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第一章【愛情の形】
9話 人との実戦
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「うぉぉぉぉ!!!!」
ガラの悪い男の1人がカンディに切りかかる。
だが次の瞬間、その男の胴体が吹き飛んだ。
その光景に皆が唖然とする。
「あれ?軽く手を振ったつもりだったのにな。」
「て、てめぇ!何しやがった!?」
「何って手を振っただけ。それより続きを始めようじゃねぇかよ。」
口角をニヤリと上げ、赤い瞳が暗がりに浮かぶ。
「ば、バケモンだ」
ガラの悪い連中はその異様さに慌て、後ろに下がる。
それに追い討ちをかける。
「おいおい。逃げんじゃねぇよ。今からが楽しいんじゃねぇか。」
ガシッ!
瞬きの瞬間にガラの悪い男たちのリーダー格らしき男のクビに腕を絡み付ける。
「な!?いつのまに!?降りろクソが!!」
カンディを薙ぎ払おうと暴れ出そうとすると、リーダーの腕がゴキッ!!とへし折られた。
「ぐあぁぁあぁぁあ!!」
カンディは何事もなかったかのように手を離して平然とし、手をグーパーグーパーして何かを確認しはじめる。
タコブーは最早、失禁しガクガクと震え上がっている。
「なぁ。」
不意のカンディの声がけに連中の肩が飛び上がる。
「とりあえずさ。ここに捕まってる連中を解放してくれよ。そしたら気概は加えねぇ。」
「ほ、本当だな!!」
「あぁ。早くしろよ」
ギロリと見ると一同は一斉に動きだした。
「ひ。は、はいぃ!!」
檻からだされたのは6人。
どれもカンディと同年代程度の子供だった。
「こ、これでいいだろ?じゃぁ俺達は‥」とその場を去ろうとする一同に一瞬で回り込むカンディ。
「逃すわけないでしょ。えーとアニメだとここらで殺すのかな?それとも捉えるんだったかな?」
「な、何訳のわからねぇこと言ってやがる!気概は加えねぇんじゃなかったのか?」
「ははは。悪者相手に約束を守れってのがまじでウケる!なぁ、白髪の子君、この場合どっちをすれば正解なんだ?」
不意に呼ばれ、自分の事だと理解するのに少し間ができた白髪頭の少年。
「だ、誰が白髪だ!!俺はアイルって名前があんだよ!!」
「おう!じゃぁアイル!この場合どうすんだ?」
「えっと‥。つ、捕まえて、ギルドかなんかに放り込むんじゃねぇか?」
「ほうほう。いいなそれ!冒険って感じじゃん!それにしよう!ってことで捕まえる事になりました。」
カンディは地面に足をしっかり付け構える。
「秘技!【気当て】」
グンッと何かに当てられたかのようにガラの悪い連中は意識を失った。
「ふぅ。狙ってやるのは難しいな。」
カンディはヒョイヒョイと気絶した連中を異空間に掘り込み、手をパンパンとたたく。
そしてアイルや子供達に目をむけると、皆は怯えた表情をしていた。
「あれ?なんでそんな怖がってんの?怖いやつは異空間に閉じ込めたから大丈夫だよ」
ニッコリ笑うカンディにアイルが言う。
「血のこびりついた顔で笑顔を向けられても無理な話だよ!」
〇〇
一方ラルフ視点
「ちっ。これだからガキは困る。森の中の生き方はいう事ないが、街中じゃ違う危険がある事も教えなきゃならんかったか。」
ラルフは今更ながらに思いながら指に針を刺して血を一滴地面にたらす。
「仕方ない。【召喚】。」
地面に小さな魔法陣が現れ、そこからヘルメットを被ったネズミが現れる。
「まいどどうものネズヤンです!!久しぶりですやんかラルフはん。っつかえらい見ん間に老けはりましたなぁ。」
「俺の事はいいんだよ。それよりカンディがいなくなっちまってな。」
「あらま!カンディはんが!そら大変ですがな。まだ若いさかいに人攫いにあっとったらえらいこったでっせ。探せばええんでっか?」
「話が早くて助かる。頼めるか?」
「ははーん。みくびってもろたら困りますで、大船乗った気分で任せてくんなはれや!」
胸張りそう言ってネズヤンは街中を駆け出した。
「カンディの事だ。何もないとは思うがとりあえずネズヤンにまかせとけば直ぐに見つかるだろ。さて、俺はもう一件いかねぇとなんねぇ場所があったな。あー気が重い。」
ガラの悪い男の1人がカンディに切りかかる。
だが次の瞬間、その男の胴体が吹き飛んだ。
その光景に皆が唖然とする。
「あれ?軽く手を振ったつもりだったのにな。」
「て、てめぇ!何しやがった!?」
「何って手を振っただけ。それより続きを始めようじゃねぇかよ。」
口角をニヤリと上げ、赤い瞳が暗がりに浮かぶ。
「ば、バケモンだ」
ガラの悪い連中はその異様さに慌て、後ろに下がる。
それに追い討ちをかける。
「おいおい。逃げんじゃねぇよ。今からが楽しいんじゃねぇか。」
ガシッ!
瞬きの瞬間にガラの悪い男たちのリーダー格らしき男のクビに腕を絡み付ける。
「な!?いつのまに!?降りろクソが!!」
カンディを薙ぎ払おうと暴れ出そうとすると、リーダーの腕がゴキッ!!とへし折られた。
「ぐあぁぁあぁぁあ!!」
カンディは何事もなかったかのように手を離して平然とし、手をグーパーグーパーして何かを確認しはじめる。
タコブーは最早、失禁しガクガクと震え上がっている。
「なぁ。」
不意のカンディの声がけに連中の肩が飛び上がる。
「とりあえずさ。ここに捕まってる連中を解放してくれよ。そしたら気概は加えねぇ。」
「ほ、本当だな!!」
「あぁ。早くしろよ」
ギロリと見ると一同は一斉に動きだした。
「ひ。は、はいぃ!!」
檻からだされたのは6人。
どれもカンディと同年代程度の子供だった。
「こ、これでいいだろ?じゃぁ俺達は‥」とその場を去ろうとする一同に一瞬で回り込むカンディ。
「逃すわけないでしょ。えーとアニメだとここらで殺すのかな?それとも捉えるんだったかな?」
「な、何訳のわからねぇこと言ってやがる!気概は加えねぇんじゃなかったのか?」
「ははは。悪者相手に約束を守れってのがまじでウケる!なぁ、白髪の子君、この場合どっちをすれば正解なんだ?」
不意に呼ばれ、自分の事だと理解するのに少し間ができた白髪頭の少年。
「だ、誰が白髪だ!!俺はアイルって名前があんだよ!!」
「おう!じゃぁアイル!この場合どうすんだ?」
「えっと‥。つ、捕まえて、ギルドかなんかに放り込むんじゃねぇか?」
「ほうほう。いいなそれ!冒険って感じじゃん!それにしよう!ってことで捕まえる事になりました。」
カンディは地面に足をしっかり付け構える。
「秘技!【気当て】」
グンッと何かに当てられたかのようにガラの悪い連中は意識を失った。
「ふぅ。狙ってやるのは難しいな。」
カンディはヒョイヒョイと気絶した連中を異空間に掘り込み、手をパンパンとたたく。
そしてアイルや子供達に目をむけると、皆は怯えた表情をしていた。
「あれ?なんでそんな怖がってんの?怖いやつは異空間に閉じ込めたから大丈夫だよ」
ニッコリ笑うカンディにアイルが言う。
「血のこびりついた顔で笑顔を向けられても無理な話だよ!」
〇〇
一方ラルフ視点
「ちっ。これだからガキは困る。森の中の生き方はいう事ないが、街中じゃ違う危険がある事も教えなきゃならんかったか。」
ラルフは今更ながらに思いながら指に針を刺して血を一滴地面にたらす。
「仕方ない。【召喚】。」
地面に小さな魔法陣が現れ、そこからヘルメットを被ったネズミが現れる。
「まいどどうものネズヤンです!!久しぶりですやんかラルフはん。っつかえらい見ん間に老けはりましたなぁ。」
「俺の事はいいんだよ。それよりカンディがいなくなっちまってな。」
「あらま!カンディはんが!そら大変ですがな。まだ若いさかいに人攫いにあっとったらえらいこったでっせ。探せばええんでっか?」
「話が早くて助かる。頼めるか?」
「ははーん。みくびってもろたら困りますで、大船乗った気分で任せてくんなはれや!」
胸張りそう言ってネズヤンは街中を駆け出した。
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