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第四章 魔導国首都ヘレネス
4-19 青玉竜の決意
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鍛錬を終えたロウが異空間を出ていってから、数時間が経過した頃。
「──んぅ……はっ!?」
氷の寝台の上で穏やかな寝息を立てていた、サファイアブルーの美女が目を覚ます。幼き魔神によってまたもや叩きのめされてしまった、人へと変じている竜──ウィルムである。
「ロウっ、貴様ぁ! ……居ないか。くぅ、この『青玉竜』が、またしても敗れるとは。あのような幼き外見に、竜をも上回る膂力……あやつは一体どうなっているのだ?」
布団のように掛けられていたタオルを引っ掴んで氷結させつつ、彼女は歯噛みして悔しがる。
若くとも他の存在を圧倒する絶大な力を持つ竜属であり、その若き竜の中でも特に力を持っていたのが、「青玉竜」ウィルムである。
若いと言っても500年以上生きてきた彼女は、豊富な戦闘経験を持っていた。
人族の中でも英雄と呼ばれるほどの実力者や、魔術を独自に改良し魔法のような変幻自在の魔術を操った大魔導士に、特異な進化を遂げた異形の魔物。
十もの上位精霊と契約せし妖精たちの王に、疫病によって滅んだ都市の怨霊たちが融合して生まれた不死者の王。
そして、神と魔神、同族たる竜。あらゆる強者と矛を交えてきた。
竜の中でもとりわけ活動的であり、同族から“じゃじゃ馬”と評されていたウィルムは、正しく百戦錬磨だったのだ。
だというのに、敗北を喫してしまった。それも、二度目である。
彼女の生きてきた道も、常に勝利で描かれていたきたわけではない。時には敗北、時には逃走と、苦汁に塗れた時期もあった。
それでも、彼女は竜である。
絶大なる力を持ち、更には負けん気も強かった彼女は、敗北を糧に学び成長することで同じ相手に二度屈しなかった。
もっとも、瞭然たる実力差で勝てぬと分かった相手には、対策を練り力を磨きはするものの、再戦することなど無かったが……。
いずれにしても、同じ相手に二度も負けたことは、彼女にとって受け入れがたいことだった。
ましてや相手はにっくき魔神。あまつさえ、生まれて間もないような幼き魔神である。
「ぐぅっ。よもや妾が、魔神相手に……ぐぐぐ……うがーっ!」
しばし氷の寝台で敗北の味を噛み締めたウィルムは……突如として金の魔力を全力解放し、激情のままに咆えた。
[[[──!?]]]
それを受けて、遠く離れた石の家から彼女の様子を観察していたロウの眷属たちは飛び上がってしまう。
何せ、魔力を僅かに解放するだけで冷気吹雪くのがウィルムである。全解放などしようものなら、もはやそれそのものが大魔法のような猛吹雪が顕現してしまうのだ。
故に、かんしゃくを起こした彼女の周囲数百メートルは、瞬く間に銀世界と化してしまった。
ただ喚くだけで天変地異。雪女の正体見たり、青玉竜である。
[──、──][──!? ッ! ッ!][──……]
そうやって異空間内部が豪雪地帯と化そうとも、眷属たちに打つ手はない。如何に特殊な肉体を持ち、ロウと同等の体術を習得していても、魔法が扱えぬ眷属たちでは対処のしようがなかったのだ。
たった今もシアンが弟のテラコッタに対し、溶岩形態となって氷雪を和らげよと命じていたが、彼は竜の発する吹雪に抗するなど不可能だと全力で拒絶の意を示していた。最年長のコルクは兄妹たちのやり取りなど目に入らぬ、なるようになれと投げやり気味な表情で、吹雪く中心地を眺めている。
異空間内部が刻一刻と氷河に閉ざされようとしているのに、割と余裕のある彼らであった。
──そうやって、石の家の中でおたおたと動き回っていた眷属たちだったが。
「やい、眷属ども!」
[[[っッ!?]]]
──裸体に剣翼を生やしたウィルムが石の家に飛んできたことで、平穏が破られることとなった。
彼女の持つ灼熱の瞳は燃えるように輝いており、激情の色が見て取れる。ロウに敗北したことが我慢ならないのか、ついに異空間での生活が耐えられなくなったのか。
彼女の焔立つ怒りを確認した眷属たちは震え上がり、竜の逆鱗に触れたか、やんぬるかなという心境で、身を寄せ合い最期の時を待つ。
彼らは、自分たちが上位精霊であるマルトをも上回る高い戦闘能力を持っていると自負していた。だが先ほど繰り広げられた竜魔大戦を見たことで、やはり竜たる存在には遠く及ばないと思い知らされていた。
それ故に、猛吹雪を振り撒いてやってきたウィルムは、まさに抗いようのない絶望の象徴、だったのだが──。
[……?]
──待てど暮らせど、一向に攻撃のくる気配がない。
どうしたことだとシアンが恐る恐る目を開けてみれば、家の中で食料品を漁る全裸の女の姿が。
「……乾物ばかりだな。水で戻すか……ん? おい、震えていないで、早く妾の食事を用意せよ」
[──……?]
先ほどの怒りは一体……? と考えたシアンだったが、気まぐれな竜の機嫌を損ねる前に食事を作るべきだと思考を切り替え、手早く調理を開始する。
調理用魔道具を使ってせっせと料理を作っていく彼女が、ウィルムより大陸拳法について教えを乞われるのは、食事が終わり彼女の服を見繕った後のことだった。
「──んぅ……はっ!?」
氷の寝台の上で穏やかな寝息を立てていた、サファイアブルーの美女が目を覚ます。幼き魔神によってまたもや叩きのめされてしまった、人へと変じている竜──ウィルムである。
「ロウっ、貴様ぁ! ……居ないか。くぅ、この『青玉竜』が、またしても敗れるとは。あのような幼き外見に、竜をも上回る膂力……あやつは一体どうなっているのだ?」
布団のように掛けられていたタオルを引っ掴んで氷結させつつ、彼女は歯噛みして悔しがる。
若くとも他の存在を圧倒する絶大な力を持つ竜属であり、その若き竜の中でも特に力を持っていたのが、「青玉竜」ウィルムである。
若いと言っても500年以上生きてきた彼女は、豊富な戦闘経験を持っていた。
人族の中でも英雄と呼ばれるほどの実力者や、魔術を独自に改良し魔法のような変幻自在の魔術を操った大魔導士に、特異な進化を遂げた異形の魔物。
十もの上位精霊と契約せし妖精たちの王に、疫病によって滅んだ都市の怨霊たちが融合して生まれた不死者の王。
そして、神と魔神、同族たる竜。あらゆる強者と矛を交えてきた。
竜の中でもとりわけ活動的であり、同族から“じゃじゃ馬”と評されていたウィルムは、正しく百戦錬磨だったのだ。
だというのに、敗北を喫してしまった。それも、二度目である。
彼女の生きてきた道も、常に勝利で描かれていたきたわけではない。時には敗北、時には逃走と、苦汁に塗れた時期もあった。
それでも、彼女は竜である。
絶大なる力を持ち、更には負けん気も強かった彼女は、敗北を糧に学び成長することで同じ相手に二度屈しなかった。
もっとも、瞭然たる実力差で勝てぬと分かった相手には、対策を練り力を磨きはするものの、再戦することなど無かったが……。
いずれにしても、同じ相手に二度も負けたことは、彼女にとって受け入れがたいことだった。
ましてや相手はにっくき魔神。あまつさえ、生まれて間もないような幼き魔神である。
「ぐぅっ。よもや妾が、魔神相手に……ぐぐぐ……うがーっ!」
しばし氷の寝台で敗北の味を噛み締めたウィルムは……突如として金の魔力を全力解放し、激情のままに咆えた。
[[[──!?]]]
それを受けて、遠く離れた石の家から彼女の様子を観察していたロウの眷属たちは飛び上がってしまう。
何せ、魔力を僅かに解放するだけで冷気吹雪くのがウィルムである。全解放などしようものなら、もはやそれそのものが大魔法のような猛吹雪が顕現してしまうのだ。
故に、かんしゃくを起こした彼女の周囲数百メートルは、瞬く間に銀世界と化してしまった。
ただ喚くだけで天変地異。雪女の正体見たり、青玉竜である。
[──、──][──!? ッ! ッ!][──……]
そうやって異空間内部が豪雪地帯と化そうとも、眷属たちに打つ手はない。如何に特殊な肉体を持ち、ロウと同等の体術を習得していても、魔法が扱えぬ眷属たちでは対処のしようがなかったのだ。
たった今もシアンが弟のテラコッタに対し、溶岩形態となって氷雪を和らげよと命じていたが、彼は竜の発する吹雪に抗するなど不可能だと全力で拒絶の意を示していた。最年長のコルクは兄妹たちのやり取りなど目に入らぬ、なるようになれと投げやり気味な表情で、吹雪く中心地を眺めている。
異空間内部が刻一刻と氷河に閉ざされようとしているのに、割と余裕のある彼らであった。
──そうやって、石の家の中でおたおたと動き回っていた眷属たちだったが。
「やい、眷属ども!」
[[[っッ!?]]]
──裸体に剣翼を生やしたウィルムが石の家に飛んできたことで、平穏が破られることとなった。
彼女の持つ灼熱の瞳は燃えるように輝いており、激情の色が見て取れる。ロウに敗北したことが我慢ならないのか、ついに異空間での生活が耐えられなくなったのか。
彼女の焔立つ怒りを確認した眷属たちは震え上がり、竜の逆鱗に触れたか、やんぬるかなという心境で、身を寄せ合い最期の時を待つ。
彼らは、自分たちが上位精霊であるマルトをも上回る高い戦闘能力を持っていると自負していた。だが先ほど繰り広げられた竜魔大戦を見たことで、やはり竜たる存在には遠く及ばないと思い知らされていた。
それ故に、猛吹雪を振り撒いてやってきたウィルムは、まさに抗いようのない絶望の象徴、だったのだが──。
[……?]
──待てど暮らせど、一向に攻撃のくる気配がない。
どうしたことだとシアンが恐る恐る目を開けてみれば、家の中で食料品を漁る全裸の女の姿が。
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[──……?]
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