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第23話 僕は無力じゃない!?
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僕らは、ひとまずギルドにやってきた。
エリクシール乱用を止めるために、まずは冒険者への告知が必要だと考えたからだ。ギルドに情報を流せば、多くの冒険者に知れ渡ることになるだろう。エリクシールほどの販売規模で有名な薬の事件ともなれば、もしかしたら大混乱が起きるかもしれない。けれど、僕はとりあえず出来ることを片っ端からやってみようと考え、行動することにしたんだ。
「なるほど……【薬識】をお持ちのハルガードさんがおっしゃるなら、それは確かな情報なのでしょう。しかし……」
僕は、エリクシール乱用の危険性についてティファさんに相談してみた。僕の固有スキル【薬識】を知っているティファさんなら、事実を飲み込んでくれると思ったからだ。でも、ティファさんの反応はあまり良くない。
「やっぱり、ここを訪れる冒険者の方々にお話して頂くことは難しいでしょうか?」
僕は難色を示すティファさんに訊ねた。
「私だけでは決めかねる事ですので、まずはギルドマスターへ報告させていただきます。……ですが、エリクシールは冒険者の必需品として普及しているアイテムです。仮に通達を出してその使用を止めたとしても、多くの方が既に使用されたことのある薬かと思います。そのため、たくさんの方が不安になり、大変な混乱が起きると予想されます。恐らく、すぐに対応する事は難しいと思われます……」
「そうですよね……。そうすると、僕が言ってまわることも止めた方がいいですよね……?」
「そうなりますね……。下手に冒険者の皆様を刺激する行為は避けた方が無難かと存じます」
案の定、問題の規模が大きすぎるために対応が難航しそうだ。出来るだけ早いうちに使用を制限した方が良いとは思うんだけれど……この様子だとギルドがすぐに動くことは期待できそうにない。
「そこをなんとか……。ギルドで何か出来ることは無いのでしょうか……?」
僕らのやり取りを傍で見ていたラディアさんが、食い下がってティファさんにお願いした。
「……やれるだけのことはやってみます。エリクシールの原料である『金包蘭』の群生地はこちらで管理しておりますので、クエストの発注中止や管理区域内の立ち入り禁止など、比較的混乱が起きない方法で出来ることはあると思います」
ティファさんの方から具体的な対策を提案してくれた。なるほど。エリクシールの供給自体を制限することで、冒険者の使用を制限していくのか。
エリクシールの供給が止まれば一時的な混乱はあると思う。けれど、無い袖はもう振れない。いずれ冒険者がエリクシール頼みの状況から脱するための抜本的な施策になる。副作用の恐怖を煽って使用を止めさせるよりも、そっちの方が遥かに建設的で、混乱も少ないかもしれない。
真っ先にギルドを頼ってよかった。それに、こうしてティファさんが動いてくれるなら、こちらも頼もしい限りだ。
「ありがとうございます。無理を言って申し訳ありませんが、よろしくお願いします」
僕らは深々と頭を下げてティファさんに感謝し、その場を後にした。
次に、僕らは老舗の道具屋を訪れた。
「お前さんはいつぞやの。『ライフポーション』の件は、どうじゃった?」
そう言えば、ここへの報告はまだしてなかった。つい先ほど解決した案件だから、まだ工場『オリカフト』からの通達も来てないと思う。
「あ、その節はどうもお世話になりました。一応、話をつけてきて解決しました。そのうち、『ライフポーションS』は回収されると思います」
「おお、そうか。それで、『ライフポーション』の生産目処は立つのかの?」
「あー、それなんですけど……」
これは言ってしまっていいのかな。『ライフポーション』の代わりとなる製品として『ヒールタブレット』の開発に着手してもらったんだ。でも、開発が決定しただけで、販売はまだ決まった訳では無い。
「たぶん、『ライフポーション』については出荷制限がかかると思います。僕が代替品の製造を止めちゃったので……でも、近いうちに何とかなると思います」
僕は頬をかきながら話した。道具屋のおじさんが怪訝な顔で僕を見る。そうなるよね……フィークさんは優秀だから、きっと開発を頑張ってくれると僕は信じてる。この手の案件にはすごく強そうだもの。
「まあ、良しとするかの。これでわしも、安心して『ライフポーションS』を棚から引き上げられるわい。面倒をかけたのう」
僕の報告を受けて、道具屋のおじさんは頭を下げた。
「いえ、こちらこそ。ご迷惑をおかけします。ところで、迷惑ついでで申し訳ないんですけど……」
迷惑をかけてしまった道具屋のおじさんに、この件の話をするのは何だか忍びないけれど……仕方ないよね。
僕は意を決して、言葉を続けた。
「あのぅ、『エリクシール』の販売もやめて頂くことって、出来ますかね?」
僕の言葉を受けて、さすがのおじさんもこれには渋い顔をした。
「これから『ライフポーション』が出荷制限されるのじゃろ? そのせいで『ライフポーション』の販売が制限されるというのに、『エリクシール』まで販売できなくなるのはさすがに困るのう……何か事情があるのか?」
案の定、おじさんも困惑している。そりゃそうだよね。でも、こればっかりは割り切って話すしかない。僕は『エリクシール』の危険性について、おじさんに説明した。
「それは、本当なのか? するってぇと、ワシは、とんでもない薬をお客さんに売っていたということになるではないか!」
「いえ、おじさんに非はありません。僕もついさっき、この事に気が付いたんです。アカデミーでもこんな事は習わなかったですし。たぶん、この事は誰も知らなかったはずです。おじさんは、何も悪いことなんてしていないですよ」
「しかし……」
当然の反応だと思う。エリクシールが冒険者の必需品となる現在まで、世のアイテム屋はこれを制限なく売り続けてきたんだ。普通の神経なら、こんな危ない劇薬を何本も冒険者に販売したりはしない。
知らなかったとはいえ、今まで販売してきたおじさんの心中は察するにあまりある。相当心苦しいに違いない。
「……じゃが、そうじゃな。そういうことなら致し方ない。わしの店では一時販売を見合わせることにしよう。とはいえ、ここに来るお客さんにこんな事を話したら、どんな事態になるかも分からんのでな。事の説明は控えさせてもらっても構わんかの?」
「はい。それとなく濁して頂いて構いません。ご協力に感謝します」
おじさんが理解ある人でよかった。本当に申し訳ない。僕は頭を下げた。その隣で、ラディアさんが胸に手を当てて、もうひとつの頼み事を申し出る。
「あの、私たちはこれから他のお店の方や取引先にも協力をお願いしたいと考えています。厚かましいお願いで恐縮ですが、可能でしたら『エリクシール』の取引相手を教えていただければと存じます」
ラディアさんが丁寧に話をした。ところが、おじさんは腕を組んで考え込んでしまった。
「うぅむ……協力してあげたいのは山々なのじゃが……いや、やるしか無いのかのう。ちょっと待っておれ」
そう言って、おじさんは書類棚からファイルを取り出した。取引先が網羅されているリストのようだ。おじさんは、それをカウンターに広げてみせる。
「『エリクシール』は、だいたいどこの卸でも取り扱っておる。加えて、生産している工場もたくさんあるのじゃよ。なにせ、作れば売れる薬じゃったからな。ワシらへの営業もしょっちゅうじゃ」
僕らは、おじさんがカウンターに広げたリストを手に取って眺めた。これは、かなりの規模だ。卸業者がどこの製薬工場と取引してるかまでは分からないけれど、全部合わせれば数十社にのぼる。一社につき工場はひとつとも限らない。さすがにこの規模だと、この街以外のものまである。まさに世界規模の生産体制だ。
この絶望的な状況に、僕の頭からサーっと血の気が引いていく。こんなの、お願いのために片っ端から回っていくなんて不可能に近い。
「どうしよう、ハルガード君……こんなの、私たちの力だけじゃどうしようも無いです……」
ラディアさんも、こんな状況は想像だにしなかったんだろう。血相を変えて打ちひしがれてしまっている。さすがにこれは、ただ業者達に頭を下げてお願いをして回るだけじゃだめだ。蛇口の水を止めるならその元からと思ってこんなお願いをしたけど、生産元でこれなんだ。出口となるお店なんてもっともっとある。
どう考えても、僕らの手に負えたものじゃない。何か効果的な作戦を考えないと……。
「……ラディアさん、アカデミーに行ってみよう」
「アカデミーですか?」
「うん。アカデミーなら、偉い人のコネも多いはずだ。ハーブレット学長をはじめ、薬学会の権威であるアナグニエ副学長もいる。先生たちの力を借りられれば、もしかしたら何とかなるかもしれない」
僕の提案で、ラディアさんの顔は明るさを取り戻した。
「ハルガード君がとても頼もしいです。アカデミーの先生方ならハルガード君のスキルのことも分かっていますし、きっとすぐに協力してくれると思います。すぐに行きましょう!」
僕らは道具屋のおじさんにお礼を言って、すぐにアカデミーへ向かった。
状況は絶望的だけど、僕らは人脈に恵まれているように思う。これなら、すぐに解決へ向かうかもしれない。僕らはハズレ枠スキル持ちと低級冒険者かもしれないけれど、決して無力じゃないんだ!
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「なるほど……【薬識】をお持ちのハルガードさんがおっしゃるなら、それは確かな情報なのでしょう。しかし……」
僕は、エリクシール乱用の危険性についてティファさんに相談してみた。僕の固有スキル【薬識】を知っているティファさんなら、事実を飲み込んでくれると思ったからだ。でも、ティファさんの反応はあまり良くない。
「やっぱり、ここを訪れる冒険者の方々にお話して頂くことは難しいでしょうか?」
僕は難色を示すティファさんに訊ねた。
「私だけでは決めかねる事ですので、まずはギルドマスターへ報告させていただきます。……ですが、エリクシールは冒険者の必需品として普及しているアイテムです。仮に通達を出してその使用を止めたとしても、多くの方が既に使用されたことのある薬かと思います。そのため、たくさんの方が不安になり、大変な混乱が起きると予想されます。恐らく、すぐに対応する事は難しいと思われます……」
「そうですよね……。そうすると、僕が言ってまわることも止めた方がいいですよね……?」
「そうなりますね……。下手に冒険者の皆様を刺激する行為は避けた方が無難かと存じます」
案の定、問題の規模が大きすぎるために対応が難航しそうだ。出来るだけ早いうちに使用を制限した方が良いとは思うんだけれど……この様子だとギルドがすぐに動くことは期待できそうにない。
「そこをなんとか……。ギルドで何か出来ることは無いのでしょうか……?」
僕らのやり取りを傍で見ていたラディアさんが、食い下がってティファさんにお願いした。
「……やれるだけのことはやってみます。エリクシールの原料である『金包蘭』の群生地はこちらで管理しておりますので、クエストの発注中止や管理区域内の立ち入り禁止など、比較的混乱が起きない方法で出来ることはあると思います」
ティファさんの方から具体的な対策を提案してくれた。なるほど。エリクシールの供給自体を制限することで、冒険者の使用を制限していくのか。
エリクシールの供給が止まれば一時的な混乱はあると思う。けれど、無い袖はもう振れない。いずれ冒険者がエリクシール頼みの状況から脱するための抜本的な施策になる。副作用の恐怖を煽って使用を止めさせるよりも、そっちの方が遥かに建設的で、混乱も少ないかもしれない。
真っ先にギルドを頼ってよかった。それに、こうしてティファさんが動いてくれるなら、こちらも頼もしい限りだ。
「ありがとうございます。無理を言って申し訳ありませんが、よろしくお願いします」
僕らは深々と頭を下げてティファさんに感謝し、その場を後にした。
次に、僕らは老舗の道具屋を訪れた。
「お前さんはいつぞやの。『ライフポーション』の件は、どうじゃった?」
そう言えば、ここへの報告はまだしてなかった。つい先ほど解決した案件だから、まだ工場『オリカフト』からの通達も来てないと思う。
「あ、その節はどうもお世話になりました。一応、話をつけてきて解決しました。そのうち、『ライフポーションS』は回収されると思います」
「おお、そうか。それで、『ライフポーション』の生産目処は立つのかの?」
「あー、それなんですけど……」
これは言ってしまっていいのかな。『ライフポーション』の代わりとなる製品として『ヒールタブレット』の開発に着手してもらったんだ。でも、開発が決定しただけで、販売はまだ決まった訳では無い。
「たぶん、『ライフポーション』については出荷制限がかかると思います。僕が代替品の製造を止めちゃったので……でも、近いうちに何とかなると思います」
僕は頬をかきながら話した。道具屋のおじさんが怪訝な顔で僕を見る。そうなるよね……フィークさんは優秀だから、きっと開発を頑張ってくれると僕は信じてる。この手の案件にはすごく強そうだもの。
「まあ、良しとするかの。これでわしも、安心して『ライフポーションS』を棚から引き上げられるわい。面倒をかけたのう」
僕の報告を受けて、道具屋のおじさんは頭を下げた。
「いえ、こちらこそ。ご迷惑をおかけします。ところで、迷惑ついでで申し訳ないんですけど……」
迷惑をかけてしまった道具屋のおじさんに、この件の話をするのは何だか忍びないけれど……仕方ないよね。
僕は意を決して、言葉を続けた。
「あのぅ、『エリクシール』の販売もやめて頂くことって、出来ますかね?」
僕の言葉を受けて、さすがのおじさんもこれには渋い顔をした。
「これから『ライフポーション』が出荷制限されるのじゃろ? そのせいで『ライフポーション』の販売が制限されるというのに、『エリクシール』まで販売できなくなるのはさすがに困るのう……何か事情があるのか?」
案の定、おじさんも困惑している。そりゃそうだよね。でも、こればっかりは割り切って話すしかない。僕は『エリクシール』の危険性について、おじさんに説明した。
「それは、本当なのか? するってぇと、ワシは、とんでもない薬をお客さんに売っていたということになるではないか!」
「いえ、おじさんに非はありません。僕もついさっき、この事に気が付いたんです。アカデミーでもこんな事は習わなかったですし。たぶん、この事は誰も知らなかったはずです。おじさんは、何も悪いことなんてしていないですよ」
「しかし……」
当然の反応だと思う。エリクシールが冒険者の必需品となる現在まで、世のアイテム屋はこれを制限なく売り続けてきたんだ。普通の神経なら、こんな危ない劇薬を何本も冒険者に販売したりはしない。
知らなかったとはいえ、今まで販売してきたおじさんの心中は察するにあまりある。相当心苦しいに違いない。
「……じゃが、そうじゃな。そういうことなら致し方ない。わしの店では一時販売を見合わせることにしよう。とはいえ、ここに来るお客さんにこんな事を話したら、どんな事態になるかも分からんのでな。事の説明は控えさせてもらっても構わんかの?」
「はい。それとなく濁して頂いて構いません。ご協力に感謝します」
おじさんが理解ある人でよかった。本当に申し訳ない。僕は頭を下げた。その隣で、ラディアさんが胸に手を当てて、もうひとつの頼み事を申し出る。
「あの、私たちはこれから他のお店の方や取引先にも協力をお願いしたいと考えています。厚かましいお願いで恐縮ですが、可能でしたら『エリクシール』の取引相手を教えていただければと存じます」
ラディアさんが丁寧に話をした。ところが、おじさんは腕を組んで考え込んでしまった。
「うぅむ……協力してあげたいのは山々なのじゃが……いや、やるしか無いのかのう。ちょっと待っておれ」
そう言って、おじさんは書類棚からファイルを取り出した。取引先が網羅されているリストのようだ。おじさんは、それをカウンターに広げてみせる。
「『エリクシール』は、だいたいどこの卸でも取り扱っておる。加えて、生産している工場もたくさんあるのじゃよ。なにせ、作れば売れる薬じゃったからな。ワシらへの営業もしょっちゅうじゃ」
僕らは、おじさんがカウンターに広げたリストを手に取って眺めた。これは、かなりの規模だ。卸業者がどこの製薬工場と取引してるかまでは分からないけれど、全部合わせれば数十社にのぼる。一社につき工場はひとつとも限らない。さすがにこの規模だと、この街以外のものまである。まさに世界規模の生産体制だ。
この絶望的な状況に、僕の頭からサーっと血の気が引いていく。こんなの、お願いのために片っ端から回っていくなんて不可能に近い。
「どうしよう、ハルガード君……こんなの、私たちの力だけじゃどうしようも無いです……」
ラディアさんも、こんな状況は想像だにしなかったんだろう。血相を変えて打ちひしがれてしまっている。さすがにこれは、ただ業者達に頭を下げてお願いをして回るだけじゃだめだ。蛇口の水を止めるならその元からと思ってこんなお願いをしたけど、生産元でこれなんだ。出口となるお店なんてもっともっとある。
どう考えても、僕らの手に負えたものじゃない。何か効果的な作戦を考えないと……。
「……ラディアさん、アカデミーに行ってみよう」
「アカデミーですか?」
「うん。アカデミーなら、偉い人のコネも多いはずだ。ハーブレット学長をはじめ、薬学会の権威であるアナグニエ副学長もいる。先生たちの力を借りられれば、もしかしたら何とかなるかもしれない」
僕の提案で、ラディアさんの顔は明るさを取り戻した。
「ハルガード君がとても頼もしいです。アカデミーの先生方ならハルガード君のスキルのことも分かっていますし、きっとすぐに協力してくれると思います。すぐに行きましょう!」
僕らは道具屋のおじさんにお礼を言って、すぐにアカデミーへ向かった。
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