聖職より堕ちた教師 純一の場合

文字の大きさ
14 / 89

猛者の自立 SIDE:浜田

しおりを挟む
首輪をした体育教師が車を発進させる。

神社に近づくにつれ体育教師の息は荒くなっていった。

もう興奮しているのだ。

浜田も久々に興奮している。

肉体というよりも精神的に。

神社に着くころにはもう日は暮れていた。

駐車場には車が何台も止まっている。

駐車を終え、エンジンを切った体育教師に浜田が言う。

「脱げっ」

「こ…ここでか?車の中でなら駐車場じゃなく、もっと山の上で…」

「いいから言うことを聞けッ」

浜田が手に持った鎖を体育教師の顔の前に上げる。

一瞬、体育教師の目が見開かれるが、抵抗せず脱ぎだした。

車内にさらさらと体育教師の脱ぐ衣擦れの音が流れる。

神社の前、そして舗道には人気はない。

体育教師が首輪を残し全裸になったことを確認すると、浜田は体育教師の首に鎖をつけ、車のドアを開けた。

「行くぜっ」

教師の首に繋がる鎖を片手に、浜田は駐車場に下り立つ。

屈強な体育教師が全裸のまま後に従う。

浜田はカツカツと神社に向かう。

体育教師は、もうハァハァと息をしながら着いていく。

股間はギンギンだ。

神社の裏側に回ると浜田は言った。

「這えよ」

体育教師は、素直に湿った地面に四つん這いになる。

神社の裏側にバラバラといた男たちのギョッとしたような視線が二人に向けられる。

それはそうだろう。

キリッとした若い男が明らかに年上の熟した身体の男…しかも全裸で勃起し野郎臭い男に鎖をつけ、犬の散歩のように現れたのだから。

浜田はゾクゾクする興奮を味わいながらその視線の中を品評会に出場したように歩いていく。

そして、木立の中に入る。

神社裏にいた男たちが距離を開けてついてくる。

適当な場所に止まると、浜田は鎖の端を太い木の枝に括り付け、繋がれた全裸の体育教師と若干の距離を開け、木の幹に寄りかかる。

体育教師は不安と嘆願と興奮が入り混じった眼で浜田を見上げている。

神社の裏にいた男たちが二人の様子を見ている。

木立の中で盛っていた者たちも、営みをやめ近づいてきた。

浜田は黙ったまま体育教師を見下ろしている。

取り巻いていた男たちの中の一人が近づいてきて、素っ裸で木に繋がれた四つん這いの体育教師の尻を撫でた。

「あぁぁ…ん」

体育教師が男臭い見た目に似合わぬ声を上げた。

浜田は何もせず、木にもたれて見ている。

尻を触っていた手が背後から固くなった竿に向かう。

体育教師が更なる嬌声をあげる。
一人、また一人体育教師に近づいていく。

体育教師の鍛えられた身体をまさぐる手が増えていく。

浜田が視線を感じふと見るとスーツ姿の上背のある男と目があった。

肩幅も広く、鍛えられた身体だ。

爽やかな整った顔。

浜田は目をそらさない。

その男も…

ゆっくり近づいてきて浜田の腕をそっと触る。

浜田は動かない。

そのリーマンはさらに近づき、浜田の前に立ち、上から浜田に唇を近づけてきた。

浜田は一瞬眉を顰めると、無言のまま手を上げ、その上背のあるリーマンの頭に手をやると髪を掴み、下に押した。

その男っぽい男は抵抗をせず身を屈めると、跪いた姿勢のまま浜田のズボンのチャックに指を当て浜田を見上げた。

浜田は下を見ながら、微かに顎を動かした。

やれっ、、、という意思表示。

イケメンリーマンは浜田のズボンのチャックを下げ、中のモノを器用に導き出すとうまいお菓子を頬張るように口に含んだ。

その舌使いは巧みでゾクッとした喜びが浜田を襲う。

浜田はあくまでポーカーフェイスを装っていたが、肉体の喜びと同時に、久々の精神的な興奮を味わっていた。


目の前で多くの男たちに身体を弄られ、突き出された何本もの見知らぬ男のチンポコを次々としゃぶる体育教師の痴態を見下ろし、さらに初めて会った大人の男にしゃぶらせている。


精神的にも肉体的にも、支配する快感に震えていた。

浜田は、大人の男を狩るという喜びを知った。

それが体育教師から教わった最後のことだった。

放出し満足すると、まだ縋ろうとするリーマンを振り払い、嬌声をあげている体育教師を置き去りにし、神社裏を後にした。

もう体育教師には興味を失っていた。

途中、待ってぇぇ…置いていかないでぇぇ…という体育教師の声が背後から聞こえてきたが振り向きもしない。

時間はかかるが、家までは歩いて帰ることにする。

浜田は高揚感を抱いたまま、山道を降りた。

その途中、白いジョギングウェアで坂道を駆け上がってくる若い男とすれ違った。

額に汗をしストイックに規則正しく息をし、山道を早いペースで駆け上がっている。

真面目な顔で、規則正しく腕を振り、足を動かす。

身体が鍛えられているのが分かる。

あれは…確か今年赴任してきた新米教師…

浜田が目を止める。

だが、トレーニングに集中している新米教師、来生純一は気づかない。

そのまま山道を登ってくる。

ほんのわずかな距離で二人はすれ違った。

その生徒と教師が再び至近距離で向かい合うのは一年半後のことだった。

まさか、あいつも、お仲間か?

浜田はその後姿をしばらく目で追う。

抜群のスタイルを持つその青年はペースを落とさず、神社の前を通り過ぎる。

もちろん自分が通り過ぎた神社の裏で同僚が痴態を見せていることなどは知らない。

白いスポーツウェアはその新米教師によく似合っていた。

山道を登っていく。

浜田は、教師を目で追うのをやめ、家へ向かうため、山道を降りる。

その日、ハッテン場にかつて、体育教師に理不尽な虐めまがいの指導を受け恨みに思っていた学園OBが居りスマホで写真を撮ったこと。

それがSNSにアップされたこと。

そして、すぐ学園の上層部に知るところになり夏休みの間に体育教師が学園を去らねばならなくなったこと。

事情を知らない生徒たちが浜田との柔道場での一件が原因で体育教師が去ったと噂していること。

そしてその後、様々な発展場で首輪をつけて現れ四つん這いで陵辱されることを喜ぶガタイのいい脂の乗った男が肉便器と呼ばれ同士の間で評判になったこと。

そんなことは、浜田には全く興味はなかった。

しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ

BL
鍛えられた肉体、高潔な魂―― それは選ばれし“供物”の条件。 山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。 見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。 誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。 心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。

寮生活のイジメ【社会人版】

ポコたん
BL
田舎から出てきた真面目な社会人が先輩社員に性的イジメされそのあと仕返しをする創作BL小説 【この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。】 全四話 毎週日曜日の正午に一話ずつ公開

BL 男達の性事情

蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。 漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。 漁師の仕事は多岐にわたる。 例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。 陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、 多彩だ。 漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。 漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。 養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。 陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。 漁業の種類と言われる仕事がある。 漁師の仕事だ。 仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。 沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。 日本の漁師の多くがこの形態なのだ。 沖合(近海)漁業という仕事もある。 沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。 遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。 内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。 漁師の働き方は、さまざま。 漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。 出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。 休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。 個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。 漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。 専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。 資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。 漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。 食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。 地域との連携も必要である。 沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。 この物語の主人公は極楽翔太。18歳。 翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。 もう一人の主人公は木下英二。28歳。 地元で料理旅館を経営するオーナー。 翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。 この物語の始まりである。 この物語はフィクションです。 この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

今度こそ、どんな診療が俺を 待っているのか

相馬昴
BL
強靭な肉体を持つ男・相馬昴は、診療台の上で運命に翻弄されていく。 相手は、年下の執着攻め——そして、彼一人では終わらない。 ガチムチ受け×年下×複数攻めという禁断の関係が、徐々に相馬の本能を暴いていく。 雄の香りと快楽に塗れながら、男たちの欲望の的となる彼の身体。 その結末は、甘美な支配か、それとも—— 背徳的な医師×患者、欲と心理が交錯する濃密BL長編! https://ci-en.dlsite.com/creator/30033/article/1422322

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

  【完結】 男達の性宴

蔵屋
BL
  僕が通う高校の学校医望月先生に  今夜8時に来るよう、青山のホテルに  誘われた。  ホテルに来れば会場に案内すると  言われ、会場案内図を渡された。  高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を  早くも社会人扱いする両親。  僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、  東京へ飛ばして行った。

処理中です...