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第16話 今後の方針
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それからルートは、あの時の言葉通り、いい噂を流しまくったようで、僕の元に住民たちがどんどんやって来た。
かなり成長魔法を使った。
正直、ここまで使ったら、スキルアップに関しては、すぐ残り使用回数がなくなってしまうような気がする。
千以上あればなくなることはそうそうないだろうとは思っていたけど、成長魔法を大勢に使えば、あっさりとなくなってしまうかもしれない。
まあ、成長魔法で一番強力なのは、魔法の使用回数を増やせる、ローマジックアップ、ハイマジックアップ、オール・マジックアップの三つだろう。
魔法を使える人材というのは、かなり得難い。
特に最上級の魔法を使える人は珍しい。
帝国でも僕を抜いて二十人くらいしかいなかったはずだ。
そのほとんどが、一種類の最上級魔法を一回だけ使える、という程度。
2回以上使えるのは十人もいなかった。
尤も、帝国が大勢いる貧民に魔法検査をすれば、もっといるかもしれないけど。
結局あの時、僕が魔法検査で発見されてから、スラム街での魔法検査はやらなくなった。
僕の存在は、帝国に希望を与えたけど、脅威も与えた。
僕みたいのが何十人も出てきたら、パワーバランスが崩れる危険性がある。
僕は子供だったので、味方に付けさせやすかったんだろうけど、大人が僕並みに魔法が使えたら、知恵のある人はその力で、物凄い権力を手に出来るだろう。
もしかしたら、皇帝の座を狙う、なんて事も不可能ではない。
それくらい僕の魔法の数は、規格外だったと思う。
とにかくそのくらい、最上級の魔法は強力で、使える人は少ない。
オールマジックアップは、全部の魔法を一回ずつ使えるように出来る。
攻撃の最上級魔法は全部で十五種類。
つまり一回オールマジックアップを使えば、最上攻撃魔法を15回使えるように。
それも、ほかの魔法も一回ずつ使えるとなると、オールマジックアップを一回受けた者は、帝国では賢者と呼ばれるような、魔法使いになれるだろう。
それが5回使える。
そう考えると、凄まじいな成長魔法は魔法だ。
ただ使う人は選ばないといけない。
絶対に自分の味方をしてくれると、確信を持てる人に使う必要がある。
ファリアナとか、シンシアとかに使ってもいいと思うけど……
そう言えば彼女たちは、自分に成長魔法を使ってくれとは、頼んで来なかった。
何か理由があるのだろうか。
とにかく今は領民の信用を得るため、僕は成長魔法を使い続けた。
そして、数日経過。
僕は領民たちに慕われるようになり、外を歩いても話しかけられたり、野菜や魚などに収穫物を貰ったりするようになった。
領民からの支持を得るという目的は、達成することが出来た。
次に何をするべきか、僕はファリアナと話し合う事にした。
「領地の活性化をいたしましょう。実はこのハクシュトアは、姫様によると経済的なポテンシャルを持っている土地らしいのです」
「経済的なポテンシャル? ここが?」
「ええ。姫様にはやることがあったので、開発に中々着手出来なかったのですが、ライル様を発見したのを機に、本格的にやろう、とお考えに あったみたいです」
僕を領主にしたのは、それが理由なのかな?
でもハクシュトアはかなり人が少なくて、あまり盛り上がっているようには見えない。
本当なのだろうか?
「このハクシュトアにあるプラウス湖ですが、この湖は非常に広く、交易に利用した場合、大きな利益が出るでしょう」
ファリアナは地図を持ち出して、説明してくれた。
プラウス湖北には、トレンス王国の中でも有数の経済都市のラーマスがある。
そして東には、ラパットというどこの国にも属していない、独立都市がある。
様々な人種の様々な物が集まる都市であるので、非常に経済力があるそうだ。
才能を伸ばしたおかげで、ハクシュトアには価値のある物を作れる者が、数十人おり、それを交易品として売り出せば、大きな利益は生み出せる。
そうやって金を集めていけば、人も集まって大きな都市に成長するとの話だ。
「問題は交易をするため交易船がいるという点。漁船はありますが、大きな交易船はありません。こちらはお金があれば購入できます。もう一つは、湖を荒らし湖族《こぞく》の存在です。交易船を襲って、強奪する不届き者です。湖族を成敗した後、交易をすると、利益は大きくなると思います」
「なるほど……」
湖族か……
そんな連中がいるんだな、湖には。
ファリアナの話に間違った点はないと僕は思った。
「分かった。じゃあ、まずは湖族を討伐しよう。そのあとお金を集めて、交易船を購入する」
今後の方針は決まった。
「分かりました。それでは湖族を討伐するための、討伐隊をまず編成する必要がありますね。ライル様の力を使い、戦える人を増やしていきましょう」
かなり成長魔法を使った。
正直、ここまで使ったら、スキルアップに関しては、すぐ残り使用回数がなくなってしまうような気がする。
千以上あればなくなることはそうそうないだろうとは思っていたけど、成長魔法を大勢に使えば、あっさりとなくなってしまうかもしれない。
まあ、成長魔法で一番強力なのは、魔法の使用回数を増やせる、ローマジックアップ、ハイマジックアップ、オール・マジックアップの三つだろう。
魔法を使える人材というのは、かなり得難い。
特に最上級の魔法を使える人は珍しい。
帝国でも僕を抜いて二十人くらいしかいなかったはずだ。
そのほとんどが、一種類の最上級魔法を一回だけ使える、という程度。
2回以上使えるのは十人もいなかった。
尤も、帝国が大勢いる貧民に魔法検査をすれば、もっといるかもしれないけど。
結局あの時、僕が魔法検査で発見されてから、スラム街での魔法検査はやらなくなった。
僕の存在は、帝国に希望を与えたけど、脅威も与えた。
僕みたいのが何十人も出てきたら、パワーバランスが崩れる危険性がある。
僕は子供だったので、味方に付けさせやすかったんだろうけど、大人が僕並みに魔法が使えたら、知恵のある人はその力で、物凄い権力を手に出来るだろう。
もしかしたら、皇帝の座を狙う、なんて事も不可能ではない。
それくらい僕の魔法の数は、規格外だったと思う。
とにかくそのくらい、最上級の魔法は強力で、使える人は少ない。
オールマジックアップは、全部の魔法を一回ずつ使えるように出来る。
攻撃の最上級魔法は全部で十五種類。
つまり一回オールマジックアップを使えば、最上攻撃魔法を15回使えるように。
それも、ほかの魔法も一回ずつ使えるとなると、オールマジックアップを一回受けた者は、帝国では賢者と呼ばれるような、魔法使いになれるだろう。
それが5回使える。
そう考えると、凄まじいな成長魔法は魔法だ。
ただ使う人は選ばないといけない。
絶対に自分の味方をしてくれると、確信を持てる人に使う必要がある。
ファリアナとか、シンシアとかに使ってもいいと思うけど……
そう言えば彼女たちは、自分に成長魔法を使ってくれとは、頼んで来なかった。
何か理由があるのだろうか。
とにかく今は領民の信用を得るため、僕は成長魔法を使い続けた。
そして、数日経過。
僕は領民たちに慕われるようになり、外を歩いても話しかけられたり、野菜や魚などに収穫物を貰ったりするようになった。
領民からの支持を得るという目的は、達成することが出来た。
次に何をするべきか、僕はファリアナと話し合う事にした。
「領地の活性化をいたしましょう。実はこのハクシュトアは、姫様によると経済的なポテンシャルを持っている土地らしいのです」
「経済的なポテンシャル? ここが?」
「ええ。姫様にはやることがあったので、開発に中々着手出来なかったのですが、ライル様を発見したのを機に、本格的にやろう、とお考えに あったみたいです」
僕を領主にしたのは、それが理由なのかな?
でもハクシュトアはかなり人が少なくて、あまり盛り上がっているようには見えない。
本当なのだろうか?
「このハクシュトアにあるプラウス湖ですが、この湖は非常に広く、交易に利用した場合、大きな利益が出るでしょう」
ファリアナは地図を持ち出して、説明してくれた。
プラウス湖北には、トレンス王国の中でも有数の経済都市のラーマスがある。
そして東には、ラパットというどこの国にも属していない、独立都市がある。
様々な人種の様々な物が集まる都市であるので、非常に経済力があるそうだ。
才能を伸ばしたおかげで、ハクシュトアには価値のある物を作れる者が、数十人おり、それを交易品として売り出せば、大きな利益は生み出せる。
そうやって金を集めていけば、人も集まって大きな都市に成長するとの話だ。
「問題は交易をするため交易船がいるという点。漁船はありますが、大きな交易船はありません。こちらはお金があれば購入できます。もう一つは、湖を荒らし湖族《こぞく》の存在です。交易船を襲って、強奪する不届き者です。湖族を成敗した後、交易をすると、利益は大きくなると思います」
「なるほど……」
湖族か……
そんな連中がいるんだな、湖には。
ファリアナの話に間違った点はないと僕は思った。
「分かった。じゃあ、まずは湖族を討伐しよう。そのあとお金を集めて、交易船を購入する」
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「分かりました。それでは湖族を討伐するための、討伐隊をまず編成する必要がありますね。ライル様の力を使い、戦える人を増やしていきましょう」
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