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甘い生活
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一緒に居よう
花街で育った母だから、別に驚く様子もなく
「あらっ 大学を卒業して お医者さんになるまで待てないの?」
と 一応親らしく質問してきた。
「彼女の方が歳上だから、捕まえておかないと、俺よりデキル男にもっていかれそうなんだ…」
「まぁ! よほど魅力的なのね?」
母は満面の笑みで俺の顔をまじまじと見る。
「まぁ そう言う事…」
それから1週間もしないうちに 座間のララが住む米軍住宅に転がり込んだ。
ララのサラリーで食わせてもらうのは、俺のプライドが許さないのでアルバイトをいくつも掛け持ちし、大学に通っている。
講義のあと、予備校講師 家庭教師を数件づつ時間単位でこなす。
ララは、月の内半分近くは沖縄の嘉手納やグアムの米軍基地に行く。
俺達は そんな暮らしを楽しんでいた。
『ヒカル 明日は非番だから 大学まで送るねー』
今夜は米軍の将校倶楽部のパーティーがある。
ララはドレスアップして 出かける前に そう言い残した。
『たすかるっ』
俺は三年前期の試験真っ只中…
準備して復学したが 2年間のブランクをチャラにするには、かなり追い込んで勉強する必要があった。…多分 早くララに追いつきたくて焦っていた。
深夜…寝室のドアが開く。
『。。。ヒカル うふふ』
『う~ん くすぐるなっ…て、、ぅわーやめろっ』
寝入りばなを挫かれた俺は、ララをベッドの上に組み敷いた。
ほろ酔い気味の彼女の肌は白人特有の透き通るような桃色に染まり 彼女だけの特別な芳香を部屋中に発散している。
『愛してる』
ララの甘い吐息に …俺まで酔ってきた。
彼女の細く長い首に唇を落としながら、イブニングドレスの裾を粗々しく捲り上げ 柔らかい太ももを摩り揚げる。
『あ~ん もっと 。。。。』
触れている太ももは 彼女の意思で膝から折り曲がると グッともちあがり腹部で横に展開された。
『明るくしてよ。。。』
『やだっ。。ヒカルったら』
『君がそうさせるんだろ?』
。。。。。
寝室のLEDが徐々に照度を上げる。
俺たちはいつでもお互いに愛し合い深く繋がる。性別 肉体の垣根を超えて…
ゆっくりと深海の暗闇に沈んでいく感覚。重力で肺も 心臓も押しつぶされそうになるくらい 苦しくて 息も出来なくて、なのに 脳は
全身に快感を伝える。
そして 海面の光を目指して 浮上する。
あぁぁぁぁ…なんなんだろう この温かみのある気怠い充足感は、
このまま 跡形もなく とけて 消えても 満足した意識が空間を浮遊しながら ゆっくりと人形(ひとがた)に戻ってゆく感じ…
もう少し、もう少しだけ このまま 彼女と ララと宙の散歩を堪能したい。。。
I love you…
花街で育った母だから、別に驚く様子もなく
「あらっ 大学を卒業して お医者さんになるまで待てないの?」
と 一応親らしく質問してきた。
「彼女の方が歳上だから、捕まえておかないと、俺よりデキル男にもっていかれそうなんだ…」
「まぁ! よほど魅力的なのね?」
母は満面の笑みで俺の顔をまじまじと見る。
「まぁ そう言う事…」
それから1週間もしないうちに 座間のララが住む米軍住宅に転がり込んだ。
ララのサラリーで食わせてもらうのは、俺のプライドが許さないのでアルバイトをいくつも掛け持ちし、大学に通っている。
講義のあと、予備校講師 家庭教師を数件づつ時間単位でこなす。
ララは、月の内半分近くは沖縄の嘉手納やグアムの米軍基地に行く。
俺達は そんな暮らしを楽しんでいた。
『ヒカル 明日は非番だから 大学まで送るねー』
今夜は米軍の将校倶楽部のパーティーがある。
ララはドレスアップして 出かける前に そう言い残した。
『たすかるっ』
俺は三年前期の試験真っ只中…
準備して復学したが 2年間のブランクをチャラにするには、かなり追い込んで勉強する必要があった。…多分 早くララに追いつきたくて焦っていた。
深夜…寝室のドアが開く。
『。。。ヒカル うふふ』
『う~ん くすぐるなっ…て、、ぅわーやめろっ』
寝入りばなを挫かれた俺は、ララをベッドの上に組み敷いた。
ほろ酔い気味の彼女の肌は白人特有の透き通るような桃色に染まり 彼女だけの特別な芳香を部屋中に発散している。
『愛してる』
ララの甘い吐息に …俺まで酔ってきた。
彼女の細く長い首に唇を落としながら、イブニングドレスの裾を粗々しく捲り上げ 柔らかい太ももを摩り揚げる。
『あ~ん もっと 。。。。』
触れている太ももは 彼女の意思で膝から折り曲がると グッともちあがり腹部で横に展開された。
『明るくしてよ。。。』
『やだっ。。ヒカルったら』
『君がそうさせるんだろ?』
。。。。。
寝室のLEDが徐々に照度を上げる。
俺たちはいつでもお互いに愛し合い深く繋がる。性別 肉体の垣根を超えて…
ゆっくりと深海の暗闇に沈んでいく感覚。重力で肺も 心臓も押しつぶされそうになるくらい 苦しくて 息も出来なくて、なのに 脳は
全身に快感を伝える。
そして 海面の光を目指して 浮上する。
あぁぁぁぁ…なんなんだろう この温かみのある気怠い充足感は、
このまま 跡形もなく とけて 消えても 満足した意識が空間を浮遊しながら ゆっくりと人形(ひとがた)に戻ってゆく感じ…
もう少し、もう少しだけ このまま 彼女と ララと宙の散歩を堪能したい。。。
I love you…
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