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攻略21
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「ここの建物の上のテラスから見える景色が最高なんだよ!もうすぐ夕日が沈むくらいだしタイミングめっちゃいいかも!」
吉見が連れてきてくれたのは丘を少し登った辺にある展望台のような建物だった。
4階建てほどの大きさでコンクリートの建物。
ゲームの世界と現実の世界の時間軸は同じらしく、冬の日没は早そうだ。
ゲームだからあまり寒くはないけど。
吉見に手を引かれながら4階へ上がり古めのドアノブを捻って中に入れば、大きなガラス窓の向こうに学園の姿が見えた。
「うわ~めっちゃ綺麗!」
夕日に照らされた学園が美しい。
穴場なのか俺たち以外に人はいないので、吉見とどうでもいい話を沢山した。
「陽成は現実だとどこら辺に住んでんの?」
「東京のC区辺り。あ、でも近くで火事があってさぁ…今黒瀬先輩のとこに世話になってて」
「え?!リアルで黒瀬先輩と知り合いなの?」
やっぱり偶然会えるなんてことそうそうないらしくこれには吉見も驚いていた。
「大丈夫なのそれ?襲われたりしてない?俺心配だわ~」
「うーん…まぁ大丈夫?かな??」
「なにそれ歯切れの悪い…」
襲われそうにはなってる……半分くらい襲われてる気がするけど…
そんな話をしていたらいつの間にか日は沈みあたりは薄暗くなっていた。
「あ、吉見そろそろ戻ってちゃんとログアウトポイントで現実に戻らないと……」
俺がドアへ向かおうとしたその時。
「だめ」
吉見が後ろからきつく抱きしめてきて囁いた。
「……え?…待って……ッん…ぁ……ッ」
吉見は後ろから俺の制服のボタンを外す。
(ダメだっ逃げなきゃ)
逃げたいのに身体に上手く力が入らない。
(どうして)
「んぁ…らめっ……はぁ、、やッ」
吉見の冷たい手が胸の突起を刺激する。
先輩の手じゃないのに。
抱きしめてるのは先輩じゃないのに。
ゲームの仕様かそれとも俺自身の意思なのか。
身体は火照り甘い声が洩れた。
吉見が連れてきてくれたのは丘を少し登った辺にある展望台のような建物だった。
4階建てほどの大きさでコンクリートの建物。
ゲームの世界と現実の世界の時間軸は同じらしく、冬の日没は早そうだ。
ゲームだからあまり寒くはないけど。
吉見に手を引かれながら4階へ上がり古めのドアノブを捻って中に入れば、大きなガラス窓の向こうに学園の姿が見えた。
「うわ~めっちゃ綺麗!」
夕日に照らされた学園が美しい。
穴場なのか俺たち以外に人はいないので、吉見とどうでもいい話を沢山した。
「陽成は現実だとどこら辺に住んでんの?」
「東京のC区辺り。あ、でも近くで火事があってさぁ…今黒瀬先輩のとこに世話になってて」
「え?!リアルで黒瀬先輩と知り合いなの?」
やっぱり偶然会えるなんてことそうそうないらしくこれには吉見も驚いていた。
「大丈夫なのそれ?襲われたりしてない?俺心配だわ~」
「うーん…まぁ大丈夫?かな??」
「なにそれ歯切れの悪い…」
襲われそうにはなってる……半分くらい襲われてる気がするけど…
そんな話をしていたらいつの間にか日は沈みあたりは薄暗くなっていた。
「あ、吉見そろそろ戻ってちゃんとログアウトポイントで現実に戻らないと……」
俺がドアへ向かおうとしたその時。
「だめ」
吉見が後ろからきつく抱きしめてきて囁いた。
「……え?…待って……ッん…ぁ……ッ」
吉見は後ろから俺の制服のボタンを外す。
(ダメだっ逃げなきゃ)
逃げたいのに身体に上手く力が入らない。
(どうして)
「んぁ…らめっ……はぁ、、やッ」
吉見の冷たい手が胸の突起を刺激する。
先輩の手じゃないのに。
抱きしめてるのは先輩じゃないのに。
ゲームの仕様かそれとも俺自身の意思なのか。
身体は火照り甘い声が洩れた。
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