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一章
36 ここは真琴?1/4
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俺がいい気分で今にも踊りだしそうな心境で宿に戻ったら、皆が戻ってると宿の入り口の辺りを掃除していた仲居さんが教えてくれた。
「あっ♡大悟さ~ん♪」
宿の玄関にに入った所で鞠子がハイテンションで走ってきてハグして来る♪
「おっ♪鞠子ノリノリじゃないか♡何してたんだ?」
「おいし~♡ワインがイッパイだったの♡」
おいおい化粧が服に付くぞ?
とりあえず部屋に全員戻っていると言う事で鞠子を胸の所にプラプラさせながら持って部屋まで戻ると真琴と朱里が赤い顔で机に突っ伏したまま溶けてた。
「喜美華さん…なにごと?」
喜美華さんが2人を介抱しながら教えてくれた。
「実は試飲会の会場でね~…」
ワイン祭りの会場には4人でタクシーで乗りつけたらしい。
会場に入るとそこには赤ら顔の人が一杯居たらしく、それを見て我慢できなくなったのか鞠子が、
「飲んで回りましょう♡負けてられません!!」
と、言い出したらしい。
そしてそれに引っ張られて歩いて回ってるとけっこうな数の試飲ができる場所があり、どんどん飲んでいく3人。
喜美華さんは帰りの車の事(車酔い)が怖かったので最初の所でもらったワインを少しづつ飲んでたらしい。
その間に鞠子に引き摺られる様にどんどん飲んでいく3人。
気付いたら真琴と朱里は顔が真っ赤になっていて足元が怪しくなって来たそうだ。
そして俺から連絡が入り飲み物はここらで良いと言う話になってまだ見て回ってないバーベキューなどの有るエリアで腰を据えて食べはじめると、鞠子がどこからとも無くワインを1本持ち込み…
こんな状態になったらしい。
連れて戻るのに鞠子が動いて無かったら大変だったと喜美華さんが言ってた。
「そででですね~…そ♡れ♡で、ですね~♡私アレがきちゃいまして~アハハッ♡…だから今日…大悟さんと出来なくなっちゃったんです~…シクシク…」
感情の起伏がすごいな…
「それでですね、今日は私が2人を家まで連れて戻って明日に備えるので、鞠子さんに大悟君を送ってもらおうと思ってるんですけど…どうです?」
そう言えば喜美華さん会社の飲み会でもべろんべろんになった社員を介抱する様な事をよくしてたな。
だからこの状態か…
「喜美華さん1人で大丈夫ですか?あれなら俺も一緒に行ってもいいですけど?」
「さすがにこの2人を連れて行ったら…大悟君を泊められる状態にならないと思うので…」
「私たぶん来週までローテーションに入れないんですよ~シクシク…」
俺に抱きついたまま泣きながら口を挟んでくる鞠子。
とりあえず頭を撫でておいたら静かになった。
「それなら今日はおとなしく1人アパートで過ごすとしましょうか。」
その後、倉本さんと地元の祭りの応援で泊まり込んで作業をしてた弟君と両親が揃って俺達を見送ってくれた。
バンザイしながら送り出すってのは良く分からなかったが…
お父さんとお母さんが俺の事を『大悟君』って馴れ馴れしく呼んでたのが若干気になった。
それと弟君が、『兄さん』って呼んでたのも…
あまり考えない方が良いんだろうな。
来る時に通った高速道路を逆にたどり無事喜美華さんの家まで戻ってきて…
「じゃぁ喜美華さんあとはお願いしますね。」
「は~い。大悟君もあまり危ない事をせずに戻って休んでくださいね~。」
喜美華さんに釘を刺されてしまった。
その後鞠子と2人電車に乗っていつもの駅まで戻り、一つ思いだした。
「そういえば鞠子、今日の夕食の準備とか何か考えてた?」
俺の腕に付いたマスコット状態の鞠子が不思議そうな顔で、
「今日のご飯?あ、そう言えば今日うちも真琴さんの所も何も無いんですよ。多分大悟さんの部屋にも無かったと…どうします?」
「時間は…6時過ぎか…どうせなら食べて戻るか。」
「あっ…私あの…ちょっとまずいかもです…」
それまでどこでも俺の腕から手を離そうとしなかった鞠子が腕を離し手をサッと自分のお尻に当てて後ずさった。
どうも鞠子が今日使ってる生理用品は動き回るのに適した奴らしく、長く持たない物を使っていたそうで、ちょっとまずい状態になったらしい。
そのまま後ろを見せないようにして、
「今日はこのまま帰ります~~…」
と言いながらあっという間に消えて行った。
週末の日曜日の夕方に自分だけ。
これってこの世界に来るまでは普通だったのにすごく寂しく感じられた。
と言う訳で、1人外に出るのは真琴と鞠子に『自殺行為だ』と諭されたので、近くの24時間スーパーに行き惣菜を買って久しぶりにノンアルコールビールを買い部屋に戻った。
部屋に入ると真琴の香水の香りが少ししてちょっとだけ寂しい感じになったが、それまでの生活で慣れた感じに机の上に惣菜を並べノンアルコールビールを開けて最近あまり起動させてなかったゲームで久しぶりに遊ぶ。
このゲーム、特に何かのチームに入ってた訳ではないので、突発的に発生する緊急クエストなどにソロ参加とかしてたんだけど、今回はすごい数の人に勧誘された。
でもこのゲームって男でも女でもどっちのキャラクラーでも使えるはずなんだが…
男キャラ使ってる奴も一杯居たし…
なんでピンポイントで俺に群った?
なんかよく判らなかったのだが、近くでずっと踊ってたキャラクターの人が『うちにはいらない?』って変な絵と一緒に勧誘してたのでとりあえず付いて行って騒ぎが収まったのだが…
その後、今までなら『説明とかはしてくれても何ももらわないのが普通』のゲーム内で装備があっと言う間に最新装備になった。
ちなみに俺を誘ってくれた人は『☆メルル☆』さんという人で、なんで俺が男だと判ったのかを聞いたら、
「ふふっ♡ナイショ♡」という言葉と♡のシンボルアートを乱舞させた。
どうも自分が女だと自己主張するような何か決まり事?の様なものか、男だと認識出来る様な何か、があるらしい。
その後楽しく遊びそろそろ休む時間になったのでチームの人に挨拶をして電源を切り休んだ。
朝起きて今週が始まる。
先週は真琴が半分で残りは朱里と鞠子と喜美華さんをすぐ側に感じつつ朝を向かえたけど、こうして1人で起きるのも彼女達の素晴らしさを再確認する為には良いのかも知れないな。
とりあえず昨日買ってきていた食パンを冷蔵庫から出そうとして…ちょっとだけ違和感があった。
「家具がすごく新しい…」
なんとなくだが、最近部屋に設置したばかりの様な光沢が感じられる。
ふと気になって周囲を見回すと…
壁に穴を空けようとして、ギリギリ穴が開く前に思いとどまった跡も無くなってるし、何度もつまづいて削ってしまったドアの入り口の下の部分もまっさらの新品みたいに見える…
なんだ?デジャヴュか?
10日ぐらい前にこんな感じの違和感があった気がするんだけど…
とりあえずトーストをセットして新品のリモコンで新品のテレビをつけると…
「2013年かぁ…そうかぁ…こう言う事もありえるんだな…」
とりあえず頬をつねってみたけど痛いだけで何も変わらなかった。
「あっ♡大悟さ~ん♪」
宿の玄関にに入った所で鞠子がハイテンションで走ってきてハグして来る♪
「おっ♪鞠子ノリノリじゃないか♡何してたんだ?」
「おいし~♡ワインがイッパイだったの♡」
おいおい化粧が服に付くぞ?
とりあえず部屋に全員戻っていると言う事で鞠子を胸の所にプラプラさせながら持って部屋まで戻ると真琴と朱里が赤い顔で机に突っ伏したまま溶けてた。
「喜美華さん…なにごと?」
喜美華さんが2人を介抱しながら教えてくれた。
「実は試飲会の会場でね~…」
ワイン祭りの会場には4人でタクシーで乗りつけたらしい。
会場に入るとそこには赤ら顔の人が一杯居たらしく、それを見て我慢できなくなったのか鞠子が、
「飲んで回りましょう♡負けてられません!!」
と、言い出したらしい。
そしてそれに引っ張られて歩いて回ってるとけっこうな数の試飲ができる場所があり、どんどん飲んでいく3人。
喜美華さんは帰りの車の事(車酔い)が怖かったので最初の所でもらったワインを少しづつ飲んでたらしい。
その間に鞠子に引き摺られる様にどんどん飲んでいく3人。
気付いたら真琴と朱里は顔が真っ赤になっていて足元が怪しくなって来たそうだ。
そして俺から連絡が入り飲み物はここらで良いと言う話になってまだ見て回ってないバーベキューなどの有るエリアで腰を据えて食べはじめると、鞠子がどこからとも無くワインを1本持ち込み…
こんな状態になったらしい。
連れて戻るのに鞠子が動いて無かったら大変だったと喜美華さんが言ってた。
「そででですね~…そ♡れ♡で、ですね~♡私アレがきちゃいまして~アハハッ♡…だから今日…大悟さんと出来なくなっちゃったんです~…シクシク…」
感情の起伏がすごいな…
「それでですね、今日は私が2人を家まで連れて戻って明日に備えるので、鞠子さんに大悟君を送ってもらおうと思ってるんですけど…どうです?」
そう言えば喜美華さん会社の飲み会でもべろんべろんになった社員を介抱する様な事をよくしてたな。
だからこの状態か…
「喜美華さん1人で大丈夫ですか?あれなら俺も一緒に行ってもいいですけど?」
「さすがにこの2人を連れて行ったら…大悟君を泊められる状態にならないと思うので…」
「私たぶん来週までローテーションに入れないんですよ~シクシク…」
俺に抱きついたまま泣きながら口を挟んでくる鞠子。
とりあえず頭を撫でておいたら静かになった。
「それなら今日はおとなしく1人アパートで過ごすとしましょうか。」
その後、倉本さんと地元の祭りの応援で泊まり込んで作業をしてた弟君と両親が揃って俺達を見送ってくれた。
バンザイしながら送り出すってのは良く分からなかったが…
お父さんとお母さんが俺の事を『大悟君』って馴れ馴れしく呼んでたのが若干気になった。
それと弟君が、『兄さん』って呼んでたのも…
あまり考えない方が良いんだろうな。
来る時に通った高速道路を逆にたどり無事喜美華さんの家まで戻ってきて…
「じゃぁ喜美華さんあとはお願いしますね。」
「は~い。大悟君もあまり危ない事をせずに戻って休んでくださいね~。」
喜美華さんに釘を刺されてしまった。
その後鞠子と2人電車に乗っていつもの駅まで戻り、一つ思いだした。
「そういえば鞠子、今日の夕食の準備とか何か考えてた?」
俺の腕に付いたマスコット状態の鞠子が不思議そうな顔で、
「今日のご飯?あ、そう言えば今日うちも真琴さんの所も何も無いんですよ。多分大悟さんの部屋にも無かったと…どうします?」
「時間は…6時過ぎか…どうせなら食べて戻るか。」
「あっ…私あの…ちょっとまずいかもです…」
それまでどこでも俺の腕から手を離そうとしなかった鞠子が腕を離し手をサッと自分のお尻に当てて後ずさった。
どうも鞠子が今日使ってる生理用品は動き回るのに適した奴らしく、長く持たない物を使っていたそうで、ちょっとまずい状態になったらしい。
そのまま後ろを見せないようにして、
「今日はこのまま帰ります~~…」
と言いながらあっという間に消えて行った。
週末の日曜日の夕方に自分だけ。
これってこの世界に来るまでは普通だったのにすごく寂しく感じられた。
と言う訳で、1人外に出るのは真琴と鞠子に『自殺行為だ』と諭されたので、近くの24時間スーパーに行き惣菜を買って久しぶりにノンアルコールビールを買い部屋に戻った。
部屋に入ると真琴の香水の香りが少ししてちょっとだけ寂しい感じになったが、それまでの生活で慣れた感じに机の上に惣菜を並べノンアルコールビールを開けて最近あまり起動させてなかったゲームで久しぶりに遊ぶ。
このゲーム、特に何かのチームに入ってた訳ではないので、突発的に発生する緊急クエストなどにソロ参加とかしてたんだけど、今回はすごい数の人に勧誘された。
でもこのゲームって男でも女でもどっちのキャラクラーでも使えるはずなんだが…
男キャラ使ってる奴も一杯居たし…
なんでピンポイントで俺に群った?
なんかよく判らなかったのだが、近くでずっと踊ってたキャラクターの人が『うちにはいらない?』って変な絵と一緒に勧誘してたのでとりあえず付いて行って騒ぎが収まったのだが…
その後、今までなら『説明とかはしてくれても何ももらわないのが普通』のゲーム内で装備があっと言う間に最新装備になった。
ちなみに俺を誘ってくれた人は『☆メルル☆』さんという人で、なんで俺が男だと判ったのかを聞いたら、
「ふふっ♡ナイショ♡」という言葉と♡のシンボルアートを乱舞させた。
どうも自分が女だと自己主張するような何か決まり事?の様なものか、男だと認識出来る様な何か、があるらしい。
その後楽しく遊びそろそろ休む時間になったのでチームの人に挨拶をして電源を切り休んだ。
朝起きて今週が始まる。
先週は真琴が半分で残りは朱里と鞠子と喜美華さんをすぐ側に感じつつ朝を向かえたけど、こうして1人で起きるのも彼女達の素晴らしさを再確認する為には良いのかも知れないな。
とりあえず昨日買ってきていた食パンを冷蔵庫から出そうとして…ちょっとだけ違和感があった。
「家具がすごく新しい…」
なんとなくだが、最近部屋に設置したばかりの様な光沢が感じられる。
ふと気になって周囲を見回すと…
壁に穴を空けようとして、ギリギリ穴が開く前に思いとどまった跡も無くなってるし、何度もつまづいて削ってしまったドアの入り口の下の部分もまっさらの新品みたいに見える…
なんだ?デジャヴュか?
10日ぐらい前にこんな感じの違和感があった気がするんだけど…
とりあえずトーストをセットして新品のリモコンで新品のテレビをつけると…
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