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戦争と冒険者D
ウクイラナ王国
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ソビエント連邦帝国が瓦解して軛から開放されはしたが、国力を低下さた国々から流民が流れ込んで来るようになった。ウクイラナ王国の豊かな穀物生産を当てにされたのだ。
ウクイラナ王国の西には深く抉られて入り込んだ海があり、海洋産物にも恵まれていた。南部に接していたマジェント共和王国とは友好国として穀物、海産物の輸出相手でもあった。
代わりにマジェント共和王国からは魔導具を始めとした技術を供与されていた事により、農業の生産性も高めることが出来た。
また、海洋に対する収穫を飛躍的に高めた魔導船を共同開発出来た事も大きい。それまでは大きくても10人前後が乗るのが精一杯の木造手漕ぎ船しか持ち合わせて居なかったのだ。漁民達もさほど裕福ではなく、税収も上って居なかったのだ。
海産物という希少性は氷魔法に依って遠隔地まで交易を行えたが、掛かる費用で言えば効果が低かった。大量に収穫し多少価格は下がっても売買したほうが益が大きかった。ウクイラナ王国もマジェント共和王国との魔導船による海産物収穫だけで無く、軍事力強化の方向でも、他国への穀物輸出の面でも歓迎される事だった。
ウクイラナ王国が豊かに成ればなるほどソビエント連邦帝国の各国から妬まれた。そして搾取され続けて来た。特にアロシア帝国からは。
古代、大陸の北部地域に移住した人々は南部の豊かな地域で奴隷労働を強いられた人達だった。
奴隷身分を嫌って逃げ出した人々が北部地域の比較的暮らしやすい河川流域に住み着いたのがアロシアの祖先だった。その出身からスラブ民族と呼ばれていた人々だ。
夏季が短く冬季が長い北部地域は生活に厳しかったが団結して協力することで生活を維持してきたのだ。厳しい気候を乗り越える為には強力な権力を必要とした。北部地域で定住して生活出来る事はその場所が豊かである証拠だった。他の場所は魔物や作物など禄に育たない環境であって放牧を行うのが精々だった。
魔物から家畜を守り、馬で移動して豊かな村々を周り、物々交換で生活していた者たちの中から武力で搾取をする者達が現れた。彼らは魔物や外敵から護る事を理由に搾取して王を名乗った。各地に現れた王たちは互いに争い、やがてひとつの帝国を打ち立てた。それがアロシア帝国である。
ウクイラナはその頃まだ場所的に比較的ましな場所で生活をする人々でしかなかった。なのに、ウクイラナへアロシア帝国建国で破れた者達がやって来た。そしてアロシア帝国に対抗してウクイラナ王国を打ち立てた。
アロシアもウクイラナ王国も共に多少の確執はあるものの、大きな戦いはなく別々の道を歩いた。
アロシア帝国は国力を上げるために未開拓地を求めて東へ勢力を拡大させた。南側には赤竜峰を始めとする山塊があり、魔物の巣窟であった。北へは極寒の平原があるのみで魔物ですら少なかった為に人々も住んで居なかった。
東へ東へと進んだアロシア帝国は遂に東岸の果に出て、川岸にへばり付くように街を建設した。そして岸伝いに船で渡り、弓月国と衝突した。
弓月国に敗退して東岸の街ロストーヴァを建設した。魔物の毛皮や素材で弓月国と交易をするようになった。
東岸の街ロストーヴァから山脈沿いに戻り赤竜峰よりも東から流れるバントウ川を北上してアロシア帝国の首都エルデンに至る。
アロシア帝国はこの東征により山塊沿いに暮らしていたドワーフ達を下し、配下として鉱山を得た。このことがアロシアを強く変えた。
一方、ウクイラナ王国は自分達の暮らす地が小麦の栽培に向いていることを知って、以前からの穀物を止めて小麦やモウモロコシだけに傾注するようになった。
小麦はどの国からも引き合いがあり、ウクイラナ王国を豊かにした。モウモロコシは家畜の餌となりアロシア帝国やウクイラナ王国より西に位置した諸国へ売れた。
莫大な富を集積し始めたウクイラナは更に、北の地に埋もれるように希少な鉱石を見つけた。これはアロシア帝国で働くドワーフに必要とされ強力な武器となった。
強力な武器を元にアロシア帝国はウクイラナ王国でなく、西に存在する諸国を隷属させ始めた。ウクイラナ王国が助けを求める相手を無くす様にしてからアロシア帝国はウクイラナ王国を責め立てた。
低いとはいえ山脈を越えねばマジェント共和王国には行けず、西の諸国はアロシア帝国の隷下にあり、豊かであっても武力の劣るウクイラナ王国は数年の戦いの後にアロシア帝国に吸収されて、その財を稔を奪われる事になってしまった。
こうして、幾つもの国を隷属させたアロシア帝国はソビエント連邦帝国を名乗り北部地域の覇者となった。
ソビエント連邦帝国の内紛が始まった頃からウクイラナ王国は南の山を貫通する道を密かに建設し始めた。
そして、マジェント共和王国と協定を結びソビエント連邦帝国の崩壊とともにアロシア帝国に反旗を翻したのだ。
ウクイラナ王国に来る難民達は海を通じて更に西へ逃し、要望する者はマジェント共和王国に南の山を貫通する道を通して逃した。
逃した先からは逆流するようにアロシア帝国に反旗を翻す者達が力を得て帰ってきた。
ウクイラナ王国と共に戦う者達がやって来たのだ。
ウクイラナ王国の西には深く抉られて入り込んだ海があり、海洋産物にも恵まれていた。南部に接していたマジェント共和王国とは友好国として穀物、海産物の輸出相手でもあった。
代わりにマジェント共和王国からは魔導具を始めとした技術を供与されていた事により、農業の生産性も高めることが出来た。
また、海洋に対する収穫を飛躍的に高めた魔導船を共同開発出来た事も大きい。それまでは大きくても10人前後が乗るのが精一杯の木造手漕ぎ船しか持ち合わせて居なかったのだ。漁民達もさほど裕福ではなく、税収も上って居なかったのだ。
海産物という希少性は氷魔法に依って遠隔地まで交易を行えたが、掛かる費用で言えば効果が低かった。大量に収穫し多少価格は下がっても売買したほうが益が大きかった。ウクイラナ王国もマジェント共和王国との魔導船による海産物収穫だけで無く、軍事力強化の方向でも、他国への穀物輸出の面でも歓迎される事だった。
ウクイラナ王国が豊かに成ればなるほどソビエント連邦帝国の各国から妬まれた。そして搾取され続けて来た。特にアロシア帝国からは。
古代、大陸の北部地域に移住した人々は南部の豊かな地域で奴隷労働を強いられた人達だった。
奴隷身分を嫌って逃げ出した人々が北部地域の比較的暮らしやすい河川流域に住み着いたのがアロシアの祖先だった。その出身からスラブ民族と呼ばれていた人々だ。
夏季が短く冬季が長い北部地域は生活に厳しかったが団結して協力することで生活を維持してきたのだ。厳しい気候を乗り越える為には強力な権力を必要とした。北部地域で定住して生活出来る事はその場所が豊かである証拠だった。他の場所は魔物や作物など禄に育たない環境であって放牧を行うのが精々だった。
魔物から家畜を守り、馬で移動して豊かな村々を周り、物々交換で生活していた者たちの中から武力で搾取をする者達が現れた。彼らは魔物や外敵から護る事を理由に搾取して王を名乗った。各地に現れた王たちは互いに争い、やがてひとつの帝国を打ち立てた。それがアロシア帝国である。
ウクイラナはその頃まだ場所的に比較的ましな場所で生活をする人々でしかなかった。なのに、ウクイラナへアロシア帝国建国で破れた者達がやって来た。そしてアロシア帝国に対抗してウクイラナ王国を打ち立てた。
アロシアもウクイラナ王国も共に多少の確執はあるものの、大きな戦いはなく別々の道を歩いた。
アロシア帝国は国力を上げるために未開拓地を求めて東へ勢力を拡大させた。南側には赤竜峰を始めとする山塊があり、魔物の巣窟であった。北へは極寒の平原があるのみで魔物ですら少なかった為に人々も住んで居なかった。
東へ東へと進んだアロシア帝国は遂に東岸の果に出て、川岸にへばり付くように街を建設した。そして岸伝いに船で渡り、弓月国と衝突した。
弓月国に敗退して東岸の街ロストーヴァを建設した。魔物の毛皮や素材で弓月国と交易をするようになった。
東岸の街ロストーヴァから山脈沿いに戻り赤竜峰よりも東から流れるバントウ川を北上してアロシア帝国の首都エルデンに至る。
アロシア帝国はこの東征により山塊沿いに暮らしていたドワーフ達を下し、配下として鉱山を得た。このことがアロシアを強く変えた。
一方、ウクイラナ王国は自分達の暮らす地が小麦の栽培に向いていることを知って、以前からの穀物を止めて小麦やモウモロコシだけに傾注するようになった。
小麦はどの国からも引き合いがあり、ウクイラナ王国を豊かにした。モウモロコシは家畜の餌となりアロシア帝国やウクイラナ王国より西に位置した諸国へ売れた。
莫大な富を集積し始めたウクイラナは更に、北の地に埋もれるように希少な鉱石を見つけた。これはアロシア帝国で働くドワーフに必要とされ強力な武器となった。
強力な武器を元にアロシア帝国はウクイラナ王国でなく、西に存在する諸国を隷属させ始めた。ウクイラナ王国が助けを求める相手を無くす様にしてからアロシア帝国はウクイラナ王国を責め立てた。
低いとはいえ山脈を越えねばマジェント共和王国には行けず、西の諸国はアロシア帝国の隷下にあり、豊かであっても武力の劣るウクイラナ王国は数年の戦いの後にアロシア帝国に吸収されて、その財を稔を奪われる事になってしまった。
こうして、幾つもの国を隷属させたアロシア帝国はソビエント連邦帝国を名乗り北部地域の覇者となった。
ソビエント連邦帝国の内紛が始まった頃からウクイラナ王国は南の山を貫通する道を密かに建設し始めた。
そして、マジェント共和王国と協定を結びソビエント連邦帝国の崩壊とともにアロシア帝国に反旗を翻したのだ。
ウクイラナ王国に来る難民達は海を通じて更に西へ逃し、要望する者はマジェント共和王国に南の山を貫通する道を通して逃した。
逃した先からは逆流するようにアロシア帝国に反旗を翻す者達が力を得て帰ってきた。
ウクイラナ王国と共に戦う者達がやって来たのだ。
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