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瀬玲奈の章 ギャル気質なガールフレンド
2度目のキスはブドウ味
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学校帰り、僕はどこか嬉しそうに微笑みを浮かべている瀬玲奈と手を繋ぎながら夕日に照らされた商店街を歩いていると、少し離れたところにある比較的大きめな公園に足を踏み入れた。
「ねぇ彼方、どこで写真撮る?ウチ的には、あの噴水のとことか良さそうじゃない?あ、待って!ここで撮ったら最高かも♪」
瀬玲奈はスマホのカメラ機能でアングルを確かめながら笑顔で僕に手招きをする。
柔らかい夕暮れの光が、噴水の水を金色に染め上げ、その近くに設けられているベンチには憩う人々の姿があった。
「噴水か……」
悪くないかも……。
そう思っていると瀬玲奈が僕の肩に寄り添ってきた。
「ここホント綺麗だよね~。ねぇ彼方、ウチたちもここで素敵な写真残そ?二人のデート記念って感じで♡」
「デートって……、瀬玲奈目的忘れてない……?」
甘えるように僕の肩にすり寄ってくる瀬玲奈に苦笑する。
「だってぇ~、デート楽しくないと意味なくない?写真だって思い出になるけど、今のこの瞬間の方が大事だよ♡ 彼方と一緒にいる時間が一番楽しいんだもん。はい、写真撮るよ~!」
瀬玲奈はスマホのカメラを自撮りに切り替えると、噴水を背景に僕の肩に自身の頭を預けたまま笑顔でシャッター切る。
本当は風景写真が目的なんだけど、瀬玲奈の楽しげな笑みに僕は強く言うことができなかった。
「そ、それじゃあ次こそ噴水の写真を撮るよ」
僕は自分のスマホのカメラで噴水の写真を撮る。
写真を撮り終わると、瀬玲奈が後ろからスマホを覗き込むようにそっと僕の背中にくっついてきた。
「彼方撮れた?あ、見て見て!噴水キレイに写ってる~。ねぇ彼方、次はどこの写真を撮ってみようか?」
瀬玲奈の眩いばかりな笑顔に僕の心臓はドキドキと高鳴る。
(……ていうか、胸!胸が背中に当たってるからっ!)
しかし、瀬玲奈はそんな僕の気持ちを知ってか知らずかさらに引っ付いてくる。
「えへへ~、彼方ドキドキしてる?ウチがくっつくとすぐ緊張するよね~。でもさ、こういうのも悪くないでしょ?もっとくっついちゃおっかな~♪」
「それはいいから次の写真撮りに行くよ」
僕は顔を赤くしたまま、瀬玲奈の胸の感触を少し惜しみながらも彼女から離れると、手を握って別の場所に向かう。
「もう、逃げなくてもいいじゃん~。でもね、こうして一緒に彼方と歩けるだけでウチは嬉しいよ♡ 次はどこで撮ろうかな~?」
瀬玲奈は嬉しそうに僕にぴったりと寄り添い、夕日に照らされた髪からふわりと漂う甘い香りに僕の心臓はドキドキしっぱなしだった。
(瀬玲奈とキスしたい……いや、押し倒してしまいたい……!)
そんな劣情が僕の中で渦巻く。
「ねぇ彼方、あのベンチ行ってみない?ちょっと休憩しようよ~。ウチ、喉渇いちゃった♪」
瀬玲奈はどこか悪戯っぽい笑みを浮かべると、公園の隅にせっちされているベンチを指さす。
「いいよ、なら僕はジュースを買ってくるね」
僕はベンチから少し離れたところに設置されている自販機を指さす。
(少し頭を冷やすのにちょうどいいかもしれない……)
僕はそう思いながら自販機に歩いてむかう。
「ウチ、炭酸が欲しい~!」
瀬玲奈の声を背中に聞きながら適当に炭酸のペットボトルのジュースを2本買って来た僕は瀬玲奈の隣に座る。
「お待たせ。適当に選んだけど、大丈夫だった?」
僕は適当に買ったブドウの炭酸飲料を瀬玲奈に手渡すと彼女の横に座る。
瀬玲奈は足を組んでリラックスしており、西日に透ける茶髪が風に吹かれて羽のように揺れていた。
「えへへ~、これ好きなんだ~♡ 彼方ありがと。ウチ、喉カラカラだったんだよねぇ」
ペットボトルを受け取ると同時に嬉しそうな笑顔を浮かべ、プシュッという音と共に炭酸の香りが広がり、一口飲んで幸せそうな表情を浮かべる。
「ぷはぁ~!生き返る~♪」
僕はジュースを飲むのも忘れて、瀬玲奈の唇に視線を奪われていた。
この前キスした時の彼女の柔らかい唇……。
僕は思わずゴクリと息を呑む。
「あれ~?彼方、なんかウチの唇ばっかり見てない?そんなに気になるなら...チュ~ってしてあげよっか♡」
瀬玲奈は顔を少し赤くしながら僕の視線に気づいたのか、首を傾げ悪戯っぽい笑みを浮かべている。
「……うん、瀬玲奈とキスしたい」
「いいよ、チュ~しよっか♡」
瀬玲奈は目を閉じると少し顎を上げる。
彼女の唇にそっと触れるたび、胸の奥がじんわりと熱を帯びていくのを感じた。
こんなにも誰かを愛おしいと思ったのは、きっと初めてた。
「んぅ……♡ 彼方の唇、柔らかいね……。もっと欲しいな」
僕は彼女に何度もキスをする。
瀬玲奈との2度目のキスは、ブドウの味がした。
「ねぇ彼方、どこで写真撮る?ウチ的には、あの噴水のとことか良さそうじゃない?あ、待って!ここで撮ったら最高かも♪」
瀬玲奈はスマホのカメラ機能でアングルを確かめながら笑顔で僕に手招きをする。
柔らかい夕暮れの光が、噴水の水を金色に染め上げ、その近くに設けられているベンチには憩う人々の姿があった。
「噴水か……」
悪くないかも……。
そう思っていると瀬玲奈が僕の肩に寄り添ってきた。
「ここホント綺麗だよね~。ねぇ彼方、ウチたちもここで素敵な写真残そ?二人のデート記念って感じで♡」
「デートって……、瀬玲奈目的忘れてない……?」
甘えるように僕の肩にすり寄ってくる瀬玲奈に苦笑する。
「だってぇ~、デート楽しくないと意味なくない?写真だって思い出になるけど、今のこの瞬間の方が大事だよ♡ 彼方と一緒にいる時間が一番楽しいんだもん。はい、写真撮るよ~!」
瀬玲奈はスマホのカメラを自撮りに切り替えると、噴水を背景に僕の肩に自身の頭を預けたまま笑顔でシャッター切る。
本当は風景写真が目的なんだけど、瀬玲奈の楽しげな笑みに僕は強く言うことができなかった。
「そ、それじゃあ次こそ噴水の写真を撮るよ」
僕は自分のスマホのカメラで噴水の写真を撮る。
写真を撮り終わると、瀬玲奈が後ろからスマホを覗き込むようにそっと僕の背中にくっついてきた。
「彼方撮れた?あ、見て見て!噴水キレイに写ってる~。ねぇ彼方、次はどこの写真を撮ってみようか?」
瀬玲奈の眩いばかりな笑顔に僕の心臓はドキドキと高鳴る。
(……ていうか、胸!胸が背中に当たってるからっ!)
しかし、瀬玲奈はそんな僕の気持ちを知ってか知らずかさらに引っ付いてくる。
「えへへ~、彼方ドキドキしてる?ウチがくっつくとすぐ緊張するよね~。でもさ、こういうのも悪くないでしょ?もっとくっついちゃおっかな~♪」
「それはいいから次の写真撮りに行くよ」
僕は顔を赤くしたまま、瀬玲奈の胸の感触を少し惜しみながらも彼女から離れると、手を握って別の場所に向かう。
「もう、逃げなくてもいいじゃん~。でもね、こうして一緒に彼方と歩けるだけでウチは嬉しいよ♡ 次はどこで撮ろうかな~?」
瀬玲奈は嬉しそうに僕にぴったりと寄り添い、夕日に照らされた髪からふわりと漂う甘い香りに僕の心臓はドキドキしっぱなしだった。
(瀬玲奈とキスしたい……いや、押し倒してしまいたい……!)
そんな劣情が僕の中で渦巻く。
「ねぇ彼方、あのベンチ行ってみない?ちょっと休憩しようよ~。ウチ、喉渇いちゃった♪」
瀬玲奈はどこか悪戯っぽい笑みを浮かべると、公園の隅にせっちされているベンチを指さす。
「いいよ、なら僕はジュースを買ってくるね」
僕はベンチから少し離れたところに設置されている自販機を指さす。
(少し頭を冷やすのにちょうどいいかもしれない……)
僕はそう思いながら自販機に歩いてむかう。
「ウチ、炭酸が欲しい~!」
瀬玲奈の声を背中に聞きながら適当に炭酸のペットボトルのジュースを2本買って来た僕は瀬玲奈の隣に座る。
「お待たせ。適当に選んだけど、大丈夫だった?」
僕は適当に買ったブドウの炭酸飲料を瀬玲奈に手渡すと彼女の横に座る。
瀬玲奈は足を組んでリラックスしており、西日に透ける茶髪が風に吹かれて羽のように揺れていた。
「えへへ~、これ好きなんだ~♡ 彼方ありがと。ウチ、喉カラカラだったんだよねぇ」
ペットボトルを受け取ると同時に嬉しそうな笑顔を浮かべ、プシュッという音と共に炭酸の香りが広がり、一口飲んで幸せそうな表情を浮かべる。
「ぷはぁ~!生き返る~♪」
僕はジュースを飲むのも忘れて、瀬玲奈の唇に視線を奪われていた。
この前キスした時の彼女の柔らかい唇……。
僕は思わずゴクリと息を呑む。
「あれ~?彼方、なんかウチの唇ばっかり見てない?そんなに気になるなら...チュ~ってしてあげよっか♡」
瀬玲奈は顔を少し赤くしながら僕の視線に気づいたのか、首を傾げ悪戯っぽい笑みを浮かべている。
「……うん、瀬玲奈とキスしたい」
「いいよ、チュ~しよっか♡」
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こんなにも誰かを愛おしいと思ったのは、きっと初めてた。
「んぅ……♡ 彼方の唇、柔らかいね……。もっと欲しいな」
僕は彼女に何度もキスをする。
瀬玲奈との2度目のキスは、ブドウの味がした。
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