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第一章 異世界転生と新天地への旅立ち
1-1 異世界転生と現状の確認
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「ぬがあぁぁあ!」
身体中のあらゆる繊維を引き千切るような痛みが、少年の内を駆け巡る。彼の肉体と精神を苛んだそれは、思考の一切を放棄し絶叫してしまうほどのものであった。
穴という穴が開き、汗やら汁やらが滲んで吹き出す。着ている汚いシャツも不潔な下着も、じっとりとした汗にまみれて肌に吸い付く。それを不愉快と感じる暇がないほどの激痛である。
海老反り状態で森の中を転げまわる彼は、まさに七転八倒ののたうちようだ。
「ぐへぇ……」
それからどれくらいの時間が経ったのか──もはや少年の喉も枯れ果てた頃合い。
彼の身体にはいたるところに鈍い痛みと火照りが残っていた。が、それらと引き換えに、症状の峠は越したようだった。
「一体、何が、何なんだ?」
果たして己の身に何が起きたのか、また何をしようとしていたのか。少年は草むらに大の字となって荒い息を整え、訳の分からないこの状況を整理する。
──草木も眠る丑三つ時。森の中に位置する大貴族の別邸。ここに忍び込み公爵令嬢を誘拐した。
スヤスヤと眠っていたご令嬢を麻袋に詰め、敷地外で待機していた仲間に引き渡したまでは良かったものの……巡回中の兵に引き渡し現場を目撃され、追手がかかってしまう。
そのため自分は、時間を稼ぐべく囮となって衛兵たちをひきつけ、魔術や飛ぶ斬撃の嵐の中を逃げ回ったのだ──。
(いや待て、色々おかしい。人攫いとかアホか!? それに貴族て、日本じゃねーのかよ! というか魔術ってマジかよ。冗談だろッ!?)
思考を掘り下げていた少年は大いに取り乱した。
しかし少しずつ事実を積み重ねるようにして考えていくと、先ほど整理した内容が事実と合致していることに気が付く。
実際、彼には這う這うの体で駆けずり回った記憶があるし、衣服には焼け焦げたような痕跡も残っていた。その身に纏うボロボロになったローブは、記憶の中にある先ほどの逃走劇が現実のものだと雄弁に語っていたのだ。
「マジかー。何がどうなってるんだ? 現実に“ここはどこ私は誰”状態になるとはなあ」
思考を重ねていくことで次第に痛みも引いていき、それに伴って平静さも取り戻していた少年。彼は現在の状況だけではなく、自分自身のことについて考えることにした。
(身長176センチメートル、体重70キログラム、ザ・中肉中背の男。名は中島太郎。……よしよし、ちゃんと思い出せてるな)
大の字状態から身を起こし一人頷きつつ、中島は確認を続ける。
(年齢は二十歳で、国内有数のマンモス校に通っていた大学生……そして童貞。趣味は子供の頃から続けてきた剣道に、大陸拳法。まあ、一緒に習ってた親友や、あいつの親父さんである師匠には、てんで及ばない実力だったけども)
親友やその父親の技量を思い出し身を震わせた彼は、頭を振って叩きのめされた記憶を追い出し、思考を再開した。
(えっと……大学三年生の夏休みあたりから、あやふやなのか? ゼミで仲良くなった友達の実家で、両親が不在だからと夜通しバカ騒ぎしたのは覚えてるけど。いや、そこで朝帰りするために電車に乗ったか。んで、手すりにつかまってたら、物凄い音がして電車が横向きになって──)
「──って、死んどるやんけワレェ! ふざけんなッ!」
乗っていた電車が脱線し、手すりを支えていた鉄柱が胸部に突き刺さったことを思い出した中島は、この状況なら混乱するわけだと納得した。せざるを得なかった。
「……よし。このことはひとまず置いておこう」
しかしながら、彼はその問題を棚上げする。
先ほどまでは確かに衛兵たちから逃げていたのだから、日本での生まれてから死ぬまでのこと──前世のことは、それほど緊急性が高くない。今考えるべきは現在置かれている状況だと、思考を切り替えたのだ。
翻って、今は──と思考を今の自分へと向けたところで、彼は耳に異音を捉える。
「──ッ!」
風の音ではない。木擦れの音でもない。ガサリガサリと木々をかき分ける音。ガサガサと落ち葉や草を踏みしめる音。
音につられた中島が振り向けば、目に飛び込んできたのは巨大な影。
彼の倍ほどもあろうかという体高の、縦にも横にも太い猪である。
「はへッ!? でけえ!?」
「ボゥッ」
動じて声を上げてしまったのが悪かったのか──刀剣のような牙を持つ巨獣は頭部を震わせると、前脚を掻いて猛進開始。
その身に合わぬ疾さでもって、目の前の標的に突撃する!
「のわあああッ!」
身を翻す余裕さえなかった中島はしゃにむに側転。すんでのところで、大型トラックと正面衝突するような事態を回避した。
「ブギィ……」
「ひぇぇ。あんなにがっしりした木が、あっさりと」
勢いそのまま大樹へぶつかった巨大猪は、怯むどころか幹を粉砕。石頭でへし折り牙で切り裂き、なぎ倒してしまった。
「滅茶苦茶速ぇ。あんなもん背中から襲われたらひとたまりもないし、逃げるのはまずいか。どうにか気を逸らすか、撃退して──ん? ……ナイフ。ビビらせれば逃げるかもしれん。やってみるか」
己の身体をまさぐった中島は腰に下がる短剣を発見。凶器を持ち歩いていることを物騒に思うも、即座に抜き放ち逆手に構えて腰を沈める。
「……」
「ゴブッ」
睨み合う両者。虫の音すら聞こえぬ緊張のひと時。
刹那、巨獣が再び前脚を掻き──中島が飛び掛かる!
「!?」「うるぅぁぁッ!」
己より遥かに小さい獲物が襲い掛かるという不可解な行動を前に、一瞬身をすくませる猪。
先手必勝と命がけの特攻を見せる中島が、そこを見逃す道理はない!
「くたばれ──ッ!」
鋭い反応で振り回される牙を潜り抜け、短剣を閃かせた中島だったが──相手は巨獣。しなやかな剛毛に硬い表皮、分厚い脂肪と筋肉を持つ野生動物である。
彼が持つのは小さな手に収まる程度の得物。急所に刺すならばいざ知らず、闇雲に斬ったところでたかが知れていた。
つまり彼の先制攻撃は、薄皮が裂けただけである。
「斬れねぇ!? こんちきしょうがァ!」
作戦失敗。やけくそになった彼は逆上して猪の胴体をぶん殴り──。
「ゴボゥッ!?」
──その巨体を吹き飛ばし、悶絶させた。
「あれ? ……よく分からんけど、殴った方が強いのか。これなら──」
想定外の状況で呆気にとられるも、短剣を放り捨てた彼はすぐさま適応。
痙攣する眼前の獣目掛けて突進し、前世で鍛えた己の技を叩き込む!
「喝ァッ!」
巨大な体に小さな肘が突き刺さり、肉を爆ぜさせ骨を砕く。
身体を一直線として体当たりのように肘からぶつかるこの技は、八極拳小八極・頂心肘。踏み込みと同時に肘を打ち上げるように放つ、強烈無比なる一撃である。
「オ゛……」
「うひ~。マジかよ」
その一撃を受けた巨獣はといえば、体をくの字に曲げて臓腑をぶちまけていた。背骨からごきりと折れ曲がる様は、ダンプカーと衝突した軽自動車の如きである。
「……明らかにやべー事態だけど、助かったからいいか。ならば良し!」
大型トラックのような獣を軽々粉砕してしまう自分に慄いた中島だったが、軽く流して短剣を探し始めた。彼は細かいことに頓着しない性分なのだ。
「あったあった。それにしてもこの身体は一体……?」
危機が去り束の間の安全が確保され、再び彼の思考が己の身へと向いてくる。自身の運動能力についてのことだ。
言わずもがな彼は大学生。親友と共に剣道や大陸拳法といった武術へ打ち込んできたこともあって、それなりの運動神経ではあった。
しかし、自身の数倍もの体積を持つ獣を打ち倒すなど到底不可能。一撃粉砕となれば明らかに異常事態である。
──と、思索にふけっていて彼はふと気が付く。自分の手の平が妙に小さいことに。
「んぉッ!? えぇ!? 手ェちっちぇえッ!?」
生まれてこの方出したことのない奇声が口から飛び出し、闇に包まれた森の中を木霊する。
「待て待て落ち着け。まずは深呼吸だ。ひっひっふー」
動じる心を平穏へ導き、覚悟完了。さあ確認だとペタペタと身体を触っていき、彼は短剣の刀身に己の身体を映していく。
「おぉ~?」
褐色肌。腕が細い。足も細め。指は五本。脛毛無し、腋毛も無し。
ズボンをずり下しパンツをずり下げまたぐら確認──つるつるてんの息子がコンニチハ。
「うはー……なんてこったい」
──電車脱線事故で死亡した中島太郎は、異世界にて褐色ショタへと転生していたのだった。
身体中のあらゆる繊維を引き千切るような痛みが、少年の内を駆け巡る。彼の肉体と精神を苛んだそれは、思考の一切を放棄し絶叫してしまうほどのものであった。
穴という穴が開き、汗やら汁やらが滲んで吹き出す。着ている汚いシャツも不潔な下着も、じっとりとした汗にまみれて肌に吸い付く。それを不愉快と感じる暇がないほどの激痛である。
海老反り状態で森の中を転げまわる彼は、まさに七転八倒ののたうちようだ。
「ぐへぇ……」
それからどれくらいの時間が経ったのか──もはや少年の喉も枯れ果てた頃合い。
彼の身体にはいたるところに鈍い痛みと火照りが残っていた。が、それらと引き換えに、症状の峠は越したようだった。
「一体、何が、何なんだ?」
果たして己の身に何が起きたのか、また何をしようとしていたのか。少年は草むらに大の字となって荒い息を整え、訳の分からないこの状況を整理する。
──草木も眠る丑三つ時。森の中に位置する大貴族の別邸。ここに忍び込み公爵令嬢を誘拐した。
スヤスヤと眠っていたご令嬢を麻袋に詰め、敷地外で待機していた仲間に引き渡したまでは良かったものの……巡回中の兵に引き渡し現場を目撃され、追手がかかってしまう。
そのため自分は、時間を稼ぐべく囮となって衛兵たちをひきつけ、魔術や飛ぶ斬撃の嵐の中を逃げ回ったのだ──。
(いや待て、色々おかしい。人攫いとかアホか!? それに貴族て、日本じゃねーのかよ! というか魔術ってマジかよ。冗談だろッ!?)
思考を掘り下げていた少年は大いに取り乱した。
しかし少しずつ事実を積み重ねるようにして考えていくと、先ほど整理した内容が事実と合致していることに気が付く。
実際、彼には這う這うの体で駆けずり回った記憶があるし、衣服には焼け焦げたような痕跡も残っていた。その身に纏うボロボロになったローブは、記憶の中にある先ほどの逃走劇が現実のものだと雄弁に語っていたのだ。
「マジかー。何がどうなってるんだ? 現実に“ここはどこ私は誰”状態になるとはなあ」
思考を重ねていくことで次第に痛みも引いていき、それに伴って平静さも取り戻していた少年。彼は現在の状況だけではなく、自分自身のことについて考えることにした。
(身長176センチメートル、体重70キログラム、ザ・中肉中背の男。名は中島太郎。……よしよし、ちゃんと思い出せてるな)
大の字状態から身を起こし一人頷きつつ、中島は確認を続ける。
(年齢は二十歳で、国内有数のマンモス校に通っていた大学生……そして童貞。趣味は子供の頃から続けてきた剣道に、大陸拳法。まあ、一緒に習ってた親友や、あいつの親父さんである師匠には、てんで及ばない実力だったけども)
親友やその父親の技量を思い出し身を震わせた彼は、頭を振って叩きのめされた記憶を追い出し、思考を再開した。
(えっと……大学三年生の夏休みあたりから、あやふやなのか? ゼミで仲良くなった友達の実家で、両親が不在だからと夜通しバカ騒ぎしたのは覚えてるけど。いや、そこで朝帰りするために電車に乗ったか。んで、手すりにつかまってたら、物凄い音がして電車が横向きになって──)
「──って、死んどるやんけワレェ! ふざけんなッ!」
乗っていた電車が脱線し、手すりを支えていた鉄柱が胸部に突き刺さったことを思い出した中島は、この状況なら混乱するわけだと納得した。せざるを得なかった。
「……よし。このことはひとまず置いておこう」
しかしながら、彼はその問題を棚上げする。
先ほどまでは確かに衛兵たちから逃げていたのだから、日本での生まれてから死ぬまでのこと──前世のことは、それほど緊急性が高くない。今考えるべきは現在置かれている状況だと、思考を切り替えたのだ。
翻って、今は──と思考を今の自分へと向けたところで、彼は耳に異音を捉える。
「──ッ!」
風の音ではない。木擦れの音でもない。ガサリガサリと木々をかき分ける音。ガサガサと落ち葉や草を踏みしめる音。
音につられた中島が振り向けば、目に飛び込んできたのは巨大な影。
彼の倍ほどもあろうかという体高の、縦にも横にも太い猪である。
「はへッ!? でけえ!?」
「ボゥッ」
動じて声を上げてしまったのが悪かったのか──刀剣のような牙を持つ巨獣は頭部を震わせると、前脚を掻いて猛進開始。
その身に合わぬ疾さでもって、目の前の標的に突撃する!
「のわあああッ!」
身を翻す余裕さえなかった中島はしゃにむに側転。すんでのところで、大型トラックと正面衝突するような事態を回避した。
「ブギィ……」
「ひぇぇ。あんなにがっしりした木が、あっさりと」
勢いそのまま大樹へぶつかった巨大猪は、怯むどころか幹を粉砕。石頭でへし折り牙で切り裂き、なぎ倒してしまった。
「滅茶苦茶速ぇ。あんなもん背中から襲われたらひとたまりもないし、逃げるのはまずいか。どうにか気を逸らすか、撃退して──ん? ……ナイフ。ビビらせれば逃げるかもしれん。やってみるか」
己の身体をまさぐった中島は腰に下がる短剣を発見。凶器を持ち歩いていることを物騒に思うも、即座に抜き放ち逆手に構えて腰を沈める。
「……」
「ゴブッ」
睨み合う両者。虫の音すら聞こえぬ緊張のひと時。
刹那、巨獣が再び前脚を掻き──中島が飛び掛かる!
「!?」「うるぅぁぁッ!」
己より遥かに小さい獲物が襲い掛かるという不可解な行動を前に、一瞬身をすくませる猪。
先手必勝と命がけの特攻を見せる中島が、そこを見逃す道理はない!
「くたばれ──ッ!」
鋭い反応で振り回される牙を潜り抜け、短剣を閃かせた中島だったが──相手は巨獣。しなやかな剛毛に硬い表皮、分厚い脂肪と筋肉を持つ野生動物である。
彼が持つのは小さな手に収まる程度の得物。急所に刺すならばいざ知らず、闇雲に斬ったところでたかが知れていた。
つまり彼の先制攻撃は、薄皮が裂けただけである。
「斬れねぇ!? こんちきしょうがァ!」
作戦失敗。やけくそになった彼は逆上して猪の胴体をぶん殴り──。
「ゴボゥッ!?」
──その巨体を吹き飛ばし、悶絶させた。
「あれ? ……よく分からんけど、殴った方が強いのか。これなら──」
想定外の状況で呆気にとられるも、短剣を放り捨てた彼はすぐさま適応。
痙攣する眼前の獣目掛けて突進し、前世で鍛えた己の技を叩き込む!
「喝ァッ!」
巨大な体に小さな肘が突き刺さり、肉を爆ぜさせ骨を砕く。
身体を一直線として体当たりのように肘からぶつかるこの技は、八極拳小八極・頂心肘。踏み込みと同時に肘を打ち上げるように放つ、強烈無比なる一撃である。
「オ゛……」
「うひ~。マジかよ」
その一撃を受けた巨獣はといえば、体をくの字に曲げて臓腑をぶちまけていた。背骨からごきりと折れ曲がる様は、ダンプカーと衝突した軽自動車の如きである。
「……明らかにやべー事態だけど、助かったからいいか。ならば良し!」
大型トラックのような獣を軽々粉砕してしまう自分に慄いた中島だったが、軽く流して短剣を探し始めた。彼は細かいことに頓着しない性分なのだ。
「あったあった。それにしてもこの身体は一体……?」
危機が去り束の間の安全が確保され、再び彼の思考が己の身へと向いてくる。自身の運動能力についてのことだ。
言わずもがな彼は大学生。親友と共に剣道や大陸拳法といった武術へ打ち込んできたこともあって、それなりの運動神経ではあった。
しかし、自身の数倍もの体積を持つ獣を打ち倒すなど到底不可能。一撃粉砕となれば明らかに異常事態である。
──と、思索にふけっていて彼はふと気が付く。自分の手の平が妙に小さいことに。
「んぉッ!? えぇ!? 手ェちっちぇえッ!?」
生まれてこの方出したことのない奇声が口から飛び出し、闇に包まれた森の中を木霊する。
「待て待て落ち着け。まずは深呼吸だ。ひっひっふー」
動じる心を平穏へ導き、覚悟完了。さあ確認だとペタペタと身体を触っていき、彼は短剣の刀身に己の身体を映していく。
「おぉ~?」
褐色肌。腕が細い。足も細め。指は五本。脛毛無し、腋毛も無し。
ズボンをずり下しパンツをずり下げまたぐら確認──つるつるてんの息子がコンニチハ。
「うはー……なんてこったい」
──電車脱線事故で死亡した中島太郎は、異世界にて褐色ショタへと転生していたのだった。
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