『星屑の狭間で』(対話・交流・対戦編)

トーマス・ライカー

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フィフス・ゲーム…戦場まで…3…

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 席を立ち、ドリンク・ディスペンサーにマンデリン・ホット(ワン・シュガー)を出させ、ソーサーに乗せて席に戻り、座ってゆっくりと飲む。

 3分で飲み終え、カップとソーサーを片付けてから艦長控室に入る。

 体長18cmのシルバー・アロワナ2尾が泳いでいる水槽に歩み寄り、給餌きゅうじする…名前は『リビングストン』と『マゼラン』だ。

 暫く眺めてから上着を脱いでハンガーに掛けて吊るし…シャツの胸元を緩めた。

 床にクッションをひとつ置き、その上に半跏趺坐はんかふざで座る。

 少し動いて姿勢を定めながら、呼吸を整える。

「…コンピューター、『ブレイン・ティザー』を起動してプレイヤー設定…レベル3…」

【了解】

 座っている私の目の前…50cm離れた中空に、虹色で半透明の球体が3Dで投影される。

 『ブレイン・ティザー』とは瞑想をサポートするパズル・アプリケーションだ…球体の色を単一にして、60秒維持すればクリアとなる。

 目を閉じても開けていても、球体の色は調整できる。

 ライト・オレンジで統一する事にして、頭の中とお腹の中心に想像で置いた球体の色をライト・オレンジに染めていく…それに応じて目の前に浮かぶ球体の色もライト・オレンジに変わり始めるのだが、レベル3の難易度で設定したのでアプリのプログラムが相応の強さで私の配色調整を妨害する。

 その妨害を真っ向から逆らって跳ね除けて押し通すのではなく、上手く躱して染色を続けるのが私のやり方だ。

 自分自身への観察度と集中度を上げながら、球体の染色も進めていく…18分で球体はライト・オレンジに染め上がり、『達成』のサインが表示された。

 目を開いて立ち上がり、自分で身体を解す…その後はまた自室に戻り、バスに湯を張ってジャグジー・モードにして40分浸かる…上がってよく水分を拭き取ってから、服を総て新しいものに替えて着た。

 自室を出てまたブリッジに戻ったが…そのまま艦長控室に入ると、そこでずっと過ごしていた…そして…

 呼び出しのアラームが響いたので、応答した。

「…艦長、間も無く到着します…」

 シエナ副長が伝えてくれる。

「…分かった…今行く…」

 控室から出てブリッジに入り、シエナが空けてくれたキャプテン・シートに座り着く。

「…報告してくれ…」

「…第3戦闘ライン上に到着予定ポイントです…現在、ナイト・タイムに入るまで、65分です…件の4隻をセンサーで感知しています…4隻とも、間も無くポイントに到着します…」

 カリーナ・ソリンスキーが報告した。

「…分かった…取り敢えず、到着しよう…追っ付け回線が繋がるだろう…」

「…了解…」

 8分後。

「…到着しました…」

 エマ・ラトナーが告げた。

「…エンジン停止…艦首逆噴射して停止してくれ…」
 
「…了解…」

 5分で停止した。

「…艦長…『フェリックス・ラトゥーシュ』のジョルジュ・ライエ艦長から、『ディファイアント』のアドル・エルク艦長を指定しての、圧縮秘密短文通知コンプレッション・シークレット・ブリーフ・ノーティスです…」

「…読んでくれ…」

「…読みます…【…『ディファイアント』を基点として4隻を集結させるので、貴艦は現ポイントにて停泊せられたし…】…です…」

「…返信は必要ないだろう…エマ…適当な大きさの岩塊を選んで接近…アンカーを撃ち込んで停泊してくれ…」

「…了解…」

 10分後に『ディファイアント』は停泊した。




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