白衣の下2 イケメン営業マンとアラフォー理系女のエッチな関係

高野マキ

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恋する蠅男

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国立最先端医化学研究開発センター広報から マスコミ 関係機関に先日のゲノム解析新発見の追加報告並びにセンター長白井ユミの発言内容の再説明の記者会見を行うとのFaxが流れてきた。


今では それだけで 株価が変動するほどの話題だった。


「先日の私の発言内容について、一部マスコミ、株式市場への配慮をかいた内容だった事をお詫び申し上げます。
改めて、私は、現在もハー◯ードの特任教授として自らのラボの責任者として学生 研究員に指導しております。また私個人の研究について、日本国、日本の先端企業、また欧米諸国の御支援で このセンターを主戦場に活動を行ってきました。幸い このセンター開設後の早い時期に結果を出せた事が私のこの上ない喜びと誇りです。

さて、結果の応用分野につきましては、私の専門外となります。
その結果の帰属については、特許権も含めて国立最先端医化学研究開発センターと私の折半となります。

その応用分野については、私からは何ら制限をもとめませんので日本及びこのセンター設立に何らかの支援をされました企業、大学様でご自由に研究していただき、世界中で難病と戦われている方々に一刻も早い朗報をもたらして頂きたいと切に希望いたします。


私の今後でございますが、契約任期満了時は更新を致しません。
ハー◯ードに戻り 後進の指導と私自らの研究を致していく所存です。 私からは 以上です」



白井ユミの会見の後 記者質問は日本が不利益を被らないとわかった途端 淡白な内容となった。



「先生‥お疲れ様でした。 ご迷惑 ご心労をおかけして申し訳ありません。」

センター広報が会見のスケジュールについてユミとコミュニケーション不足だったと謝罪した。




「‥私も悪かったわ‥まさか正直に質問に答えただけでこんな大騒ぎになるなんて‥予想だにしなかった。学んだわ」




「先生が自覚されていないだけで 今度の発見は今後の応用しだいでは ノーベル生理学賞・医学賞レベルの大発見と、世界中の注目の的なんですよ」





「‥応用の先生方の頑張り次第なわけでしょ?」




「‥先生‥自己肯定感低すぎませんか?」




「そう? じゃ、しいて言うなら マックスとマーゴの御手柄かしらね」


     ? 

あの日、
月一回のデートから始めよう‥と決めた。

その決めた張本人のリケジョは、〝N東京ホテルでなら〟 と場所指定してきた。



‥どうして 自宅代わりのホテルでデートなんだ‥日帰り温泉とか、田舎の星付きレストランとか‥  他あるだろっ‥ったくぅ、、、



波彦は、まだ残暑厳しい都会のアスファルトの照り返しを受けながら 
また東京駅から 大手町まで歩く。


汗が額を伝う。歩きながら襟の詰まったカッターのボタンを外しネクタイを緩めながら あーもー、と溜め息しかでない。


〝もしもし、大楠君? あのさ 明日のデート何だけど、私のところに来ない? 〟


「先生、月 たった一回のデートですよっ 先月も先生のホテルだったじゃないですか?」


〝あれ‥そうだったかしら?〟


「また 惚けてっ デートって毎回同じことしてたら 飽きますよ」


〝だって 今 すごく大事なところなのよ!〟


「何ですか? メイが排卵ですか? それともマイクが交尾にはげんでるとか⁇」


〝メイは先週天寿を全うしたわ、マイクはまだ未成熟よ! 今はミニーが初産なのよ、ミニーは、マックスの8代目のマサムネの嫁〟


「って言うか なんなんですか?マサムネって 、、」

   絶対ふざけてる この女(ヒト)

歩きながら ユミとのやり取りを思い出し、つい爆笑しそうになるのをグッと堪えて、およそ10分程度で N東京ホテルの正面玄関に着いた。


ロビーに入ると 冷房が快く効いて瞬時に汗ばんだ波彦の肌から水分が蒸発していくのを心地よく感じつつ、汗臭いと彼女に指摘されないよう男子トイレに向かう。


トイレの扉の施錠をした時から 波彦の身だしなみ作業が始まっている。



  これしないと 即エッチ出来ないからなっ‥
彼女だって 本心は俺が欲しいハズ、、


白井ユミは研究に成果が見られると非常に興奮し、そのタイミングでセックスに持ち込むと、極上のご馳走にありつける。


便座に腰を下ろし、濡れたシャツを脱いだら
メンズ汗拭きシートでアポクリン腺の活発な腋 耳周り 小鼻周り をさっと拭き取る。

ご馳走が待っていると思うと、この1か月の営業活動の苦労も一瞬で報われると言うものだ‥と納得しながら 鼻歌まで自然と出てくる波彦だった。




メインのジュニアも半被りの皮膚を引っ張りしっかり中身を出して カスが残っていないように入念に拭き取った。既にユミの表情を思い出しただけで エレクトする。

  やばい やばい  まだ早いっ!



成人男性の立派な生殖器と彼女に認めて貰わなくては 話しにならない。

股関節 お尻に至るまで 大判タイプを惜しげもなく使う。


シャツと下着の着替えだけは常に準備している。夏場のセールスマンの常識。


チェックインカウンターで
彼女に取り次いでもらう。

「もう暫くお待ち下さい お客様に繋がりません」


  またか‥ また アレだ 孵化が始まる

「すみません、白井先生は、多分室内で研究論文執筆中かと、できれば一緒に部屋までご同行お願いします。」


  ハエと戯れてる‥‥


「あっ 白井さま 玄関ロビーに、お‥ きゃ‥ ‥はい、かしこまりました。」




「大楠様、白井様がお出になられました。お通ししてくださいとの事で御座います。」


    ‥既に疲れる、、、



エレベーターでエグゼクティブルームのある25階フロアへ‥



   
‥相変わらず、豪華なルームドア。
既に施錠は解かれている。
そのままドアノブを引き部屋に入った。


   「先生っ」


「センセー!」


        ‥‥


 

その1
 2回呼んで出てこない場合は サブルーム(予備室)と心得よ。

ツカツカと部屋の奥の主寝室まで進みその傍の部屋をノックした。

その2 
むやみに予備室の扉を開けるべからず、必ず了解を取れ

ユミのいい付けどおりの行動をとると


バンっと扉が開き 勢いよく白衣にゴーグル 髪の毛を振り乱した女が 大楠波彦に飛び掛かってきた。


ドンッと当たってから 波彦の身体に抱きつく。


「やったわよ! やった ミニーが30個産んだわ!初産にしては上出来よ!」


細い両脚は波彦の胴を挟み しがみつきながらギャーギャー騒ぎ立てる40歳の女(ひと)



    ‥‥うっ!  臭い!



「先生‥先生‥ お風呂いつ入りました?」


「‥お風呂、? 入るわよそりゃ」


「いつ、は・い・り・ま・し・た・か⁈」


俺の彼女は、風呂に入るのも忘れてキイロショウジョウバエの観察をする。彼氏より 3度の飯より とにかく赤い目玉の蠅に夢中。


「‥えーと、マサムネと同居させる前だから あー3日前かな?」



「み、3日ですか! ‥」


「ええ、多分それくらい! それよりほらっ、マサムネの子‥なかなか優秀かもしれない‥」


「先生‥いつまでしがみついてます? このままばばっちい先生を床に落としてヤリまくりますよ」


「あっ ゴッごめん、、ごめん、つい、、ね 」


「さあ 風呂入りますよ 」



「‥ま、まさか 一緒に?」


「入りません! 飯食ってます?‥先生が風呂入ってる間に何か ぱぱっと作ります」

波彦は、先月彼女を抱いた時より 体重が減った気がしていた。

    食うの忘れてるな、

 俺   何しに来てる‥んだ⁈
   エグゼクティブルームのキッチンに立って焼き飯作って、、、

3日も風呂に入るの忘れている40(シジュウ)オンナの世話‥




「あーっ サッパリした 」



そりゃサッパリするわ、3日も風呂入って無かったんだから‥


ホテル仕用のオーガニックコットンのバスローブ姿の君は 濡れた髪をタオルドライしたままに 俺の前に現れ 

「あらっ いい匂い 」

まだ湯気の立ち上がる チャーハンに セッティングしておいたスプーンでひと匙 口へ。


「んーん!」

よく咀嚼もせずに ゴックンと嚥下し

「おいしぃー」


貴女の喜ぶ顔を見ているだけで 俺は幸せを噛み締める。


  
この女(ひと)の食事姿をじっくりと 眺めるのは 初めてかも‥
 ふーん、、、けして行儀がいいとは、言えないな‥


「先生‥よく咀嚼してくださいっ! まだこれから俺とお愉しみが待っているんだから、腹八分でっ!」



  「‥は? 何か‥言った?」

スプーンが止まった。



「はい 水‥」


「水‥嫌  ミルクがいいわ 私取るっ‥」


「あっ 俺が取って来ますから‥落ち着いて ガツガツしないで、」



   ホテルのミニ冷蔵庫
納豆 卵 牛乳‥ 牛乳‥牛乳 

電子レンジの横 積み上げられたパ◯⚪︎トライス‥


 毎日 納豆ご飯と牛乳‥淡白質ばっか
偏食甚だしい‥‥‥


   そのうち病気になるわ、こりゃ、、


「先生、この部屋の宿泊費ってバカにならないでしょ?」



「あら‥‥そうでも‥‥急に‥どう‥‥したの?」



「食べるか話すかどちらかにしないと‥ね?」

彼女の口元のご飯粒、テーブル越しにつまみ取る。


普通なら パクと食べてしまうよくあるシーンもこの二人はそう簡単にはいきそうにない。

視線が気になる波彦は、


「‥先生 どうかしましたか?」



「うーん いや その米粒 どうするのかなって‥」


 ‥やっぱり、、、  


「どうするって‥きかれると、、、、どうします?」

食べたら気持ち悪い と取るか それほど私がすきなのね~と取るか、判断を間違えると後々 ややこしい‥


「あー食べるのかな?って」

「食べて欲しい?」


「そうねぇ‥ ビミョウ、、」


これだけ気を遣って 食事まで作って 貴女はわかっているの?


バンッと テーブルを叩いた波彦は 立ち上がるとそのまま向かいに座っていた 風呂上がり 食事途中のユミを抱きかかえ 


「もうねっ 充分に待ったので、ヤります」


 「ギャッ  な、な、何を、、、」



変な宣言と同時にベッドに運び 押し倒した。


ゲロッ

食べたばかりのユミは派手なゲップをする。

 ゲップ? ゲロ?しったこっちゃねぇ!俺の股間はもうギンギンなんだっつうの!


上質なコットンを惜しげもなく使ったホテルオリジナルバスローブの腰紐を勢いよく引き抜きはだけたバスローブを左右に開く。


   ヤバッ 白っ!


その瞬間 ユミの躰があまりにも白く透けてみえた。
真っ先に目に飛び込んできた 鎖骨にむしゃぶりく。

 ‥あーいい匂いだ このすべすべ感‥ うぅぅーん、


「あっ、あ、大楠くん、こそばゆい キャハッ」


鎖骨が気持ちいいのか? じゃここは?


「あーん、 ィャ ぁぁ ィャだって ぇ‥‥」

 性感帯はこのまま上まで‥舐めて、舐めまわしてあげますよ、先生


反り上がるぐらいに悶えるユミに気をよくした波彦は その唇に辿り着く。


 先ず 唇をぐっちやぐっちゃに犯して‥ えっ な、何!


     や、ややめて~


波彦が鎖骨を舐め回している隙に白井ユミは彼のスラックスのジッパーを下げブリーフの上から肉塊を摩り出してきた。


  えっ あー! あっ ダメっ ダメっ

不意打ちを喰らった。

飛び退きざま スラックスをズリ下げブリーフの張り出た先端をユミの顔に押し付けた。


   ‥‥ヒィャァっ 


「罰です」

硬くなった肉塊を柔らかなユミの頬に押し付けグニュグニュと捏ね回す。

「痛いぃ ィャ‥あぁん 押し付けないでぇ‥」



「じゃ 俺を可愛がって!さあっ」

 肉塊を頬から離すと 腰を突き出し漢(おとこ)を鼓舞するかのように ブリーフを下げろ と視線で合図する。


「‥ヤダ  冗談‥‥そ、そんな事‥ 」


「何 恥ずかしがっているんですか? ハエの交尾を毎日観察してるくせに! 俺達も 今から 交尾 するんですよっ ホモサピエンスの方法で さぁ やって! ブリーフ下げてっ」


 ‥ふざけるなっ 白井ユミ!
 


膝立ちの突き出された腰。ユミの鼻先まで盛り上がったブリーフの中身。生地の先端はもうじっとりとシミが広がっている。


「‥いまさら だよ、先生 続きはわかってるくせに」


煽られたユミは思い切って腰の両サイドからウエストのゴムを掴んでブリーフを引き下ろした。

  中途で肉塊に引っかかった。

波彦が手添えれば 半立ちのソレがユミの鼻先にビヨーンと突き出てきた。


「さあ 先生 頑張れ 」



「なっ ‥」
 
次の言葉が出てこない。


「もう、面倒くさい女(ひと)だなぁ‥好きなんでしょ?好きなら 好きで 普段言わない下品な言葉を言って! 口走って!
ち⚪︎ぽ頂戴 とか、ペニス欲しいとか‥! 羞恥心を解放するんですぅ!」




ジュニアの付け根を握って頭の鈴割れから湧く先走り汁をユミの唇や頬に塗りたくると、ビリビリと波彦の脳天に電流が突き抜けていく。


   「あゝ‥せ先生 俺 先に 気持ちいいわ これ 」

唇にぐぐと頭を押し付けて擦りながら


「 先生 お願いします。チュッパ◯⚪︎プス舐めるみたいに してっ」


「わかったわ、指導してよ、いくわよ」


   な、何が指導だよっ
  愛し合いたいっつうぅ~ぅん、あ、あ、



「あー‥いっいきなりぃ‥うぅいいーわ 先生っ!そのまま そっ、そう」


    ング‥グン‥ン‥

チユバチュバと唾液の中をのたくる舌とそれに翻弄される男の悶える声が響く。 



ぅ~すぅ~はぁぁ ふぅ~はぁぁぁ~  あゝいい
上手い  せん‥せーぇ~


ング‥ン‥‥ァハァァ ‥ゥングッ !



「あっ もうっ もうちょっとぉぉ~っ 」

 ‥‥あっふぅう、、、


 

「先生 才能‥う あー ある ‥わぁわあ 指導いらねぇ!」


  で、でちゃう ヤバ ヤバ やめぇ~!

 いっ急ぐなぁぁ 歯、歯!たてないっ!
 
 ストップぅ~


急に腰を引かれたユミは、手のひらにのせて口に納めていた ソレを引っこ抜かれて 何ごと と見下ろす波彦を見上げる。

「失敗?」

 何?それ‥失敗か成功か 実験違うだろって
先生‥‥

「先生‥今 何考えてるか 俺 当てられますよ」

波彦は優しくユミの口元の唾液を拭いてやる。

「ぇ‥?」

ユミと波彦が向かい、
する事は決まっている筈なのだが この二人は一筋縄でハッピーとはいかないこじれる相性。



「行って‥ マサムネのお子さんが待ってますよ」




 ダメだ‥俺は彼女に恋しているが、彼女は俺のことをどう考えている? セフレ とか言ってた、その程度か?
  生殖本能⁈  コレが それか‥ 萎える


「あ、、、そうだった、そうね」


白衣を羽織ると床に転がっていたゴーグルを拾いいそいそとサブルームに入って行ったユミの後ろ姿の弾んでいる事が腹立たしい。


   俺はまた 負けた‥‥指で捻り潰せるヤツに









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