体育教師の躾と訓練

文字の大きさ
上 下
4 / 27
校長室~和彦

舞踏

しおりを挟む
「また、その踊りか、、、ワンパターンなんだよな、、、」

竜之介が冷たく言う。

白川の手足の動きが激しくなり、腰をくねらす。

気を引こうと必死なのだろう。

その踊りは、民族舞踊を彷彿とさせる。

酒の余興程度の雑で滑稽な踊り。

それを普段は厳格で、ネチネチと偉そうな学年主任が真剣な顔で踊っている。

先ほど竜之介に定規で叩かれた跡が赤く浮かび上がり、模様のようだ。

肌に汗がにじんでいる。

時に、両手を広げて床に突け、足も広げて裸の尻を突き上げて踊る。

え?

和彦の目が白川の股の間に異質なものを見付ける。

潤んだ目で、つい追ってしまう。

文字か?

校長が、その視線に気づく。

「おいっ、杉山先生がお前の管理票を見たがっているようだ。見せて差し上げなさい」

「はい、ご主人様、、、」

白川は和彦の前に来ると尻を床に落とし、自身の手で足首を握り、大股を広げる。

っ!

和彦は、愕然とする。

そこには文字が刻まれている。

どう考えてもタトゥーだ。

マジックなどではない。

そこにあった文字、、、

“学園長 所有”

しかも、“学園長”に続く二文字の上に二本線が加えられ、横に“所有”と彫られている。

二本線が消している文字は“専有”と読める。

つまり、最初に“学園長 専有”と彫られたあと、専有が消され、“所有”と加えられたようだ。

「学校の備品はキチンと管理するようにしないといけないだろう、、、」

学園長が言う。

和彦の身体の底から戦慄が走る、、、

「竜之介、こんなちゃちいもので、お前は満足してるのか?」

校長が、和彦の乳首ピアスにぶら下がる竜之介のイニシャル入りのタグを指でハネる。

和彦の身体の芯をおののきが走る。

指による快感と、得体の知れないオジと甥に対する恐怖。

「この肌、、、すべらかな、きめ細やかな肌、、、彫りが映えそうだ、、、」

「やめてくれよ、、、ホントはピアスも開けたくなかったんだ、、、玩具カズ先生には、傷を付けたくないんだ、、、でも、“狩猟”の証しには刻印が必要って言うから、仕方なくピアスを開けたんだぜ、、、それに、カズ先生は、そんなことしなくても俺の言うことは聞くって言ってくれたもんね、、、」

竜之介は和彦の肩の上に顎をのせ、甘えたように言う。

和彦は、震える。

怯え、、、

そして、オジ、甥の二人の指による愛撫によって、、、

両極の震えが合わさり、和彦を苛む。

「ね、オレ、これ以上、カズ先生を傷付けたくないから、ちゃんとオレの言うこと聞いてね、、、」

和彦は、ガクガクと首を縦に振る。

「よしよし」

竜之介はニッコリと笑って、和彦の頭を撫でる。

「そうだっ!カズ先生、Y字バランスを見せてよ、おじさん、カズ先生のY字バランス、カッコいいんだぜっ!」

「それは良い。是非に見たい、、、そうだ、うまく出来たら、杉山先生にご褒美を上げよう」

そう言うと、必死で腰を振り、鈴をならし、踊り続ける白川の横を通り、デスクのところに行く。

そして引き出しから取り出したのは、幾つかの平べったいビニール袋に入った布状のもの。

すべてド派手な色だ。

そして、その一つから取り出したのは、、、

「おー、それ良いじゃん、カズ先生に似合いそう、前のはビリビリになっちゃったからね」

校長が差し出したのは見覚えのある紫のスケスケのエロビキニ。

とても薄く、端切れのような小ささ。

伸縮性があるのだろう。

無ければ到底履けなさそうな代物だ。

「竜之介から写真を見せられて。私も生で見たくなったんですよ、、、破廉恥な下着を着けた杉山先生の姿、、、だから、ネットで頑張って同じものを探しましたよ、、、生産が終了していたみたいですが、安売りの中にありました、、、さすがに売れ残ったんでしょうな、、、これは、、、杉山先生くらいの立派な身体でなければ、にあいませんから、、、ついでに杉山先生がお好きそうな破廉恥な下着もと色もデザインも様々なものを取り寄せました、、、」

写真を見せられた?

そして、紫のエロビキニのことを知っている?

と言うことは、校長は、俺がホームルームで辱しめを受けた写真を見ていたのか、、、

その事実を知っていたのか、、、

和彦は自分が何重もの罠に絡め取られていたのだと知る、、、

「いつもエロ下着を履いているのかと思ったら、たまたまだったらしいですね。勿体ない。杉山先生ほどの身体ならば出し惜しみするのは野暮というものですよ。これからは、どんどんお履きなさい。そして、私たちを楽しませてください」

「良かったね、あの紫のエロビキニっ、懐かしいでしょう。オジ貴がビリビリになった布切れをつなぎ合わせて、ブランドを調べて、ようやく同じヤツを見つけたらしいよ。暇な学園長だよね、仕事しろっつーの、、、」

オジ、、、校長を真似するように、竜之介はその鼻先で、和彦の耳たぶ、うなじを擦りながら、耳元で囁く。

その息が敏感な耳を刺激し、和彦はゾクゾクた身体を震わせる。

竜之介の両掌、そして指は、ゆっくりと繊細に和彦の肌の上を這っていく。

その微妙な感触の全てに焦らされ、肌の上からその痺れに似た焦れが肉体の芯を侵食し、快楽を増していく。

和彦の吐息が荒くなり、竜之介を見上げた目が、もっとしてくれというような嘆願の色を浮かべている。

いつもなら、止めてくれっ、、、もう少しゆっくりしてくれっ、、、と願っても、聞き入れず、力のままに、和彦の身体を揉みしだき、もっとも感じる股間の肉棒を弄りまくり、激しくケツを突いてくるのに、、、

このチリチリと身体中を駆け巡り、やるせない快楽が身体に染み込んでいくような感覚、、、気持ちよくはあるけれど、どうにか解放して欲しい、、、

さっきからビンビンの逸物も、雁首がたまにスッと撫でるられだけ、、、

我慢汁がダラダラ流れ続ける。

雁首を軽く撫でられ、ザワッと広がった快感は放置され、和彦の芯を痺れさせる焦らしに変わる。

こ、これじゃ、蛇の生殺しだ、、、

もっと強く、、、もっと激しく、、、して欲しい、、、

だが、そんなことは口にはだせない、、、

が、全身を覆い始めた焦らされる快楽に和彦はどうにかなりそうだった。

竜之介は、身体の高ぶりを隠せない教師の様子を満足げに見る。

この玩具カズ先生は、こんなエロい顔でよがることも出来るんだ、、、オジ貴、いいやり方を教えてくれてありがとな、、、すぐにでもコイツカズ先生を押し倒してケツを掘りたい、、、でも、今日は我慢して、この男らしい顔が、どこまで情けないアへ顔に変わるか楽しんでみるか、、、、

竜之介は考える。

そして、そんな甥っ子の様子を満足げに校長は見ている。

優しい目だ。

「ほら、カズ先生、Y字バランスをやってみて、やらなかったら、今日の放出は無しだよ、、、実は、カズ先生用の貞操帯も用意してるんだ、、、言うことを聞かないと、装着して射精できないようにしちゃうよ、、、勃起しようとしても締め付けられちゃうよ、、、」

「か、勘弁してください、、、やりますっ、、、」

和彦は、足裏に手をやると、スッと片足を上げて見せた。

安定したY字バランス、、、

一本の脚でスックと立つ。

美しい。

身体を支える一本足。

ぶ厚い筋肉に包まれた太股、グッと盛り上がる脹脛。

そして、腕で支えられ、すっと差し上げられた片足。

反対側に上半身を傾けているため、捻りが加えられた腹筋が美しくくっきりと浮かび上がる。

「おぉ、、、美しい、、、そして、逞しい、、、見事だ、、、見事ですよ、、、杉山先生、、、」

校長が感嘆する。

「オジ貴、前だけじゃなく、後ろもスゴいんだぜ」

「どれどれ、、、」

校長が和彦の背後に回る。

「これは、見事な尻だ。プリプリで弾けそうだ、、、」

そう言ってサワサワと尻タブを撫でる。

そして、その指は蟻の戸渡から玉を撫で、太股もなぞる。

「でしょ、、、あと、この背中を見てよ、、、ぶっとい筋肉の塊、、、綺麗でしょ、、、」

そう言い、竜之介は背中を撫で上げる。

自分の背後を襲う刺激、、、

責め慣れてない尻と背中への同時攻撃に和彦の息は粗さを増し、吐息が漏れだす。

校長の指が肛門の周囲をなぞる。

そのタッチの絶妙さに、和彦は、思わすバランスを崩しそうになる。

「カズ先生っ!この程度で転けたら承知しないよっ!」

和彦は、必死でバランスを取る。

二、三回跳び跳ねるようにして、和彦は体勢を直す。

チロリン、、、チロリン、、、

軽やかな電子音がする。

和彦は聞き流すところだった、、、が、、、

踊っていた白川が血相を変え、ソファの後ろに滑り込む。

?

あっ、、、

セ、センサーの反応音、、、

誰か来たのかっ!?

窓を見る。

人影だっ!

和彦は焦って、白川が踞るソファの後ろに跳ぶように駆け込む。

身を隠す寸前、窓の外に現れた人影と目が合ってしまう。

ヤバいっ!、、、見られたっ!、、、どうしようっ!

窓の外、化学の教師、榎木の驚きで目を見開いた顔と、和彦の顔があった。

間違いなく見られた、、、

和彦を絶望が襲う。

見られたぁぁ~~~っ!

ソファの後ろ、白川の身体に被さるように、肌を密着して隠れた和彦は、頭を掻きむしりたくなっていた。











しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

【完結】年下吸血鬼に血を吸われています

BL / 完結 24h.ポイント:817pt お気に入り:33

会社を辞めて騎士団長を拾う

BL / 完結 24h.ポイント:56pt お気に入り:33

待ち遠しかった卒業パーティー

恋愛 / 完結 24h.ポイント:1,072pt お気に入り:1,287

だから女装はしたくない

BL / 完結 24h.ポイント:42pt お気に入り:5

大魔法師様は運命の恋人を溺愛中。〜魔法学院編〜

BL / 連載中 24h.ポイント:795pt お気に入り:4,449

気づいたら転生悪役令嬢だったので、メイドにお仕置きしてもらいます!

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:227pt お気に入り:6

悪役令息の義姉となりました

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:23,056pt お気に入り:1,360

処理中です...