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一章
39 ここは真琴?4/4
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「どこに行く?真琴がどこか行きたい所が有るなら言ってくれたら助かるかな?俺あまり遊ぶところ知らないんだ。」
「そうなの?ん~~どこ行こうかなぁ…」
とりあえず真琴のアパートまで行って着替えて出てきた所なのだが、この頃の俺は男とばかり遊んでいたので、正直な所、女の子と行けるような場所にまったく縁が無かった。
と言う訳で、俺は真琴に丸投げした。
「ねぇ…私ね、あまり遊園地とか行った事無いの。薫さんが良いなら行ってみたいんだけど…イイ?」
「ここらに遊園地って有るの?」
確か大昔に海の近くに遊園地が有ったってのは聞いた事が有ったけど…?
「実はね~3年ぐらい前かな?海の公共施設の跡地にそんな場所が出来てるってのは聞いた事有ったの。そこに行ってみたいの♡」
なんとなく記憶にあるその場所は確か…
「免許センターだったかな?そこの跡地?どこかで聞いたかもしれないな…真琴はそこに行ってみたいの?」
「…ウン。」
ちょっとハニカミながら答えてくれた。
とりあえず今いる場所から行くとしたら、一回市内に出てからバスを乗り換えて移動するのが一番早いらしいのでそれで移動。
一緒にバスに揺られながら移動してるとなんとなく真琴の機嫌が良くないと言うか…
不安?気分があまり乗らないって感じだろうか?
何か気になる事が有るって感じだった。
それでも現地に着いたら普通に戻ったので一緒に色々見て回った。
俺が知ってるここには水族館とかが有った気がしたんだけど、この頃にはまだ無かったらしく、代わりにネコカフェに入って1時間程度癒された♪
「私ずっとアパートに住んでたから飼った事無かったの♡かわい~♡」
そのネコを抱いて目が♡になってる真琴の方が俺にはもっと可愛く見えるんだけどね~♡
真琴はネコを抱いてニヨニヨ♡
俺はその真琴を見てニヨニヨ♡
これもある意味WIN-WINの関係って奴だよな♡
その後海沿いのお店を見て回り歩きながら食べられそうな物を買って見て回ってるとそこそこいい時間になった。
6時頃になって遊園地って言って良いのか良く判らない小さな遊具が置いて有る場所を歩いて回ってると、場所によっては閉まっていた。遊具別に閉まる時間が有る感じなのかな?
「あっ、あれ乗っても良いかな?」
真琴が指差したのはライトアップされた観覧車だった。
ちょっと恥ずかしかったが、女の子が居れば大丈夫と自分に言い聞かし、乗り込む。
高い場所自体はそこまで怖い訳じゃないのだが、強度とかの計算が出来てしまう自分にとっては、観覧車の骨組みみたいな場所が気になってしょうがない。
窓から下を覗きこむようにしてたら真琴に笑われてしまった。
「なんか子供みたいだよ?クスッ♡」
「いやね、俺一応経済学部に所属してるんだけど少し工学系の知識もあるからこういう構造物って気になるんだよね。」
「そんなに見たいなら後で見上げたらいいじゃない。今はこっち見てほしいな…」
ちょっとだけ寂しそうな顔でそんな事を言い出す真琴。
何が気になってるのか…
「なぁ真琴?もしかしてお母さんってあまり良くないのか?」
「ん…まぁあまり良くないってのは言われてる。一応親戚に伝えておいてくれって話なんだけど…お母さんもシングルマザーの家庭だったらしくってね…私が知ってる親戚って居ないの。」
なんとなく真琴の影の原因がそこらかなと思って聞いてみたら当たってたらしい。
今の所はすぐにどうって話じゃないとしても1年ぐらいの余命宣告受けてるらしい。
血液の病気らしく毎年新しい薬が出来てるから、まだ諦める必要は無いって話らしいのだが…
そんな事も有って、誰かと一緒に居たいって感じの行動を真琴は取ってるのかな…
さすがにそんな話を聞いてエッチな事をしましょう♡みたいな感じにはなれなかったのだが、真琴が寂しそうにしてる顔が見てられなかったので、観覧車から降りてから一緒にご飯を食べて…
そのまま真琴のアパートに泊まる事にした。
部屋の中はこの間入った時と同じ様に見えたのだが、真琴一人なのがまったく違和感が無い。
裏事情を知ってるからそう思えるのか真琴が自分だけで何でも出来る様になってるからそう感じるのかは良く判らなかったが、俺は真琴が求めてくるままに一緒にベッドに入った。
さっきまで俺の体の下で漏れる声を恥ずかしそうに我慢してた真琴は、最初のあの日みたいに俺の右腕に背中を抱かれて寝てる…
もしかして真琴が子供をほしいって言ってるのは1人で居るのが寂しいから?
子供が居たらそれだけで自分だけって感じにはならないからそれで?
ちょっとだけ真琴を抱く腕に力が入った。
真琴の俺の胸の辺りに乗せてる手が動いて左腕を掴んだらそのまま安心した様にまた力が抜けていった。
俺も真琴の暖かさを半身に感じつつ目を閉じていたが、なかなか眠れなかった…
「そうなの?ん~~どこ行こうかなぁ…」
とりあえず真琴のアパートまで行って着替えて出てきた所なのだが、この頃の俺は男とばかり遊んでいたので、正直な所、女の子と行けるような場所にまったく縁が無かった。
と言う訳で、俺は真琴に丸投げした。
「ねぇ…私ね、あまり遊園地とか行った事無いの。薫さんが良いなら行ってみたいんだけど…イイ?」
「ここらに遊園地って有るの?」
確か大昔に海の近くに遊園地が有ったってのは聞いた事が有ったけど…?
「実はね~3年ぐらい前かな?海の公共施設の跡地にそんな場所が出来てるってのは聞いた事有ったの。そこに行ってみたいの♡」
なんとなく記憶にあるその場所は確か…
「免許センターだったかな?そこの跡地?どこかで聞いたかもしれないな…真琴はそこに行ってみたいの?」
「…ウン。」
ちょっとハニカミながら答えてくれた。
とりあえず今いる場所から行くとしたら、一回市内に出てからバスを乗り換えて移動するのが一番早いらしいのでそれで移動。
一緒にバスに揺られながら移動してるとなんとなく真琴の機嫌が良くないと言うか…
不安?気分があまり乗らないって感じだろうか?
何か気になる事が有るって感じだった。
それでも現地に着いたら普通に戻ったので一緒に色々見て回った。
俺が知ってるここには水族館とかが有った気がしたんだけど、この頃にはまだ無かったらしく、代わりにネコカフェに入って1時間程度癒された♪
「私ずっとアパートに住んでたから飼った事無かったの♡かわい~♡」
そのネコを抱いて目が♡になってる真琴の方が俺にはもっと可愛く見えるんだけどね~♡
真琴はネコを抱いてニヨニヨ♡
俺はその真琴を見てニヨニヨ♡
これもある意味WIN-WINの関係って奴だよな♡
その後海沿いのお店を見て回り歩きながら食べられそうな物を買って見て回ってるとそこそこいい時間になった。
6時頃になって遊園地って言って良いのか良く判らない小さな遊具が置いて有る場所を歩いて回ってると、場所によっては閉まっていた。遊具別に閉まる時間が有る感じなのかな?
「あっ、あれ乗っても良いかな?」
真琴が指差したのはライトアップされた観覧車だった。
ちょっと恥ずかしかったが、女の子が居れば大丈夫と自分に言い聞かし、乗り込む。
高い場所自体はそこまで怖い訳じゃないのだが、強度とかの計算が出来てしまう自分にとっては、観覧車の骨組みみたいな場所が気になってしょうがない。
窓から下を覗きこむようにしてたら真琴に笑われてしまった。
「なんか子供みたいだよ?クスッ♡」
「いやね、俺一応経済学部に所属してるんだけど少し工学系の知識もあるからこういう構造物って気になるんだよね。」
「そんなに見たいなら後で見上げたらいいじゃない。今はこっち見てほしいな…」
ちょっとだけ寂しそうな顔でそんな事を言い出す真琴。
何が気になってるのか…
「なぁ真琴?もしかしてお母さんってあまり良くないのか?」
「ん…まぁあまり良くないってのは言われてる。一応親戚に伝えておいてくれって話なんだけど…お母さんもシングルマザーの家庭だったらしくってね…私が知ってる親戚って居ないの。」
なんとなく真琴の影の原因がそこらかなと思って聞いてみたら当たってたらしい。
今の所はすぐにどうって話じゃないとしても1年ぐらいの余命宣告受けてるらしい。
血液の病気らしく毎年新しい薬が出来てるから、まだ諦める必要は無いって話らしいのだが…
そんな事も有って、誰かと一緒に居たいって感じの行動を真琴は取ってるのかな…
さすがにそんな話を聞いてエッチな事をしましょう♡みたいな感じにはなれなかったのだが、真琴が寂しそうにしてる顔が見てられなかったので、観覧車から降りてから一緒にご飯を食べて…
そのまま真琴のアパートに泊まる事にした。
部屋の中はこの間入った時と同じ様に見えたのだが、真琴一人なのがまったく違和感が無い。
裏事情を知ってるからそう思えるのか真琴が自分だけで何でも出来る様になってるからそう感じるのかは良く判らなかったが、俺は真琴が求めてくるままに一緒にベッドに入った。
さっきまで俺の体の下で漏れる声を恥ずかしそうに我慢してた真琴は、最初のあの日みたいに俺の右腕に背中を抱かれて寝てる…
もしかして真琴が子供をほしいって言ってるのは1人で居るのが寂しいから?
子供が居たらそれだけで自分だけって感じにはならないからそれで?
ちょっとだけ真琴を抱く腕に力が入った。
真琴の俺の胸の辺りに乗せてる手が動いて左腕を掴んだらそのまま安心した様にまた力が抜けていった。
俺も真琴の暖かさを半身に感じつつ目を閉じていたが、なかなか眠れなかった…
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