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218 実践!
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クリーンの実践はいつ?
だってほら、スライムさん達がうずうずしてるよ
スライムさん達も普通にご飯食べたはずなのに、おなかいっぱいにならないのかな?
「じーにしゃま~」
〖なぁに?サーヤ〗
「あるちょ、あうるちゃち、うじゅうじゅ。おにゃかいっぱい、にゃりゃにゃい?」
今もうずうず。お皿に飛び込みそうだよ。
ジーニ様もそれに気づいたみたいで苦笑い。
〖スライムはね、掃除屋とも言われていてね?何でも吸収して、自分の栄養や、力にしてしまうのよ。でも、今回は純粋に美味しいものを残らず食べたいって思ってるみたいよ?うずうずしてるの伝わってくるものね〗
そうじやさん?なんでも?
〖ふふ、そう。なんでもよ。それこそ自分より何十倍もあるものだって飲み込んじゃうわよ?ね?〗
ジーニ様がスライムさん達に聞くと、みんないっせいに胸を張るポーズをしました。ちびちゃんたちがグラグラしててかわいいです。あっ一匹こけた!
「しゅごいにぇ~」
今度はぴょんぴょんしだしました!かわいい
ぷるる『私が見本を見せてあげる』
急にアウルの声がしました。
「ふぇ?」
そうするとアウルが一枚のお皿を飲み込みました。鶏肉さんが乗ってた一番油っぽいやつです。すっぽり飲み込まれてから出てきたお皿は昨日と違ってました。
汚れが縞模様みたいです。一番端が大きな残り物だけ取ったもの。次は油だけギトッと残ったもの。次は一見綺麗に見えるけど、膜が張って曇ったようになっているもの。そして最後が輝くように美しいピカピカのもの。
「ほわぁ きよー」
アウルすごい~ぱちぱち。
拍手するとアウルがまた胸を張ってます。アルとちびちゃん達も、お手手?みたいなの伸ばして拍手してます。芸達者です。
『すげぇな。みんな、ここ触ってみたらわかりやすいぞ』
おいちゃんは一見キレイに見えるところを触らせてみた
『ここ~?うわ~!』
きゅいぴゅい『『いや~ん!』』
『『ぺっちょん』』
『『『きもちわる~い』』』
真っ先に触ったちびっこ同盟が悲鳴あげちゃった。わかる~あそこきっと、ぬるぬるぺっちょんなとこだよね~
『えぇ?そんなに違うの~?あっ!』
『どれ~?うげっ』
と、フゥもクゥもすぐに手を離して
『『うわ~』』
と言いながら手をぶんぶんしてます。洗わないと落ちないよ?
山桜桃お姉ちゃんと春陽お兄ちゃんはさすがです。しっかり触って確認してます。
『あっこれ、洗っても落ちないんですよね』
『すみっことかだんだんこうなりますよね』
うんうん。洗剤使わないと落ちないよね。レモンとかの皮で洗っても落ちるんだっけ?忘れちゃった!
みんなが触ったところで、アウルがもう一度取り込むと表も裏もどこもかしこもピッカピカ!キュキュっていい音もするね!
『お!さすが綺麗だな!皿は重ねるからな、ちゃんと裏まで綺麗にするのは大事だぞ!』
『なるほど、これを目指せばいいんですね!』
『うん。さっきのゲンさんのお話が目と手で確認できた感じです!』
サーヤも説明したのに~
「ぶー」
『あっもちろんサーヤちゃんのもですよ』
『はい!もちろん』
「ぶぶー」
絶対うそだぁ
〖はあ、私もビックリよ。ふふっでも、イメージが出来たみたいだからやってみましょうか〗
ジーニ様も触って確かめたんだね。
「あ~い」
『『はい』』
山桜桃お姉ちゃんと春陽お兄ちゃんが張り切ってます。
〖じゃあ、まずは綺麗にしたい食器を選んで~〗
これにしよ~ヨーグルト食べたの~……ちょっと残ってる。スプーンで取れなかったの。なめていいかな?
『サーヤ、ダメだぞ』
だめ?
『ダメだ。舐めるんじゃない』
でも……
『ダメだぞ。明日の分がサーヤのだけなくなるぞ?』
わかっちゃ……ぐすん
〖よっぽど食べたかったのね~〗
『目を開きっぱなしでぇ~』
『瞬きもせずに』
『ぼろぼろ泣いてますね』
ジーニ様たち大人組が話てると、
『あ~あのですね、サーヤだけ』
『フルーツソース食べ損ねちゃったんです』
フゥとクゥが説明してくれました。続いてちびっこたちも
ぴゅいきゅい『『そのあとも』』
『フゥとクゥと』
『ぼくたちが騒いじゃったから』
『サーヤだけ~、ヨーグルトほとんど』
『『『たべられなかったんだよね~』』』
ちびっこ同盟たちの説明に大人組がシーンとしてます。
よーぐりゅちょ…うりゅ~
『あ~、そうか。悪かった。楽しみにしてたのにな。でも、舐めるのはなしだ。あとでまた作ってやるから』
ほんちょ?フルーツソースも?
『ああ。フルーツソースもつけてやるから』
わかっちゃ。ぐすん。約束だからね?針千本だからね?ぐすっ。
〖あ~私達も食べすぎたからね~〗
『ごめんなさい。サーヤ~』
『すまない』
『すまなかったな』
みんな謝ってくれて頭もなでなでしてくれたから大丈夫です。
「あい」
でも、次は許してあげないかもです。ヨーグルトの恨みは怖いのです。
〖それじゃあ、初めましょう。クリーンは生活魔法の一種、初歩魔法とも言うかしらね。だから、属性も関係なく少量の魔力で出来るわ。でも、初歩だからって気を抜いちゃダメ〗
ジーニ様、かっこいい!
〖あら♪嬉しい♪〗
『ジーニ様…』
おいちゃんつっこんだ!
〖こほん。何事も練習。持ったお皿のすみずみまで魔力をめぐらして、ゲンが言った見えない悪いものまで見逃さないように意識して、一気に綺麗にするつもりで唱えて、はい!クリーン!!〗
「くりーん」
『『『『クリーン』』』』
みんなも唱えるとお皿がキランとなりました。
「できちゃ~?」
ジーニ様にお皿を見せます。
〖うん。上手よ。みんなどうかしら?〗
やったー♪みんなは?
『すごいです。こんなにキレイになるなんて』
『はい。クリーンは初めてやった訳じゃないのにこんなに違うなんて』
春陽お兄ちゃんと山桜桃お姉ちゃん目がまん丸です。
〖それだけイメージが大事なのと、今、対象を絞ったでしょう?魔力を無駄にすることなく出来たのね〗
『『なるほど』』
今まで対象を絞りきれてなかったから、浅く広くになって、キレイにならない原因が分からないから魔力だけを無駄に込めるという、悪循環になってたんだろうって。ジーニ様やっぱりすごいね!
〖それじゃあ、張り切ってるスライムたちの仕事を奪うのは可哀想だから、今度は自分にかけてみましょう〗
「あ~い」
〖スライムたち、この部屋ごと綺麗にしていいわよ。試したくて仕方ないんでしょ?〗
「ふえ?」
ジーニ様?部屋ごと?
その言葉の意味はすぐに分かりました。アウルとアルはテーブルの上のお皿を一気に取り込みました。それは見事な投網を見ているようでした。ちびちゃんたちはお皿の上から上にぴょんぴょんと渡りながらお皿を取り込んでます。そして、アウルとアルはテーブルまで飲み込んだかと思うとピカピカになったテーブルを出し、その上に綺麗にした食器を種類ごとにキレイに並べました。
「ほぇ~」
『すごいなぁ』
そして、サーヤたちちびっこ達の席のまわりは特に念入りに。椅子や床まで、ビョーンとしてピカピカに!
ちびっこたちは食べこぼしがあるからね。ありがとうございます。
スライムさんたち、有能すぎです。ぱちぱちぱち!みんなで拍手!
スライムさんたち、また『えっへん』です。あっまたコケた。大丈夫?
だってほら、スライムさん達がうずうずしてるよ
スライムさん達も普通にご飯食べたはずなのに、おなかいっぱいにならないのかな?
「じーにしゃま~」
〖なぁに?サーヤ〗
「あるちょ、あうるちゃち、うじゅうじゅ。おにゃかいっぱい、にゃりゃにゃい?」
今もうずうず。お皿に飛び込みそうだよ。
ジーニ様もそれに気づいたみたいで苦笑い。
〖スライムはね、掃除屋とも言われていてね?何でも吸収して、自分の栄養や、力にしてしまうのよ。でも、今回は純粋に美味しいものを残らず食べたいって思ってるみたいよ?うずうずしてるの伝わってくるものね〗
そうじやさん?なんでも?
〖ふふ、そう。なんでもよ。それこそ自分より何十倍もあるものだって飲み込んじゃうわよ?ね?〗
ジーニ様がスライムさん達に聞くと、みんないっせいに胸を張るポーズをしました。ちびちゃんたちがグラグラしててかわいいです。あっ一匹こけた!
「しゅごいにぇ~」
今度はぴょんぴょんしだしました!かわいい
ぷるる『私が見本を見せてあげる』
急にアウルの声がしました。
「ふぇ?」
そうするとアウルが一枚のお皿を飲み込みました。鶏肉さんが乗ってた一番油っぽいやつです。すっぽり飲み込まれてから出てきたお皿は昨日と違ってました。
汚れが縞模様みたいです。一番端が大きな残り物だけ取ったもの。次は油だけギトッと残ったもの。次は一見綺麗に見えるけど、膜が張って曇ったようになっているもの。そして最後が輝くように美しいピカピカのもの。
「ほわぁ きよー」
アウルすごい~ぱちぱち。
拍手するとアウルがまた胸を張ってます。アルとちびちゃん達も、お手手?みたいなの伸ばして拍手してます。芸達者です。
『すげぇな。みんな、ここ触ってみたらわかりやすいぞ』
おいちゃんは一見キレイに見えるところを触らせてみた
『ここ~?うわ~!』
きゅいぴゅい『『いや~ん!』』
『『ぺっちょん』』
『『『きもちわる~い』』』
真っ先に触ったちびっこ同盟が悲鳴あげちゃった。わかる~あそこきっと、ぬるぬるぺっちょんなとこだよね~
『えぇ?そんなに違うの~?あっ!』
『どれ~?うげっ』
と、フゥもクゥもすぐに手を離して
『『うわ~』』
と言いながら手をぶんぶんしてます。洗わないと落ちないよ?
山桜桃お姉ちゃんと春陽お兄ちゃんはさすがです。しっかり触って確認してます。
『あっこれ、洗っても落ちないんですよね』
『すみっことかだんだんこうなりますよね』
うんうん。洗剤使わないと落ちないよね。レモンとかの皮で洗っても落ちるんだっけ?忘れちゃった!
みんなが触ったところで、アウルがもう一度取り込むと表も裏もどこもかしこもピッカピカ!キュキュっていい音もするね!
『お!さすが綺麗だな!皿は重ねるからな、ちゃんと裏まで綺麗にするのは大事だぞ!』
『なるほど、これを目指せばいいんですね!』
『うん。さっきのゲンさんのお話が目と手で確認できた感じです!』
サーヤも説明したのに~
「ぶー」
『あっもちろんサーヤちゃんのもですよ』
『はい!もちろん』
「ぶぶー」
絶対うそだぁ
〖はあ、私もビックリよ。ふふっでも、イメージが出来たみたいだからやってみましょうか〗
ジーニ様も触って確かめたんだね。
「あ~い」
『『はい』』
山桜桃お姉ちゃんと春陽お兄ちゃんが張り切ってます。
〖じゃあ、まずは綺麗にしたい食器を選んで~〗
これにしよ~ヨーグルト食べたの~……ちょっと残ってる。スプーンで取れなかったの。なめていいかな?
『サーヤ、ダメだぞ』
だめ?
『ダメだ。舐めるんじゃない』
でも……
『ダメだぞ。明日の分がサーヤのだけなくなるぞ?』
わかっちゃ……ぐすん
〖よっぽど食べたかったのね~〗
『目を開きっぱなしでぇ~』
『瞬きもせずに』
『ぼろぼろ泣いてますね』
ジーニ様たち大人組が話てると、
『あ~あのですね、サーヤだけ』
『フルーツソース食べ損ねちゃったんです』
フゥとクゥが説明してくれました。続いてちびっこたちも
ぴゅいきゅい『『そのあとも』』
『フゥとクゥと』
『ぼくたちが騒いじゃったから』
『サーヤだけ~、ヨーグルトほとんど』
『『『たべられなかったんだよね~』』』
ちびっこ同盟たちの説明に大人組がシーンとしてます。
よーぐりゅちょ…うりゅ~
『あ~、そうか。悪かった。楽しみにしてたのにな。でも、舐めるのはなしだ。あとでまた作ってやるから』
ほんちょ?フルーツソースも?
『ああ。フルーツソースもつけてやるから』
わかっちゃ。ぐすん。約束だからね?針千本だからね?ぐすっ。
〖あ~私達も食べすぎたからね~〗
『ごめんなさい。サーヤ~』
『すまない』
『すまなかったな』
みんな謝ってくれて頭もなでなでしてくれたから大丈夫です。
「あい」
でも、次は許してあげないかもです。ヨーグルトの恨みは怖いのです。
〖それじゃあ、初めましょう。クリーンは生活魔法の一種、初歩魔法とも言うかしらね。だから、属性も関係なく少量の魔力で出来るわ。でも、初歩だからって気を抜いちゃダメ〗
ジーニ様、かっこいい!
〖あら♪嬉しい♪〗
『ジーニ様…』
おいちゃんつっこんだ!
〖こほん。何事も練習。持ったお皿のすみずみまで魔力をめぐらして、ゲンが言った見えない悪いものまで見逃さないように意識して、一気に綺麗にするつもりで唱えて、はい!クリーン!!〗
「くりーん」
『『『『クリーン』』』』
みんなも唱えるとお皿がキランとなりました。
「できちゃ~?」
ジーニ様にお皿を見せます。
〖うん。上手よ。みんなどうかしら?〗
やったー♪みんなは?
『すごいです。こんなにキレイになるなんて』
『はい。クリーンは初めてやった訳じゃないのにこんなに違うなんて』
春陽お兄ちゃんと山桜桃お姉ちゃん目がまん丸です。
〖それだけイメージが大事なのと、今、対象を絞ったでしょう?魔力を無駄にすることなく出来たのね〗
『『なるほど』』
今まで対象を絞りきれてなかったから、浅く広くになって、キレイにならない原因が分からないから魔力だけを無駄に込めるという、悪循環になってたんだろうって。ジーニ様やっぱりすごいね!
〖それじゃあ、張り切ってるスライムたちの仕事を奪うのは可哀想だから、今度は自分にかけてみましょう〗
「あ~い」
〖スライムたち、この部屋ごと綺麗にしていいわよ。試したくて仕方ないんでしょ?〗
「ふえ?」
ジーニ様?部屋ごと?
その言葉の意味はすぐに分かりました。アウルとアルはテーブルの上のお皿を一気に取り込みました。それは見事な投網を見ているようでした。ちびちゃんたちはお皿の上から上にぴょんぴょんと渡りながらお皿を取り込んでます。そして、アウルとアルはテーブルまで飲み込んだかと思うとピカピカになったテーブルを出し、その上に綺麗にした食器を種類ごとにキレイに並べました。
「ほぇ~」
『すごいなぁ』
そして、サーヤたちちびっこ達の席のまわりは特に念入りに。椅子や床まで、ビョーンとしてピカピカに!
ちびっこたちは食べこぼしがあるからね。ありがとうございます。
スライムさんたち、有能すぎです。ぱちぱちぱち!みんなで拍手!
スライムさんたち、また『えっへん』です。あっまたコケた。大丈夫?
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