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第020話(森林疾駆?!)
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野宿のはずなのに、ドコから現れたかわからない1DKの小屋で快適すぎる一夜を過ごした僕は、朝になると移動を再開した。
ちなみに昨日の食事に関しては、水分と塩を分離する魔法を使い、過剰すぎる塩を取り除いて、美味しく頂いた。朝ごはんは昨日の残りのスープとパン。一晩寝かせて味が落ち着いたのか、パンを浸して食べると絶品だった。
「今日は、この獣道を進んでいこうと思う」
「無差別な森林破壊をしない方向なら問題ないと思うのです」
「僕も好きでしているわけじゃないんだけど……」
「好きとか嫌いとかポメは一言も聞いていないのです。ただ森林破壊はいけないと思うのです」
「あぁ、そう……」
ポメが生きている時代から、何らかの理由で文明が滅んでしまった事もあり、無差別な破壊活動を嫌悪しているのかもしれない。
「いや、簡単に御主人様の思い通りになるのが気に食わないだけなのです。ポメは虫けらに等しい御主人様が過酷な試練に苦しんでいるのを見たいだけなのです」
僕が空気を読んで良い風に解釈していると、何かとんでもない発言が飛んでくる。このメイド、僕を一体何だと思っているんだろう。
大型の獣が何度も通ったような獣道は、身体の小さい僕達に丁度いいくらいの広さがあり、灌木から伸びる木の枝を少し払うだけで、進むことができる。
とはいえ、茂みから急に獣が出てきたりしてきてはたまらないので、警戒をしながら進む。警戒については、僕の増幅が行き過ぎた探索魔法を使っている。
探索魔法はかなりバリエーションがある魔法で、基本的に一定範囲内で、属性に応じた存在が、どの方角に、どれくらいあるかを探索できる。
炎熱属性の探索の場合、属性に応じた存在は生物(温度が外気温と異なるもの)、樹金属性だと草木や鉱物、聖光属性だと闇刻属性の存在(アンデッドや悪魔?)がその探索対象になる。
探索魔法の基本形は100mの範囲を10分間探索する魔法だ。そして僕がそれを普通に使うと、1、000kmの範囲を2ヶ月探索する魔法になってしまう。そんな距離も時間もいらないので、属性を炎熱/風雷/氷漣/樹金/聖光/闇刻に対応し、消費魔力を1まで軽減することで、1kmの範囲の全ての属性に応じた存在を1.5時間探索する全探索という魔法にしてある。
ただ情報量が多すぎて、僕の処理能力をあからさまに超えてしまうので、生物/魔法生物全般を対象とするように選別してある。
「ん?この先で、何かが敵対生物に襲われているみたいだ」
僕の探索魔法が、1km先で集まっている複数の反応を捉える。敵対生物は1体で中立生物が3体。敵対生物は中立生物に比べ相当強そうで、中立生物の内1体は瀕死、内1体は弱々しく、残り1体が立ち向かっているように見える。
「弱肉強食の樹海では、日常茶飯事だと思うのです。そんなの気にしていたら前に進めないのです」
「うーん。でも、なんか気になるんだよね。ちょっと行ってくる。知覚向上!空気抵抗無効!敏捷倍増!」
僕はポメにそう言うと、精神系初級魔法の知覚向上、風雷系初級魔法の空気抵抗無効と肉体系中級魔法の敏捷倍増を自分にかけて、目的地に向かって走り出す。常時発動型の魔法で常時肉体強化をしているのだが、さらに任意発動型の敏捷力特化の中級強化魔法で能力を底上げしたのだ。
重ねがけした僕のステータスは、熟達の冒険者どころか人間の枠を大きく超え、秒速100mの速度が出せるようになる。実際には走りにくい山道だし、迂回したりしなくちゃいけない事も踏まえると、安全マージン込みで秒速50mくらいが良いところだと思う。
とはいえ、つまりは20秒ほどで目的の場所についてしまう速度だ。
「あっ!」
ドグシャァッッ!!
森の中を凄まじい速度で走っていた僕が、森が開けた瞬間に敵対生物を視界に入り、止まろうと足を踏ん張って急ブレーキをしたのだが、当たり前のように間に合わず、敵対生物に体当たりをぶちかましていた。
そりゃ秒速50mの速度が出ていれば、止まろうと思った時には100mは進んでいるわなぁ。
そして僕にかかっていた魔法は知覚向上、空気抵抗無効と敏捷倍増。つまりは物理的な防御魔法は常時発動型の身体防護膜しか掛かっていない。そんな身体でとても頑丈な甲殻に包まれた敵対生物に体当たりをするとどうなるか。
「いたぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!」
咄嗟に肩口から体当りする姿勢に変えて、肩から激突したのだが、その衝撃で完全に肩が外れている。脱臼というやつだ。常時発動型の身体防護膜が掛かっていなければ、僕はぺちゃんこになっていただろう。
「と、とりあえず!下級肉体損傷回復!」
僕は慌てて、下級肉体損傷回復を発動させると、聖光属性の白い光が周囲一帯を包み込み、身体の損傷を元に戻す。
この魔法は直近に発生した骨折や脱臼、火傷や部位欠損を治す魔法で、生命力を回復する効果はないが、肉体の損傷をなかった事にすることができる。ちなみに下級では数日前の損傷を癒せるが、上級になると過去に遡って全ての肉体損傷を癒せる凄い魔法だ。
「あー、うん。慌てて使うとこうなるよね」
周囲一帯に溢れ出た白い光は、僕どころか周辺にいた生物全てに適用されてしまう。当然体当たりを食らわせた敵対生物も含まれており、せっかく与えた部位欠損をも修復してしまう。
キシャァァァァァッッ!!
突然横からしゃしゃり出てきた僕に、明らかな敵意を向ける敵対生物。声になっていない声を上げながら、2つの節と8本の足、大きな顎、そして体高2m程あり、黒光りしている蟲が8本の目で僕を睨みつけてくるのだった。
ちなみに昨日の食事に関しては、水分と塩を分離する魔法を使い、過剰すぎる塩を取り除いて、美味しく頂いた。朝ごはんは昨日の残りのスープとパン。一晩寝かせて味が落ち着いたのか、パンを浸して食べると絶品だった。
「今日は、この獣道を進んでいこうと思う」
「無差別な森林破壊をしない方向なら問題ないと思うのです」
「僕も好きでしているわけじゃないんだけど……」
「好きとか嫌いとかポメは一言も聞いていないのです。ただ森林破壊はいけないと思うのです」
「あぁ、そう……」
ポメが生きている時代から、何らかの理由で文明が滅んでしまった事もあり、無差別な破壊活動を嫌悪しているのかもしれない。
「いや、簡単に御主人様の思い通りになるのが気に食わないだけなのです。ポメは虫けらに等しい御主人様が過酷な試練に苦しんでいるのを見たいだけなのです」
僕が空気を読んで良い風に解釈していると、何かとんでもない発言が飛んでくる。このメイド、僕を一体何だと思っているんだろう。
大型の獣が何度も通ったような獣道は、身体の小さい僕達に丁度いいくらいの広さがあり、灌木から伸びる木の枝を少し払うだけで、進むことができる。
とはいえ、茂みから急に獣が出てきたりしてきてはたまらないので、警戒をしながら進む。警戒については、僕の増幅が行き過ぎた探索魔法を使っている。
探索魔法はかなりバリエーションがある魔法で、基本的に一定範囲内で、属性に応じた存在が、どの方角に、どれくらいあるかを探索できる。
炎熱属性の探索の場合、属性に応じた存在は生物(温度が外気温と異なるもの)、樹金属性だと草木や鉱物、聖光属性だと闇刻属性の存在(アンデッドや悪魔?)がその探索対象になる。
探索魔法の基本形は100mの範囲を10分間探索する魔法だ。そして僕がそれを普通に使うと、1、000kmの範囲を2ヶ月探索する魔法になってしまう。そんな距離も時間もいらないので、属性を炎熱/風雷/氷漣/樹金/聖光/闇刻に対応し、消費魔力を1まで軽減することで、1kmの範囲の全ての属性に応じた存在を1.5時間探索する全探索という魔法にしてある。
ただ情報量が多すぎて、僕の処理能力をあからさまに超えてしまうので、生物/魔法生物全般を対象とするように選別してある。
「ん?この先で、何かが敵対生物に襲われているみたいだ」
僕の探索魔法が、1km先で集まっている複数の反応を捉える。敵対生物は1体で中立生物が3体。敵対生物は中立生物に比べ相当強そうで、中立生物の内1体は瀕死、内1体は弱々しく、残り1体が立ち向かっているように見える。
「弱肉強食の樹海では、日常茶飯事だと思うのです。そんなの気にしていたら前に進めないのです」
「うーん。でも、なんか気になるんだよね。ちょっと行ってくる。知覚向上!空気抵抗無効!敏捷倍増!」
僕はポメにそう言うと、精神系初級魔法の知覚向上、風雷系初級魔法の空気抵抗無効と肉体系中級魔法の敏捷倍増を自分にかけて、目的地に向かって走り出す。常時発動型の魔法で常時肉体強化をしているのだが、さらに任意発動型の敏捷力特化の中級強化魔法で能力を底上げしたのだ。
重ねがけした僕のステータスは、熟達の冒険者どころか人間の枠を大きく超え、秒速100mの速度が出せるようになる。実際には走りにくい山道だし、迂回したりしなくちゃいけない事も踏まえると、安全マージン込みで秒速50mくらいが良いところだと思う。
とはいえ、つまりは20秒ほどで目的の場所についてしまう速度だ。
「あっ!」
ドグシャァッッ!!
森の中を凄まじい速度で走っていた僕が、森が開けた瞬間に敵対生物を視界に入り、止まろうと足を踏ん張って急ブレーキをしたのだが、当たり前のように間に合わず、敵対生物に体当たりをぶちかましていた。
そりゃ秒速50mの速度が出ていれば、止まろうと思った時には100mは進んでいるわなぁ。
そして僕にかかっていた魔法は知覚向上、空気抵抗無効と敏捷倍増。つまりは物理的な防御魔法は常時発動型の身体防護膜しか掛かっていない。そんな身体でとても頑丈な甲殻に包まれた敵対生物に体当たりをするとどうなるか。
「いたぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!」
咄嗟に肩口から体当りする姿勢に変えて、肩から激突したのだが、その衝撃で完全に肩が外れている。脱臼というやつだ。常時発動型の身体防護膜が掛かっていなければ、僕はぺちゃんこになっていただろう。
「と、とりあえず!下級肉体損傷回復!」
僕は慌てて、下級肉体損傷回復を発動させると、聖光属性の白い光が周囲一帯を包み込み、身体の損傷を元に戻す。
この魔法は直近に発生した骨折や脱臼、火傷や部位欠損を治す魔法で、生命力を回復する効果はないが、肉体の損傷をなかった事にすることができる。ちなみに下級では数日前の損傷を癒せるが、上級になると過去に遡って全ての肉体損傷を癒せる凄い魔法だ。
「あー、うん。慌てて使うとこうなるよね」
周囲一帯に溢れ出た白い光は、僕どころか周辺にいた生物全てに適用されてしまう。当然体当たりを食らわせた敵対生物も含まれており、せっかく与えた部位欠損をも修復してしまう。
キシャァァァァァッッ!!
突然横からしゃしゃり出てきた僕に、明らかな敵意を向ける敵対生物。声になっていない声を上げながら、2つの節と8本の足、大きな顎、そして体高2m程あり、黒光りしている蟲が8本の目で僕を睨みつけてくるのだった。
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