腐男子、転生したら最強冒険者に溺愛されてる

玲央

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本編 最強冒険者

story63/ ご家族への贈り物

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今、僕は何をしているでしょう~

1.パパとベッドの中でゴロゴロ

2.起きたパパの膝の上に座りゴロゴロ

3.パパの膝の上に座って抱きついてスリスリ

4.ベッドで書類を見て眉間に皺寄せてる
  パパを観察しながらゴロゴロ

5.頭撫で撫でされながらゴロゴロ

さぁ、どれだと思いますぅ~?
ふふふふふ。

正解は……全部です~♪


カオスな世界を体験して、
気が遠くなった僕は、一瞬だけ天に召されたの。
天に召されてる間、僕は夢を見て唸ってたの……

何故かって?
日本の朝のテレビ番組で有名な、頭にプロペラ付けた赤いモジャモジャ妖怪が、
僕を押し潰してる夢を見てたからだよ?

数時間後、現実世界に生き返った僕は、
隣りで僕を“”ギュウギュウ“”抱き締め眠るパパの寝間着を見てビックリ仰天!
更に僕が着ていた寝間着にも仰天!

赤い服を着て眠る巨体に抱き締められてる緑の服を着た細い身体の少年

この2人の色の組み合わせは、まさに朝の番組で子供達に人気の妖怪2人!

僕の着てる服のお腹部分がボーダーだったらまんまだよね!
この姿のままパパさんとエッチなんかしたら二次創作物のBLじゃない!?

なぁんて、流石にパパさんとはしないけどねぇ。
僕はアレク一筋なのぉ~!浮気はしないんだぁ!


僕がパパにゴロにゃんと懐いてるのは、アレクのお父さんって事も大きいけど、
父親が居なかった僕はパパの存在が嬉しくて…

アレクパパは大きな愛で包んでくれそうな……
そんな感じがするのぉ……
存分に甘やかしてくれそうな…そんな感じ…

だから、ガーディアンに戻る日までいっぱい甘えるんだ!

アレクの事放ったらかしで申し訳ないとは思うけど……
僕は初めての“”パパに甘える“”を堪能するんだ!

だから僕は今、膝抱っこでパパに抱きつき胸元に顔をスリスリして甘えてるのぉ

それで、そのパパは僕の頭を撫で撫でしながら難しい顔で書類を見ている……

ベッドの横には、書類を持って来たセバスリンさんがいて、


「税収が合わんな……」とか

「どこかで計算間違いがあるやもしれませんね」

「後でユリウスと確認し直すか……」

「左様で御座いますね……量が量ですので、
数日は眠れないでしょうな……」


そんな事を話してて、会話の内容に“”ピン!“”ときた。

日本で使われてる書類は真っ白の紙、異世界の紙は多分、羊皮紙だと思うの。
筆は羽根ペンだと思うし、計算なんて、全部暗算なんじゃないかな?

だったら、僕が日本製品でパパ達を助ける!

今は白い紙と鉛筆と計算機を渡して使って貰って、
落ち着いた頃に製紙の仕方とかを教えてあげてボールペンがムリでも鉛筆なら作れるでしょ?
計算機がムリでも、そろばんなら作れるし……

あ、そういえば、僕のスキルに魔工士ってあったな。
たぶん、錬金術の類だと思うんだぁ。
それで色々作ってみようかな~?
ユアゾンで作り方の本買って、原理が分かれば作れるんじゃない?

作る時はアレクに相談してからだよね!
そうと決まればパパにお話ししないとね!

「ねぇパパ?お仕事の紙はコレが普通なの?」

「お、ショウくん。もうスリスリはいいのかい?」

「うん!」

「もっとしてても良いんだぞ?」

「後でする!」

「そうかそうか。では後でまたスリスリな?
それで、ショウくんの質問だが普段使いの紙はこの羊皮紙になるな。
重要な案件の場合のみ、半紙を使うぞ」


「ふ~ん。じゃあペンは?羽根ペン?計算は頭の中でするの?」


「ん?そうだぞ、羽根ペンで物書きをして
頭の中で計算していくぞ?それがどうかしたのかい?」


「あ!セバスリンさん。お話し遮ってすみません!
あのね?パパとかセバスリンさんとかユリウスお兄様が快適にお仕事出来るように、
僕の国で使われてる品物を受け取って欲しいの」


そう言ってユアゾンから白い紙と鉛筆、計算機を購入してベッドの上に置いた。


「な、な、今どこから……まさかイベントリ!
それに、この真っ白な紙は何だ……
この棒は?この四角い物体は……
ショウくん、これは君の国で普通に使われてる品物なのかい?」

「そうだよぉ、紙はコレが普通ねこの棒はペンでぇ、これは計算機だよ、
使い方教えるからちょっと待ってねぇ」

「あ、ああ…いや、ショウくん。
部屋を替えよう。セバスリン、皆を居間に集めてくれ」

「かしこましました!」

「さあ、ショウくん1回仕舞ってくれるかい?
ほら、おいで。抱っこして行こうな」ヨシヨシ

「わかったのぉ。えへへ~、ん!抱っこ!」

パパに抱っこして貰い、広い長い廊下を歩き辿り着いたのは、
白と黒の落ち着いた色合いのリビングルーム。
そこには呼び掛けで集まったフォルティエ家のメンバーが勢揃いしてた。

大事な話しをするからと、一旦アレクに戻された僕は、
泣きそうになってる恋人に「ごめんね?」をしてから
話しをする事になったんだけど、

何故かエクシェルお兄ちゃんの膝の上で
話しをする事に……アレクごめんね!


「ショウくんが、私たち家族の為に素晴らしい物を用意してくれた。
それは、白い紙と書き物をするペン、そしてケーサイキーと言う物だ。ショウくん見せてくれるかい?」

そう言われたので、イベントリから出し、テーブルに並べた。
アレクとパパとセバスリンさん以外は驚き過ぎて数秒止まっていた。

僕を膝の上に乗せて頭に“”ちゅ、ちゅ“”
していたエクシェルお兄ちゃんも固まり数秒間、シーンと辺りが静まった。

その後、沈黙を破いたのは、僕だよ!
紙は説明すると長くなるから割愛して。

鉛筆の使い方を教え、計算機の使い方も教えた。
計算機の時はアレクも驚いてたよ

「流石、ニホン国……」

「アレクレスよ、ニホンコクとは?」

「あ、ああ。ショウマの住んでた国です父上」

アレクがパパから日本について聞かれてる間、
ユリウス様とエクシェルお兄様も耳を傾けていたので、放ったらかしにされた僕は、

「セバスリンさん、実はフォルティエ家の皆さんにお土産があるんですぅ。
お渡ししたいのですが、良いですか?」

「お土産で御座いますか?
それは構いませんが、あの品物では無く別の物……
と言う事でしょうか?」

「あれは、お仕事に役立つかなぁ~?って
思い付きでプレゼントした物なんですぅ。お土産は別にあってぇ……」

まずはパパにお酒各種。
アレクが良く飲む”瓶ビール“と720㎖の“純米大吟醸と大吟醸” 金粉入りね“ウイスキー”と”焼酎“

僕、未成年だったから飲んだ事ないけど
ユアゾンで“人気No.1“と紹介されてたから、それを各種購入したんだぁ

「これは、お酒でぇパパにお土産です」

「こ、これがお酒で御座いますか!?」

「はい!あとは、エクシェル様が副騎士団長だと聞いたので、携帯食を色々用意しましたぁ」

「妖精ちゃん!まさか俺にもあるのか!!」ちゅ

そうなのだ。遠征が多くて食事が困ると聞いたので、フリーズドライの味噌汁と、缶詰を色々。
あと、パウチのカレーとかシチューとか、

あ!勿論ラーメンもあるよ~カップだと嵩張るから、インスタントラーメンね!

エクシェルお兄様……嬉しいのはわかるけど……
“”ちゅう“”したらダメだよぉ……
アレクの顔が般若になってるじゃん……

「まさか此方の品々は全て食品なのですか!?」

「はい!持ち運び便利な携帯食です!あと、ユリウス様は……」

困ったぞ。ユリウス様は頭脳派のインテリだと、
アレクに聞いてたからそれっぽいのをと思って、
腕時計とか電子辞書(勿論、異世界仕様ね!)
シャンパンとワインを色々とツマミ用チーズの詰め合わせにしたんだぁ

大丈夫かなぁ~?美麗なお兄様には宝飾品の方が良いかなぁ~?

とりあえず出して、反応見てから考えよう!

「ユリウス様のは、腕時計と電子辞書、それとお酒なんですが~
シャンパンとワインなんですぅ……」チラッ

(きゃあ!目が合った~!妖艶ですお兄様!)

「ぐふっ。あ、あのユリウス様は……その……
その美貌を飾る宝飾品の方が良かったですか?」

「ふふふ。私にも贈り物があるのですか?此方の品々を私に?
……これは……凄い!
こんなに小さな時を刻む魔導具など見た事ありません!
それと、シャンパン?と……これがワイン!?」

「はい!ワインは沢山種類があってぇ、その中でも特に人気の物を用意しましたぁ~!」


ニコニコ笑顔でフォルティエ家の面々にお土産を渡して、
ユリウス様にワインをプレゼントした所で、横から腕が“”ニュッ“”と伸びてきた。

エクシェルお兄様から、アレクが僕を奪い返して
“”ぎゅうぅぅ“”と抱き締め“”ちゅっ“”としてから
見つめあう事、数分……そしてゲンコツと共に一言

「この馬鹿!流石にやり過ぎだーーー!」


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