邪那美〟は、その解決策として泥でかき集めた〝人形〟を作りあげ、自らが滅びる際に全ての力を注ぎ込んだ…ー
ーこうして放たれた〝人形〟と〝イザナミノヒセキ〟は、今もどこかで存在しうる限り、世界の平和を保つことが出来ているのである…ー

「…〝神〟が消えたことにより、少々頑丈さが脆くなってしまったようでして…〝イザナミノヒセキ〟は、解き放たれた衝撃で4つに分裂してしまわれたんですけどね…」
そう苦笑いをしながら、ピクシーは世界の真相を語った。にわかには信じ難い話だったが、僕の目の前にあるこの謎の石片と、ピクシーの存在を見るに嘘では無い話なのだと納得がいけた。僕は、その石片に不思議な力を感じていた。絶対に手放してはならない。そう語りかけられている気がした…
「…よく分からないけど…とにかく、これは大切なものなんだってことは分かったよ」
僕の口から出た言葉は、本能的に感じ取ったことを伝えることしか出来なかった。それでも、その言葉を聞いたピクシーは、そうですねと相槌を打ち、これから歩むであろう〝使命〟というものの片鱗を、感じ取ることが出来た。
「…ボクの長話。聞いてくださってありがとうございます。さて、村まで後少しです!頑張りましょう!」
ピクシーは、先程と変わらない天真爛漫な様子で僕のそばに付いてくる。この先、どんな〝運命〟が待っているのだろう…感じ取れた片鱗から、なんだか面倒な事に巻き込まれていることを、僕はなんとなく察していた。けれど、絶対に逃れることは出来ないことも強く感じ取っていた。こうして僕の〝運命〟の物語が始まっていく…
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