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CH5 路地
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狭い部屋の中で、ほとんど、セックスをして、寝て、飯を食うだけの生活。
警察官の表情はどんどん暗くなり、セックスは執拗になっていく。
警察官は、彼の犬歯が雁首の当たりに引っ掛かり傷付くと狂ったようによがる。
だから、彼は、警察官の猛ったモノを激しく口に含む。
そして、
昼間も閉じられたカーテン。
開けたとしても隣の建物の煤けた壁が見えるだけだったが。
部屋に閉じ籠り続けて、さすがの彼もストレスが溜まる。
警察官は、外には絶対出るなと言う。
ワイドショーでは、両親が争いの果てに無理心中をした悲劇の少年が行方不明と騒いでいるらしい。
けれど、この場末の町で、彼の存在に意識を向ける人間が居るとは思えない。
しばらくの思案の後、彼は部屋の扉を開けた。
久々の外は心地好かった。
雑然としている古びた町並みはお世辞にもきれいと言いかねるが、締め切った部屋の中とは空気が違う。
彼はゆっくりと歩き出す。
が、行く当てが有るわけではない。
ブラブラと汚い裏道を歩く。
表通りは、人通りが多く、落ち着かない。
だから、一度出た表通りから、すぐに裏通りに戻ってきた。
裏通りと言っても、狭く古い店が並んでいて、古くからの繁華街なのだなと思う。
田舎育ちの彼には、裏通りであっても、物珍しい。
ふと彼は視線を感じる。
?
見回すが視線の主は判らない。
何人か労働者風の人が昼から酒を飲んでいるだけだ。
彼を追っているらしいマスコミとかだったら嫌だな、、、
そう彼は思う。
歩いている内に、酒も飲まず、裏道の端に溜まっているだけの男が何故か増えてきた。
歩く彼をチラッと見る。
値踏みするように、頭から足元までサッと視線を走らせる。
?
なんだ?
急に一人の髭面の労働者風の男が、片手に握った万札を見せびらかすように、彼の前に立つ。
ん?
「兄ちゃん、そこのサウナで軽く汗を流さんか?」
サウナ?
ふと見ると、少し先に古びた看板が出ている。
看板以外は何の飾り気もない古いビル。
ふと気付くと、道の脇に溜まっていた男達が、バラバラに、けれど、視線は彼の方に向け、距離をおいて近づいてきている。
サウナか、、、
サウナには行ったことがなかった。
けれど、家を出てから、狭い風呂ばかりで、広い風呂で足を伸ばしたかった。
けれど、、、
幾らなんだろう。
彼は躊躇う。
幾らかのお金は持っているが、大金のわけではない。
そんな彼の逡巡を見透かしたように男は言った。
「兄ちゃん、ここには良く来るんか?」
彼は首を振る。
「そうか、初めてか。金が無いなら風呂代は奢るから、経験してみるか?」
男の目にヌメっとした光が宿る。
それは、義父の目、そして警察官の目で見慣れたものでもあった。
ふーん。
彼は頷く。
労働者風の男に喜びの色が浮かび、彼の背中に手をやり、入り口へと押した。
ふと見ると、サウナと書かれた錆びた看板には、“会員制”と大きく書かれていた。
警察官の表情はどんどん暗くなり、セックスは執拗になっていく。
警察官は、彼の犬歯が雁首の当たりに引っ掛かり傷付くと狂ったようによがる。
だから、彼は、警察官の猛ったモノを激しく口に含む。
そして、
昼間も閉じられたカーテン。
開けたとしても隣の建物の煤けた壁が見えるだけだったが。
部屋に閉じ籠り続けて、さすがの彼もストレスが溜まる。
警察官は、外には絶対出るなと言う。
ワイドショーでは、両親が争いの果てに無理心中をした悲劇の少年が行方不明と騒いでいるらしい。
けれど、この場末の町で、彼の存在に意識を向ける人間が居るとは思えない。
しばらくの思案の後、彼は部屋の扉を開けた。
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彼はゆっくりと歩き出す。
が、行く当てが有るわけではない。
ブラブラと汚い裏道を歩く。
表通りは、人通りが多く、落ち着かない。
だから、一度出た表通りから、すぐに裏通りに戻ってきた。
裏通りと言っても、狭く古い店が並んでいて、古くからの繁華街なのだなと思う。
田舎育ちの彼には、裏通りであっても、物珍しい。
ふと彼は視線を感じる。
?
見回すが視線の主は判らない。
何人か労働者風の人が昼から酒を飲んでいるだけだ。
彼を追っているらしいマスコミとかだったら嫌だな、、、
そう彼は思う。
歩いている内に、酒も飲まず、裏道の端に溜まっているだけの男が何故か増えてきた。
歩く彼をチラッと見る。
値踏みするように、頭から足元までサッと視線を走らせる。
?
なんだ?
急に一人の髭面の労働者風の男が、片手に握った万札を見せびらかすように、彼の前に立つ。
ん?
「兄ちゃん、そこのサウナで軽く汗を流さんか?」
サウナ?
ふと見ると、少し先に古びた看板が出ている。
看板以外は何の飾り気もない古いビル。
ふと気付くと、道の脇に溜まっていた男達が、バラバラに、けれど、視線は彼の方に向け、距離をおいて近づいてきている。
サウナか、、、
サウナには行ったことがなかった。
けれど、家を出てから、狭い風呂ばかりで、広い風呂で足を伸ばしたかった。
けれど、、、
幾らなんだろう。
彼は躊躇う。
幾らかのお金は持っているが、大金のわけではない。
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ふーん。
彼は頷く。
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ふと見ると、サウナと書かれた錆びた看板には、“会員制”と大きく書かれていた。
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