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裸祭の夜〜純一&和彦
和彦 4
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暗くなり始めた道を法被に褌を締めた鯔背な姿の若者の一団が歩いていく。
中心に居るのは年長の青年。
そして、囲んでいるのは少年達。
端から見れば仲の良さげな教師と生徒のグループ。
市街が近づくにつれ、祭の喧騒が大きくなっていく。
「もう盛り上がってるじゃん。急ごうぜ」
「ったく、センセーがトロイから、、、」
「尻をプリプリ振りながら歩くなよっ、恥ずかしいっ!」
「カズ先生、あとで罰だよ、、、」
生徒が口々に言う。
「す、すまん、、、はぁっ!、、、だめだ、さわらないでぇっ!」
謝る教師の法被の裾をめくり、一人の生徒が尻を、、、正確に言うと尻の穴を弄り、教師は嬌声をあげる。
宿でトロロを塗られたケツの穴が痒くて堪らないのだ。
そして、クイッと指でケツの穴の辺りを弄られると痒みの刺激が広がり股間を刺激する。
桃のジュースで割ったとはいえ、精力がつくスッポンの血を入れたマムシ酒を何倍も飲んで、ただでさえ身体が火照っているのだ。
そこにケツの痒みの刺激が押そうと和彦の巨根が暴れ始める。
それを窮屈な下着、、、というよりも布が締め付ける。
暴れたくても暴れきれない逸物は和彦の歩みを遅くする。
「げっ!また勃起し始めたのかよ。このド淫乱教師がっ!」
「ってか、さっさと行こうぜっ!お前のせいで遅れてンだぜ」
生徒が和彦をトロいと責めるのは、ケツの刺激、そして、股間の暴走で歩みが遅くなるからだ。
「少し、、、少し待ってくれ、、、」
少しでもエロ下着の締め付けを押さえようと、尻を突き出し、腰を低くし股間の暴走を抑えようと耐える教師。
最初のうちは生徒達も笑っていたが、度々足を停める教師に本気で怒り始めた。
侮蔑の言葉を浴びせるだけではなく、尻を、背中をひっぱたき、内腿を尻タブをつねりあげる。
その感触が和彦の火照った身体に刺激となってしまい、さらに生徒達の暴挙を煽る。
悪循環だ。
「こんなトロいヤツ、置いて行こうぜ」
誰かが言う。
和彦はその言葉にすがる。
「分かった。俺は後から行くから、先に行ってくれ、、、」
生徒達が先に行けば、宿に帰ることも出来る。
そして、風呂で肛門を洗い流すことが出来る。
人目が無いところであれば、思い切り身を捩らせケツの痒みに耐えることも出来る。
あとで罵られ、罰を受けることを覚悟しなければならないが、火照った股間を思い切り扱き、ぶっぱなすことも出来る。
が、竜之介、、、和彦が服従を誓った年下の主人が冷たく言う。
「ダメだよ。引率の先生が居ないと夜の外出は出来ない。そうだよね?カズ先生。お尻が痒いくらい良い歳なんだから我慢できるよね」
一人になることが出来るかもしれないという希望は砕かれる。
今も、和彦の逸物は膨らみかけ、小さな布地を押し上げ、上の隙間からしっかりそのトグロを確認できる。
引っ張られた紐が腰回り、股下に食い込む。
教師は必死に自分の逸物の猛りを抑えようと大きく深呼吸を続けた。
「す、すまん、、、待たせた、、、」
和彦が絞り出すように言う。
猛りは完全にはおさまってはいない。
が、これ以上、待たせたらどうなるか、、、
そして、局部に刺激を与えぬようソロソロと歩き出す。
「かっ、、、また、ケツをくねらせながら歩き出したぜ」
「身体しか取り柄がないんだから仕方ないんじゃない?」
生徒の屈辱的な言葉にも慣れた。
いや、慣れたと思おうとしている。
いちいち屈辱に感じていては心が持たないということを和彦は学んだ。
とにかく、今はこれ以上、トロいと言われぬよう歩みを進めることだけを考えている。
*
市街の祭の会場に着く。
ごった返している。
和彦は人混みにホッとしている。
この中で早足で歩くことは出来ない。
そして、大人しくなっては、急に頭を持ち上げ始める自身の股間を鎮めるため変な歩き方をしても行き交う人で目立たない。
教師と生徒達はしばらく人混みのなかで散策を楽しむ。
「おい、会場の方が混みだしてるぜ。そろそろ俺達も行った方がいいんじゃないか?」
実質的リーダーの竜之介が言う。
「あ、西地区の待機所はこっちです」
そう言ったのは柔道部の2年、鍋田だ。
鍋田はこの地域の出身で、この祭には子供の頃から親しんでいるらしい。
鍋田の親族のいる待機所に世話になることになっている。
一行は鍋田について人混みを分けながら歩く。
竜之介がすっと和彦の横に来て、腰に手を回す。
背が高い竜之介と小柄な和彦。
まるで生徒は教師の保護者のようだ。
和彦が竜之介の整った顔を見上げる。
微かに瞳が潤む。
それに気付いた竜之介は教師の耳に口を近づけ囁く。
「カズ先生、発情してるの?」
ポッた和彦の頬が赤らみ、目を反らす。
竜之介が法被の上から和彦の尻をまさぐる。
「あっ、、、」
和彦の歩みが遅くなる。
「また、勃起したのかよ。ホントにエロいんだね、カズ先生って、、、」
待機所が近付いてくる。
「おぉ、拓実っ!」
褌一丁の年配の男が声をかけてくる。
「俺のじいちゃんです」
鍋田が皆に紹介する。
「拓実が世話になってます。あなたが先生ですか。いやぁ、すごい筋肉だなあ。今日は引率を有り難うございます」
鍋田の祖父が和彦に挨拶をしてくる。
祖父とはいうが、まだまだ現役の精力が溢れている。
「鍋田さんのお孫さんかね」
待機所にいる他の人たちも集まってくる。
「ほら、この籠に法被と荷物をいれなさい。祭の本番は、褌一丁が決まりっ!」
え?
和彦は驚く。
まさか、法被を脱ぐのか?
この小さな褌もどきのエロ下着を晒さねばならないのか?
白というよりも白銀に近い光沢のうえにショッキングピンク、コバルトブルー、レモンイエローのド派手なドットが散りばめられている教職に就くものには相応しくないみっともない柄、、、
血の気が引いていく。
生徒だけならともかく、生徒の祖父もいるここで、、、
その逡巡を知らず、生徒達はさっさと法被を脱ぎ捨て籠に入れ、褌一丁になる。
「スマホを置いてきなさい」
「え?良いじゃん。スマホを持っていたらダメなんて決まりはないだろ」
「人混みに押されておとしても知らんぞ」
「そこまでトロくないよ」
鍋田と祖父が軽く言い合ってる。
「ほら、先生も法被を脱いで、、、」
西地区の仕切り屋の一人が言う。
和彦は戸惑う。
「まさか、先生、生徒さんの前じゃ褌姿にはなれないのかな?褌姿をバカにしちゃいかん、、、」
仕切り屋は法被の前を閉じ、モジモジしている和彦に軽くムッとしたように言う。
その場にいる人の目が和彦に集まる。
「え?先生、褌姿をバカになんてしてないよ。筋肉隆々の身体を見せるのが大好きだからしょっちゅう裸になってるもん」
鍋田が言う。
取りなしているのか、馬鹿にしているのか分からない言い種だ。
「裸になるのが好きな先生か、、、そりゃ、変わってる先生だな」
仕切り屋が言う。
まるで露出狂のような言われようだ。
ぬ、脱がないわけにはいかないのか、、、、
竜之介が背後から寄ってくる。
「カズ先生、思いきって脱いじゃいなよ」
法被の襟元を引っ張る。
観念して和彦は法被を押さえていた手を離す。
器械体操の元選手だけあって、分厚い胸筋、瘤のように盛り上がる肩、ボコボコに割れた腹筋、絞まった腰、、、
見事な身体と一緒に股間にちんまりと治まった三角の布、、、内容物のボリュームに突き出され、陰毛を隠しきれていない布切れと、腰に回された紐も露になる。
「なんじゃ、この格好は、、、」
大人の誰かが呆れたように呟く。
大勢の視線が和彦の股間に集まる。
生徒達は笑いを堪えて見ている。
和彦は穴があったら入りたかった。
中心に居るのは年長の青年。
そして、囲んでいるのは少年達。
端から見れば仲の良さげな教師と生徒のグループ。
市街が近づくにつれ、祭の喧騒が大きくなっていく。
「もう盛り上がってるじゃん。急ごうぜ」
「ったく、センセーがトロイから、、、」
「尻をプリプリ振りながら歩くなよっ、恥ずかしいっ!」
「カズ先生、あとで罰だよ、、、」
生徒が口々に言う。
「す、すまん、、、はぁっ!、、、だめだ、さわらないでぇっ!」
謝る教師の法被の裾をめくり、一人の生徒が尻を、、、正確に言うと尻の穴を弄り、教師は嬌声をあげる。
宿でトロロを塗られたケツの穴が痒くて堪らないのだ。
そして、クイッと指でケツの穴の辺りを弄られると痒みの刺激が広がり股間を刺激する。
桃のジュースで割ったとはいえ、精力がつくスッポンの血を入れたマムシ酒を何倍も飲んで、ただでさえ身体が火照っているのだ。
そこにケツの痒みの刺激が押そうと和彦の巨根が暴れ始める。
それを窮屈な下着、、、というよりも布が締め付ける。
暴れたくても暴れきれない逸物は和彦の歩みを遅くする。
「げっ!また勃起し始めたのかよ。このド淫乱教師がっ!」
「ってか、さっさと行こうぜっ!お前のせいで遅れてンだぜ」
生徒が和彦をトロいと責めるのは、ケツの刺激、そして、股間の暴走で歩みが遅くなるからだ。
「少し、、、少し待ってくれ、、、」
少しでもエロ下着の締め付けを押さえようと、尻を突き出し、腰を低くし股間の暴走を抑えようと耐える教師。
最初のうちは生徒達も笑っていたが、度々足を停める教師に本気で怒り始めた。
侮蔑の言葉を浴びせるだけではなく、尻を、背中をひっぱたき、内腿を尻タブをつねりあげる。
その感触が和彦の火照った身体に刺激となってしまい、さらに生徒達の暴挙を煽る。
悪循環だ。
「こんなトロいヤツ、置いて行こうぜ」
誰かが言う。
和彦はその言葉にすがる。
「分かった。俺は後から行くから、先に行ってくれ、、、」
生徒達が先に行けば、宿に帰ることも出来る。
そして、風呂で肛門を洗い流すことが出来る。
人目が無いところであれば、思い切り身を捩らせケツの痒みに耐えることも出来る。
あとで罵られ、罰を受けることを覚悟しなければならないが、火照った股間を思い切り扱き、ぶっぱなすことも出来る。
が、竜之介、、、和彦が服従を誓った年下の主人が冷たく言う。
「ダメだよ。引率の先生が居ないと夜の外出は出来ない。そうだよね?カズ先生。お尻が痒いくらい良い歳なんだから我慢できるよね」
一人になることが出来るかもしれないという希望は砕かれる。
今も、和彦の逸物は膨らみかけ、小さな布地を押し上げ、上の隙間からしっかりそのトグロを確認できる。
引っ張られた紐が腰回り、股下に食い込む。
教師は必死に自分の逸物の猛りを抑えようと大きく深呼吸を続けた。
「す、すまん、、、待たせた、、、」
和彦が絞り出すように言う。
猛りは完全にはおさまってはいない。
が、これ以上、待たせたらどうなるか、、、
そして、局部に刺激を与えぬようソロソロと歩き出す。
「かっ、、、また、ケツをくねらせながら歩き出したぜ」
「身体しか取り柄がないんだから仕方ないんじゃない?」
生徒の屈辱的な言葉にも慣れた。
いや、慣れたと思おうとしている。
いちいち屈辱に感じていては心が持たないということを和彦は学んだ。
とにかく、今はこれ以上、トロいと言われぬよう歩みを進めることだけを考えている。
*
市街の祭の会場に着く。
ごった返している。
和彦は人混みにホッとしている。
この中で早足で歩くことは出来ない。
そして、大人しくなっては、急に頭を持ち上げ始める自身の股間を鎮めるため変な歩き方をしても行き交う人で目立たない。
教師と生徒達はしばらく人混みのなかで散策を楽しむ。
「おい、会場の方が混みだしてるぜ。そろそろ俺達も行った方がいいんじゃないか?」
実質的リーダーの竜之介が言う。
「あ、西地区の待機所はこっちです」
そう言ったのは柔道部の2年、鍋田だ。
鍋田はこの地域の出身で、この祭には子供の頃から親しんでいるらしい。
鍋田の親族のいる待機所に世話になることになっている。
一行は鍋田について人混みを分けながら歩く。
竜之介がすっと和彦の横に来て、腰に手を回す。
背が高い竜之介と小柄な和彦。
まるで生徒は教師の保護者のようだ。
和彦が竜之介の整った顔を見上げる。
微かに瞳が潤む。
それに気付いた竜之介は教師の耳に口を近づけ囁く。
「カズ先生、発情してるの?」
ポッた和彦の頬が赤らみ、目を反らす。
竜之介が法被の上から和彦の尻をまさぐる。
「あっ、、、」
和彦の歩みが遅くなる。
「また、勃起したのかよ。ホントにエロいんだね、カズ先生って、、、」
待機所が近付いてくる。
「おぉ、拓実っ!」
褌一丁の年配の男が声をかけてくる。
「俺のじいちゃんです」
鍋田が皆に紹介する。
「拓実が世話になってます。あなたが先生ですか。いやぁ、すごい筋肉だなあ。今日は引率を有り難うございます」
鍋田の祖父が和彦に挨拶をしてくる。
祖父とはいうが、まだまだ現役の精力が溢れている。
「鍋田さんのお孫さんかね」
待機所にいる他の人たちも集まってくる。
「ほら、この籠に法被と荷物をいれなさい。祭の本番は、褌一丁が決まりっ!」
え?
和彦は驚く。
まさか、法被を脱ぐのか?
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白というよりも白銀に近い光沢のうえにショッキングピンク、コバルトブルー、レモンイエローのド派手なドットが散りばめられている教職に就くものには相応しくないみっともない柄、、、
血の気が引いていく。
生徒だけならともかく、生徒の祖父もいるここで、、、
その逡巡を知らず、生徒達はさっさと法被を脱ぎ捨て籠に入れ、褌一丁になる。
「スマホを置いてきなさい」
「え?良いじゃん。スマホを持っていたらダメなんて決まりはないだろ」
「人混みに押されておとしても知らんぞ」
「そこまでトロくないよ」
鍋田と祖父が軽く言い合ってる。
「ほら、先生も法被を脱いで、、、」
西地区の仕切り屋の一人が言う。
和彦は戸惑う。
「まさか、先生、生徒さんの前じゃ褌姿にはなれないのかな?褌姿をバカにしちゃいかん、、、」
仕切り屋は法被の前を閉じ、モジモジしている和彦に軽くムッとしたように言う。
その場にいる人の目が和彦に集まる。
「え?先生、褌姿をバカになんてしてないよ。筋肉隆々の身体を見せるのが大好きだからしょっちゅう裸になってるもん」
鍋田が言う。
取りなしているのか、馬鹿にしているのか分からない言い種だ。
「裸になるのが好きな先生か、、、そりゃ、変わってる先生だな」
仕切り屋が言う。
まるで露出狂のような言われようだ。
ぬ、脱がないわけにはいかないのか、、、、
竜之介が背後から寄ってくる。
「カズ先生、思いきって脱いじゃいなよ」
法被の襟元を引っ張る。
観念して和彦は法被を押さえていた手を離す。
器械体操の元選手だけあって、分厚い胸筋、瘤のように盛り上がる肩、ボコボコに割れた腹筋、絞まった腰、、、
見事な身体と一緒に股間にちんまりと治まった三角の布、、、内容物のボリュームに突き出され、陰毛を隠しきれていない布切れと、腰に回された紐も露になる。
「なんじゃ、この格好は、、、」
大人の誰かが呆れたように呟く。
大勢の視線が和彦の股間に集まる。
生徒達は笑いを堪えて見ている。
和彦は穴があったら入りたかった。
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陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
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漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
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