妄想小説集

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堕・ラグビー教師

刃物

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結束バンドに拘束された不自由な状態で、達也は必死に体を捩じる。

強靭な胸板が膨らみ、肩から腕へと走る隆起が浮かび上がる。

しかし、いくら力を込めても、硬質なバンドはびくともしない。

「おいっ!お前らっ!バカなことはやめろっ!さっさとハズせっ!」

達也の男らしい顔に浮かんだ怒りの表情に次第に怯えの色が浮かんでいく。

6人の生徒達は一度達也に背を向け離れた後、ゆっくりとぶら下がり健康器を囲んだ。

それぞれの手にはハサミ、カッターが握られている。

生徒達の目に戸惑いはない。

サディスティックなギラギラとした輝きのみが浮かび、達也に突き刺さる。

「やめろ! やめろって言ってるだろ!」

達也の怒号。

教師として、年長の男として、怯えを押し殺し、毅然と生徒達に対峙しようとしている。

ニタァ、、、

良樹が唇を曲げ、嫌らしく笑う。

「ザマァねぇなぁ、、、“男の中の男”とかアホな生徒に呼ばれて調子こいて偉そうにしていた報いだぜ、、、俺達を怒らせたらどうなるかたっぷり教えてやるよ、、、」

達也の怒気を含んだ激しい視線を良樹は真正面から受ける。

「お前達、何をする気だっ!今なら悪ふざけと許してやるっ!俺も、いきすぎた罰を与えたかもしれんっ!さっさと解けっ!ふざけた真似はよせっ!」

達也は必死で威厳を保ち、厳しく言う。

だが、その声は次第に逼迫していく。

自分の言葉が全く部員達の心に届いていないことが、部員達の表情からわかる。

いや、届いていないどころか、達也が語気を荒らげれば荒げるほど、生徒達の目はギラギラと輝きを増していく。

達也は、教師である自身が部員の生徒達の獲物と化していることに気付き始めている。

「さて、、、どこからひん剥くか、、、」

良樹が意地悪く言う。

「なぁ、ジャンケンして勝ったヤツから順番に切らねえか?」

「あぁ、確かに、みんなで一斉にやったらすぐに素っ裸になってつまらねぇもんな、、、」

「せっかく撮影してるんだし、たっぷりと暴れてもらわなきゃな、、、」

達也は血の気が引くのを感じる。

ひん剥く、、、

素っ裸、、、

撮影、、、

見れば良樹の後ろの台の上、2台のスマホホルダーが置かれ、レンズが達也の方に向けられている。

最初はグーッ!

ジャンケンポンッ!

アイコでしょっ!

勝ったのは達也の右横に立った省吾だった。

ウィ~~ッス!

軽薄な声を上げ、片手のサビに浮かんだ裁ちバサミを高らかに上げる。

「やめろっ、、、やめろって、、、馬鹿野郎っ!ふざけんな」

達也が身を激しくよじり、ギシギシとぶら下がり健康器が軋む。

ザクッ

必死の静止もむなしく、省吾がワイシャツの右脇の下の生地にハサミを入れる。

「ウオッ、、、凄えっ、、腋毛がボーボーだぜっ!」

達也はノースリーブのアンダーシャツの上にワイシャツを纏っている。

だから脇の下の生地を裂けば、腋毛が生徒の目に晒される。

「おい、省吾、一人で喜んでないでサッサと俺たちにも見せてくれよっ!」

「そうそう、“男の中の男”、ご立派な達也先生の腋毛をさ、、、」

口々に生徒達が言う。

達也は血の気が引いていく。

無駄とは知りつつ一縷の望みをかけ、静止の言葉を叫び続ける。

「おい、先公、ギャーギャー騒ぐなよ、男らしく観念しな、、、」

大樹が、小馬鹿にしたように言う。

その間にも、省吾の手は動き、ザクザクとハサミがワイシャツの右袖を裂いていく。

生地を剥かれて、盛り上がった見事な上腕二頭筋が次第に現れていく。

「やめろぉっ、、、教師にこんなことをしてただで済むかと思っているのかぁぁぁぁっ!」

声を張り上げるほど、胸郭が大きく膨らみ、シャツのボタンが張りつめる。

そのワイシャツの上からでもわかる胸の厚さが生徒達の嗜虐心を増していることには気づかない。

次に勝ったのは背後に立つ勝也だった。

ベルトを太いカッターで切り、スッと引き抜く。

「お~、やっぱ鍛えられたケツだな、、、ズボンがずり落ちないぜ、、、」

ラグビーで鍛えた達也は、尻と太股が常人より発達していて、スーツはオーダーメイドで作るしかない。

「ってか、ベルトしてる意味ねぇじゃん、、、」

嘲るような笑い声が起こる。

「おーし、勝也、ズボンはお前に任せた、、オレは、ワイシャツの方をやらせてもらうぜ、、、おい、先公、このカッター切れ味が良いから暴れると肌がスッパリ切れちまうぜ、、、」

大樹が、達也の前に立ち、カッターの銀色に鋭く光る刃をチラつかせる。

「勝也、ズボンと一緒に下着も着るなよ、下着は俺が担当させてもらうから、、、いい趣向があんだよ、、、」

良樹が言う。

大樹が、カッターでプチンプチンとボタンを縫い付けた糸を切っていく。

ゆっくりと純白のシャツが開かれ、体にピッタリとついたノースリーブのシャツが露わになっていく。

左に立った琢磨が左の袖を切り始める。

やがて、達也は上下とも下着姿となる。

「もう良いだろうっ!俺を辱めて気が済んだか?もう止めろっ!今なら、大ごとにしないっ!」

達也の声は枯れかけている。

その教師を無視するように博哉が前に立つ。

「まずは大胸筋かなぁ~っ!」

そう言うと、胸元にザックリとハサミを入れる。

厚い大胸筋が露わになり、蛍光灯の光に汗に濡れた肌が鈍く輝く。

オオオォ~~~!

生徒達が、声を上げる。

小馬鹿にしたような声の中には、確実に達也の見事な盾のように厚く形の良い胸筋への称賛が含まれていた。

博哉は全ては切り裂かず、背後に回る。

達也の正面に立ち睨み続ける良樹を除き、他の生徒達もあとに続く。

「広背筋も見事そうだよなぁ~っ!」

ザクッ

オオオ~~

再び声が上がる。

今度は広く逞しい背中に向けられたものだ。

「おしっ!上半身っ!終了っ!」

ビリッ

掛け声とともに、博哉は、達也のノースリーブのアンダーウェアを引き裂いた。

そして、達也は薄いグレーのボクサーパンツのみを履いた裸体を生徒たちの前に晒した。

ボクサーブリーフ一枚で両腕両脚伸ばして固定された姿は、圧倒的な肉体美と無力さが同時に強調され、残酷なコントラストを描き出していた。


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