白衣の下2 イケメン営業マンとアラフォー理系女のエッチな関係

高野マキ

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終章

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「本部長 米国本社からCEOのプライベートジェットがまもなく羽田に到着すると連絡が入りました。」



「そうか‥出迎えの準備が整っているか 再度確認してくれ‥」



 「はい、 今夜首相官邸で厚労省の役人も交えて新薬承認の時期の最終確認と、その後はプライベートで政財界の方々との懇親会が新橋で予定されております。明日は日本本社ビル視察にこられ、その時は本部長にCEOの接待をと社長の御指示です。」



「わかった。
羽田に迎えに行くから、準備してくれ‥」



「お車の用意は出来ております。」


「本部長、ジュネーブから国際電話です。お繋ぎしますか?」


   この忙しい時に‥

CEOに会う為のスーツに合わせたネクタイを選びながら


「あゝ 繋いで‥」



  「今? 忙しいよ 君みたいなわけにはいかないさ ‥」


〝‥‥‥ ‥‥‥〟


「ふ~ん Summer vacationには間に合うかな‥」


  〝 ‥‥〟

「まぁ しょうがないよ、、君のように遊んでたって金がはいるわけじゃないからな、働かなきゃ‥」


「本部長 お車が車寄せで待機しています」


   「あ 悪いな、CEOのお出迎えだ‥」


〝‥‥‥ 〟

「はい じゃ また 電話くれる?」

  
     〝‥‥‥〟



「そんな冷たいこと言うなよ」



〝‥‥‥!〟


「決まってるじゃないか、あゝ 君からなら 真夜中でもすぐに出るよ、」





2023 年 秋
白井ユミは国立最先端医化学研究開発センターとの一年間の契約の満了を待たずに ハー◯ードの研究所があるボストンロックウッドに戻った。


その後を追うように、俺は孫教授のお供で、ウィスコンシン州の州都ミルウォーキーに本社がある大手製薬メーカーD社で孫教授のマネジメントをまかされた。


約2週間 北米のメディカルカレッジ、製薬会社を回りながら 最終的に 白井ユミのラボで彼女と再会した。


今 ‥ あの渡米から10年の間に紆余曲折はあったが、D社にヘッドハンティングされて、現在は日本本社の本部長職。


先生は あの後すぐに 特許億万長者‥

そう ゲノム新薬で新しい薬が、ほぼ難病と言われた病を完治させ、美容業界では 皺の改善に劇的な効果を発揮する塗り薬が、開発された。

その基礎情報は 先生の研究が役立っていた。



あれから10年、


白井ユミと大楠波彦は、相変わらずつかず離れずの自由な関係のままお互いの生活を尊重しながら パートナーとして年に数ヶ月は、波彦がユミの居る所へ行って一緒に過ごしている。



        
                完
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