56 / 172
第六章 親の願い
56話 眼差し
しおりを挟む
夜、寝付きが悪くて目が覚める。……静かだ、虫や獣の声さえ遠く感じる。
木造の床は、少し動いただけで軋んだような音を小さく鳴らす。そろりそろりと体を動かして、息を忍ばせ気配を殺し……、まるで敵の基地に忍び込むように、全部の集中をかけて慎重に体を動かす。なにせ、そこのベッドで寝ている少年は獣の如く物音に敏感だ。
静かに、慎重に……、ゆっくりと起こした体がようやく床の上に立ち、足音も殺してその体を見下ろす。今夜は月が大きい、窓から差すその光がぼんやりと、腫れた頬を映し出していた。
トレンティア兵に殴られたのだろう、痣を作ったその頬に指を近付けて……、でも、触ると起きてしまうのだろうと思って引っ込める。
無造作に伸び始めた様子の黒髪はしっとりと枕にかかり、私と同じ色の瞳を隠した瞼は、睫毛が生え揃った黒い線でしっかりと閉じられている。ズミ人らしい、長くて艷やかな睫毛……。
寝ている顔だけを見ていれば、なんともあどけないものだと思う。その齢はまだ僅か十六……、自分が同じ歳の頃は何をしていただろう、なんてくだらないことに思いを馳せた。
静かに足音を忍ばせて、部屋の外へと向かった。綺麗な月でも見上げながら夜風に当たりたい、そんな気分だった。
部屋を静かに出て、暗い廊下を渡る。そのまま外に出るつもりだったが、ふと足を止めた。扉のない部屋の入口の向こう、蝋燭の明かりが灯っている。覗き込むと、そこで読書をしている医者の姿が目に入った。
アルドはこちらを見て目を丸くした。
「おや、こんな時間にどうされました」
蝋燭だけの光で、こちらの顔が見えているかはよく分からない。とにかく私は薄く笑った。
「……少し寝付きが悪くて。先生こそこんな夜遅くまで……、ご研究を?」
尋ねると、アルドも恥ずかしそうに笑ったようだ。
「私も同じですよ。ちょっと眠れなくてね……、気を紛らわせるためのただの読み物です」
私は何気ない仕草で、静かに部屋の中へ踏み入った。
「そうでしたか。……少し、ご一緒しても?」
「ええ、どうぞ」
アルドは柔らかく言ってから、手元の本を閉じた。食事部屋で読書をしていたのは、書斎が寝室を兼ねているからだろう。あの部屋で明かりをつけてヨハンを起こしてはいけないと思って……。
私はその食卓を挟んで向かい側に座り、ちらりとその本を見た。蝋燭の光の中にぼんやりと映るタイトルから見るに、読み物だと言いつつ医術についての論考集のようだった。
「今日は本当に、突然不躾に押しかけてすみません。泊めてくれなんて我儘まで聞いていただいて……本当にありがとうございます」
そんな挨拶から切り出す。いやいや、と言ってアルドは首を振った。
「ここはヨハンの家でもありますから。あの子の仲間でいらっしゃるあなたなら全く構いませんよ」
ゆっくりと視線を上げて、私はアルドの顔を見つめた。白髪の混じった黒髪、その瞳の色も、当然深い夜空の色……。
「俺はトレンティア人ですよ。正直もっと警戒されるものと思っていましたが……。こんな男を泊めておくなんて村の者も反発するでしょう、どうしても迷惑はかけます。ヨハンの傷がよくなればすぐに出ていきますので、お許し願えれば」
そう言ってもアルドの表情は変わらない。……彼はそういう人間なのだ。
「トレンティア人と言えば、あの子だって半分はそうです。今更気にしませんよ」
「……変だと思わないんですか。全部がトレンティア人である俺が、ズミで兵士をやってるなんて」
つい声に自虐っぽい色が混ざる。アルドはからりと笑った。
「もちろん思いますよ。だけどヨハンがあなたのことを仲間だと言った。あなた達の会話を見ていれば分かります、あの子はあなたに心を開いている。……あんなにトレンティア人を憎んでいたあの子が、トレンティア人であるあなたをこんなにも信頼している。きっとこれまでの時間、あなたはずっとあの子を支えてきてくれたのでしょう。それが分かるから、それだけで十分です」
アルドの言葉は柔らかく、頑なに閉じているはずの胸の扉をまるで溶かしていくようだ。
……ずっと不思議に思っていた。肉親に捨てられ、目の色に呪われた少年が、それなのに変にひたむきで、時に純真ささえ思わせるその素振りの理由を。今になって、ある意味で本当の――親の顔を見て、やっと理解できた気がする。
アルドはやがて私の顔を見て、おもむろに立ち上がった。
「何もないというのも寂しいですからね、何か飲みますか」
そう言ってコップを二つと、棚の奥から酒瓶を取り出してきた。ぼんやりとそれに視線をやる。
「……ヨハンから、父は断酒していると聞きましたが」
「ああ……はい、そういえばそうでしたね。まあしかし人生いろいろありますからね。あの子の前では内緒にしといてもらえますか」
そんなのんきな調子で言って、アルドは平然と酒瓶を開ける。思わず私は吹き出した。
「酒の肴に……、ぜひ聞かせてください。ヨハンの幼い頃の話……あいつはどんな子どもだったんですか」
そう聞くと、アルドは酒を注ぎながら微笑を浮かべた。
「子どもの頃から今もそう変わりませんけどね。とにかく元気というかやんちゃというか……好奇心旺盛で、よく動き回る子で。虫を捕まえてくるのが好きでした。いたずらに殺して遊ぶものだから、むやみに命を奪うものじゃないと何度も言って聞かせた覚えがあります」
その声はやがて切なげに沈んでいった。……その子は今や、人間さえも躊躇なく殺してしまえる、そんな少年になっている。
私が戦闘を見つけて駆け付けた時、彼は私のことをも敵兵と見間違って、殺意を向けてきた。……あの凍りついたような瞳の色が、まだ私の目にも焼き付いているようだ。……彼は私の顔すらも見ていなかった。
アルドもそれだけを話して、苦しい思いを飲み込んでしまったようだ。しかし同じ声色で言う。
「パウルさんの話も聞かせていただけませんか。兵士として生きているあの子がどんな風に暮らしていたのか……」
それはもしかすると、兵士として血を浴びてきた我が子の姿を受け止めようという覚悟の表明だったのだろうか。私は視線を合わせる勇気も出なかった。
……でも、だって……、それはあなたの役目じゃない。咄嗟に浮かんだのはそんな言葉だった。私はわざとらしく、声に冗談を混ぜる。
「では彼と俺の馴れ初めの話から……」
アルドは仕方なさそうに笑ってくれた。なんとなく閉じた瞼の裏に、ヨハンと初めて会った時のことを思い出す。
……やがてゆっくりと、薄く目を開けて、コップの中に揺れる酒の水面に視線を落とした。
「先生……、今から私がする話は、どうか深酒で忘れてくださいますか」
まだ口にもしていない酒に酔ったふりをして、そう切り出した。アルドの顔は見ていないが、優しく微笑んだようだ。ええ、と静かな返事が返ってきた。
今日は月が綺麗だ。眠っているあどけない子を置いて、秘密の会談をする二人を、アミュテュスだけが静かに見ている……。
木造の床は、少し動いただけで軋んだような音を小さく鳴らす。そろりそろりと体を動かして、息を忍ばせ気配を殺し……、まるで敵の基地に忍び込むように、全部の集中をかけて慎重に体を動かす。なにせ、そこのベッドで寝ている少年は獣の如く物音に敏感だ。
静かに、慎重に……、ゆっくりと起こした体がようやく床の上に立ち、足音も殺してその体を見下ろす。今夜は月が大きい、窓から差すその光がぼんやりと、腫れた頬を映し出していた。
トレンティア兵に殴られたのだろう、痣を作ったその頬に指を近付けて……、でも、触ると起きてしまうのだろうと思って引っ込める。
無造作に伸び始めた様子の黒髪はしっとりと枕にかかり、私と同じ色の瞳を隠した瞼は、睫毛が生え揃った黒い線でしっかりと閉じられている。ズミ人らしい、長くて艷やかな睫毛……。
寝ている顔だけを見ていれば、なんともあどけないものだと思う。その齢はまだ僅か十六……、自分が同じ歳の頃は何をしていただろう、なんてくだらないことに思いを馳せた。
静かに足音を忍ばせて、部屋の外へと向かった。綺麗な月でも見上げながら夜風に当たりたい、そんな気分だった。
部屋を静かに出て、暗い廊下を渡る。そのまま外に出るつもりだったが、ふと足を止めた。扉のない部屋の入口の向こう、蝋燭の明かりが灯っている。覗き込むと、そこで読書をしている医者の姿が目に入った。
アルドはこちらを見て目を丸くした。
「おや、こんな時間にどうされました」
蝋燭だけの光で、こちらの顔が見えているかはよく分からない。とにかく私は薄く笑った。
「……少し寝付きが悪くて。先生こそこんな夜遅くまで……、ご研究を?」
尋ねると、アルドも恥ずかしそうに笑ったようだ。
「私も同じですよ。ちょっと眠れなくてね……、気を紛らわせるためのただの読み物です」
私は何気ない仕草で、静かに部屋の中へ踏み入った。
「そうでしたか。……少し、ご一緒しても?」
「ええ、どうぞ」
アルドは柔らかく言ってから、手元の本を閉じた。食事部屋で読書をしていたのは、書斎が寝室を兼ねているからだろう。あの部屋で明かりをつけてヨハンを起こしてはいけないと思って……。
私はその食卓を挟んで向かい側に座り、ちらりとその本を見た。蝋燭の光の中にぼんやりと映るタイトルから見るに、読み物だと言いつつ医術についての論考集のようだった。
「今日は本当に、突然不躾に押しかけてすみません。泊めてくれなんて我儘まで聞いていただいて……本当にありがとうございます」
そんな挨拶から切り出す。いやいや、と言ってアルドは首を振った。
「ここはヨハンの家でもありますから。あの子の仲間でいらっしゃるあなたなら全く構いませんよ」
ゆっくりと視線を上げて、私はアルドの顔を見つめた。白髪の混じった黒髪、その瞳の色も、当然深い夜空の色……。
「俺はトレンティア人ですよ。正直もっと警戒されるものと思っていましたが……。こんな男を泊めておくなんて村の者も反発するでしょう、どうしても迷惑はかけます。ヨハンの傷がよくなればすぐに出ていきますので、お許し願えれば」
そう言ってもアルドの表情は変わらない。……彼はそういう人間なのだ。
「トレンティア人と言えば、あの子だって半分はそうです。今更気にしませんよ」
「……変だと思わないんですか。全部がトレンティア人である俺が、ズミで兵士をやってるなんて」
つい声に自虐っぽい色が混ざる。アルドはからりと笑った。
「もちろん思いますよ。だけどヨハンがあなたのことを仲間だと言った。あなた達の会話を見ていれば分かります、あの子はあなたに心を開いている。……あんなにトレンティア人を憎んでいたあの子が、トレンティア人であるあなたをこんなにも信頼している。きっとこれまでの時間、あなたはずっとあの子を支えてきてくれたのでしょう。それが分かるから、それだけで十分です」
アルドの言葉は柔らかく、頑なに閉じているはずの胸の扉をまるで溶かしていくようだ。
……ずっと不思議に思っていた。肉親に捨てられ、目の色に呪われた少年が、それなのに変にひたむきで、時に純真ささえ思わせるその素振りの理由を。今になって、ある意味で本当の――親の顔を見て、やっと理解できた気がする。
アルドはやがて私の顔を見て、おもむろに立ち上がった。
「何もないというのも寂しいですからね、何か飲みますか」
そう言ってコップを二つと、棚の奥から酒瓶を取り出してきた。ぼんやりとそれに視線をやる。
「……ヨハンから、父は断酒していると聞きましたが」
「ああ……はい、そういえばそうでしたね。まあしかし人生いろいろありますからね。あの子の前では内緒にしといてもらえますか」
そんなのんきな調子で言って、アルドは平然と酒瓶を開ける。思わず私は吹き出した。
「酒の肴に……、ぜひ聞かせてください。ヨハンの幼い頃の話……あいつはどんな子どもだったんですか」
そう聞くと、アルドは酒を注ぎながら微笑を浮かべた。
「子どもの頃から今もそう変わりませんけどね。とにかく元気というかやんちゃというか……好奇心旺盛で、よく動き回る子で。虫を捕まえてくるのが好きでした。いたずらに殺して遊ぶものだから、むやみに命を奪うものじゃないと何度も言って聞かせた覚えがあります」
その声はやがて切なげに沈んでいった。……その子は今や、人間さえも躊躇なく殺してしまえる、そんな少年になっている。
私が戦闘を見つけて駆け付けた時、彼は私のことをも敵兵と見間違って、殺意を向けてきた。……あの凍りついたような瞳の色が、まだ私の目にも焼き付いているようだ。……彼は私の顔すらも見ていなかった。
アルドもそれだけを話して、苦しい思いを飲み込んでしまったようだ。しかし同じ声色で言う。
「パウルさんの話も聞かせていただけませんか。兵士として生きているあの子がどんな風に暮らしていたのか……」
それはもしかすると、兵士として血を浴びてきた我が子の姿を受け止めようという覚悟の表明だったのだろうか。私は視線を合わせる勇気も出なかった。
……でも、だって……、それはあなたの役目じゃない。咄嗟に浮かんだのはそんな言葉だった。私はわざとらしく、声に冗談を混ぜる。
「では彼と俺の馴れ初めの話から……」
アルドは仕方なさそうに笑ってくれた。なんとなく閉じた瞼の裏に、ヨハンと初めて会った時のことを思い出す。
……やがてゆっくりと、薄く目を開けて、コップの中に揺れる酒の水面に視線を落とした。
「先生……、今から私がする話は、どうか深酒で忘れてくださいますか」
まだ口にもしていない酒に酔ったふりをして、そう切り出した。アルドの顔は見ていないが、優しく微笑んだようだ。ええ、と静かな返事が返ってきた。
今日は月が綺麗だ。眠っているあどけない子を置いて、秘密の会談をする二人を、アミュテュスだけが静かに見ている……。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
最弱パーティのナイト・ガイ
フランジュ
ファンタジー
"ファンタジー × バトル × サスペンス"
数百年前、六大英雄と呼ばれる強者達の戦いによって魔王は倒された。
だが魔王の置き土産とも言うべき魔物達は今もなお生き続ける。
ガイ・ガラードと妹のメイアは行方不明になっている兄を探すため旅に出た。
そんな中、ガイはある青年と出会う。
青年の名はクロード。
それは六大英雄の一人と同じ名前だった。
魔王が倒されたはずの世界は、なぜか平和ではない。
このクロードの出会いによって"世界の真実"と"六大英雄"の秘密が明かされていく。
ある章のラストから急激に展開が一変する考察型ファンタジー。
時き継幻想フララジカ
日奈 うさぎ
ファンタジー
少年はひたすら逃げた。突如変わり果てた街で、死を振り撒く異形から。そして逃げた先に待っていたのは絶望では無く、一振りの希望――魔剣――だった。 逃げた先で出会った大男からその希望を託された時、特別ではなかった少年の運命は世界の命運を懸ける程に大きくなっていく。
なれば〝ヒト〟よ知れ、少年の掴む世界の運命を。
銘無き少年は今より、現想神話を紡ぐ英雄とならん。
時き継幻想(ときつげんそう)フララジカ―――世界は緩やかに混ざり合う。
【概要】
主人公・藤咲勇が少女・田中茶奈と出会い、更に多くの人々とも心を交わして成長し、世界を救うまでに至る現代ファンタジー群像劇です。
現代を舞台にしながらも出てくる新しい現象や文化を彼等の目を通してご覧ください。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
アガルタ・クライシス ―接点―
来栖とむ
SF
神話や物語で語られる異世界は、空想上の世界ではなかった。
九州で発見され盗難された古代の石板には、異世界につながる何かが記されていた。
同時に発見された古い指輪に偶然触れた瞬間、平凡な高校生・結衣は不思議な力に目覚める。
不審な動きをする他国の艦船と怪しい組織。そんな中、異世界からの来訪者が現れる。政府の秘密組織も行動を開始する。
古代から権力者たちによって秘密にされてきた異世界との関係。地球とアガルタ、二つの世界を巻き込む陰謀の渦中で、古代の謎が解き明かされていく。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。
ユニークアイテムな女子(絶対的替えの効かない、唯一無二の彼女)「ゆにかの」
masuta
キャラ文芸
恋と友情、そして命を懸けた決断。青春は止まらない。
世界を股にかける財閥の御曹司・嘉位は、U-15日本代表として世界一を経験した天才投手。
しかし、ある理由で野球を捨て、超エリート進学校・和井田学園へ進学する。
入学式の日、偶然ぶつかった少女・香織。
彼女は、嘉位にとって“絶対的替えの効かない、唯一無二の存在”だった。
香織は、八重の親友。
そして八重は、時に未来を暗示する不思議な夢を見る少女。
その夢が、やがて物語を大きく動かしていく。
ゴールデンウィーク、八重の見た夢は、未曾有の大災害を告げていた。
偶然か、必然か……命を守るために立ち上がる。
「誰も欠けさせない」という信念を胸に走り続ける。
やがて災害を未然に防ぎ、再びグラウンドへと導く。
その中で、恋もまた静かに進んでいく。
「ずっと、君が好きだった」告白の言葉が、災害と勝負を越えた心を震わせる。
それぞれの想いが交錯し、群像劇は加速する。
一人ひとりが主人公。人生に脇役はいない。
現代ファンタジーとリアルが交錯する青春群像劇。
本作は小説家になろう、オリジナル作品のフルリメイク版です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる