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「それを知っているということは、ニーナも遅くまで起きていたってこと?」
「そ、それはっ……たまたま起きたのよ! もうっ! 揚げ足を取らないで」
「ごめんごめん。でも……」
フェルディナンドは笑いながらニーナの両肩を押した。
ニーナは柔らかいベッドに倒れ込む。
「ちょっと……!」
「今日は寝ていなきゃダメ。それとも、僕との添い寝をご所望かな?」
フェルディナンドはやれやれといった様子でニーナを見下ろした。
ニーナは慌てて首を振る。
「ね、寝ます! すぐ寝るわ! だから仕事に戻ってちょうだいっ!」
ニーナは布団を頭までかぶった。
「はははっ、ご飯を用意してくるよ。それまで休んでて」
楽しそうなフェルディナンドの足音が遠ざかるまで、ニーナは微動だにしなかった。
目を閉じてもフェルディナンドの顔が浮かんでくる。
(もうっ! 最近フェルは私のことをからかい過ぎなのよ! 夢の中にまでフェルに似た子が出てくるし……)
ニーナ夢に出てきた少年を思い浮かべながら、また顔を赤らめるのだった。
その日の夜、ニーナとフェルディナンドはゆっくりと食事をしながら水晶についての議論を行った。
腰を据えて食事をするのは久しぶりだった。
「単純に数を増やしたり大きい物を使ったりしたんだけど、あまり効果はなかったんだ」
「そう……。透明度が高いものが良いのかしら? あぁ、使った時のことを思い出せれば良いのに。役に立たなくてごめんなさい」
「何を言っているんだい? 日記に記録を残してくれただけでも十分だよ。それに、少しは僕にも手柄をくれなきゃ、大賢者の名が泣くよ」
フェルディナンドが大真面目に冗談を言うものだから、ニーナは可笑しくてたまらなかった。
「ふふっ、じゃあ私が先に水晶の秘密を見つけてみせるわ。それでフェルには泣いてもらおうっと」
「へぇ、僕もニーナに負ける気ないけど?」
二人は顔を見合わせて同時に吹き出した。
(こんなに笑ったのはいつぶり? ちゃんと休まないとダメね)
最近張り詰めすぎていたのだと、ニーナはようやく自覚したのだった。
「そ、それはっ……たまたま起きたのよ! もうっ! 揚げ足を取らないで」
「ごめんごめん。でも……」
フェルディナンドは笑いながらニーナの両肩を押した。
ニーナは柔らかいベッドに倒れ込む。
「ちょっと……!」
「今日は寝ていなきゃダメ。それとも、僕との添い寝をご所望かな?」
フェルディナンドはやれやれといった様子でニーナを見下ろした。
ニーナは慌てて首を振る。
「ね、寝ます! すぐ寝るわ! だから仕事に戻ってちょうだいっ!」
ニーナは布団を頭までかぶった。
「はははっ、ご飯を用意してくるよ。それまで休んでて」
楽しそうなフェルディナンドの足音が遠ざかるまで、ニーナは微動だにしなかった。
目を閉じてもフェルディナンドの顔が浮かんでくる。
(もうっ! 最近フェルは私のことをからかい過ぎなのよ! 夢の中にまでフェルに似た子が出てくるし……)
ニーナ夢に出てきた少年を思い浮かべながら、また顔を赤らめるのだった。
その日の夜、ニーナとフェルディナンドはゆっくりと食事をしながら水晶についての議論を行った。
腰を据えて食事をするのは久しぶりだった。
「単純に数を増やしたり大きい物を使ったりしたんだけど、あまり効果はなかったんだ」
「そう……。透明度が高いものが良いのかしら? あぁ、使った時のことを思い出せれば良いのに。役に立たなくてごめんなさい」
「何を言っているんだい? 日記に記録を残してくれただけでも十分だよ。それに、少しは僕にも手柄をくれなきゃ、大賢者の名が泣くよ」
フェルディナンドが大真面目に冗談を言うものだから、ニーナは可笑しくてたまらなかった。
「ふふっ、じゃあ私が先に水晶の秘密を見つけてみせるわ。それでフェルには泣いてもらおうっと」
「へぇ、僕もニーナに負ける気ないけど?」
二人は顔を見合わせて同時に吹き出した。
(こんなに笑ったのはいつぶり? ちゃんと休まないとダメね)
最近張り詰めすぎていたのだと、ニーナはようやく自覚したのだった。
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