聖職より堕ちた教師 純一の場合

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リライト8 青春時代 1 煩悩の覚醒 SIDE:純一

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純一は、中学時代の多くの時間を、学校の部活動と地元の少年サッカークラブの練習に捧げていた。

それは、息をつく暇もないほどハードな日々だったが、同時に、自らの肉体を鍛え上げ、技術を磨く純粋な充実感に満ちていた。

その目標のためなら、普通の中学生達が楽しむ娯楽には一切目を向ける気にならず、全てをサッカーにつぎ込む潔癖さを持っていた。

そんな規律正しい日々の中で、中学一年のある日、異質な出来事が起こる。

サッカークラブの年長の先輩が、周囲を窺いながら一冊のエロ本を持ってきたのだ。

初めて目にする、赤裸々な女性たちの痴態の数々に、純一はまず驚愕した。

好奇心に駆られたチームメイトたちが大声で騒ぎ立て、本のページを食い入るように覗き込む中、純一は自分の心にチームメイト達の真逆な心理が湧いていくのを感じていた。

そこに写っていたのは生理的な嫌悪感に近いグロテスクさだった。

チームメイト達の目が輝けば輝くほど、純一は自身の心が萎えていくのを感じた。

その騒ぎを気がつけ、年配のコーチが険しい顔で登場した。

彼は、サッカー一筋で通してきた堅物な指導者であり、純一たちの尊敬の的であると同時に、絶対的な規律の象徴でもあった。

コーチは有無を言わせずエロ本を取り上げると、それをきつく丸め、純一を含め、その場にいた部員たち全員の頭を、有無を言わさず次々に打ち据えた。

「スポーツマンたるもの、こんな煩悩の塊に興味を示すなっ!そんなことに向ける力があるなら、全て練習に向けろっ!」

怒鳴るコーチ。

そして続ける。

「お前たちはその年でセンズリなんかを覚えたのかっ」

センズリ、、、

初めて聞く言葉。

中学時代の純一には、その言葉の意味が全く理解できなかった。

しかし、年長のメンバーの何人かが一斉に顔を赤らめ、視線を逸らしたのを見て、それが何か非常に恥ずかしい事柄を意味しているのだと直感した。

「お前ら、その年でそんな煩悩を抱えているのかっ、スポーツマンならスポーツマンらしく、その力をトレーニングに向け、己を磨けっ!不健全だッ」

その叱責は、時代錯誤と言えば、時代錯誤、年配のアスリートらしいと言えばアスリートらしい言葉だった。

まだ幼く、純粋で、周囲の大人や指導者の言葉を疑うことを知らない純一の心に、“せんずり”という単語とともに、“煩悩”、“不健全”、“スポーツマンらしくない”という強烈な言葉が、コーチの怒り顔とともに心の中、奥深くに刻み込まれていった。

仲の良いメンバーとの帰り道、一人が恐る恐る口を開いた。

「センズリってなんだ?」

そこで、わずかにませた一人の子が、背伸びをした口調で答える。

「オナニーだよ。オナニー、マスタベーションともいうんだぜ。スケベなことを考えると、ちんちんがデカくなって、、、」

物知りぶっていてもその知識はたかが知れていたが、その背徳的な響きが、幼い少年たちの好奇心を刺激するには十分だった。

「で、で、それから?そのデカくなったチンポコはどうなるの?」

もう一人が興味津々で続きを問う。

純一は、その会話に本能的に「入ってはいけない」と思い、一歩下がって黙って横を歩き続けた。

コーチの厳しい叱責が、彼の純粋な倫理観と結びつき、それは避けるべき不健全な行為、、、という強い戒めが心の中に出来上がっていた。

中学時代の純一は、朝練、学校での授業、放課後の部活、そして土日のクラブ練習という、ひたすらに健全でストイックなルーティンを繰り返していた。

彼の行動は、地元のサッカー強豪高校への進学という明確な目標に裏打ちされている。

生まれ持った恵まれた体格と、真面目すぎるほどのトレーニングの成果で、純一はすでに将来を有望視されていた。

高校のスポーツ科への推薦の話も来ていたが、厳格な祖父が“それは、安易な道だ”と反対し、それに逆らえない両親も同調した。

しかし、純一のサッカーへの情熱は、家族の反対くらいで消えるものではなかった。

彼は、その憧れの強豪校の一員としてプレーするため、難易度の高い普通科への進学を決意する。

他の体育会系の部員のように授業中に眠ることなく、真面目に授業を受け、勉学にも励む。

結果、純一は文武両道を貫き、自力で目標の高校への入学を果たした。

高校生活は、中学時代以上にストイックにならざるを得なかった。

強豪サッカー部の練習は想像を絶する厳しさであり、普通科の授業のレベルも高かった。

純一は、これまで以上に自己を律し、トレーニングと学業に集中する禁欲的な生活を送らざるを得なかった。

だが、そこに不満はなかった。

サッカーが好きで、友人も増え、日々は充実していた。

そんなある日のこと、期末試験が間近に迫り、純一は自宅で勉強に集中しようとした。

しかし、古い和風の家に来客があり、声が筒抜けで集中できない。

純一は家を出て、一駅隣にある図書館へ向かうことにした。

図書館へ向かう道すがら、公園の横を通りかかった瞬間、純一の身体に不意にズキンという電流が走るような衝撃が襲いかかった。

純一の視界に飛び込んできた光景が、純一の堅固でストイックな理性の壁に一瞬で亀裂を入れた。

まるで内側から鋼鉄の拳で殴られたかのような“ズキン”という爆発は、痺れるような電流に変わり純一の脊椎を駆け上がる。

視線の先にあったのは、ありふれた建築現場。

休憩時間だったのだろう。

二人の作業員が、タオルを手に、過酷な労働で湧き出る汗を拭うため屈強な上半身を剥き出しにしている。

彼らの身体は、人工的なジムで形作られた均整の取れた筋肉とは全く異なる、生々しく、野蛮で、実労働によって作り上げられた強靭な肉体だった。

一人は明らかに年長で、その存在自体が“男”の濃密な塊のようだった。

日に焼けた肌は、土と汗で汚れ、強烈な男臭さを放っているのが、道を隔てた純一のもとにも伝わってくるようだった。

臍の下から一本の太い筋を描いた黒い毛は、そのまま波打つように分厚い胸板へと広がり、逞しい胸毛の荒々しい絨毯となっている。

焼けた肌の中に沈むように鎮座する黒い乳輪、、、

焼けた肌は、彼がこの炎天下で肉体を酷使し続けてきたかを物語っている。

無精ひげは、その男くささを更に際立たせ、薄っすらとついた贅肉でさえも、成熟した男特有の重厚な色気を放っていた。

作業で擦り切れたニッカボッカの、膝裏の汚れや、ベルトで締め上げられた引き締まった腰周りが、無骨な美しさと逞しさを強調していた。

もう一人の男は若かった。

日焼けはしているものの、年長者ほどの歴戦の風格はなく、どこかすべすべした若々しい生肌の輝きを保っていた。

しかし、その筋肉は細身でありながら、無駄な脂肪が一切なく、しなやかな鋼のように鍛え上げられている。

胸筋の下には、あばら骨の影がくっきりと浮き上がり、彼の持つ若さと、過酷な労働によるストイックな鍛錬の結果を強調している。

胸毛や臍毛はなく、その分、晒された小麦色の肌が艶を帯びている。

二人は、何事か荒っぽい口調で笑い合っていた。

そのやり取りは、まるで野生の獣同士が戯れているかのような、荒々しい光景だった。

突如、二人は互いに腕を曲げ、力瘤(りきこぶ)の太さを競い始めた。

細身に見えた若い男も、年長者に負けじと盛り上がる上腕二頭筋を見せつけ、その瞬間に垣間見える脇の下の漆黒。

年長の男はフサフサと荒々しく覆い茂る漆黒の叢林。

年下の男は、それに比べれば線は細いが、鋭く尖った毛先を持つ、挑発的な黒の毛。

その野生的な体毛の生々しい存在感を目にした純一は、再び、そして、さらに強く“ズキン、ズキン”と衝動を味わう。

自分がなぜ息が荒くなっているのか、なぜ身体が熱を帯びているのか、純一には理屈が理解できない。

ただ、股間がジンジンと熱を帯び、意思とは無関係に膨れ上がり始めていることだけは、否定しようのない事実だった。

純一の視線は、二人の肉体に釘付けとなっている。

スポーツマンとは異質の“男”を感じさせる存在。

彼らが纏うのは、汗と土と、そして労働によって裏打ちされた暴力的な剥き出しの雄のフェロモンだった。

その時、純一の脳裏に、背徳的で抗いがたい妄想が、奔流のように流れ込み、理性の防波堤を一瞬で決壊させた。 

  もし、あの年長者が、荒い息を吐きながら、汚れた作業着のまま、純一を壁に押し付けたら? 

汗の匂い、胸毛の生えた厚い胸板、荒い無精ひげ、、、

純一の身体にのしかかり、押しつけられ、あの太く節くれだった指が、自分の身体を這う、、、

 そして、あの若い男が、年長の男の指示に従うかのように、しなやかな筋肉を持つ手で、純一の服を引き剥がし始めたら?

 剥き出しになった純一の身体に、二人が群がる、、、

妄想は広がる。

 あの二人が、急に純一に“おいっ、ガキッ”と荒々しく呼びかけ、両側から腕を取られ、逃げ場のない建築現場の物陰に連れ込んだら?

片方に年長の、厚く粗野な胸筋、、、

片方に年下の、硬くしなやかな腹筋、、、

屈強な筋肉に挟まれ、逃げることも許されず、ただ二人の男臭さと、労働で鍛えられた筋肉の重みに圧倒され、蹂躙されたい、、、

純一は、自分の意志でなく、自分を凌駕する強靭な力によって、抑えつけてきた潔癖な規律が破られることを、無意識のうちに望み始まる。

強要されれば、それは不可抗力だ。

自分から禁忌を破るわけではない。

自分は健全なスポーツマンのまま、堕とされていく。

責められるべきは、この力でねじ伏せてくる煩悩の塊である彼らだ。

純一は、いや、純一が理性の力で押し殺していた煩悩が活性化を始めた。

解放された“煩悩”は、締め付けられていた分激しく爆発し 、純一の股間の熱さと硬さを加速させた。

純一は、二人の荒々しい指が、自分の身体のどこを触り、どこを弄び、そしてどこを支配するのかという際どいシーンを立て続けに夢想した。

いや、夢想するというよりも、次から次へと脳裏に浮かび上がり続けて、止められない。

彼らの手に触れ、彼らの体温を肌に感じ、彼らの野性的な筋肉に絡め取られたい。

うぐっ、、、

喉の奥で息が鳴る。

二人は再び笑って何事か話しながら、年長者は年下の男の胸筋を軽く叩き、年下の男も遠慮なく年長者の分厚い肩を小突く。

束の間の休息時間における、雄々しい二つの肉体の戯れ。

その何気ない光景が、純一の頭の中では、自分を中央に据えた暴力的な、性的行為へと変貌していた。

純一は、自分の股間が限界まで膨らんでいるのを、はっきりと感じた。

この衝動は、もはや理性や規律といった、コーチの言葉でできたタガでは、決して抑えきれないものになっていた。

体の芯からジリジリとした焦燥感が突き上げ、今、ここで、この衝動を解放しなければ、自分が壊れてしまうという、切迫した危機感に襲われた。

やがて、年配の作業員に呼ばれ、二人は上半身に汗で濡れた上着を羽織った。

そのゆったりしたニッカボッカの上からでもわかる、分厚く張った尻が、のっしりと、重々しく動きながら建築現場の奥へと消えていく。

その野生的な男たちの残像が、純一の視界から完全に消え去るまで、彼はその場を動けなかった。

彼らの雄臭い逞しさは、純一の意識の中に、初めての“煩悩”として、深く、そして永遠に刻み付けられてしまった。

彼らの存在がトリガーとなり、抑圧されていた欲望の奔流が自身の中にあることを純一は認識し始める。

制御不能な“煩悩”の暴走、、、

純一は、公園に設置された古びた公衆便所の個室に飛び込んだ。

我を忘れ、ズボンを降ろし、そのボリュームのある若く新鮮な逸物を、荒々しく握りしめた。

級友たちから仕入れていたマスタベーションの知識。

それは、コーチから「煩悩の塊」と叱責された、自らが手を染めてはならない不健全な行為のはずだった。

だが、建築現場で見た野性的で剥き出しの男たちの姿が、純一の理性のタガを一瞬で吹き飛ばした。

「煩悩を抱くのはいけないこと、、、だが、もし無理矢理に手籠めにされたら? 自分の意志でなく、強要されたら? それは不可抗力だ、、、自分自身が望んでやったことではないのだ、、、」

そんな考えが、股間を弄る純一の脳裏を過ぎる。 

純一の意識の奥底で、自覚はなくとも、責任転嫁を求める歪んだ思考が芽生えた瞬間だった。

そして、スポーツマンとしての健全な理性と、抑えきれない若い性欲という名の煩悩との、内側での激しい戦いのゴングが鳴り響いた瞬間でもあった。

想像もしていなかった、爆発的な快感が純一の穂先から脳ミソを連打する。手の動きを止めることができない。

シャカシャカとそそり立った自身の肉棒を擦るテンポは激しさを増す。

そして、絶頂はやってきた。

激しい、脳天を突き抜けるような初めての射精の快感。

トイレットペーパーに手を伸ばす暇もなく、大量の熱いものが迸り、薄汚れた古い公衆便所の壁をベチャッと汚し、床に滴り落ちた。

声が上がりそうになったのを必死に堪えた。

だが、人並み以上に健康な肉体に宿る若い性欲は、それだけでは満足しなかった。

股間の肉棒は衰えることを知らず、一度味わった快感は更なる喜びを求め、純一の手の動きも止まらない。

二度目、、、

三度目、、、

純一の初々しいピンク色の鈴口から迸る液体は、公衆便所の壁と床を汚し続けた。

腰が抜けるような脱力感に襲われた後、純一を襲ったのは、精液を出し切った者特有の空虚感と、強烈な罪の意識だった。

“こんなこと、二度としない、二度としちゃいけない、、、”という、この後、何度も何度も繰り返すことになる虚しい誓いを胸の中で立てる。

だが、それと同時に、「屈強な男に無理やり手籠めにされたい」という、背徳的な欲望もまた、純一の無意識の中に深く刷り込まれてしまった。

無骨な建築現場と薄汚い公衆便所の個室という、対照的な光景とともに。

これが、純一の性の目覚めであり、彼の内側で、ストイックな理性と抗えない煩悩が、永遠にぶつかり合う闘いの始まりとなったのである。

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