腐男子、転生したら最強冒険者に溺愛されてる

玲央

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本編 最強冒険者

story41/ 恋人のイイ声

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「さあショウマ、話しをしようか」


そう切り出したアレックスだけど
僕の頭の中は???????状態。
話しって何の??
首を傾げ、顎に手を当て眉間に皺寄せてたら


「お前……ぬぉぉ!いちいち…あーもー!
ショウマ、自分が可愛いのを自覚しろ!
そんな、そんな一々…俺を悶え殺す気か…」


「何?顔が可愛いって事は知ってるもん。
フェリス様に似てると思わない?
あ、会った事無いから知らない?
フェリス様は……!?んん!」


フェリス様の神々しさと、美しさについて
語ろうとしたのに、口元を手で塞がれた。
折角教えてあげようと思ったのにぃ


「フェリス神様は、この世界を創った
創造神だからな、勿論知ってるさ。
お前の色彩が神様の色だって事もな

まあ、最初に気付いたのはユアンだがな」


「えぇ!!ユアンさんが!?
色彩が同じな事って、皆が知ってる事なの?
て、事は僕が
 “フェリス様の愛しい子” 
って事も知ってるって事?」


「ん?この国の民は皆、信仰心強いからな。
産まれてすぐ、教会へ行き神様に感謝する。
そこで能力やスキルを授かるんだ。
だから、俺や国の奴等は魔法が使えたり
便利なスキルを使えるんだ。
〈魔法は神の奇跡の力〉そう言われていて
人々は神に感謝しながら暮らしているんだ

それと、お前が愛し子だって事は
結構知られてるぞ」


「愛し子の事は……まぁ、いっか!
それより〈魔法は神の奇跡の力〉そうだよねぇ
確かに奇跡だよね。魔法が使える事は
当たり前じゃないって事か……
神に感謝して暮らす……
日本じゃ考えられないな……」


「ショウマの居た “ニホン” という国は
そうじゃ無かったのか?ん~。気になるが……
今は違う話しをしよう」


違う話しとは、水虫の話しだった。
アレックスが言うには、
水虫は不治の病と言われているらしく
“毒痒病” というのが病名らしい。

冒険者や、衛兵、騎士、農民など
外で仕事をする人が患う病気で
教会へ行って、
金を払い治療魔法を掛けて貰えば
完治するらしいのだが、
何ヶ月か経つとまた復活するらしい。

だから、難病とされており
そのせいで、仕事を辞めさせられたり
お金の無い人は悪化してしまい
命を落とす人もいるのだとか……。


「成程…。ん~、僕が思うにね?
魔法って便利だけど、
それにばっかり頼ってたら、
世界も国も人も成長しないんじゃない?
例えば、怪我したら魔法で治せばいい。とか
ポーション飲めば治る。とか
原因を調べたり、再発しないようにするには
どうしたらいいのか?
とか、考えた事ある?」


「原因を調べる、再発を阻止する為に模索する。
そんな事考え事も無いな。
怪我すればヒール掛ければ治るし
体力無くなれば、ポーションあるしと
そういう考えの奴等ばっかりだろうな。
まあ、俺もそう思ってたんだかな……」


「ふふふ。だろうねぇ。僕だってさ
この世界に最初から産まれてて、
小さい頃から魔法が身近にあったら
同じ思考になると思うよ。
だって、一瞬で治るんだもん!
だから原因なんて考えないと思うよ」


そんな力があれば、ガンになった人とか
大怪我して歩けなくなった人とか
半身不随とか下半身麻痺とか
そういう人達を一瞬で治せるもん。


「え?じゃあショウマの国は
魔法が身近に無いのか?そもそも使えない?
いや、それならどうやって生活してるんだ?
魔物が出た時は?怪我したら?」


んん?僕が地球の日本から来た転生者だって
教えなかったっけ??
あ、そうか。どういう国かなんて
話した事なかったか!
なら教えて差し上げましょう~。


「アレク君。君に僕の世界の事を
教えてあげよう。聞きたまえ!」


「くくくっ。可愛いな全く。ちゅっ。
なら、ショウマ先生宜しく願います。ちゅっ」


宜しくと言いながら、額、目、頬、口と
ちゅっちゅ とキスしてくるから
全然話しが出来ないっ!


「もぅ、アレックス!メッだよ!
ちゅうは今は要らないの!
話し出来ないでしょ!」


(なんでこう…本当に可愛い過ぎるっっ。)

「キスは許せ。お前が愛しいから仕方ない。
良し、教えてくれ。ニホンの事を。ちゅっ」


「んもぉ!ちゅっ、へへへ。
コホン。では聞いて下さいね!

まず、地球には魔法は存在しません。
そして、魔物も居ないし冒険者もいません。
日本国、僕の住んでた国には王族も居ないし
貴族もいないのです。奴隷制度も無いし
髪や目の色はカラフルじゃなくて、
殆どの人は黒目黒髪なんです。

えっと、後は~。あ!そうそう。
魔法が使えない代わりに、科学が発展してて、
明かりは電気、火はガス、暖は灯油でしょ~
後は、移動手段は自転車や車ね!
電車もあって、空を飛ぶ飛行機もあるし
遠くの人とも会話出来る電話もあるよ!」


「あ~。ごめんショウマ……。ちゅっ。
途中から理解が追い付かなかった。
魔法の代わりに カガク?があって
魔物がいないから平和って事か?
そして、色彩が黒目黒髪なんだな?」


その後も、電気とは?ガス?ジテシャ?
と、質問されては答え、
その度に驚いてるアレックスが可愛くて、
可笑しくて。

自転車に興味があるのか、
見てみたいって言うから、
収納から出してあげようと思って
立ち上がったら「どこへ行く」って
後ろから抱き締めてきて、
そのまま、また膝の上に座らされて……


ちょっと溺愛が過ぎると思うの…
いや、嬉しいんだけどね?
でもさ、問答無用で連れ戻して
離れないようにギューギュー抱き締めてきて
全く動けないんだよぉ~

チラッと顔上げたら、
目の前にアレックスの形の良い耳があったから
「カプッ」て咥えてペロペロ舐めてたら
ビクッ!って反応して「んあっ」て
喘ぎ声が聞こえた。

イケメンの喘ぎ頂きました!
少し掠れた低めの甘い声から出る喘ぎ!
こんな身近で聞けるなんてぇ~と
脳内で再生してキャーキャー言ってたら
僕を見る鋭い視線が…… えへへ……


「アレックスぅ。可愛い喘ぎだったよ♡」


って耳元で囁いたら、顔を真っ赤にして
プルプル震えてた(笑)

いつもやられるからね!お返しだよ!べぇ~だ!
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