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御寝
しおりを挟む中宮様の女房・藤小路との激しい悶着の後、有子様と勾当内侍は静かに「梅壺」へと帰って来られました。
「勾当?」
「如何遊ばされました?」
勾当内侍が衣装櫃に納めた有子様の唐衣に匂ひ袋を差し入れながら顔を上げられました。
「先程は済まぬ事であった……私の代わりにあの典侍に向かい、異議を申してくれて……」
「何を仰せでございます。貴方さんは更衣さんにお成り遊ばされたのでございますよ?たとえ、中宮さんの乳母が相手でも、論じられるんは貴人である貴方さんがなさるのは罷りならぬ事」
あの藤小路は中宮様の乳母であったのか。それ故にあの様に大口を叩き、他の女官は見て見ぬふりを貫いておられたのかと、そう思われた有子様でございました。
夕餉の後、勾当内侍は改まった面持ちで有子様と向き合われました、
「梅壺さん、間もなく御寝遊ばして頂きますが、その前に大事なる話がございます」
「大事なる話?」
勾当内侍が背筋を正しながら続けられました、
「御上が今宵、御寝遊ばされます」
「え……ど、どちらで?」
「こちらでございます。凝花舎にです」
「何を……?はっ……」
有子様はお忘れ遊ばされたのでございます。ご自身が帝の妃となられたこと。妃となられたからには夜の営みをしない訳には参りません。
「四人のお子様をお持ちでございますのでご作法はご存知かとは存じますが、どうかおするするとお運ばれになられます様に」
平然と行為の事を真顔で言われる勾当内侍にいささか不気味に思われた有子様でした、
「そなたは傍にいてくれぬのか?」
知っている者がいるだけでも安心だ、勾当内侍がいてくれればと願われた有子様でございましたが、残念な返答が帰って来ました、
「私は己の屋敷へ下がります。宿直は雲井雁が努めます」
後ろに控えていた女房、雲井雁が両手を付いて頭を下げられました。
「私は元は帝付きの尚侍にございます。御上も、私がいては何もお出来になられないでしょう」
それもそうだ、と有子様は思われました。
「御上は夜分遅くに参られます。慣わしとして、御簾を下ろさせて頂き、灯りを消えた中で行って頂きます。これが、御上との初めての御対面と相成られます」
信じられない慣習でした。まるで夜這いです。
後宮の慣習で、御上との営みは妃の御座す殿舎で成す事になっておりました。専用の寝所がある訳でもなく、御上の御座す清涼殿に参る訳でもありませんでした。
最初の夫・宗隆とは今は亡くなられた先代店主の父から勧められた結婚でした。夜這いされて出会ったお男ではありませんでした。
当時の平安の世は妻問ひ婚が主流でございました。
男女はそれぞれに住まいを構え、妻の元へ夫が通っていく形です。結婚というのは家族に隠れてこそこそと夜這いを行うのではなく、堂々と通える様になることを意味していました。
しかし、有子様の実家は経営する店を持っている商家である為、そこへ婿養子となり、通い婚と他の妻を持たない事を条件に、宗隆様は「ふよう」に入られたのでした。
結局はそれを裏切り、店から逃げ出したのですが。
「では、これから御上のお好きな香を焚き染めた袿にお着換え頂きます」
「夜着に着替えるのではないのか?」
「夜着に着替えれば、”待ってました” と言わんばかりではあらしゃいませぬか。袿をお召しになったままで座し、”つい眠ってしまった” という状況を作るのがこの宮中の慣わしでございます」
それは矛盾ではないか?夜着に着替えているのが普通だと思うが、と疑問に思われた有子様でしたが、宮中の長年の慣例なら致し方無いと思うように考えを改められました。
─────────────────────────────
深い夜、勾当内侍が自身のお屋敷へと下がり、隣棟では雲井雁が四方を几帳と屏風に囲まれた場所で宿直をしている頃、有子様は上段で布団を敷き眠りにつかれておりました。
すると、遠い所から徐に硬い衣擦れの音がしました。深夜という事もあり後宮は物静かである為、はっきりとそれは目の前にあるように聞こえて参ったのです。
微かに目を覚ますと、遠くからほんのりと白檀の香りがして参りました。
「其方が梅壺か?」
「……は、はい…」
遠くから香って参る香りが一段と強くなりました。帝が、御簾の中から有子様の所へ参られたのでございます。
帝は優しい溜息をつくと、有子様をお抱き遊ばされた。
帝というのはどの様な御方なのか、庶民にまで渡る政治改革を推し進める程の権力を示す御方なのだから、とても恐ろしい御方なのだろうかと思いました。しかしそれとは裏腹にとても優しく、年増である有子様を受け入れ遊ばされているのです。
一枚、一枚と袿を脱がされ、小袖と袴が露わになりました。
御上は手慣れた素振りで袴の帯をするりと解いて行くと、御上もご自身の直衣をお脱ぎ遊ばされました。
静まり返った御殿にいつもとは違う衣擦れの音が辺りを響かせました。
有子様は恥ずかしさと惨めさで身体が熱を帯びて参るのを感じられたのでした。
未だお互いの顔を相見ていないのにも関わらず、お互いが知り得た仲であるかのように身体の関係を交わらせるその瞬間、ようやく、後宮に入った事を実感された有子様でございました。
帝の甘くも熱烈な腰つきは自分の身体に更に熱を帯びさせ、惨めさと恥ずかしさを忘れさせるほど高ぶらせて参りました。本来ならば、帝の妻はこの状況でも感じ入ってはいけないはずです。明朝、雲井雁から聞いた勾当からお叱りを受けるかもしれない。
しかし、その様な事を考えられない程、御上の意外な男らしい体格から感じるその愛を心から受け入れ、この御方の御傍に居たいと有子様は思われたのです。
翌朝 ───────
小鳥が鳴き、春の訪れを控えた御所では暖かな朝が訪れておりました。
目が覚めると眼前には美しい殿方の顔がありました。気付けば強く抱き寄せられ、初めて相見える殿方のご尊顔が帝であることを悟ったのです。朝の光で良く良く見えた尊顔は思ったよりとても整った御顔立ちであられました。
自分より、十は若い。御上が御目をお開け遊ばされたら、余り若くは遊ばされない有子様のお顔をお知りになれば、忽ち後宮に上がらせた事を後悔遊ばされるかも知れない。そう有子様は考えられ、慌てて帝からお顔を反らし、美福の髪を顔に被せて覆い隠されました。
間もなくすると、帝はもぞもぞと御起き遊ばされました、
「梅壺?起きられたか?」
有子様は黙りこくり、ただただ頷かれただけでございました。
「身体は大事ないか?昨夜は少々激しくし過ぎた様じゃ」
腰を撫でた手が細くも男らしい指であられ、不覚にも有子様は心がときめいたのです。やはり優しい御方、そう思われました。
「顔を見せてはくれまいか?」
御上は顔に掛かった長い髪を優しく掻き上げられました、がっかり遊ばされるだろうとお思いになったその瞬間、お顔を見られた御上から思いもよらない御言葉が発せられたのです、
「美しいのう……やはり、其方を後宮に上がらせて良かった」
御上はそう言うと御顔をこちらに向かせ、口付け遊ばされました。目を開けるとやはり恐れ多い程、整っておられました。この御方に昨夜抱かれたのだ、と有子様はお顔を熱くさせました。
しばらくの交わりが続けられた後、帝は脱ぎ捨てられた直衣に身を包み直され、梅壺をお出になられました。
─────────────────────────────
「如何でございましたか?」
「へ?!」
明朝、勾当内侍は変わらぬ顔で出仕し、食事遊ばされている有子様に徐に質問を投げかけられました。
「昨夜の事にございます。おするすると事は運ばれましたか?」
「そ、その様な事っ……朝に聞くものなのか?雲井雁からは聞いておらぬのか……」
有子様は昨夜の事を思い出し身体が火照り始めるのを感じました。
「雲井雁はそのまま帰らせました。特に申し送りの際は何も申してはいなかったので」
声を上げた事を話さなかったのか?それは慣習からかけ離れてはいなかったのかと。しかし、その反面有子様は密告されなかったことに安堵遊ばされました。
「ぶ、無事に……な、何も変わりなく…」
「左様でございましたか。それは良うございました」
勾当内侍は笑顔を見せ、胸を撫で下ろしながら言いました。
「あとは、皇子様や皇女様を授かられるのを待つばかりにございますな」
そうか……御上との熱い夜を過ごしたという事は、もう一人御子を産む事になるのだ、そう有子様は今更ながら不安に思われました。この歳で無事に産めるのか?と心に靄がかかったように重いお気持ちになられました。
呉服問屋「ふよう」 ───────
一方、六条町のここ、呉服問屋「ふよう」では、多くのお客様達でごった返しておりました。
藤子様の新しい経営策により「仕立て」の請負が開始されたのでした。
その瞬間、多くの公卿のみならず、六条町一体の女人達から評判を呼び、大変賑わい始めていたのでした。
庶民の衣服は麻の生地から美しい絹地へと移って行き、それは「ふよう」の人気を呼ぶきっかけとなったのでございました。
仕立ての請け負いは葉子様が担当されました。それは、藤子様が公卿の奥方様や殿方の請け負いで精一杯であった為です。
金銭的にも豊かになって行った為、縫い子も多く雇い入れ、離れを改築し縫製所を構えました。後宮から下がった女官の浮舟は葉子様がしていたあしらいを生業としました。
店仕舞いの折、藤子様は会計帳に本日の売り上げを書き記していました。
新しい店主が経営する「ふよう」には新規顧客が毎日の様に来店してくれておりました。
ところが、有子様の頃の顧客はぱったりと来店しなくなっておりました。
今では、藤子様が請け負った新規の公家の奥方様や町民のお客様が残るのみでございました。
「はぁ~疲れた……。教えながら仕事するのも楽じゃありませんわ、おねいさん」
縫製所の離れから戻って来られた葉子様が、縫い子に対する文句をぼやきながら勘定台にいる藤子様の隣にドサッと腰を下ろされました。
「どうですか?売り上げの方は」
「ん~まだまだやな。そなたは早う仕上げてくれるが、縫い子は遅い。遅いと売り上げに繋がりづらいのや。もそっと早う縫い上げる様に伝えて貰えぬか?」
「分かりました。びっしびし鍛えますわ!」
束の間の姉妹の憩いは店終わりのこの時間でございました。二人はいつも笑顔を欠かせない仲の良い姉妹でございます。
有子様の文通りに手と手を合わせてこの「ふよう」を守って行っている様にも見えましたが、ただ、そういう訳では無く、姉妹だけでこの店を切り盛りして母に対しての仇討ちをするつもりなのでした。御所のお力を借りず、姉妹だけで。
「おねいさん」
葉子様が徐に口を開かれました。
「なぁに?」
会計帳を仕舞いながら藤子様が妹の顔を見つめて答えられました。
「この前は、ひどい事を言ってごめんなさい」
二人で切り盛りするのは無理、と言ってしまった事について葉子様は謝られたのです。
「急にどうした?」
「え?ううん!!ただ何となく言っただけや。余り深い事気にせんといて」
おかしな事を言うのう、と藤子様が言われると二人はまた笑い合いました。
「お嬢様方、お食事が整いました」
浮舟です。店主となった藤子様が浮舟に家事全般を任せていたのです。
浮舟の実家は代々、御所の食事係を務める大膳大夫を任されており、自身も有子様付き女官になる以前は、大膳職の女官として詰めておられました。
「まぁ美味しそう!」
御所で出される料理ほど豪華ではありませんが、藤子様の作る食事に比べれば……と葉子様は思われました。しかしそれは、口が裂けても言えない事でした。
「いつも済まぬのう、浮舟」
今では、浮舟に対して嫌悪の気持ちを表すつもりはなく、それ以上に頼りにさえしておりました。
「ゆう子お嬢様と呉竹坊ちゃまはすでにお眠りになられました」
「そうか、分かった。さ、食べましょう」
家族の食事には浮舟も共にしました。
当初は浮舟に強い事を言われていた藤子様でしたが、今では家族の様に受け入れていました。
非人道的な人では決してなかった藤子様でした。
~~一月後~~
後宮・梅壺 夕方 ───────
御所では、殿舎の改築工事が間もなく終わりを迎えておりました。それを記念して花見の宴が紫宸殿で饗される事になりました。
「花見か。それは晴れやかな宴になりそうやのう」
「はい。何年も勤めていても、花見の宴はそれはそれは素晴らしい宴にございますよ」
女房の梅が枝が生けた春の花々を眺めながら、有子様は勾当内侍から宴の事を聞いていました。
「つきましては、新しいお衣装をご新調致しましょう。後ろを御覧遊ばせ」
後ろを振り向くと、いつの間にか多くの衣装櫃や衣桁に様々な色や柄の袿が掛けられていたのです。
「こちらは如何でしょう?」
鏡の前で、勾当内侍は袿を方に掛けながら言いました。浮かれている勾当内侍とは裏腹に有子様は着飾る事に対する後ろめたさがあったのでございます。
「持っている袿と唐衣だけでは行かぬのか?」
「それはなりませぬ、梅壺さん。新しく更衣におなり遊ばされたお披露目でもあるのでございますから」
一月経って有子様は店で勤めていた時分の売り込みの言葉を思い出していました。
思えば、ほとんどの公卿の奥方達は良く否定をされていました、「似合う」「似合わない」「すでに持っている」、など。有子様はすっかりその事を忘れ去ってしまっておりました。
「そうじゃのう。そなたが見繕うが良い。そなたに任せよう」
勾当内侍は一瞬驚きましたが、喜んで引き受けました、
「はい!では、この勾当にお任せくださいませ」
ふと、有子様はご自身の店の事を思い出しておりました。
死んだと思えと文に書いたものの、強く気に掛けていたのでした。以前に勾当内侍に聞くと「ふよう」から擁護の依頼などを無いとの事でした。
有子様の後宮でのご生活はまだ始まったばかりでございました。
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