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第036話(湖沼爆誕?!)
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僕とポメの言葉が重なった。ぼくの氷漣属性魔法の魔法出力は通常の125倍、最高を突き抜けた神撃魔法級に届く威力を伴った氷漣属性魔法が僕の頭上から発生する。
まるで大型の台風と海底火山の爆発が重複して発生した津波のごとく、数十メートルの高さを持った水の塊が発生し、数万トンもありそうな水が猛烈な勢いを持ったまま、森の全てを押し流していく。
この暴虐の水の塊は、森林火災をも一瞬で沈下し、前方に存在するありとあらゆる物を押し流そうとする。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
「あわわわわ。やばいよやばいよー!どどどどどどどうしよう?!ポメ?!」
「御主人様。もはやどうにもなりません。後は潔く神敵として勇者に討伐されるしかありませんのです」
僕がポメの肩を掴んで何とか知恵を借りようとするが、ポメの目からドンドン光が失われていく。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
「神敵に認定された?!」
「御主人様の放った豪水流波は、この先の町を飲み込んで、大河と合流し、町一帯を水の底に沈めることでしょう。数万人を一瞬で虐殺した大罪人として、神敵に認定されることは間違いありませんのです」
そして瞳孔が開ききってハイライトが無くなった目で淡々とポメが状況を告げる。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
「え?!いや、ちょ、ちょっと待ってよ!僕はそんなつもりは!!」
「世の中、結果が全てです」
ポメの肩をユサユサしながら言い訳をするが、ポメはハイライトが消えたままの目で、ぐっと親指を立てて決めポーズを取る。
「それは、もっと違うシーンで言って欲しぃぃぃぃぃ!!」
僕は頭を抱えて、地面をゴロゴロと転がる。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
「ていうか、さっきから何の音だ、コレ?ゴゴゴゴゴゴって煩いんだけど!」
スガガガガァァァァァンンッッッッ
先程燃えていた森の場所が大爆発し、大量の水塊と岩石を打ち上げる。
「な?なんだぁぁぁ?!」
僕達の頭上にも、大量の水塊と岩石が降ってくる。
「あわわわわ!耐衝撃魔盾」
僕達の頭上を覆うように、不可視の盾を展開する。不可視の盾はあっさりと人を殺せるくらいでかい岩石をも弾いていく。
「ポ、ポメ?コレは?!」
「多分ですが、水蒸気爆発が起きたようなのです」
「水蒸気爆発って、火山とかの?」
「そうなのです、水が熱されて急激に膨張した際に、発生する自然現象です。引火した油に水をぶっかけると起きるやつなのです」
「で、でも、普通の森林火災じゃ温度が足りないんじゃ?」
「そうなんですが……可燃性ガスを纏った魔獣でもいたんじゃないかと思うのです」
「確かに、ここならそんなのがいそうだけど」
人が容易に殺せそうな岩石がバンバン飛んできている中、状況を確かめ合う僕とポメ。ファングやビークは僕の足元に隠れてブルブルと震えている。
「マ、御主人様喜ぶのです!どうやら神敵にならなくて済みそうなのです!」
ヒュンヒュンと岩石が降ってくる中、前方を見ていたポメが大声を上げる。
水蒸気爆発した際に地面が抉れ、その穴の中に僕がぶっ放した豪水流波の水が流れ込んでいくのが見えた。
そして、全長1kmに渡るほぼ新円の湖が爆誕したのであった。
「これから、この豪炎の槍の魔法と、豪水流波の複合魔法を湖沼爆誕と名付けるのです!」
「や、やめて……お願いだから……」
ハイライトの戻った目で、曇りのない笑顔を見せながら、親指を立てて豪語するポメに、ぼくは心底嫌そうな顔で拒否のお願いをする。
なんとか神敵になるのを回避した僕は、改めて周りを見渡してみる。うん、かなり地形変わっちゃってるけど、さっき戦っていた、巨大岩猿は頭部を完全に破壊されて横たわっていた。そして、既に胸の上には魔素を吸い上げた経験珠が発生していて、緑色と銀色に激しく明滅を繰り返している。
僕はそれを取り込もうと近付いていくと、明滅が激しくなっていき、手を触れる前に爆発して緑色と銀色の光を周辺に巻き散らす。
豪炎の槍と豪水流波の魔法で近くに生物は皆無だったせいなのか、一旦散った緑色と銀色の光は僕とファングとビークに吸い込まれていく。
ドクンッ!
僕の心臓が激しく跳ね上がる。そして鼓動が早くなり、体中に力が満ちていく。急激な力の高まりに目眩が発生し、僕は片膝をつく。
とんでもない経験子が身体の中に流れ込んできたようだ。そして、伝説級魔蟲を倒した時のように、僕の中に新たな力が身についたのが感覚的にわかる。
ちょっとクラクラする頭のまま、僕と同じように経験子を吸収したファングとビークを見てみると、二匹ともが気を失ったかのように地面に倒れていた。そしてその体は、なぜか激しく発光していて、その光はどんどん強くなっていく。やがてまともに直視できないほどの眩しさになり、僕は直視できずに腕で目を覆うのだった。
まるで大型の台風と海底火山の爆発が重複して発生した津波のごとく、数十メートルの高さを持った水の塊が発生し、数万トンもありそうな水が猛烈な勢いを持ったまま、森の全てを押し流していく。
この暴虐の水の塊は、森林火災をも一瞬で沈下し、前方に存在するありとあらゆる物を押し流そうとする。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
「あわわわわ。やばいよやばいよー!どどどどどどどうしよう?!ポメ?!」
「御主人様。もはやどうにもなりません。後は潔く神敵として勇者に討伐されるしかありませんのです」
僕がポメの肩を掴んで何とか知恵を借りようとするが、ポメの目からドンドン光が失われていく。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
「神敵に認定された?!」
「御主人様の放った豪水流波は、この先の町を飲み込んで、大河と合流し、町一帯を水の底に沈めることでしょう。数万人を一瞬で虐殺した大罪人として、神敵に認定されることは間違いありませんのです」
そして瞳孔が開ききってハイライトが無くなった目で淡々とポメが状況を告げる。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
「え?!いや、ちょ、ちょっと待ってよ!僕はそんなつもりは!!」
「世の中、結果が全てです」
ポメの肩をユサユサしながら言い訳をするが、ポメはハイライトが消えたままの目で、ぐっと親指を立てて決めポーズを取る。
「それは、もっと違うシーンで言って欲しぃぃぃぃぃ!!」
僕は頭を抱えて、地面をゴロゴロと転がる。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
「ていうか、さっきから何の音だ、コレ?ゴゴゴゴゴゴって煩いんだけど!」
スガガガガァァァァァンンッッッッ
先程燃えていた森の場所が大爆発し、大量の水塊と岩石を打ち上げる。
「な?なんだぁぁぁ?!」
僕達の頭上にも、大量の水塊と岩石が降ってくる。
「あわわわわ!耐衝撃魔盾」
僕達の頭上を覆うように、不可視の盾を展開する。不可視の盾はあっさりと人を殺せるくらいでかい岩石をも弾いていく。
「ポ、ポメ?コレは?!」
「多分ですが、水蒸気爆発が起きたようなのです」
「水蒸気爆発って、火山とかの?」
「そうなのです、水が熱されて急激に膨張した際に、発生する自然現象です。引火した油に水をぶっかけると起きるやつなのです」
「で、でも、普通の森林火災じゃ温度が足りないんじゃ?」
「そうなんですが……可燃性ガスを纏った魔獣でもいたんじゃないかと思うのです」
「確かに、ここならそんなのがいそうだけど」
人が容易に殺せそうな岩石がバンバン飛んできている中、状況を確かめ合う僕とポメ。ファングやビークは僕の足元に隠れてブルブルと震えている。
「マ、御主人様喜ぶのです!どうやら神敵にならなくて済みそうなのです!」
ヒュンヒュンと岩石が降ってくる中、前方を見ていたポメが大声を上げる。
水蒸気爆発した際に地面が抉れ、その穴の中に僕がぶっ放した豪水流波の水が流れ込んでいくのが見えた。
そして、全長1kmに渡るほぼ新円の湖が爆誕したのであった。
「これから、この豪炎の槍の魔法と、豪水流波の複合魔法を湖沼爆誕と名付けるのです!」
「や、やめて……お願いだから……」
ハイライトの戻った目で、曇りのない笑顔を見せながら、親指を立てて豪語するポメに、ぼくは心底嫌そうな顔で拒否のお願いをする。
なんとか神敵になるのを回避した僕は、改めて周りを見渡してみる。うん、かなり地形変わっちゃってるけど、さっき戦っていた、巨大岩猿は頭部を完全に破壊されて横たわっていた。そして、既に胸の上には魔素を吸い上げた経験珠が発生していて、緑色と銀色に激しく明滅を繰り返している。
僕はそれを取り込もうと近付いていくと、明滅が激しくなっていき、手を触れる前に爆発して緑色と銀色の光を周辺に巻き散らす。
豪炎の槍と豪水流波の魔法で近くに生物は皆無だったせいなのか、一旦散った緑色と銀色の光は僕とファングとビークに吸い込まれていく。
ドクンッ!
僕の心臓が激しく跳ね上がる。そして鼓動が早くなり、体中に力が満ちていく。急激な力の高まりに目眩が発生し、僕は片膝をつく。
とんでもない経験子が身体の中に流れ込んできたようだ。そして、伝説級魔蟲を倒した時のように、僕の中に新たな力が身についたのが感覚的にわかる。
ちょっとクラクラする頭のまま、僕と同じように経験子を吸収したファングとビークを見てみると、二匹ともが気を失ったかのように地面に倒れていた。そしてその体は、なぜか激しく発光していて、その光はどんどん強くなっていく。やがてまともに直視できないほどの眩しさになり、僕は直視できずに腕で目を覆うのだった。
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