71 / 89
第三章
71
しおりを挟むレオナルド・ロードニーは相当リリーの事が気に入った様だ。その後お酒を飲み交わした二人はパーティー会場を後にし、馬車に乗り込み押収品がある彼の館に辿り着いた。
もう五人は潜入出来ただろうか。無事に生きてくれればいいと願い、目の前のターゲットに集中する。
部屋に案内されたリリーは使用人にお茶を貰うと飲んだフリをした。パーティーで出される飲み物に細工をするのは難しいだろうがこの館で出される飲み物にはナニが入っているか分からないからだ。
レオナルドはにこやかな笑顔を浮かべたまま使用人を下がらすと、手を繋ぎ奥に繋がっている部屋へリリーを誘導する。その部屋には豪華なベッドとその周囲には収納棚。パチンッと部屋が薄暗くなり、いよいよだなと思い振り返ろうとする前にお姫様抱っこをされベッドに運ばれた。
「羽のように軽いね」
ベッドに縫い付けられたリリーを見下ろすレオナルドをじっと見た。随分と余裕そうな男の表情を崩したくなり素早い動きで形勢逆転し彼をベッドに縫い付ける。
「まずは私がしてあげる」
不敵に笑い見下ろすリリーに興奮したレオナルドは「へえ」と口角を上げた。
ジュボ ジュボ ジュル ジュル チュポンッ
卑猥な音が部屋中に響き渡る。
先程まで余裕な表情をしていたレオナルドはリリーの口技により顔を歪め快楽に襲われていた。上半身をはだけさせ下半身はズボンを少し下ろしただけの序盤だというのに口技の過ごさで彼の余裕が無くなっていた。彼がイきそうになるとリリーは時間稼ぎの為に動きを止め甘く弱い刺激に変える。寸止めをされたレオナルドは苦痛の表情を浮かべリリーに懇願した。
「イかせてほしいッお願いだッ」
だがリリーはニッコリと笑うだけ。
強い刺激を与えては止め寸止めを続けた。
数十分時間が経ちそろそろ限界だと察したリリーは盛大にイかせた。口の中に広がる苦くてイカ臭い精子を吐き出し足裏で男の肉棒を撫でる。へにょんへにょんに柔らかくなった肉棒を確認しこれはもう使えないなと確信した。だがまだ時間を稼がなくてはと思ったリリーはお茶を入れる準備を始めた。男は未だベッドで横たわり体全体で呼吸し、荒れる呼吸を落ち着かせている。
用意されていたティーセット。
紅茶をカップに注ぎピロートークの話題を考えていたら突然肩に痛みが走った。振り向くと肩に注射器が刺され薬を注入される。いつの間に起き上がっていたのかレオナルドは不敵な笑みを浮かべリリーを見下ろした。
「どこで覚えたのか悪い子猫ちゃんには躾が必要だね」
!?
体の力がなくなり床に両手と両膝をつけてしまったリリーの姿を嬉しそうな表情で見下ろすレオナルド。
「エレン・オルレアンに教わったの?僕が一から調教しなおしてあげるから安心してね」
リリーを抱えてベッドに運ぶとビリビリと着用していたドレスを手で引き裂いだ。
「今の薬は僕が開発した超強力な媚薬なんだ。感度も十倍になるし少しだけ理性を失う薬も調合してある。一般的にはその薬“麻薬”って言うんだって。でも安心して?麻薬の成分はほんの少しで殆どが媚薬だから」
キッと男を睨みつけ立ち上がろうと腕に力を込めるがガクッと肘が力無く曲がりベッドに倒れる。
「そんな反抗的な目が出来るのも今のうちだよ」
レオナルドは全てのドレスを引き剥がすと顕になったリリーの裸をまじまじと見つめ頬を紅潮させた。キラッと光るネックレスが彼女の肌を引き立たせる。
「ああ・・・いいッ!少女のように美しい体だ!」
つぅーと背中からお尻に向かって指で撫でる。その仕草だけでも強い刺激がリリーを襲いビクッと反応してしまう。
「胸も尻もデカい女は牛にしか見えない。でも君は素晴らしいよ!何も知らない少女のようだ!・・・それなのにあの口技にはガッカリだよ。エレン・オルレアン・・・殺してしまいたい」
ガッとレオナルドがリリーの首を片手で絞めた。息苦しくなった顔は次第に赤くなり酸素を求めるため口を開くがレオナルドが貪りつくようにキスをし空いている手でリリーの鼻を摘む。
「んんっ!んぐっ!」
苦しくなり顔を横に振るがそれでも離されない。やがて力をなくし両手がベッドに落ちるとレオナルドはゆっくりと顔を離した。
ガハッ ゴホッゴホッ
酷くむせながら酸素をかき集める。
酸素を取り込むのに集中している間、レオナルドがクローゼットの中を漁り赤く長い太いリボンを取り出した。
リリーを枕元へ座らせリボンで目隠しをし局部だけを隠すように体にリボンを巻き付け両腕を左右それぞれベッドの支柱に繋げ固定した。
カシャッ バシャッ!
凄く大きな音と共に眩い光が一瞬し部屋中を明るく照らした。
なに?
困惑しているとレオナルドが面白可笑しくケラケラと笑っている声が響く。
「これは最新の技術のカメラといってね。目に映るそのものの姿が描写されるんだ。君のその姿をエレン・オルレアンに送ったらどんな顔するかな?想像するだけで面白くない?」
悪趣味。そう呟きそうになったのをグッと堪えた。それにしてもこの男やたらとエレンの名前を出す。
「エレンの事が嫌いなの?」
「・・・子供の頃からあいつが大っ嫌いだよ。いつも顔が良いってだけで周りにチヤホヤされて!三男だからって遊び呆けて!僕が好きになる女は皆あいつを求めるんだ!皮肉な事に僕とあいつのタイプは一緒だった。君を見た瞬間そう思ったよ」
・・・ただの嫉妬か。
エレン本当についてない男だな。
こんな変な男に目をつけられるなんて。
「同じ穴を使うのも癪だけどね。君を滅茶苦茶に犯してあいつの前に差し出そうと思って」
なるほど。
この男がなぜ話しかけて来て、ずっと傍を離れなかった理由がわかった。この男はどうにかしてエレンを怒らせたいんだ。・・・小さい男。
可哀想なものを見る目でレオナルドを見たリリー。だがレオナルドはロウソクを手に取るとリリーの足元に置いた。蝋を垂らされるんだろうと火傷の痛みを覚悟したリリーだったが想像とは違い彼はリリーの両足を広げ蜜壷を顕にした。くぱっと二本の指で広げるとロウソクを近付けまじまじと観察している。
「・・・これは・・・膜?君、もしかして処女?」
頷いたリリーを見たレオナルドは顔を俯かせプルプルと震えた。勢いよく顔を上げ盛大に笑い喜ぶ。
「アッハッハッハッハッ!あのエレン・オルレアンと付き合ってたのに処女?相当大事にされてたんだね。最高だよ!そんな女を犯して孕ませてあいつの目の前で捨ててやる!」
その頃にはお前は牢屋だけどな。
シラッとした目で睨むと男は更に興奮し懐から注射器を取り出すとリリーの太腿にそれを刺し、薬を注入した。
「ッ!?」
「でも僕は悪魔じゃないから痛くならないように快楽漬けにしてあげるね。はい、これで感度二十倍♪」
42
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
女の子がほとんど産まれない国に転生しました。
さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。
100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳
そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。
当面は2日に1話更新予定!
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
黒の神官と夜のお世話役
苺野 あん
恋愛
辺境の神殿で雑用係として慎ましく暮らしていたアンジェリアは、王都からやって来る上級神官の夜のお世話役に任命されてしまう。それも黒の神官という異名を持ち、様々な悪い噂に包まれた恐ろしい相手だ。ところが実際に現れたのは、アンジェリアの想像とは違っていて……。※完結しました
兄様達の愛が止まりません!
桜
恋愛
五歳の時、私と兄は父の兄である叔父に助けられた。
そう、私達の両親がニ歳の時事故で亡くなった途端、親類に屋敷を乗っ取られて、離れに閉じ込められた。
屋敷に勤めてくれていた者達はほぼ全員解雇され、一部残された者が密かに私達を庇ってくれていたのだ。
やがて、領内や屋敷周辺に魔物や魔獣被害が出だし、私と兄、そして唯一の保護をしてくれた侍女のみとなり、死の危険性があると心配した者が叔父に助けを求めてくれた。
無事に保護された私達は、叔父が全力で守るからと連れ出し、養子にしてくれたのだ。
叔父の家には二人の兄がいた。
そこで、私は思い出したんだ。双子の兄が時折話していた不思議な話と、何故か自分に映像に流れて来た不思議な世界を、そして、私は…
彼の巨大な体に覆われ、満たされ、貪られた——一晩中
桜井ベアトリクス
恋愛
妹を救出するため、一ヶ月かけて死の山脈を越え、影の沼地を泳ぎ、マンティコアとポーカー勝負までした私、ローズ。
やっと辿り着いた先で見たのは——フェイ王の膝の上で甘える妹の姿。
「助けなんていらないわよ?」
は?
しかも運命の光が私と巨漢戦士マキシマスの間で光って、「お前は俺のものだ」宣言。
「片手だけなら……」そう妥協したのに、ワイン一杯で理性が飛んだ。
彼の心臓の音を聞いた瞬間、私から飛びついて、その夜、彼のベッドで戦士のものになった。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる