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王都のQT
キュウの仕事ー商業ギルド2
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商業ギルドに直接向かう。
道も覚えたし、問題なく到着した。
商業ギルドの入り口は開いていたけどソーロさんは事務机には居なかった。
トイレかなぁ?
昨日言われていた荷物はそのまま机の上に置いてあった。
昨日、指示貰ってるから持っていっても問題無いよね?それとも言わないと駄目かなぁ?
そのへんを少し歩いてソーロさんを探してみる。目に付く所には居ないみたい。暫く待ったのに戻って来ないみたいだったのでソーロさんを諦めて荷物を全部持って出ることにした。いちいち商業ギルドに戻るのも大変なんだよね。幸いなことに荷物の大きさもズタ袋に纏めて入れても持っていけるくらいだったし。
重さはそこそこあったけど全然大丈夫。これも多少は狩りで鍛えられたみたいだ。
最初の荷物は手紙を分厚くしたような物だった。手紙として扱うには大きくて重さがあり、何よりも長かった。20cm✕60cmくらいで厚さが2cm位だ。
中身はなんだろうと思ってしまうが開けるわけにはいかない。
送り元は『ドランザ商会 ドロワ•ドランザ』で送り先は『メイレイ商会 スレイマン•メイレイ』とある。
最初に指示された手紙はただ、宛先に渡せば良いだけで受け取りは商会の誰でも良かった。それこそ商会の店に投げ込んで置いても良かったものだ。
でも、今日の荷物はそういうものでは無かった。
わざわざ商業ギルドを経由して送る証明が必要な荷物である。これはソーロさんに教えて貰った。
宛先に荷物を運び、記載の相手からのサインを貰い、貼り付けてある魔法紙を剥がした後に送り元の送り主に渡して同じ様にサインを貰う。それを商業ギルドで保管するのだそうだ。これで支払いが発生する場合商業ギルドが商会のお金を移動する。
これは商業ギルドが保証する荷物の配送方法らしく、商会同士はお互いに対面で渡すのが普通なのだそうだ。仕事が忙しくて代理を建てたり、店の誰かに任せることが出来ない物の時商業ギルドを使うと教えられた。
商業ギルドだけでなく冒険者ギルドでも同様な荷物の運搬依頼はあるらしい。まぁ普通の商会は商業ギルドを利用するらしい。
商会の名前から場所を思い出し、あたしは走り出した。
荷物の個数は少ないが手間に時間を取られるからだ。特にサインを貰うのに時間が掛かる。
『メイレイ商会 スレイマン•メイレイ』は王都の西地区の商店が立ち並ぶ一角にあり、直ぐに見つかった。店の前では店員らしい人が商品を並べて準備していた。声を掛けて店主を呼んで貰う。商業ギルドからの荷物と分かったら直ぐに対応して貰えた。
メイレイ商会のスレイマン•メイレイさんは恰幅の良い大男だった。荷物を見せ、サインを頼むとニカッと笑って快くサインをしてくれた。
メイレイ商会は海の『乾物』と言われる商品を扱っているらしく、黒い紙のような物や開きになった魚や乾燥した貝などがあった。
物珍しく見ていたらスレイマンさんは「見慣れないだろうけど貴族様には人気なんだぜ」と教えてくれた。
サインされた魔法紙を持って頭を下げて、送り元の『ドランザ商会 ドロワ•ドランザ』に向かう。
『ドランザ商会 ドロワ•ドランザ』は王都の南地区の倉庫が立ち並ぶ場所にあった。何となく貿易街ヨークゼンの町並みに似ている。あちらでは水路が縦横無尽に走っていて、水の臭いが充満している。
倉庫のような建物に書かれたドランザ商会の文字を見てドアを叩いて訪うと若い人が出てきた。ツナギを着てエプロンをしている。あたしが荷物の受け取りの確認に来た事を伝えるとドロワさんを呼んてくれた。
ドランザ商会 ドロワ•ドランザさんはスレイマンさんより若そうで背も高いカイゼル髭の人だった。貿易商らしい。
荷物が無事渡されてサインもしてあるのを見て確認のサインをしてくれる。
「若いのに頑張るねぇ~」と褒めららた。
これで1件完了だ。
次の荷物は木枠で作られた20✕50✕30cm位のものだった。大きさの割には重くない。木枠の中は陶器で出来た四角い壺のような物だった。
送り先は『アルトア商会 マリア•アルトア』で送り元は『ベーリッカ商店 ロン•ベーリッカ』だった。
商会名から場所を思い出す。『アルトア商会 マリア•アルトア』は確かドランザ商会と同じ南地区にあった筈だ。倉庫ばかりの地区で建物に違いがあまり無い。さっきドロワさんに場所を聞いておけば良かったと思ったけど、今更戻って聞くのも迷惑だろう。仕方ないので荷物を持って探してみた。
倉庫街の為か荷馬車で荷物を降ろしたり載せたりする人達はいるけど歩いているような人は居なかった。取り敢えず一番近いところで荷物を降ろしている男の人がいたので声を掛けて見る。
「すみません、商業ギルドの配送なんですが教えて下さいませんか?」
声をかけたバッタ商会とある店の前で作業をしている人は見た目、小太りで上等な服を着て指図していたのでこの商会の偉い人かも知れない。
「あん?何だお前?」
「商業ギルドの配送の者です。配送先の場所を教えて頂けると助かるんですがぁ」
再度、お願いする。
「会長~、この荷物は奥へ運んで良いんですかぁ」
荷物を降ろしていた別の男があたしの話していた男に声を掛けた。会長と呼ばれた男はそちらに首を回して怒鳴った。
「さっき、言っただろうが、薄のろ!それは事務所横だ!」
怒鳴ってこちらを向く。
「で、何処の商会だ?小僧!」
一応、教えてくれるらしい。ビビったが答える。
「アルトリア商会です。」
名前を聞いた会長と呼ばれた男は目を瞑って一瞬考えて言った。
「アルトリアならこの先の角を左に向かった奥だ!」
「ありがとうございます!」
「はん!商業ギルドに居るならそれくらい覚えとけ!」
見た目と口は悪いが悪い人では無かった。嫌なら口を利かなければ良いだけなのに教えてくれたのだから。
言われたとおりに歩き、アルトリア商会を見つけた。
道も覚えたし、問題なく到着した。
商業ギルドの入り口は開いていたけどソーロさんは事務机には居なかった。
トイレかなぁ?
昨日言われていた荷物はそのまま机の上に置いてあった。
昨日、指示貰ってるから持っていっても問題無いよね?それとも言わないと駄目かなぁ?
そのへんを少し歩いてソーロさんを探してみる。目に付く所には居ないみたい。暫く待ったのに戻って来ないみたいだったのでソーロさんを諦めて荷物を全部持って出ることにした。いちいち商業ギルドに戻るのも大変なんだよね。幸いなことに荷物の大きさもズタ袋に纏めて入れても持っていけるくらいだったし。
重さはそこそこあったけど全然大丈夫。これも多少は狩りで鍛えられたみたいだ。
最初の荷物は手紙を分厚くしたような物だった。手紙として扱うには大きくて重さがあり、何よりも長かった。20cm✕60cmくらいで厚さが2cm位だ。
中身はなんだろうと思ってしまうが開けるわけにはいかない。
送り元は『ドランザ商会 ドロワ•ドランザ』で送り先は『メイレイ商会 スレイマン•メイレイ』とある。
最初に指示された手紙はただ、宛先に渡せば良いだけで受け取りは商会の誰でも良かった。それこそ商会の店に投げ込んで置いても良かったものだ。
でも、今日の荷物はそういうものでは無かった。
わざわざ商業ギルドを経由して送る証明が必要な荷物である。これはソーロさんに教えて貰った。
宛先に荷物を運び、記載の相手からのサインを貰い、貼り付けてある魔法紙を剥がした後に送り元の送り主に渡して同じ様にサインを貰う。それを商業ギルドで保管するのだそうだ。これで支払いが発生する場合商業ギルドが商会のお金を移動する。
これは商業ギルドが保証する荷物の配送方法らしく、商会同士はお互いに対面で渡すのが普通なのだそうだ。仕事が忙しくて代理を建てたり、店の誰かに任せることが出来ない物の時商業ギルドを使うと教えられた。
商業ギルドだけでなく冒険者ギルドでも同様な荷物の運搬依頼はあるらしい。まぁ普通の商会は商業ギルドを利用するらしい。
商会の名前から場所を思い出し、あたしは走り出した。
荷物の個数は少ないが手間に時間を取られるからだ。特にサインを貰うのに時間が掛かる。
『メイレイ商会 スレイマン•メイレイ』は王都の西地区の商店が立ち並ぶ一角にあり、直ぐに見つかった。店の前では店員らしい人が商品を並べて準備していた。声を掛けて店主を呼んで貰う。商業ギルドからの荷物と分かったら直ぐに対応して貰えた。
メイレイ商会のスレイマン•メイレイさんは恰幅の良い大男だった。荷物を見せ、サインを頼むとニカッと笑って快くサインをしてくれた。
メイレイ商会は海の『乾物』と言われる商品を扱っているらしく、黒い紙のような物や開きになった魚や乾燥した貝などがあった。
物珍しく見ていたらスレイマンさんは「見慣れないだろうけど貴族様には人気なんだぜ」と教えてくれた。
サインされた魔法紙を持って頭を下げて、送り元の『ドランザ商会 ドロワ•ドランザ』に向かう。
『ドランザ商会 ドロワ•ドランザ』は王都の南地区の倉庫が立ち並ぶ場所にあった。何となく貿易街ヨークゼンの町並みに似ている。あちらでは水路が縦横無尽に走っていて、水の臭いが充満している。
倉庫のような建物に書かれたドランザ商会の文字を見てドアを叩いて訪うと若い人が出てきた。ツナギを着てエプロンをしている。あたしが荷物の受け取りの確認に来た事を伝えるとドロワさんを呼んてくれた。
ドランザ商会 ドロワ•ドランザさんはスレイマンさんより若そうで背も高いカイゼル髭の人だった。貿易商らしい。
荷物が無事渡されてサインもしてあるのを見て確認のサインをしてくれる。
「若いのに頑張るねぇ~」と褒めららた。
これで1件完了だ。
次の荷物は木枠で作られた20✕50✕30cm位のものだった。大きさの割には重くない。木枠の中は陶器で出来た四角い壺のような物だった。
送り先は『アルトア商会 マリア•アルトア』で送り元は『ベーリッカ商店 ロン•ベーリッカ』だった。
商会名から場所を思い出す。『アルトア商会 マリア•アルトア』は確かドランザ商会と同じ南地区にあった筈だ。倉庫ばかりの地区で建物に違いがあまり無い。さっきドロワさんに場所を聞いておけば良かったと思ったけど、今更戻って聞くのも迷惑だろう。仕方ないので荷物を持って探してみた。
倉庫街の為か荷馬車で荷物を降ろしたり載せたりする人達はいるけど歩いているような人は居なかった。取り敢えず一番近いところで荷物を降ろしている男の人がいたので声を掛けて見る。
「すみません、商業ギルドの配送なんですが教えて下さいませんか?」
声をかけたバッタ商会とある店の前で作業をしている人は見た目、小太りで上等な服を着て指図していたのでこの商会の偉い人かも知れない。
「あん?何だお前?」
「商業ギルドの配送の者です。配送先の場所を教えて頂けると助かるんですがぁ」
再度、お願いする。
「会長~、この荷物は奥へ運んで良いんですかぁ」
荷物を降ろしていた別の男があたしの話していた男に声を掛けた。会長と呼ばれた男はそちらに首を回して怒鳴った。
「さっき、言っただろうが、薄のろ!それは事務所横だ!」
怒鳴ってこちらを向く。
「で、何処の商会だ?小僧!」
一応、教えてくれるらしい。ビビったが答える。
「アルトリア商会です。」
名前を聞いた会長と呼ばれた男は目を瞑って一瞬考えて言った。
「アルトリアならこの先の角を左に向かった奥だ!」
「ありがとうございます!」
「はん!商業ギルドに居るならそれくらい覚えとけ!」
見た目と口は悪いが悪い人では無かった。嫌なら口を利かなければ良いだけなのに教えてくれたのだから。
言われたとおりに歩き、アルトリア商会を見つけた。
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