10 / 25
フィフス・ゲーム…戦場まで…3…
しおりを挟む
席を立ち、ドリンク・ディスペンサーにマンデリン・ホット(ワン・シュガー)を出させ、ソーサーに乗せて席に戻り、座ってゆっくりと飲む。
3分で飲み終え、カップとソーサーを片付けてから艦長控室に入る。
体長18cmのシルバー・アロワナ2尾が泳いでいる水槽に歩み寄り、給餌する…名前は『リビングストン』と『マゼラン』だ。
暫く眺めてから上着を脱いでハンガーに掛けて吊るし…シャツの胸元を緩めた。
床にクッションをひとつ置き、その上に半跏趺坐で座る。
少し動いて姿勢を定めながら、呼吸を整える。
「…コンピューター、『ブレイン・ティザー』を起動してプレイヤー設定…レベル3…」
【了解】
座っている私の目の前…50cm離れた中空に、虹色で半透明の球体が3Dで投影される。
『ブレイン・ティザー』とは瞑想をサポートするパズル・アプリケーションだ…球体の色を単一にして、60秒維持すればクリアとなる。
目を閉じても開けていても、球体の色は調整できる。
ライト・オレンジで統一する事にして、頭の中とお腹の中心に想像で置いた球体の色をライト・オレンジに染めていく…それに応じて目の前に浮かぶ球体の色もライト・オレンジに変わり始めるのだが、レベル3の難易度で設定したのでアプリのプログラムが相応の強さで私の配色調整を妨害する。
その妨害を真っ向から逆らって跳ね除けて押し通すのではなく、上手く躱して染色を続けるのが私のやり方だ。
自分自身への観察度と集中度を上げながら、球体の染色も進めていく…18分で球体はライト・オレンジに染め上がり、『達成』のサインが表示された。
目を開いて立ち上がり、自分で身体を解す…その後はまた自室に戻り、バスに湯を張ってジャグジー・モードにして40分浸かる…上がってよく水分を拭き取ってから、服を総て新しいものに替えて着た。
自室を出てまたブリッジに戻ったが…そのまま艦長控室に入ると、そこでずっと過ごしていた…そして…
呼び出しのアラームが響いたので、応答した。
「…艦長、間も無く到着します…」
シエナ副長が伝えてくれる。
「…分かった…今行く…」
控室から出てブリッジに入り、シエナが空けてくれたキャプテン・シートに座り着く。
「…報告してくれ…」
「…第3戦闘ライン上に到着予定ポイントです…現在、ナイト・タイムに入るまで、65分です…件の4隻をセンサーで感知しています…4隻とも、間も無くポイントに到着します…」
カリーナ・ソリンスキーが報告した。
「…分かった…取り敢えず、到着しよう…追っ付け回線が繋がるだろう…」
「…了解…」
8分後。
「…到着しました…」
エマ・ラトナーが告げた。
「…エンジン停止…艦首逆噴射して停止してくれ…」
「…了解…」
5分で停止した。
「…艦長…『フェリックス・ラトゥーシュ』のジョルジュ・ライエ艦長から、『ディファイアント』のアドル・エルク艦長を指定しての、圧縮秘密短文通知です…」
「…読んでくれ…」
「…読みます…【…『ディファイアント』を基点として4隻を集結させるので、貴艦は現ポイントにて停泊せられたし…】…です…」
「…返信は必要ないだろう…エマ…適当な大きさの岩塊を選んで接近…アンカーを撃ち込んで停泊してくれ…」
「…了解…」
10分後に『ディファイアント』は停泊した。
3分で飲み終え、カップとソーサーを片付けてから艦長控室に入る。
体長18cmのシルバー・アロワナ2尾が泳いでいる水槽に歩み寄り、給餌する…名前は『リビングストン』と『マゼラン』だ。
暫く眺めてから上着を脱いでハンガーに掛けて吊るし…シャツの胸元を緩めた。
床にクッションをひとつ置き、その上に半跏趺坐で座る。
少し動いて姿勢を定めながら、呼吸を整える。
「…コンピューター、『ブレイン・ティザー』を起動してプレイヤー設定…レベル3…」
【了解】
座っている私の目の前…50cm離れた中空に、虹色で半透明の球体が3Dで投影される。
『ブレイン・ティザー』とは瞑想をサポートするパズル・アプリケーションだ…球体の色を単一にして、60秒維持すればクリアとなる。
目を閉じても開けていても、球体の色は調整できる。
ライト・オレンジで統一する事にして、頭の中とお腹の中心に想像で置いた球体の色をライト・オレンジに染めていく…それに応じて目の前に浮かぶ球体の色もライト・オレンジに変わり始めるのだが、レベル3の難易度で設定したのでアプリのプログラムが相応の強さで私の配色調整を妨害する。
その妨害を真っ向から逆らって跳ね除けて押し通すのではなく、上手く躱して染色を続けるのが私のやり方だ。
自分自身への観察度と集中度を上げながら、球体の染色も進めていく…18分で球体はライト・オレンジに染め上がり、『達成』のサインが表示された。
目を開いて立ち上がり、自分で身体を解す…その後はまた自室に戻り、バスに湯を張ってジャグジー・モードにして40分浸かる…上がってよく水分を拭き取ってから、服を総て新しいものに替えて着た。
自室を出てまたブリッジに戻ったが…そのまま艦長控室に入ると、そこでずっと過ごしていた…そして…
呼び出しのアラームが響いたので、応答した。
「…艦長、間も無く到着します…」
シエナ副長が伝えてくれる。
「…分かった…今行く…」
控室から出てブリッジに入り、シエナが空けてくれたキャプテン・シートに座り着く。
「…報告してくれ…」
「…第3戦闘ライン上に到着予定ポイントです…現在、ナイト・タイムに入るまで、65分です…件の4隻をセンサーで感知しています…4隻とも、間も無くポイントに到着します…」
カリーナ・ソリンスキーが報告した。
「…分かった…取り敢えず、到着しよう…追っ付け回線が繋がるだろう…」
「…了解…」
8分後。
「…到着しました…」
エマ・ラトナーが告げた。
「…エンジン停止…艦首逆噴射して停止してくれ…」
「…了解…」
5分で停止した。
「…艦長…『フェリックス・ラトゥーシュ』のジョルジュ・ライエ艦長から、『ディファイアント』のアドル・エルク艦長を指定しての、圧縮秘密短文通知です…」
「…読んでくれ…」
「…読みます…【…『ディファイアント』を基点として4隻を集結させるので、貴艦は現ポイントにて停泊せられたし…】…です…」
「…返信は必要ないだろう…エマ…適当な大きさの岩塊を選んで接近…アンカーを撃ち込んで停泊してくれ…」
「…了解…」
10分後に『ディファイアント』は停泊した。
1
あなたにおすすめの小説
ト・カ・リ・ナ〜時を止めるアイテムを手にしたら気になる彼女と距離が近くなった件〜
遊馬友仁
青春
高校二年生の坂井夏生(さかいなつき)は、十七歳の誕生日に、亡くなった祖父からの贈り物だという不思議な木製のオカリナを譲り受ける。試しに自室で息を吹き込むと、周囲のヒトやモノがすべて動きを止めてしまった!
木製細工の能力に不安を感じながらも、夏生は、その能力の使い途を思いつく……。
「そうだ!教室の前の席に座っている、いつも、マスクを外さない小嶋夏海(こじまなつみ)の素顔を見てやろう」
そうして、自身のアイデアを実行に映した夏生であったがーーーーーー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
巨乳巫女を信じて送りダスか、一緒にイクか~村の事件 総合〜
シンセカイ
ファンタジー
~参考~
https://ci-en.net/creator/11836
敗戦後に放棄されていた日本の農地が、魔物の瘴気によって再び脅かされていた。
その魔物は土地を「魔族の地」へと変質させる危険な存在で、放置すれば農地だけでなく村や民までもが穢れ、飢餓が広がる可能性がある。
巫女は主への忠誠心と民を守る覚悟を胸に、命をかけて妖魔退治に赴く決意を示す。
だが、戦力は各地に分散しており、彼女一人に任せるのは危険と判断される。
それでも彼女は「自分は神に捧げた存在。消耗品として使ってほしい」と冷静に言い放ち、命令を待つ。
物語は、主が彼女をどう扱うかという重要な選択肢へと分岐していく――。
【信じて送り出すか】
【一緒にいくか】
※複数ルートありますが、ここの掲載媒体の仕様上、複数ルート、複数形式を一つの作品にまとめています見づらいと思いますがご了承ください
我らダンジョン攻略部〜もしも現実世界にダンジョンができて、先行者利益を得られたら〜
一日千秋
ファンタジー
昨今、話題の現実にダンジョンができる系の作品です。
高校生達のダンジョン攻略と日常の学校生活、ビジネス活動を書いていきます。
舞台は2025年、
高校2年生の主人公の千夏将人(チナツマサト)は
異世界漫画研究部の部長をしています。
同じ部活の友人たちとある日突然できたダンジョンに
できてすぐ侵入します。
オタクは知っている、ダンジョンには先行者利益があることを。
そして、得たスキルでこつこつダンジョンを攻略していき、日本で影響力をつけていった先に待ち受ける困難とは!?
ダンジョンの設定はステータス、レベル、スキルあり、ダンジョン内のモンスターの死体はしっかり消えます。
一話につき1000〜2500文字くらいの読みやすい量になっているので初心者には読みやすい仕様になっております。
キャラクターはところどころ新キャラが出てきますがメインストーリーは主に3人なので複雑になりすぎないように心がけています。
「いいね」頂けるととても嬉しいです!
「お気に入り」登録も最高に嬉しいです!
よろしくお願いします!
※契約書、経済システムの書式、掲示板テンプレはAI生成を活用して制作しております。修正、加筆は行っております。ご了承下さい。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
アガルタ・クライシス ―接点―
来栖とむ
SF
神話や物語で語られる異世界は、空想上の世界ではなかった。
九州で発見され盗難された古代の石板には、異世界につながる何かが記されていた。
同時に発見された古い指輪に偶然触れた瞬間、平凡な高校生・結衣は不思議な力に目覚める。
不審な動きをする他国の艦船と怪しい組織。そんな中、異世界からの来訪者が現れる。政府の秘密組織も行動を開始する。
古代から権力者たちによって秘密にされてきた異世界との関係。地球とアガルタ、二つの世界を巻き込む陰謀の渦中で、古代の謎が解き明かされていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる