サーシェ

天山敬法

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第三章 人形の恋

13話 自由な女

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 魔道人形フェリアの“恋”、それを叶えるべく街へ乗り出した私達は、市場で出会った女性に案内を受けることになった。
 朗らかで気の良い町娘、ティファに連れられて向かったのは……町の中心街に近いレンガ造りの建物だった。その建物の脇には砂地の広場があり、そこでは確かに数人の男達がめいめいに仕事に励んでいる様子がある。
 建物の中には入らず、広場に面した休憩所らしき一角へやってきた。質素ながらも木造の卓と長椅子がいくつか置かれている。
「おう、ティファちゃん! 今日も可愛いね!」
 そう第一に大声を上げたのは、見るからに筋骨隆々の中年男だ。名前を呼ばれたのはティファだが、その威勢の良さに私が気圧されてしまう。思わず身を竦めた。
 当のティファは明るい笑顔を崩さず、元気よく彼に向かって手を振った。
「はいはい、ゼスさんも今日もかっこいいですね~」
 そう冗談めかして男をいなしている。彼女はこの場所で、既に随分と馴染みがあるらしい。
 見やると、広場で男達がめいめいに励んでいる仕事は……、訓練だった。木剣や長い棒を持って、怒号を上げながら藁人形を威勢よく突いている。
 その汗の臭いと、砂煙の混ざったむっとした熱気に包まれて……、その場にいるだけで気が滅入ってしまう。
 そんな私とは裏腹に、すっかり男探しモードに入っているらしいフェリアはきょろきょろと興味深そうに周囲を見回していた。
「そっちの子達は?」
 筋骨隆々の男に尋ねられ、ティファは変わらぬ笑顔で対応する。
「商店街で偶然出会った子でね、この町にきたばっかりの旅人さんなんだって。観光案内ついでに一緒に遊びに来たの」
「へえ、そうかい。ま、見ての通りうるさい場所だけどゆっくりしていってくれ、ガハハ!」
 男はこちらを向いてそう豪快に笑った。ハイ、と返事したつもりの声は、小さすぎて聞こえていないかもしれない。
 男は仕事中のようで、それ以上こちらに構うことはなくどこかへ去っていった。ひとまず、女三人で質素な机を囲んで座った。
「あの、ティファさん。ここは一体……」
 私が尋ねると、ティファはからからと笑う。
「あら、言ってなかったかしら、ごめんね。ここはガダンの自警団の拠点よ。体力自慢の若い男がいっぱいいるの」
「自警団」
 私は無表情になってその言葉を繰り返した。
「この町、戦争が始まる前から結構野盗の被害とかあったらしいのよ。それで町を守るために結成された……、って話らしいわ」
「では、もしかしてトレンティア軍が侵攻してきた時は戦いを……?」
 私がそう尋ねると、しかしティファは少し表情を翳らせて、まさか、と小さく言いながら首を振った。
 訓練広場の方に視線をやると、ほとんど半裸のような軽装の男達が頭に頭巾を巻いて武器を振っている。その様はいかにも威勢よく見えたが……。
 野盗対策として結成された自警団も、鉄の鎧で身を固めた魔道兵からなるトレンティア軍を相手に、国家戦争の一翼を担うには荷が重かったということだろうか。
「それで、ジュリにフェリア。あなた達はどんな男の人が好みなの? わたし、時々ここには顔を出してるからちょっと紹介とかできちゃうかもよ?」
 すぐにティファは楽しそうな顔で恋愛談義を始めた。私は慌てて首を振る。
「わ、私は別にそういうのはいいですよ。恋したいって言い出したのはフェリアで……」
 そう言うと、フェリアは人差し指を自分の顎にあてて、可愛らしく小首をかしげている。
「うーん……、そうだけど、わたしは男の人の良し悪しなんて全然分からないし、ジュリの考えは聞いてみたいわね。ああ、えっと……、兵士じゃない人がいいんだっけ」
 そういえば宿を出る前にそんな話をした。私もハッとして自分で言った言葉を思い出したが、しかし……。ここは自警団の拠点である。結局ここにいるのはみんなそうではないか。
 それを聞いてティファは目を瞬かせた。
「あら、兵士は嫌いなの? ……まあ、どうしても戦争に巻き込まれた経験があったら、しょうがないのかもね……」
 そう寂しそうな声で同情してくれた。
 しかしまあ、見る限り私が思う兵士の雰囲気と、ここの自警団員とでは少し違うようだが……。同じことをティファも思ったらしい。
「でも、ここの団員さん達は戦争してる兵士とは結構違うわよ? なんていうかこう、命をかけて国のために戦う! とか、そんなんじゃなくって、自分の町とか家族とか、そういうささやかな日常をできるだけ守りたいっていう、それだけっていうか……」
 ティファは穏やかな顔で言う。そう言われれば、そうなのかもしれない。
 武器を握る男とひとくちに言っても、戦う理由はヨン達とはきっと違う。衛生兵として伴っていた時の国軍兵達とも当然、ここの雰囲気は全然違った。
「じゃあジュリは他にどんな人がいいっていうの、ないの?」
 フェリアは純粋に聞いてくる。そんなこと聞かれても、考えたこともないのに……。すっかり答えに参ってしまった私を見て、ティファは心底楽しそうである。
「ジュリってばそんな真剣に考えちゃって、可愛いのねえ」
 そうからかわれて、また顔が熱くなるのを感じる。私は何も言わずに俯いていた。
「じゃあじゃあ、ティファはどんな人が好みなの?」
 フェリアは今度はティファに聞き始めた。ティファはぴたりと喋るのを止めて、ふっと考え込んだようだ。やがて浮かべた笑みは少し恥ずかしそうで、悪戯っぽい。
「うーん、そうねえ……。優しくてセクシーで頼もしくて……。あ、見た目も大事よ。素敵な顔立ちの人はやっぱり見ているだけで幸せになるって言うか~」
 そうつらつらと、夢を見るように語ったが……ふと、目を細めて切なげに言った。
「見た目で言えば……、あんまり大っぴらに言えないけど、わたし、トレンティアの人が結構好きかも」
 その言葉を聞いて、私も思わず顔を上げた。
「だって金色の髪に水色の瞳……、綺麗じゃない? 太陽の光をあびたら、宝石みたいにキラキラって光るのよ」
 そう語る表情はうっとりとしていて、その脳裏には……決まった誰かの顔を思い浮かべているのだろうか。ぽかんとしている私達を見て、やがて誤魔化すように笑った。
「あ、やっぱり不謹慎よね。あなた達もトレンティア人にひどい目にあわされたのに……ごめん、気分悪くさせちゃった?」
「いえ、そんなことは」
 私は咄嗟に否定する。何となく言葉にしづらい感情があった。
「トレンティア人だったら皆が皆悪い人っていうわけでもないですし……」
 そう続けると、頭の中にはさっと、レーヴァーの顔が思い浮かぶ。全てのトレンティア人がズミを憎んでいるわけでは、きっとない。
 と言っても、やっぱりこの国に来ているトレンティア人の大半は軍人で、レーヴァーのような善良な人間は稀だろう。その中から恋をできるような相手となると、非常に限られてしまうのではないかと思うが……。
 しかしフェリアは楽しそうに頷いた。
「そうよね、わたしもトレンティア人にも素敵な人がいるって思うわ。私も青い目が好きだもの。……きらきらした青い瞳……目の中に青空が映っているみたいで、本当に綺麗……」
 うっとりとした声色だ。人形らしからぬその様子に、私は内心驚いて彼女を見ていた。人形にどうしてそんな感性らしいものがあるのだろう。
 ティファも驚いたようで、興奮した声色になって、ずいとフェリアの方に身を乗り出した。
「ホント!? こんな話に共感してくれる人初めて! 嬉しいわ。だいたいトレンティア人が好き、なんて言うとみんな変な顔するんだけど……でも、そうよ。恋なんて自由でいいんだわ。トレンティア人を好きになってもいいし、兵士を好きになったって構わない。わたしが誰を好きになったって、戦争には関係ないもの、わたしは自由に生きたいんだもの!」
 やっぱりその声色はどこか夢を見ているような、そんなふうに見えた。
 私からすれば……いくら青い目が綺麗だと言ったって、トレンティアの男の人と恋をするなんて現実的なこととは思えなかった。
 そんな話に無邪気に共感してみせるのも、人形ならではのわざなのだろうか。フェリアはうっとりとしたままの表情でゆっくり頷いた。
「いいわね。わたしも恋をするなら青い目の人……」
 そう言いかけて突然、ハッと、なにか重大なことに気付いたように目を開いた。
「あっ……、ジュリ。そう言えば青い瞳の男の人なんてすぐ近くにいるじゃない」
 ぴしりと私は凍りついた。誰のことを言っている……かは明白だ。一周回って、そこへ話が戻ってくるのか……。
 いやしかし、パウルもヨンもフェリアが人形であることを知っている。そこから恋が芽生える予感が、私には少なくともしない。だけどティファの手前、どう説明したものかは難しい。
 フェリアの言葉に食いついたのはティファだった。
「えっ、ホント? どういうこと? トレンティア人の知り合いがいるの? え、若い男の人?」
 フェリアはうんうんと頷いた。
「十六歳と三十五歳」
 そんな具体的な年齢まで、いつの間に把握していたのか……。
「ホント!? 二人もいるならどっちか紹介してよ、ねえ!」
 思わぬ方向に話がいくので、慌てて私は止めに入った。
「フ、フェリア。一応その、個人情報というか……。あの人達は知られたくないかもしれないし、ちゃんと本人たちに断ってから」
 フェリアはきょとんとしていたが、ティファの方は気になって仕方がないらしい。
「えー、余計気になっちゃう! どんな人なのかなあ……」
「恋するとか、そういう感じの人達じゃないんで……」
 私はたじたじとしながらもなんとか話を誤魔化そうとする。一応彼らの身分は潜伏中のレジスタンスだ。下手な話になってしまわないか、私がハラハラしてしまう……。
 しかし幸いにも、その話題を遮るようにちょうど彼女の背後の扉が開いた。自警団の拠点だという建物と、訓練広場を見渡せる休憩所とをつなぐ裏口らしい扉だ。
 また筋骨隆々の中年男が現れたのかと思ったが、奥から出てきたのはまだあどけない顔つきの少年だった。
「あ、ティファちゃん、来てたんだ」
 少年は訓練のために出てきたのだろうか、薄手の服装に木剣を手に持っている。しかしその体つきはまだ発達途中らしく、兵士というには華奢な様子だ。
「あらジェトーくん、こんにちは」
 ティファは少年と軽く挨拶をする。こっちの人たちは? と言って少年がこちらに関心を寄せ、最初の中年男と同じようにティファは私達を紹介した。
「あなたも兵士なの? 他の人と比べると随分若いみたいだけど」
 フェリアがいつも通り、屈託のない顔で少年に向かって言った。少年は驚いた様子でフェリアを見返し、傍らでティファは楽しそうに笑った。
「ジェトーくんは自警団で最年少の新兵さんよ。見ての通りちょっと頼りないけど、でもきっとこれからおっきい男になるもんね?」
 そんな紹介をされて、ジェトーというらしい少年は恥ずかしそうに眉を寄せた。
「う、うるさいなあ。そりゃ、でかい男になれるようには頑張ってるけどさ」
「うんうん、頑張ってて偉いわね。訓練は順調?」
 ティファとジェトーは和気あいあいと雑談を始める。ティファに子ども扱いされているのが不服そうなジェトーだが、どうやら気さくな人柄らしく、軽やかな調子で返事をしていた。
「頑張ってはいるけど、でも仕事が忙しくてさ、訓練する時間もあんまりとれないんだよ。ほんと、もっと自警団に人手が欲しいよ……」
「それは気の毒に。まあ今どき自警団なんてわざわざ入ろうっていう人、少ないわよねえ」
「そうかもしれないけどさ、でもそうも言ってられないだろ。ほら……、トレンティア兵が何者かに皆殺しにされたって言うし、また近くで野盗が出るようになったって話もあってさ……」
「えー、それは怖いわねえ」
 彼らの話を私は黙って聞いていた。しかしティファはまだ恋愛話を続けたかったらしく、唐突にジェトーの腕を掴んでこちらに笑いかけてきた。
「あそうだ、ジェトーくんもいい子よ? 見ての通りまだ新兵で、兵士っぽい感じもなくて全然怖くないでしょ? どう? オススメ!」
 え、と私は小さく戸惑った声を上げるだけだった。
 ジェトーは驚いた様子で目を瞬かせたが……すぐにティファの口ぶりで何となくは察したようだ。慌てた様子で顔を赤くしている。
「な、何の話だよ!」
 そんな彼らに、フェリアは変わらず屈託のない笑顔を浮かべて頷いた。
「うんうん、ティファがいい人って言うのなら、いいのかもしれないわね。ねえ、この人にしてみる? ジュリ」
 そして私に判断を仰いでくる。私はがくりと項垂れてため息をついた。もともと恋をしたいなんて言い出したのはフェリアである。私には関係ない……。
「私はいいって……。フェリアの好きにしなよ……」
 そんな脱力した言葉しか出てこなかった。
 どうにもフェリアは自分での判断ができない分、私やティファの言葉を窺ってしまうらしい。そう? なんて不思議そうに首を傾げていた。
 それを見てティファはやっぱり楽しそうに笑うし、ジェトーは恥ずかしさに耐えきれないという様子でやがて訓練広場へと立ち去ってしまった。
 一応は兵士と言っていいだろう自警団の拠点で流れる空気は、こうして見ると気が抜けるほど平和ではないか。私達と同行している、ギラついた眼差しのレジスタンスとは大違いだ。
 そんな変な感慨に耽りながら、私は彼らを眺めていた。偶然町中で出会った明るくて強引な女性ティファに連れられ……、結局フェリアの恋人探しはうまくいくのかどうか知らないが、兵士ではない人達と、気が抜けるようなやりとりをする時間はどこか懐かしかった。
「でも上っ面のカッコ良さだけに釣られるのもよくないのよねえ。男ってほんとに身勝手で、馬鹿なんだもの。でもそういうとこも逆に魅力に見えちゃったりするから厄介で……」
 ジェトーが訓練に向かった後も、ティファの楽しげな男性批評が始まる……その気の抜ける時間は、ティファが仕事の用事を思い出すまでしばらく続いた。
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