聖職より堕ちた教師 純一の場合

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教員室 SIDE:水島

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水島は後悔していた。

自分は、憧れの教師と少しでも近づきたかっただけだ。

それが、、、

頭の芯がひんやりしている。

緊張と混乱で貧血のような症状になっている。

しかし、何故か息はハァハァとし、股間は熱く反応している。

その水島には、菊池が寄り添うように立っている。

菊池の体温を水島は感じている。

それを、暖かく感じていた。

菊池は、常に無愛想で、尖った存在で、水島にとっては怖い先輩だった。

話したことは無い。

校内で遠くに見かける菊池は、他人を寄せ付けないオーラを放っていた。

その菊池が、横に立ち、震える水島の身体を軽く支えてくれている。

なぜだか分からなかったが、心強い。

帰ります、、、と言ったけれど、浜田の様子では帰してくれなさそうである。

なぜ自分がここに居るのか、そして、これから何が起きるのか、、、

水島は教師に憧れていた。

教師は水島のヒーローだった。

近くにいたかった。

この先、どうなりたいと言うことまでは考えていなかったが、少しでも近づき、一緒に居たかった。

それが、、、

教師は、サッカー部を指導している光に満ちた姿とは別の影の姿、思っても見ない剥き出しの姿を晒した。

落差の激しさに、水島の脳も感情も、それを咀嚼しきれない。

が、無性に下半身が興奮してしまっている。

コン、コン、、、

ノックの音がした。

教員用ロッカー室の中から、外の教員室に向けて。

四人の生徒の目が教員用ロッカー室の扉に向く。

コン、コン、、、

控えめに、礼儀正しく、ノックの音が再びする。

栗山が浜田を見る。

浜田は、ニヤッと笑い、自分の鞄を開けた。

!

そこから浜田が取り出したのは、首輪。

続いて、太いチェーン。

リードだろうか、、、

立ち上がると、教員用ロッカー室の扉に向け言った。

「用意はできたか?」

「出来ました」

扉を通じて教師の抑えた声が聞こえる。

「よし、気を付けっ!」

「オーッ!」

扉を通じて気合いの声が聞こえる。

浜田が目で菊池に合図する。

菊池は察したように、水島を扉の前の位置から移動させる。

栗山が座っている応接用ソファの後ろにはパーテーションが置かれている。

その影に水島を誘い、そして自分はそのパーテーションの脇に立つ。

おそらくは、教師が扉を開けても水島に気付かないようにさせる気だろう。

水島は半腰になり、パーテーションの裏にいく。

すると菊池が、水島の頭をパーテーションの端から少し出るように誘導する。

目までが端から出て、教員用ロッカー室の扉を伺える位置だ。

そして、その前に、菊池が腕を腰に当て、立つ。

だから、水島のひょいっと半分出した顔は目立たない。

二人がその位置に行ったことを確認すると浜田は、教員用ロッカー室の扉に向け、太い声をかける。

「待ちくたびれちまったぜ」

「オーッ!申し訳ありませんっ!」

「姿勢正せっ!」

「オーッ!」

浜田は、ゆっくりと扉を開けた。

教師がキチッとK学園独特の姿勢正した姿勢で直立している。

もちろん、その姿勢を取った者は、直れと言われるまでは不動である。

足を肩幅に開き、背筋は反り気味にピンと伸ばす。

両手は背後に組む。

顔は少し上にあげ宙を見る。

目の前の人を直視する無礼をしないためだ。

スポーツマンだけあって、教師の姿勢は見事に決まっていた。

ビジネス・カジュアル姿。

若者らしい軽めのジャケット、清々しい白のシャツ、首もとのボタンは開けられ軽く見える肌がスポーツマンらしく爽やかだ。

グレーのスラックスも長い足に似合っている。

鍛えられた長身の恵まれた四肢。

一部を除けば、凛々しいスポーツに捧げた好青年の姿。

一部、それは股間の張り。

これは、隠せない。

圧倒的なボリュームでテントを張っている。

いや、スラックスの布地が締め付けて、テントを張りたくても布地が足りないと言う表現の方が適当か。

「礼ッ」

「オーッ!」

教師は背を反らし、顔を上にあげ大声で答える。

だから、パンパンに張った股間は前方に付き出される。

生徒、、、浜田は、ぞんざいに教師の肩、胸、腕、太ももに手を当てる。

まるで、鑑定するような手だ。

そして、股間を揉む。

教師の顔が軽くピクンと動く。

だが、姿勢は正したままだ。

「さっさと脱げっ!褌一丁になれっ!」

「オーッ」

教師の思った通り、せっかく着た服はすぐ脱ぐことになる。

教師は手早くジャケットから脱ぎ始める。

それは、生徒からの屈辱的な命令であったが、どこかイソイソと脱ぐことに喜ぶようでもあった。

褌一丁になった教師は、再び礼を取る姿勢に戻る。

先程までの教壇の上でみせるビジネス・カジュアルの颯爽とした姿とは、全く異なる魅力を教師は醸し出す。

発達した鍛えられた筋肉で背筋を伸ばし、グラウンドで鍛えられた両足はしっかりと広げられている。

後ろ手に手を組んでいるので、肩から胸にかけての筋肉の曲線も優美だ。

そして、真新しい白の褌姿。

キリリと締めたその褌が、若い美神のような見事な筋肉の姿を強調している。

白の布地からはみ出る黒くウェーブした毛の隠微さ。

教師もまた、一人の男なのだと主張しているようだ。

浜田が無言で首輪を差し出す。

教師もまた、無言で首輪を受け取り、自らの首に付ける。

浜田は、太いチェーンをその首輪に取り付ける。

やはりチェーンは、リードだったのだ。

「よし、褌とれっ!」

「オーッ!」

教師は褌を取る。

他の衣類と同様、床に脱ぎ捨てようとしたその白い布を浜田はさっと取り、器用に畳む。

「後ろ向けッ」

「オーッ」

教師の鍛えられた尻、筋肉の浮き上がる背中が生徒に向けられる。

浜田は、長い手拭いくらいに畳んだ褌を教師の顔に当て、目隠しをする。

グイッ、グイッと後ろ側をキツく結ぶ。

そして、教師の両肩に手を当て、前を向かせる。

「這えっ!」

教師は、自分が先程まで履いていた褌で目隠しをされたまま四つん這いになる。

首輪から伸びたチェーンが、ジャリンと音を立てる。

浜田が面白そうに水島を見る。

水島は、顔を歪めて、四つん這いになった教師を上から見る。

凛々しい顔に目隠しをされ、四つん這いになっているため、肩の筋肉、背中の筋肉がくっきりとし、立派な尻も露になっている教師の背中から腰にかけてをじっくり見る。

浜田がリードを引っ張り言う。

「純一っ、散歩の時間だっ」

そして教師の尻を爪先でこずく。

教師は四つん這いのままゆっくり進み始める。


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