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冒険者Dと近隣国
傭兵転身
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こうして俺は王族に救われた。うん、救われたと言って良いか分らない。第2王子ロージエに囲われたと言って良い。
ロージエの指示で商人べゼット•ワイグマを止めて傭兵と言う身分を強制されたのだ。名前もそのままでは素性がバレるとしてBと言う仮名で騎士団の一角に所属させられた。
この騎士団はロージエ付きの私兵みたいなものでトゥワイス近衛騎士団と言う。人数は6名、二人づつ交代でロージエに付き添って居る。
俺が最初にロージエと会った時にも控えていた。
団長の様な物は無くて全員が平等にロージエに仕えているらしい。
金髪碧眼のバラバは身長170cmで逞しい騎士の鑑みたいな男だった。
青髪グレイ眼のソルドはバラバよりも少し背が高く痩せ気味な男だった。
茶髪黒目のレギンはボブカットした髪型で見た目が優男なので女に見えるがバラバと同じくらい身長がある。
金髪青目のセルジュはバラバよりも大分身長が低いが矢鱈と口が軽くて話好きな少年ぽい男だった。
金髪ポニテールでグレイ眼のスレンはセルジュよりも背が高くて美丈夫と言った感じの女性だった。
銀髪ショートで碧眼のビィトはバラバと肩を並べるくらいの背丈がありニキビが少し残っている女性だった。
最初にロージエと会った時に護衛していたのはバラバとビィトだった。紹介されるまで全員が男だと思っていたから驚いたのだった。
トゥワイス近衛騎士団での俺の役割は雑用だな。一応仮採用の準騎士扱いだから訓練を受ける事になっていた。
普段は騎士服を纏ってロージエとの連絡係をするために王城の中を彷徨く事になり、その他はバラバやレギンに鍛えられると言う日常だった。
その頃の俺は本当の俺の姿と記憶で成りたくもない騎士ごっこをしていた。でも、お陰で身体が鍛えられて身長も伸びた。体力的に大変であったが平和な日常だったと言えるだろう。
その間に俺は自分のスキル『無謀』に付いて学んで居た。
なにせべゼット•ワイグマに使ってからは使った事が無かったのだ。
なにせインベントリが俺のスキルだとロージエ達に思われて居たので話す事も無かった。むしろその力を理解するようになってからは積極的に隠す様にしていたのだ。
休暇の日には目立たない服装で王都内を散策しては浮浪者に話を聞いていた。いや、聞く振りをしてスキル『無貌』を使っていたのだ。
彼らは銅貨数枚で俺の言う事を聞いた。1日分の食事を賄える訳でも無いが彼らに取っては願っても無い話だったのだ。
そのお陰で俺は多くの人生を体験し、スキルを溜め込んだ。最初の頃は他人の人生に振り回され、記憶が混乱することもあったがべゼットワイグマの記憶と共にインベントリのように整理されて行った。
スキルはほとんどが役に立たないか、無い事が多かった。
浮浪者になるのはそれなりの理由があるのだ。単に運が悪いとか実力が無いとかでは無く、諦めざるを得ない人生としか言えない。
流石に王都にはスラムは無かったが最低の収入しか得られない生活をする者達が住む地域があった。そんな場所に宿代も払えない日雇いの浮浪者がたむろしていたのだ。
数十人の浮浪者から得られたスキルは『拡声』『忍耐』だけだった。流石に単独では役に立ちそうも無いスキルだった。
浮浪者の少し数が多かったのか噂になりかけたので俺はターゲットを少し変えた。もう少し何らかの仕事をしている者にスキル『無謀』を使うことにしたのだ。やはりスキルを持つことは人生に有利に働くのだ。
それからは俺は相手と二人だけに成れる場合には見つからない様に積極的にスキル『無貌』を使ってスキル集めを始めた。そうすることで騎士として、いや準騎士の真似事の能力の底上げを始めたのだ。
◆
同じベッドの中でユキが身動ぎする。
私掠船の中で何があったのかを寝物語に話して居る内に俺も疲れで寝てしまったようだ。
久しぶりに昔の夢を見ていた。俺の転機でもあったが改めて俺は何者かと考えさせられる出来事になったな。
スキルを溜め込み、準騎士なんぞから一人前に認められるのに1年弱掛かったけど、そのまま第2王子ロージエに抱えられ続ける積りも無かった。
最もロージエから俺の異常なまでの進化に改めて説明を求められた時には笑ったな。通常の騎士になるのに素質の高い者であっても2年から3年も掛かるとは俺も知らなかったから迂闊といえば迂闊だったな。
だから俺は他の貴族に目を付けられ、利用されるなら王家の権力を使うこと、つまり第2王子ロージエの後ろ盾を維持する為に俺の秘密を暴露したのさ。
その頃にはトゥワイス近衛騎士団全員のスキルを得ていたからな。『騎乗』『身体強化』『戦技』『剣技』などの騎士なら持ち得るスキルを重ねて持っていたのだ。
まぁ何だ。
ロージエに告白したのは村人だった事と特殊なスキルでスキルの習得が早くなるものだと嘘を言ったのだけどな。
インベントリもスキルのひとつだと言って置いたから、疑わしそうな目をしてはいたが納得してくれたからな。
この力はロージエの為だけに使うし、王家の力になる事を誓った。だから無罪放免を勝ち取れたわけだ。
ロージエの指示で商人べゼット•ワイグマを止めて傭兵と言う身分を強制されたのだ。名前もそのままでは素性がバレるとしてBと言う仮名で騎士団の一角に所属させられた。
この騎士団はロージエ付きの私兵みたいなものでトゥワイス近衛騎士団と言う。人数は6名、二人づつ交代でロージエに付き添って居る。
俺が最初にロージエと会った時にも控えていた。
団長の様な物は無くて全員が平等にロージエに仕えているらしい。
金髪碧眼のバラバは身長170cmで逞しい騎士の鑑みたいな男だった。
青髪グレイ眼のソルドはバラバよりも少し背が高く痩せ気味な男だった。
茶髪黒目のレギンはボブカットした髪型で見た目が優男なので女に見えるがバラバと同じくらい身長がある。
金髪青目のセルジュはバラバよりも大分身長が低いが矢鱈と口が軽くて話好きな少年ぽい男だった。
金髪ポニテールでグレイ眼のスレンはセルジュよりも背が高くて美丈夫と言った感じの女性だった。
銀髪ショートで碧眼のビィトはバラバと肩を並べるくらいの背丈がありニキビが少し残っている女性だった。
最初にロージエと会った時に護衛していたのはバラバとビィトだった。紹介されるまで全員が男だと思っていたから驚いたのだった。
トゥワイス近衛騎士団での俺の役割は雑用だな。一応仮採用の準騎士扱いだから訓練を受ける事になっていた。
普段は騎士服を纏ってロージエとの連絡係をするために王城の中を彷徨く事になり、その他はバラバやレギンに鍛えられると言う日常だった。
その頃の俺は本当の俺の姿と記憶で成りたくもない騎士ごっこをしていた。でも、お陰で身体が鍛えられて身長も伸びた。体力的に大変であったが平和な日常だったと言えるだろう。
その間に俺は自分のスキル『無謀』に付いて学んで居た。
なにせべゼット•ワイグマに使ってからは使った事が無かったのだ。
なにせインベントリが俺のスキルだとロージエ達に思われて居たので話す事も無かった。むしろその力を理解するようになってからは積極的に隠す様にしていたのだ。
休暇の日には目立たない服装で王都内を散策しては浮浪者に話を聞いていた。いや、聞く振りをしてスキル『無貌』を使っていたのだ。
彼らは銅貨数枚で俺の言う事を聞いた。1日分の食事を賄える訳でも無いが彼らに取っては願っても無い話だったのだ。
そのお陰で俺は多くの人生を体験し、スキルを溜め込んだ。最初の頃は他人の人生に振り回され、記憶が混乱することもあったがべゼットワイグマの記憶と共にインベントリのように整理されて行った。
スキルはほとんどが役に立たないか、無い事が多かった。
浮浪者になるのはそれなりの理由があるのだ。単に運が悪いとか実力が無いとかでは無く、諦めざるを得ない人生としか言えない。
流石に王都にはスラムは無かったが最低の収入しか得られない生活をする者達が住む地域があった。そんな場所に宿代も払えない日雇いの浮浪者がたむろしていたのだ。
数十人の浮浪者から得られたスキルは『拡声』『忍耐』だけだった。流石に単独では役に立ちそうも無いスキルだった。
浮浪者の少し数が多かったのか噂になりかけたので俺はターゲットを少し変えた。もう少し何らかの仕事をしている者にスキル『無謀』を使うことにしたのだ。やはりスキルを持つことは人生に有利に働くのだ。
それからは俺は相手と二人だけに成れる場合には見つからない様に積極的にスキル『無貌』を使ってスキル集めを始めた。そうすることで騎士として、いや準騎士の真似事の能力の底上げを始めたのだ。
◆
同じベッドの中でユキが身動ぎする。
私掠船の中で何があったのかを寝物語に話して居る内に俺も疲れで寝てしまったようだ。
久しぶりに昔の夢を見ていた。俺の転機でもあったが改めて俺は何者かと考えさせられる出来事になったな。
スキルを溜め込み、準騎士なんぞから一人前に認められるのに1年弱掛かったけど、そのまま第2王子ロージエに抱えられ続ける積りも無かった。
最もロージエから俺の異常なまでの進化に改めて説明を求められた時には笑ったな。通常の騎士になるのに素質の高い者であっても2年から3年も掛かるとは俺も知らなかったから迂闊といえば迂闊だったな。
だから俺は他の貴族に目を付けられ、利用されるなら王家の権力を使うこと、つまり第2王子ロージエの後ろ盾を維持する為に俺の秘密を暴露したのさ。
その頃にはトゥワイス近衛騎士団全員のスキルを得ていたからな。『騎乗』『身体強化』『戦技』『剣技』などの騎士なら持ち得るスキルを重ねて持っていたのだ。
まぁ何だ。
ロージエに告白したのは村人だった事と特殊なスキルでスキルの習得が早くなるものだと嘘を言ったのだけどな。
インベントリもスキルのひとつだと言って置いたから、疑わしそうな目をしてはいたが納得してくれたからな。
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