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攻略5
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どちらかと行くのか……うーん選ばなければならないってなると黒瀬先輩の方だろうか
(いやどっちでもいいけど)
まだ黒瀬先輩の情報って少ないし、やっぱり少しくらい知ってる方が今後のためだろう。
(吉見に教室まで来てもらうのも悪目立ちしそうな感じがしなくもないしな)
俺は黒瀬先輩の方をタップする。すると黒瀬先輩が勝ち誇ったように吉見を一瞥し俺の手を引いた。
「行こうか」
優しく俺の耳元でそう囁かれた。
瞬間背中がぞくぞくとして赤面する。
「や、やめてくださいよ…」
俺がそう言うと黒瀬先輩は楽しそうに目を細めた。
「陽成は可愛いなぁ~」
「な……!可愛くないです!!俺、男!!」
全否定するがあまり伝わってないようだった。
いつの間にか吉見の手は離されていて、温もりだけが右手に残っていた。
◆ ◆ ◆
教室は騒がしく色んな人達がいた。
(これってゲームなのに授業とか受けるのか??)
そう考えているとまた目の前に表示が現れる。
【授業演出を飛ばしますか?
※飛ばす場合授業オプションはなくなります
▼YES
▼NO】
(オプションとは……??)
オプションが何かは理解できなかったが高校生の授業を受ける気などさらさらないので俺はYESを選択した。
「あれ、授業演出飛ばすのか」
突然黒瀬先輩にそう言われてギクリとする。
(あれ?メインキャラに表示見えてるのか??)
「…飛ばしますけど……」
飛ばすことに何かあるのだろうかと首を捻っていると
「じゃっ俺も飛ばすかな」
そう黒瀬先輩は言って黒瀬先輩の目の前に表示が現れた。
(??????)
俺の頭の中にたくさんの ? マークが浮かぶ
(どういうことだ……??メインキャラにもあの表示ってでるものなのか?!)
混乱しつつ黒瀬先輩を見ていると
「んー?あ、もしかしてだけど俺ってキャラクターだと思われてる感じ??」
少し戸惑いながら突然そんなことを言い出されてますます混乱した。
(んんん???むしろキャラクター以外に何があるわけ???え?何?何この人??どういうキャラなの???は?)
頭の中はもうグルグルと分からない問題のループ
そんな俺を黒瀬先輩はまっすぐ見つめて
「俺メインキャラクターじゃなくて―――」
その言葉を聞く前に俺の意識は途切れた
(いやどっちでもいいけど)
まだ黒瀬先輩の情報って少ないし、やっぱり少しくらい知ってる方が今後のためだろう。
(吉見に教室まで来てもらうのも悪目立ちしそうな感じがしなくもないしな)
俺は黒瀬先輩の方をタップする。すると黒瀬先輩が勝ち誇ったように吉見を一瞥し俺の手を引いた。
「行こうか」
優しく俺の耳元でそう囁かれた。
瞬間背中がぞくぞくとして赤面する。
「や、やめてくださいよ…」
俺がそう言うと黒瀬先輩は楽しそうに目を細めた。
「陽成は可愛いなぁ~」
「な……!可愛くないです!!俺、男!!」
全否定するがあまり伝わってないようだった。
いつの間にか吉見の手は離されていて、温もりだけが右手に残っていた。
◆ ◆ ◆
教室は騒がしく色んな人達がいた。
(これってゲームなのに授業とか受けるのか??)
そう考えているとまた目の前に表示が現れる。
【授業演出を飛ばしますか?
※飛ばす場合授業オプションはなくなります
▼YES
▼NO】
(オプションとは……??)
オプションが何かは理解できなかったが高校生の授業を受ける気などさらさらないので俺はYESを選択した。
「あれ、授業演出飛ばすのか」
突然黒瀬先輩にそう言われてギクリとする。
(あれ?メインキャラに表示見えてるのか??)
「…飛ばしますけど……」
飛ばすことに何かあるのだろうかと首を捻っていると
「じゃっ俺も飛ばすかな」
そう黒瀬先輩は言って黒瀬先輩の目の前に表示が現れた。
(??????)
俺の頭の中にたくさんの ? マークが浮かぶ
(どういうことだ……??メインキャラにもあの表示ってでるものなのか?!)
混乱しつつ黒瀬先輩を見ていると
「んー?あ、もしかしてだけど俺ってキャラクターだと思われてる感じ??」
少し戸惑いながら突然そんなことを言い出されてますます混乱した。
(んんん???むしろキャラクター以外に何があるわけ???え?何?何この人??どういうキャラなの???は?)
頭の中はもうグルグルと分からない問題のループ
そんな俺を黒瀬先輩はまっすぐ見つめて
「俺メインキャラクターじゃなくて―――」
その言葉を聞く前に俺の意識は途切れた
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