追放賢者の領地改革! 〜成長魔法で優秀な人材を育てまくっていたら、弱小領地が最強領地になってた〜

未来人A

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第14話 試される

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 確かめに来た。

 ルートは確かにそう言った。

 理想的な展開だ。
 ここで、成長魔法を使用して、力を証明すれば、領民に僕の力を信じてもらえるだろう。

「俺の名は、バイアー・ランドルだぁ。ハクシュトアで一番強い男だぜ!」

 バイアーと名乗った男は、肘を曲げ、上腕二頭筋の筋肉をアピールしながら、そう言った。

 確かに見た目は強そうだが、実際に強いのか。

「俺は前に名乗っただろ。ルートだ」

 再びルートが自己紹介をする。

 最後に細身で小柄な男が、小声で自己紹介をした。

「……僕はアンドリュー・モラント……クックック……君が領主かぁ……何か頼りない感じだねぇ」

 何だか不気味な雰囲気を感じる。
 あまり友達になりたくないタイプだ。

「自分の才能を知りたいと思って、来られたのですね! お入りください!」

 僕は笑みを浮かべながらそう言った。

 笑顔は人間関係を気づく上で、大事な事である。

 三人を連れて館の中に入った。

「ではやってくれ」

 ルートがそう頼んできた。

 僕はサーチを使って、バイアーの能力を見る。

 ステータス
 身体能力:121/133
 器用さ:5/23
 知力:5/10

 習得技能
 斧術Lv44 体術Lv41 投擲Lv40 銛術Lv40 泳法Lv37 剣術Lv13 弓術Lv12 槍術Lv12 走行Lv12 釣りLv10 

 何か極端な数値だな……
 ただ、戦うのは間違いなく得意なようだ。

「えーと、あなたは戦う才能がありますね」
「やっぱりか!! そうだと思ったぞ!!」

 バイアーを喜んだが、ルートが呆れたような表情を浮かべる。

「そんなもん見ればわかるし、というか、さっきそいつが自分で言ってただろ。隠された才能を言えってんだ」

 でも、彼の才能は全く隠れていないというか……

 ステータスもほぼ限界値と同数値だし。

 限界値を上げる魔法は、余り使いたくない。

 どうしようか?

 そうだな……バイアーは技能を見る限り、剣術が苦手だ。

 剣術の才能があると言って、剣術の練習をしてもらう。

 その後、スキルアップを使って剣術の技能レベルを上げる。

 すると、彼の剣術の際を見抜いた、という事になるかもしれない。

「バイアーさんは強いですが、剣術は余り得意ではありませんね?」
「よく分かったな。俺はあんなちまちました武器は好かんのだ」
「剣術の方が才能があるとしたらどうしますか?」
「……なに?」
「あなたは剣を使った方が、いいかもしれませんね」
「……それは本当か?」
「ええ、でも嫌いなら今のまま斧を使った方がいいと思いますね」
「何? なぜ俺が斧を使っていると知っている」
「才能を見抜けますので、今得意なことも見抜けるのです」
「す、すげー…アンタの力本当だったのか?」

 バイアーはすぐ信じそうになった。
 しかし、

「そんなもん、領地を回った時たまたまみたか、もしくは体格から使ってる武器を予想したんだろ」

 ルートは信じない。

「これで信じていただけるとは僕も思っていません。バイアーさんが剣を練習していただければ、僕のことが本当だと証明できるのですが」
「……剣を使ったら、斧を使うより強くなれるか?」
「はい」
「じゅあ、やってみよう。好みは強くなれるかのようが大事だからな」

 剣の練習をしてくれるようだ。

 館を離れ、広場に行く。

 木剣を借りて、それで素振りをしたり、練習をしてみた。

 僕はその様子を見ながら、スキルアップを使用する。

 13→23

 一回ではこんなもんだ。

「何か、凄い剣が手に馴染む感じがする。あれ? 本当に才能があるのか? 俺」

 それでも、自分の上達を実感しているようだった。

 素振りしているのを見ながら、8回使用した。

 20→59まで剣術技能が成長する。

「おおー、何かスムーズに振れる! あと何か技を思いついたぞ!
 ほらこれ! 回転切り! 凄いだろ!」

 バイアーが剣を自由自在に振る。さらに、高度な剣術も披露していた。

「アンタの力は本物だったんだな! こりゃすげー! ほかの皆にも、話してくるぜ!」
「待て」

 バイアーが行こうすると、ルートが止めた。

「もう一度確かめたい。今度はアンドリューの才能を見抜いてくれ」
「わかりました」

 疑り深い性格の人だな。

 僕はアンドリューにサーチをかけた。

 ステータス
 身体能力:54/72
 器用さ:53/71
 知力:/54/76

 習得技能
 釣りLv25 料理Lv19 歩行Lv19 剣術Lv15 体術Lv15 弁舌Lv15 薬品調合Lv14 木工Lv14 弓術Lv14 算術Lv13

 何というか……これと言って、長所がないというか……ステータスも全て平凡だし。

「へっへっへ、俺には何の才能があるか、楽しみだなぁ」

 何か、喋り方からしたら、変わり者だし、何か才能ありそうな匂いがするけど、平凡な人なのか……

 やっぱ人は見た目によらないな。

「こいつは、性格は変だが、能力は平凡そのもの。何をやってもそこそこできるが、特技と言えるほど上達することはない。まあ、強いて言えば釣りが得意か。でも、自慢できるほどじゃないがな。こいつの才能を見抜いたら、アンタのことを認めよう」

 ルートはアンドリューのことを、よくわかっているようだった。

 うーん、どうしようか。

 こういう人は、限界値を上げるしかないんだろうな。

 器用さを上げて、弓術を上げてみるか。

「あなたには、弓を扱う才能がありますね」

 僕はそう言った。
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