貞操逆転世界かぁ…そうかぁ…♡

marks

文字の大きさ
71 / 162
一章

67 旅行中の子ってダイタンなのね~♪3/3

しおりを挟む
俺達は全員でホテルから出て再度お土産を見て回る事にした。

「はうっ…大悟だいごさん…そんなに速く歩かないで…」
「そうだよ…っていうかなんで大悟さんそんなに元気なのよ…」

藍子あいこかえでの2人はあの後1時間ほどの間ずっと相手をしてくれて揃って小鹿Ver.になってる。
とりあえず他の子はホテルの部屋の中で1人10分程度しかしてなかったので、体の中を掻き回された気落ちよさで少しの間動けなくなっていたが、藍子と楓が俺の相手をしてる間になんとか復活して来た。

そこそこ満足できた俺はお礼のつもりで一緒にご飯を食べる事を提案したのだが、今すぐは動けないと2人がベッドの上で寝たまま抗議してきたので、動ける人の中で3人が外に出てテイクアウトできる所の食べ物を買ってきてくれた。
一応大人として食事代ぐらい出そうと思ってたのだが、
「男に出させるとかダメッ♡」
という全員一致の意見で却下されて奢ってもらう事になった。

と言う訳で、残ってた藍子達5人の中で元気そうな3人に立ちバックで1回づつお礼をしておいた♡
その後戻ってきた3人の女の子にも食べる前にお礼をしておいて、昼食を楽しく食べ終わってからとりあえず服を着れる位まで回復した藍子と楓を支えながら出てきたのだが…

「2人とも寝てた方が良かったんじゃないか?明日までは島にいるんだろ?」
「居るけど~」
「そんなのや~だ~」
俺に腰を抱かれて無いとへたり込んでしまいそうな2人だけどなぜか離れたがらなかった。

昼を少し回ってホテルから出て、近くにある商店街の様な場所を見て回った。
少しして皆ある程度買い物が済んだみたいだったので、これからどこに行くかを聞いてみたら、全員がロープウェーには乗っていた(最後に混ざった2人も一回は追いかけて登ったらしい)らしく、厳島神社も歩いて通り過ぎただけではあるが、一応見たという話とあまり興味無いという話になり、全員一致で水族館に行く事になった。

ホテルを出て近道になる神社の中を歩いて移動しつつ、子供の頃にはあまり興味の無かった拝殿や平舞台などをちょっとだけ見ながら順路をそのまま進み、出口まで通り過ぎ海の中の大鳥居を右手に見つつ松の生えた水路と海に挟まれた所を移動して行くと、間違って袋小路になった辺りに迷い込んでしまった。

とりあえずその場所で見つけたカフェの様な場所に全員で入り込み休憩。

お昼ご飯を奢ってもらってたのでここでお菓子が付いた飲み物を全員にお返ししておいた。
「はぁ~歩くのがこんなに大変だったのって冬のマラソンで筋肉痛になった時以来だよ。」
「そう言えば楓ってばばぁになってたよねっ、あははっ♡」
「そういう藍子もたいして変わらない状態だったでしょ?」
「私見たよ、藍子の太ももに湿布が張ってあったの。」
「あ~それ私も見た~♪」
さすがに8人女の子が集まると喋りだしたら止まらない。
気付いたら1時間ぐらい飲み物1杯で居座ってしまった。

とりあえず会計を済ます時に店の主人のかなり年配の女性に謝ったら、
「男性が居るだけで寄ってくる人が居ますからお気になさらないでください。私もあと50年若ければ色目でも使ったんだけどね~♪」
と、ちょっとオチャメなおばあちゃんだったので、ちょっとだけハグしておいた♡
「あらあらまぁまぁ♡ありがとねぇ♡」
という言葉を聞きつつ周囲の女性にガン見されながらカフェを離れ、教えてもらった水族館に行く為の道に繋がる橋を渡り歩いて行くと、やっと建物が見えてきた。

中に入り見て回り始めると、藍子と楓はなんとか普通に歩ける位に回復してきた様で、自分の見たい場所を見て回る為に別行動をすると言って離れて行った。
それにもう2人が付いて移動して行き、俺の近くにはあの部屋の使用者の4人が残った。

「皆は好きに見に行かないの?」
「やっと大悟さんの横に居られる様になったんだからもう少し♡」
「だよね~、一応順番に側に居る様に話をしておいたの♡」
「でも二人だけになったらまたクラスの他の子が集まってくるかもしれないから、この4人で一緒に居る事にしたの。」
「だから、愛味あみ静江しずえも10分したら交代だからね?」

どうも俺が会計を済ませてる間にそう言う取り決めが出来たらしい。
ちなみに最後に混ざった2人は今回ムリヤリ混ざってきたと言う事もあって、俺と出来ただけで満足だと言う話で腰を抱かれて一緒に移動する権利?を放棄したらしい。

子供の頃自分と取り巻き連中の子供だけでは入れなったので初めてここに来たのだが、地元にある水族館より少しだけ規模が小さい感じだった。

ちょっと暗くなった場所で珍しい魚を見てるとふと視線を感じ左手で腰を抱いてる奈緒なおちゃんを見ると目が合った。

特に何も考えずにキスしたら反対側のつむぎちゃんが息を呑む音が聞こえてきたのでとりあえずそっちとも何気なくキスした。
そんな事をしていれば…呼んでも居ないのに呼ばれたと勘違いした奴が『今絶対呼ばれた!』と、例の如くまた自己主張をし始め元気になってしまい…

「愛味ちゃんありがと♡」
「いいえっ♡私男の人のを飲むのって初めてだったから後で自慢するんだ~♡」

こんな感じで時々良い場所を見つけてはイチャイチャしつつ大きな水槽の所で静江ちゃんを後ろから抱く様にしつつ回りをうまく隠してもらいながらそっとバックから入れるみたいなギリギリ遊びをしながら楽しんだ♡
俺と静江ちゃんが楽しんでる姿を大型海生哺乳類が近くに来てじっくり見てた姿を見た時は思わず全員で笑ってしまった♡

色々見て回りそろそろいちごを迎えに行く頃になり…
「大悟さん…明日朝の10時頃にフェリーに乗って移動するんだけど…」
「はいよ。明日10時ね。見送りに行くよ。」
「できれば番号交換したかったなぁ…」
藍子と楓はもっと一緒に居たいって感情が見て取れる。
「俺今は携帯電話持って無いんだ。楓、悪いな。」
そう言って皆と神社の近くで別れた。

その後1人で民家が集まってる様な場所を移動してると『民芸品』というちょっと古い時代を感じさせる看板を掲げた店があり、なんとなく中に入ってみると、木彫りの置物とか、しゃもじ、他には茶碗の様なものなど色々おいてあった。
そんな木工製品がおいてある片隅に、
「ガラス細工のアクセサリー?」
「あらおにーちゃん彼女にでも買っていくのかい?それはうちの子が作った物だよ。あまり数無いんだけどどうだい?」

50代位のおばちゃんが出てきて説明してくれた。
話によると、息子さんがガラス工房の様な場所で仕事をしていて、そこそこよい物を作れる様になったからと週に1回程度戻ってくる時に置いて行ってるものらしく、変わった色合いのガラスの玉を組み合わせて組み紐で編む様にして作られたものだった。
そこに置いてあったアクセサリーはブレスレットの様で、1個1000円で残り10個ほど…
とりあえず全部買っておいた。
確か前にユカちゃんが、『アクセサリーだと自慢できる』って言ってたはずなので、お礼にでもなれば良いのだが。

一つづつ紙袋に入れてくれてもらい店を後にして苺を迎えに行ったら、さっそく買ってるものに苺が食いついてきて、
「おにーさまのみらいのつま♡の苺は、もらう…けん…?なんかそんなのがあります♡」
そう言って1個持っていってしまった。

夜両親と一緒に食事をして子供扱いされる事に大きな違和感を感じた俺は少しだけ外の空気を吸いに出た。
今回の藍子達は関東の学生で修学旅行で来てた。
ここで出会える女の子って…県外に住んでた子だとすれば、朱里しゅりあかねあかりさんぐらいか?
茜は確か俺の2個下だからここでは9歳だよな…さすがに会ったとしても何も出来ない気がする。
灯さんの場合は、12年前からユカちゃんの世話をしてるって話で、確か元の時間の年齢が32歳…今18歳か?
ちょうど高校生…出身地まで聞いてないから何とも言えないけど…
後は朱里か、年齢的には俺の2個上だから13歳か?もしここに来るとすれば家族旅行とかになるんだろうなぁ…

誰が近くに居るのかなぁ…

「あ、やっぱり大悟さんだった♡」
俺がなんとなく彼女達について考えながら歩いてたら防波堤の上の所に楓ちゃんが居た。
「こんな時間に外に出ても良いのか?」
「ダメに決まってるでしょ♪」
「おい。まったく♪だとしたら、悪い子だしお仕置きが必要って事で良いな?」
「え~できれば気持ちイイお仕置きが良いんだけど~♡」
近づいて来て正面から抱きついてきてそのままキスして来た。

「1人だけで出てきたのか?」
「藍子はホテルの反対側に行ったの。」
「もし会えなかったらどうする気だったんだ?」
「その時はまぁしょうがない?ホテルに戻って正座かな?あははっ♡」
「やっぱりお仕置きが必要だな♡」
「大悟さんを忘れられなくなる位にお願いっ♡」
その後防波堤の海側に入り込みちょっとだけ楓ちゃんの気持ち良い声を聞いて急いで藍子ちゃんを探しに行ってこっちにも清盛像の後ろでお仕置きをしておいてホテルまで送り届けた。

「大悟さん…うちの教師にまであんな事しなくても良かったのに~。」
「なんか私らの大悟さんがちょっと汚れた気分…」

俺は2人を連れて行ってホテルの中で体育会系な20代後半位の女性教師に2人を引き渡した。
ただこの教師、俺と2人を見てなんとなく察知してる感じがあった。
俺が居なくなったら教育的指導で何かしそうな感じがあったので、ちょっとだけ物影に引っ張って行き、体を使って無茶な事をしない様にお願いしておいた。

その教師をちょっと強めに抱きしめて、力が抜けた所でしゃがませて、あれを目の前に出してあげて、自由にしゃぶらせただけだよ?
自分が望んでやった事なので…合法?

「まぁでも俺を探して夜中に出るとか無茶するなよ?」
「「は~い♡」」
2人をもう一回順に抱きしめてちょっとだけ濃いキスをしてその日は別れた。


次の日も苺に起こされて一緒に朝ご飯を食べ、とりあえず勉強道具と昨日買ったブレスレット9個を持って苺を一時保育に送って行き、少し速いがフェリー乗り場に行ってみる事にした。

時間は9時を少し過ぎた頃。フェリー乗り場の周辺には昨日の朝見たのと同じ位の人数が集まってた。
そしてその集団から8人の子が出て走ってきて…

「きてくれた~~♡」
「だ~いごさ~~ん♡」
順に抱きついて着た。
「少し早いかと思ったけどもう全員集まってるのか?」
「一応チェックアウトだけしておいて今忘れ物が無いか先生達が見て回ってるところなの。」
「だからもう30分ぐらいここらで自由にして良いんだよ♡」

さすがに8人の子と順に抱き会う男と言うのはあまり居ないらしく、かなり視線を集めていたので、ちょっとだけ学校の集団から離れて昨日買っておいたブレスレットを皆に渡した。
「前誰かに好意を持った女の子にはアクセサリーを渡せって言われたんで一応用意してみたけど…これは喜んでもらえるものかな?」
そう言って紙袋を全員に渡すと今まで楽しそうにしてたのに一気に緊張した顔になって固まった。

あれっ?喜んでもらえるって話だった…あれっ??
「あの…これ、開けても良い?」
楓が代表して聞いてきた。
「あぁ、そんなに高いものじゃないから気軽に付けてもらえれば嬉しいが。」
俺の言葉が終わるとさっそく全員封を開けて中からブレスレットを取り出しまた固まった。

これもしかして14年後と意味合いが違ってるとか??

「ねぇ…これ着けてもらってもいいかな?」
今度は藍子が聞いてきた。
「ん?着けるぐらい良いよ。」
藍子が両手で持ってるブレスレットを持って差し出してきた左手首に結んで着けるとすごく喜んでくれてそのまま首に腕を回しもう一回キスしてくれた。

藍子が満足して離れると全員が並んで待ってた。
「なぁ楓?これってどんな意味になるの?」
「えっ?あ~~もしかして大悟さん知らないの?」
「あぁ、喜んでくれるって話を聞いたからそれ以外は特に…?」
「まぁそんな所だとは思ってたけど、これって愛人の印だからね?」
「はぁっ?」

ちょうど結んだ時にそんな事を言われて俺の時間が止まった。

「えっと…ブレスレットが愛人の印?」
「ノンノン♪男が女にアクセサリーを送って自分の手で着けるのが♡」
「でも…」
「分かってるよ。ごっこみたいな物だって。でもこの年でそんな物をもらえるって本当にありえない事だからみんな着けて欲しいんだよ。」
首に腕を回しつつそう言って軽くキスした後に、藍子と楓は自分の手首に付いたブレスレットを見せ合ってる。

まぁ喜んでくれるならいっか。
残りの6人も同じ様に着けてあげたらキスしてくれて、見せ合いの輪に混ざって行き…

とっても嬉しそうな顔のまま彼女達はフェリーに乗って帰って行った。
しおりを挟む
感想 19

あなたにおすすめの小説

男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)

大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。 この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人) そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ! この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。 前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。 顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。 どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね! そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる! 主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。 外はその限りではありません。 カクヨムでも投稿しております。

貞操逆転世界で出会い系アプリをしたら

普通
恋愛
男性は弱く、女性は強い。この世界ではそれが当たり前。性被害を受けるのは男。そんな世界に生を受けた葉山優は普通に生きてきたが、ある日前世の記憶取り戻す。そこで前世ではこんな風に男女比の偏りもなく、普通に男女が一緒に生活できたことを思い出し、もう一度女性と関わってみようと決意する。 そこで会うのにまだ抵抗がある、優は出会い系アプリを見つける。まずはここでメッセージのやり取りだけでも女性としてから会うことしようと試みるのだった。

貞操逆転世界に転生してイチャイチャする話

やまいし
ファンタジー
貞操逆転世界に転生した男が自分の欲望のままに生きる話。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。

true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。 それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。 これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。 日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。 彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。 ※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。 ※内部進行完結済みです。毎日連載です。

男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にいますが会社員してます

neru
ファンタジー
30を過ぎた松田 茂人(まつだ しげひと )は男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にひょんなことから転移してしまう。 松田は新しい世界で会社員となり働くこととなる。 ちなみに、新しい世界の女性は全員高身長、美形だ。 PS.2月27日から4月まで投稿頻度が減ることを許して下さい。 ↓ PS.投稿を再開します。ゆっくりな投稿頻度になってしまうかもですがあたたかく見守ってください。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

男が少ない世界に転生して

美鈴
ファンタジー
※よりよいものにする為に改稿する事にしました!どうかお付き合い下さいますと幸いです! 旧稿版も一応残しておきますがあのままいくと当初のプロットよりも大幅におかしくなりましたのですいませんが宜しくお願いします! 交通事故に合い意識がどんどん遠くなっていく1人の男性。次に意識が戻った時は病院?前世の一部の記憶はあるが自分に関する事は全て忘れた男が転生したのは男女比が異なる世界。彼はどの様にこの世界で生きていくのだろうか?それはまだ誰も知らないお話。

処理中です...