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164 大変身!

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クモさんたちに名前付けたら大変身しちゃいました。

〖やっぱりアラクネになったのね~〗
「うにゅ?じーにしゃま、ちっちぇちゃ?」
やっぱりって言ったよ。

〖う~ん。知っていた訳じゃないわ。そんな気がしたの。でも、まさか子供たちまでなるとは思わなかったわ。しかも〗
ジーニ様が子ぐも達さんを見る。
『しかも男の子もいるのよねぇ~。アラクネって女性だけじゃなかったぁ~?』
精霊樹の精様も不思議そう。

〖まあ、兄弟七匹全部女の子なんてそもそもありえないしね。みんな同じように進化したんだから、良しとしましょう〗
ジーニ様が言うなら大丈夫だね!
そうすると、蜘蛛のお母さんきぬさんがやって来ました。

きゅるる『サーヤ』
え?きょろきょろ?声が聞こえたような?
きゅるる『サーヤ、ありがとう』
きぬさんに抱き上げられて頭なでなでされます。もしかしてこの声は、

「きぬしゃん、おちゃべり?」
人になったからおしゃべり出来るようになったのかな?

きゅるる『そう。でもまだ思念だけ。おしゃべりは、これから練習。子供たちも』
子供たちもみんな登ってきました!みんな可愛い~♪
「きぬしゃん、きりぇいにぇ、こぐもしゃんちゃち、かわいいにぇ~」
みんな、きゅるきゅる言ってます。
きゅるる『子供たちもまず思念から練習。今はまだ出来ない』
「しょっか~、さーにゃちょいっちょ!りぇんちゅうちよ~♪」
『『『『『『『きゅるる~ん♪』』』』』』』
仲間だね~♪

きゅるる『これからゲンさんのとこ、行ってくる。やること相談。子供たちの名前も決めてくる。サーヤ、名前つける。頑張る』
「うにゅ~。がんばりゅ~」
そうでした。まだお名前ありました。
『あらあら。ゲンのとこ行くのぉ~?』
精霊樹の精様が話しかけてきます。
『それじゃ、行く前に洋服何とかしないとぉ~』
「うにゅ?」
そういえば長い髪の毛で隠れてて気づかなかったけど、きぬさんたち裸でした。
「お~」
周りを見るとみんなが目を逸らしてました。道理でジーニ様と精霊樹の精様しか会話に入ってこない訳です。フゥとフィオが一生懸命ちびっ子同盟の目を塞いでます。 

きゅるる『分かった』
そう言うと、蜘蛛さんの足の方から毛が上がってきてベアトップのようになりました。
きゅるる『今はこれでいい?後でちゃんと、作る』
「ふわあ~」
便利~

〖まあ、これなら〗
『大丈夫かしらね~?』
ちょっと苦笑いのジーニ様と精霊樹の精様たち。今は仕方ないよね。

きゅるる『それじゃ、行ってくる。サーヤまた後で』
「あ~い  あちょぢぇにぇ~」
降ろしてもらってバイバイします。こぐもさん達もバイバイしてます。かわいい♪



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