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一章
21 災害と言うか厄災と言うか…2/3
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「えっ?俺に妹とか居るの?」
『なんで大悟が知らないのよ』
「イヤだって俺…あっちでは妹なんていなかったし…一応弟が一人いたけど…」
『ちなみにお母さんと姉って人には私会った事あるからそっちも対処しておいてね』
「あ、あぁわかった。…とりあえずありがとな」
『大吾本当に知らないならまずいから一応教えておくけど、妹さんはブラコンでお姉さんは大悟の事を母親以上に溺愛してたから気を付けてね。それと今日は集まらないようにこっちで全員に連絡しておくから』
「あ~ハイ…アリガトネ…」
最後になんて情報を放り込んでくるんだよ真琴よぉ~…
しかし…妹がアパートに来てるって…こう言う事もありえた訳かぁ…
ちなみに今俺は仕事場に戻ってきて書類整理をしてる所だった。真琴から電話がかかって来たので廊下に出てそれを受けた訳なんだが。
それにしても…母さんが居るのは一緒だけど親父はどこに行ったんだ?
まさか親父も女になってるって話?
あ、でも俺の横手の苗字が変わってないって事は、母さんは親父と結婚してこの姓になってるはずだから、親父が居るって言うか居る可能性はまだある訳か…親父はまだ定年になってないはずだけど…銀行員のままなのか?
さて困ったぞ。妹とかまったく知らんし、姉とかもどこから沸いてきたかも分からん。
この事を母親に聞くってのは…大丈夫なのかな?
一応あっちと同じ性別で同じ名前で居るなら、なんとなく真琴みたいに話し易いんじゃないかって思うんだけど…
でも…『母ちゃん、俺に姉ちゃんと妹が居るってホント?』とかさすがに聞けないよな。たぶん精神的な何かの病気を心配されてしまう気がする。
何かで姉妹の事とか確認って出来ないかなぁ…
とりあえず腕時計を見ると時計の針が5時を少し過ぎた時間を示していた。
今は…あぁもう5時過ぎ…役所は無理…住民票ならコンビニとかでも取れるらしいが、確か俺だけ現住所を今の所に移動してるはずだから、実家の情報とかを取るなら戸籍抄本あたりが必要…
ん~~どうしよ…
何か自分の親族の情報が手に入る手段がないか考えながら自分の机まで戻ってきて椅子に座ったら話かけられた。
「横手どうした?僕みたいに何か悩みでもあるのか?出来れば相談に乗って欲しいんだけど…」
なぜ俺の心配をする体で話かけてきて自分の話を聞かせようとする?
とりあえずこいつは今いる世界?と前の世界?で性格が若干違ってるみたいな気がしていたので変な感じを持たれない様に仕事の話以外をこれまで極力してこなかったが、まぁでもここで無視するのは仕事場の空気が悪くなってしまうから…とりあえず前の世界?では部署の中では一番気心の知れている同期の同僚だったので、少しぐらいは話をしておくか。
「なんかな、妹が俺のアパートに着てるって知り合いから連絡があって…最近連絡取ってなかったからちょっとどうしたものかと思ってな」
「ん?そうなの?彩苺さん…はお姉さんだったか?妹さんは苺さんだったね。僕もそう言えば最近会ってなかったな。今度時間取ってくれるように言っておいてよ」
ん?なんで佐藤が俺の姉と妹を知ってるんだ?
「なぁ佐藤?お前2人の事知ってるのか?」
何気ない感じを装いマウスを動かしてディスプレイを再起動させながら聞いたら、佐藤はわざわざキーボードから手を放して俺の方を向いて眉間にしわを寄せつつ聞き返してきた。
「はっ?…なんで今更そんな事を?そもそもお前が僕を実家に連れて行きたいって言って休みに連れて行ってくれたんじゃないか…なぁ、お前大丈夫か?まだあれから1年も経って無いだろ?」
「えっ?あ~…そう…だった…か?」
俺何してるんだ?実家に佐藤を連れて行った?
「なぁ本当に覚えてないのか?お姉さんと妹さんに仕事場で仲良くしてる人と一回話をさせて欲しいって言われたって言ってたから一緒に行って色々お土産ももらって僕それからも何度も呼ばれてるけど…その事は言ってたよね?」
佐藤をわざわざ実家に連れて行った理由が分からなかった俺は頭の中にクエスチョンマークを躍らせていたのだが、その反応を見た佐藤はなんとなく記憶障害とかアルツハイマー辺りを心配している感じで詳しく説明してくれた。
「あぁ~そうだったか、なんかド忘れしてたみたいだ。悪い悪い。ハハッ♪」
一応ごまかせたか?
「まぁ良いけど…そうだ、うちの部署の女性社員ともお姉さんは話をしてたはずだからそこらも聞いたら何か面白い話が聞けるかも知れないぞ」
「そんな事までやってるの?!」
「横手は聞いてなかったのか?まぁ本人には言い難いだろうね。可愛い弟の周辺調査だし」
なんとなく佐藤はまだ俺の頭の心配をしてる感じがあるが、俺の方に向いていた体を自分のパソコンのディスプレイに向けてまたキーボードを打ち始めていた。
「周辺調査…そう言う事かぁ…」
この姉本当にヤバいぞ…弟の仕事場の女の面談を本当にするとかモンスターペアレントどころじゃない怪物だ…
っていうか佐藤にとってはその行為は通常運転って事なのか??
この世界の家族…姉妹って言うのはこんな感じがデフォルトって事なのか?
兄とか弟が居たらその姉妹って仕事場の女の面談とかしちゃうのか?
「それで、僕もな、聞いて欲しい事が有るんだ。実は嫁さんがな~むりや…」
若干の恐怖を感じつつこの世界の兄弟姉妹の在り様を想像していた俺にキーボードをカチャカチャ言わせつつ話しかける佐藤。
「あ~っと!ちょい待て、お前のその話は長くなりそうだから今度時間とって聞くんで待っててくれ。ちょい葛西さんと話があるんだ」
「あ、そうなのか?判った。明日か明後日辺りでいいから時間とってくれよ、~もう辛いんだよぉ…」
なんか相当追い込まれてるみたいだな…佐藤…可哀想に…でもこいつ新婚なんだけどなぁ…??
席を立って喜美華さんの机の所に行くと喜美華さんは自分のスマホを出して見ていた。
「葛西さん少し時間良いですか?」
「あ、大悟君。ちょうど今さっき真琴さんから連絡が来たんですけど…覚えてないって本当なんですか?」
スマホの画面を消して俺を見上げつつ聞く喜美華さんは相変わらずすばらしい渓谷をその胸元に刻んでいた♡
「えぇ。それで少し教えて欲しくて…時間取れますか?」
「…その…あっちの方を今日無しって言うなら時間は取れそうですけど…」
実は俺と喜美華さん、毎日二人っきりになる時間を会社側に変に勘繰られない状態で取る事が出来る様に、朱里を経由して喜美華さんを俺の助手兼モニター要員として同行させる話をでっち上げていた。
物を作る場面ではけっこう普通に有る事なんだが、ターゲット層のモニター要員を複数集めてその感想を商品にフィードバックさせるといった事を結構しているのだが、それを朱里がうまくうちの会社に説明してくれたおかげで、いつでも自由に喜美華さんを連れ出せる様になったって訳だ♡
朱里は自分の体の負担を少なくする事が出来るからって喜んで動いてくれた。
これで喜美華さんと一緒に抜け出してホテルまで行ってもまったく問題なくなったって訳だ♡朱里にはご褒美を用意しておかないといけないよね♡
どんな体位で楽しむかなぁ~♡
何なら朝まで挿入大会みたいな感じに耐久SEXとかしても面白そうだよなぁ~~♡
「大悟君?」
朱里が俺の体の下でピク♡ピク♡痙攣してる姿を想像していたら喜美華さんにちょっと変な奴を見る顔で見上げられていたのに気づいた。
「あぁ、ごめんなさい。今日は情報の方でお願いします」
「ほっ♡では…今なら…小会議室が使えるのでそこに行きましょう」
喜美華さんはブースの使用状況サイトを確認してディスプレイの電源を落として椅子から立ち上がり、俺を先導する様に歩き始めた。
それにしても今エチチな事をしないって話をしたらホッとした感じだったよなぁ…
「コッソリ喜美華さん…そんなに俺とするのって嫌?」
嫌とか言われたら泣きそうなんだけど…たぶんそんな事は言われないとは思いつつ少しだけ緊張しつつ聞く俺。
「コッソリ嫌じゃないわ…ただ、今日は定時で帰る日だから、あんな状態で電車に乗ったら、私…困るのよ」
少しうつむき加減に困った感じの顔でこんなこんな事を言われたら…ウヒョッ♡
「あぁ…了解です」
ちょっとそんな喜美華さんを見てみたいなぁ~♡
電車の振動でさっき体の中に吐き出された精液がたらりと垂れてきてそれに気付いてハッとする姿とか…今度提案してみるかなぁ♪
その後小会議室に入り、2人っきりで俺の家族構成を喜美華さんが俺のひざの上に座った状態で教えてくれた。
本人の懇願に近いお願いだったので挿入はしなかったけど、胸はい~っぱい堪能させてもらった♡
それで判ったのは、俺の家族構成は、父親と母親が居て、名前も一緒だった。兄弟は俺の他には姉と妹が居るようで、弟は居なかった。
姉妹の名前もさっき佐藤が教えてくれた彩苺と苺で間違い無いらしい。
この情報なんでここまで詳しく判るのかって事も一応聞いてみたんだが、「お姉さんと妹さんがうちの部署の女性社員全員と面接してるから女性社員の全員がこれぐらいの事なら知ってるわ。私もすごく脅されたからまだ忘れられないわね」と、俺に胸を吸われながら教えてくれた。
佐藤の話では姉だけだったが…妹もグルだった訳か…俺の姉と妹何してんの?
仕事場で好き放題してるけどそんな事って許されるのか?
俺もそこそこやりたい放題してるけど…でもうちの姉と妹のそれとはちょっと方向性が違うって事で…まぁ特に問題は無いだろう。
ちなみにうちの会社は会社内での自由恋愛を推奨していて子作りに積極的な姿勢を取っている。
ISOなんちゃらの『成長社会における出生率に関する規定』の認証を受けているらしく、大っぴらにしなければ会社内でSEXしても怒られなかったりするらしい。
女性のロッカールームに布団が常備されていたのもその子作り推奨政策の一環だったりするとかどうとか?
おっ喜美華さんの乳首が♡この間はコリコリになるだけでそれだけではまだいけない感じだったのに、なんとなく今、体を震わせてくれた気がした♪
少しづつ育成が進んでるみたいだな♡これからも乳首だけで盛大にいけるようになる様にしっかりといじり倒そう♡♡
その後喜美華さんの胸を存分に堪能してちょっとだけ足元をふらつかせてる喜美華さんを席まで送って行って、ちょっとだけ恨めしそうな顔で睨まれて、俺は自分の机まで戻ってきた。
「あれっ?佐藤もう帰るのか?」
「あぁ、今日は定時帰宅の日だからな。だから…はぁ~~~帰りたくないんだけどなぁ…」
そんな恨めしそうな顔で俺を見るな。
しょうがないだろ、お前の家のアレコレより喜美華んさんの乳首の方が優先順位が高かったんだから♡
「近いうちに時間取るから今日はまぁ…頑張れ」
「あぁ…じゃぁまた明日な」
佐藤は今にも泣きそうな顔で帰って行った。
新婚さんでこんな顔で帰る奴って俺、初めて見たんだけど…これって普通なんだろうか?
そして部長から直々に「早く帰れ」とのお達しが室内に響いたので、俺も残ってる資料整理を切りの良い所で終えて退社した。
そう言えば今日仕事で動いてる時に電車に乗る前に気付いたんだが、この世界男性専用車両があるんだね。
俺昨日はそれにまったく気付いてなくて普通に今まで乗ってた場所でそのまま車両に乗り込んだんだが、どうりで女ばかりのはずだよ。
昼間に自分が待ってる場所を通過した青い説明書きを見て初めて気付いて慌ててその車両まで移動したんだけど。
一番前か一番後ろにだいたい用意されているらしく、その周辺にけっこうな人数の男が居た。
さてと、そろそろアパートが見えてくるが…
アパートの近くのビルの影からコッソリ俺の部屋の入り口のドアの辺りを見てみたら、一人の女性が仁王立ちで待機してるのが見えた。
真琴から連絡があってそろそろ1時間ちょっと…もしかしてずっとあの姿で待ってたのか?
俺はその姿を見て、ちょっとだけ帰りたくないって言ってた佐藤の気持ちが理解できた気がした。
『なんで大悟が知らないのよ』
「イヤだって俺…あっちでは妹なんていなかったし…一応弟が一人いたけど…」
『ちなみにお母さんと姉って人には私会った事あるからそっちも対処しておいてね』
「あ、あぁわかった。…とりあえずありがとな」
『大吾本当に知らないならまずいから一応教えておくけど、妹さんはブラコンでお姉さんは大悟の事を母親以上に溺愛してたから気を付けてね。それと今日は集まらないようにこっちで全員に連絡しておくから』
「あ~ハイ…アリガトネ…」
最後になんて情報を放り込んでくるんだよ真琴よぉ~…
しかし…妹がアパートに来てるって…こう言う事もありえた訳かぁ…
ちなみに今俺は仕事場に戻ってきて書類整理をしてる所だった。真琴から電話がかかって来たので廊下に出てそれを受けた訳なんだが。
それにしても…母さんが居るのは一緒だけど親父はどこに行ったんだ?
まさか親父も女になってるって話?
あ、でも俺の横手の苗字が変わってないって事は、母さんは親父と結婚してこの姓になってるはずだから、親父が居るって言うか居る可能性はまだある訳か…親父はまだ定年になってないはずだけど…銀行員のままなのか?
さて困ったぞ。妹とかまったく知らんし、姉とかもどこから沸いてきたかも分からん。
この事を母親に聞くってのは…大丈夫なのかな?
一応あっちと同じ性別で同じ名前で居るなら、なんとなく真琴みたいに話し易いんじゃないかって思うんだけど…
でも…『母ちゃん、俺に姉ちゃんと妹が居るってホント?』とかさすがに聞けないよな。たぶん精神的な何かの病気を心配されてしまう気がする。
何かで姉妹の事とか確認って出来ないかなぁ…
とりあえず腕時計を見ると時計の針が5時を少し過ぎた時間を示していた。
今は…あぁもう5時過ぎ…役所は無理…住民票ならコンビニとかでも取れるらしいが、確か俺だけ現住所を今の所に移動してるはずだから、実家の情報とかを取るなら戸籍抄本あたりが必要…
ん~~どうしよ…
何か自分の親族の情報が手に入る手段がないか考えながら自分の机まで戻ってきて椅子に座ったら話かけられた。
「横手どうした?僕みたいに何か悩みでもあるのか?出来れば相談に乗って欲しいんだけど…」
なぜ俺の心配をする体で話かけてきて自分の話を聞かせようとする?
とりあえずこいつは今いる世界?と前の世界?で性格が若干違ってるみたいな気がしていたので変な感じを持たれない様に仕事の話以外をこれまで極力してこなかったが、まぁでもここで無視するのは仕事場の空気が悪くなってしまうから…とりあえず前の世界?では部署の中では一番気心の知れている同期の同僚だったので、少しぐらいは話をしておくか。
「なんかな、妹が俺のアパートに着てるって知り合いから連絡があって…最近連絡取ってなかったからちょっとどうしたものかと思ってな」
「ん?そうなの?彩苺さん…はお姉さんだったか?妹さんは苺さんだったね。僕もそう言えば最近会ってなかったな。今度時間取ってくれるように言っておいてよ」
ん?なんで佐藤が俺の姉と妹を知ってるんだ?
「なぁ佐藤?お前2人の事知ってるのか?」
何気ない感じを装いマウスを動かしてディスプレイを再起動させながら聞いたら、佐藤はわざわざキーボードから手を放して俺の方を向いて眉間にしわを寄せつつ聞き返してきた。
「はっ?…なんで今更そんな事を?そもそもお前が僕を実家に連れて行きたいって言って休みに連れて行ってくれたんじゃないか…なぁ、お前大丈夫か?まだあれから1年も経って無いだろ?」
「えっ?あ~…そう…だった…か?」
俺何してるんだ?実家に佐藤を連れて行った?
「なぁ本当に覚えてないのか?お姉さんと妹さんに仕事場で仲良くしてる人と一回話をさせて欲しいって言われたって言ってたから一緒に行って色々お土産ももらって僕それからも何度も呼ばれてるけど…その事は言ってたよね?」
佐藤をわざわざ実家に連れて行った理由が分からなかった俺は頭の中にクエスチョンマークを躍らせていたのだが、その反応を見た佐藤はなんとなく記憶障害とかアルツハイマー辺りを心配している感じで詳しく説明してくれた。
「あぁ~そうだったか、なんかド忘れしてたみたいだ。悪い悪い。ハハッ♪」
一応ごまかせたか?
「まぁ良いけど…そうだ、うちの部署の女性社員ともお姉さんは話をしてたはずだからそこらも聞いたら何か面白い話が聞けるかも知れないぞ」
「そんな事までやってるの?!」
「横手は聞いてなかったのか?まぁ本人には言い難いだろうね。可愛い弟の周辺調査だし」
なんとなく佐藤はまだ俺の頭の心配をしてる感じがあるが、俺の方に向いていた体を自分のパソコンのディスプレイに向けてまたキーボードを打ち始めていた。
「周辺調査…そう言う事かぁ…」
この姉本当にヤバいぞ…弟の仕事場の女の面談を本当にするとかモンスターペアレントどころじゃない怪物だ…
っていうか佐藤にとってはその行為は通常運転って事なのか??
この世界の家族…姉妹って言うのはこんな感じがデフォルトって事なのか?
兄とか弟が居たらその姉妹って仕事場の女の面談とかしちゃうのか?
「それで、僕もな、聞いて欲しい事が有るんだ。実は嫁さんがな~むりや…」
若干の恐怖を感じつつこの世界の兄弟姉妹の在り様を想像していた俺にキーボードをカチャカチャ言わせつつ話しかける佐藤。
「あ~っと!ちょい待て、お前のその話は長くなりそうだから今度時間とって聞くんで待っててくれ。ちょい葛西さんと話があるんだ」
「あ、そうなのか?判った。明日か明後日辺りでいいから時間とってくれよ、~もう辛いんだよぉ…」
なんか相当追い込まれてるみたいだな…佐藤…可哀想に…でもこいつ新婚なんだけどなぁ…??
席を立って喜美華さんの机の所に行くと喜美華さんは自分のスマホを出して見ていた。
「葛西さん少し時間良いですか?」
「あ、大悟君。ちょうど今さっき真琴さんから連絡が来たんですけど…覚えてないって本当なんですか?」
スマホの画面を消して俺を見上げつつ聞く喜美華さんは相変わらずすばらしい渓谷をその胸元に刻んでいた♡
「えぇ。それで少し教えて欲しくて…時間取れますか?」
「…その…あっちの方を今日無しって言うなら時間は取れそうですけど…」
実は俺と喜美華さん、毎日二人っきりになる時間を会社側に変に勘繰られない状態で取る事が出来る様に、朱里を経由して喜美華さんを俺の助手兼モニター要員として同行させる話をでっち上げていた。
物を作る場面ではけっこう普通に有る事なんだが、ターゲット層のモニター要員を複数集めてその感想を商品にフィードバックさせるといった事を結構しているのだが、それを朱里がうまくうちの会社に説明してくれたおかげで、いつでも自由に喜美華さんを連れ出せる様になったって訳だ♡
朱里は自分の体の負担を少なくする事が出来るからって喜んで動いてくれた。
これで喜美華さんと一緒に抜け出してホテルまで行ってもまったく問題なくなったって訳だ♡朱里にはご褒美を用意しておかないといけないよね♡
どんな体位で楽しむかなぁ~♡
何なら朝まで挿入大会みたいな感じに耐久SEXとかしても面白そうだよなぁ~~♡
「大悟君?」
朱里が俺の体の下でピク♡ピク♡痙攣してる姿を想像していたら喜美華さんにちょっと変な奴を見る顔で見上げられていたのに気づいた。
「あぁ、ごめんなさい。今日は情報の方でお願いします」
「ほっ♡では…今なら…小会議室が使えるのでそこに行きましょう」
喜美華さんはブースの使用状況サイトを確認してディスプレイの電源を落として椅子から立ち上がり、俺を先導する様に歩き始めた。
それにしても今エチチな事をしないって話をしたらホッとした感じだったよなぁ…
「コッソリ喜美華さん…そんなに俺とするのって嫌?」
嫌とか言われたら泣きそうなんだけど…たぶんそんな事は言われないとは思いつつ少しだけ緊張しつつ聞く俺。
「コッソリ嫌じゃないわ…ただ、今日は定時で帰る日だから、あんな状態で電車に乗ったら、私…困るのよ」
少しうつむき加減に困った感じの顔でこんなこんな事を言われたら…ウヒョッ♡
「あぁ…了解です」
ちょっとそんな喜美華さんを見てみたいなぁ~♡
電車の振動でさっき体の中に吐き出された精液がたらりと垂れてきてそれに気付いてハッとする姿とか…今度提案してみるかなぁ♪
その後小会議室に入り、2人っきりで俺の家族構成を喜美華さんが俺のひざの上に座った状態で教えてくれた。
本人の懇願に近いお願いだったので挿入はしなかったけど、胸はい~っぱい堪能させてもらった♡
それで判ったのは、俺の家族構成は、父親と母親が居て、名前も一緒だった。兄弟は俺の他には姉と妹が居るようで、弟は居なかった。
姉妹の名前もさっき佐藤が教えてくれた彩苺と苺で間違い無いらしい。
この情報なんでここまで詳しく判るのかって事も一応聞いてみたんだが、「お姉さんと妹さんがうちの部署の女性社員全員と面接してるから女性社員の全員がこれぐらいの事なら知ってるわ。私もすごく脅されたからまだ忘れられないわね」と、俺に胸を吸われながら教えてくれた。
佐藤の話では姉だけだったが…妹もグルだった訳か…俺の姉と妹何してんの?
仕事場で好き放題してるけどそんな事って許されるのか?
俺もそこそこやりたい放題してるけど…でもうちの姉と妹のそれとはちょっと方向性が違うって事で…まぁ特に問題は無いだろう。
ちなみにうちの会社は会社内での自由恋愛を推奨していて子作りに積極的な姿勢を取っている。
ISOなんちゃらの『成長社会における出生率に関する規定』の認証を受けているらしく、大っぴらにしなければ会社内でSEXしても怒られなかったりするらしい。
女性のロッカールームに布団が常備されていたのもその子作り推奨政策の一環だったりするとかどうとか?
おっ喜美華さんの乳首が♡この間はコリコリになるだけでそれだけではまだいけない感じだったのに、なんとなく今、体を震わせてくれた気がした♪
少しづつ育成が進んでるみたいだな♡これからも乳首だけで盛大にいけるようになる様にしっかりといじり倒そう♡♡
その後喜美華さんの胸を存分に堪能してちょっとだけ足元をふらつかせてる喜美華さんを席まで送って行って、ちょっとだけ恨めしそうな顔で睨まれて、俺は自分の机まで戻ってきた。
「あれっ?佐藤もう帰るのか?」
「あぁ、今日は定時帰宅の日だからな。だから…はぁ~~~帰りたくないんだけどなぁ…」
そんな恨めしそうな顔で俺を見るな。
しょうがないだろ、お前の家のアレコレより喜美華んさんの乳首の方が優先順位が高かったんだから♡
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「あぁ…じゃぁまた明日な」
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新婚さんでこんな顔で帰る奴って俺、初めて見たんだけど…これって普通なんだろうか?
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そう言えば今日仕事で動いてる時に電車に乗る前に気付いたんだが、この世界男性専用車両があるんだね。
俺昨日はそれにまったく気付いてなくて普通に今まで乗ってた場所でそのまま車両に乗り込んだんだが、どうりで女ばかりのはずだよ。
昼間に自分が待ってる場所を通過した青い説明書きを見て初めて気付いて慌ててその車両まで移動したんだけど。
一番前か一番後ろにだいたい用意されているらしく、その周辺にけっこうな人数の男が居た。
さてと、そろそろアパートが見えてくるが…
アパートの近くのビルの影からコッソリ俺の部屋の入り口のドアの辺りを見てみたら、一人の女性が仁王立ちで待機してるのが見えた。
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