貞操逆転世界かぁ…そうかぁ…♡

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二章

112 Todo系リストを作る奴の矜持3/6

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店を出てさっき店員の子が見ていた辺りの駐輪場の近くに立って待っていたら芳江よしえちゃんが店の裏口の方から出てきた。

駐輪場に近づいて来て、自分の自転車が置いてある方を見つつ、そっちに歩いて移動しながらチラッと俺を見た。
「あれっ?お客さん??…どうしたの?」
俺を見て首を傾げつつも自分の自転車のカゴに荷物を載せながら盗難防止チェーンのダイヤルを回しつつ聞いてきた。

「あぁちょっと気になったから待ってたんだ。これから少し時間無いかな?」
この聞き方は大丈夫だよな?

「えっ?♡時間ですか?」
「あぁ、もし良ければどこかで遊んだりしたいと思ってるけど。」
あっ…この言い方は失敗か?
芳江ちゃんちょっとだけ困った感じに眉がハの字に寄った。

「そのぉ…私彼氏が居るんで気軽に遊ぶっていうのは…」

なんと?!時間移動して初めて断られてる?!
「あ~っと彼氏居るのか…」


今俺の心の中は『ブサメン何言ってるの?キャハハッ☆』だとか、『え~この男何イイ気になってるの?カガミ見て来いよ♡』って芳江ちゃんの声が聞こえていた。

まぁ、勝手な妄想で幻聴なんだけど…

俺はかなり強い衝撃を受けて一気に10歳位年を取った気分になって打ちひしがれた…
「えっ?!あっ…その…体はその相手出来ないですけど…遊びに行くだけならその…」

芳江ちゃんって天然でこれ言ってるんだろうか?
確かに芳江ちゃん…若干乙女っぽい姿で…

あれっ?そう言えばこの子制服着ていた時もっとこう…ボフン♡って感じの胸だったよね?
今…ツル~ン♡って感じ?

「…まさか…盛ってたのか?」
「えっ?…はっ?!」
俺の小さく漏れた声に気付いて俺の視線を辿って…胸を両手で隠して赤い顔になる芳江ちゃん。

「だって…大きい方があの制服綺麗に見えるから…」
そう言って少しだけ俺を睨む感じになってそのまま自転車に乗って帰って行った。

25年後であれば芳江ちゃんの体ってそんなに可も無く不可も無くって感じのそこそこ羨ましがられるスタイルだったけどこの時間帯では胸が大きい方が好まれる感じって事なのか?


何にしても最初の一歩で俺は完全に大失敗した事だけは判った。
女の子の気にしてる所を見て指摘するのはさすがにNGの様だ。

そう言えば鞠子まりこも最初の頃は胸に視線を向け続けていると恥ずかしそうにしてたもんなぁ…
まぁでも鞠子の場合は俺が巨乳大好物って知ってるのもあったからそこまで嫌わずに恥ずかしそうにしていただけだったけど、芳江ちゃんの場合は自分がコンプレックスに思ってる体を俺の言い方が否定する感じに聞こえるような言い方したから…あれだけ怒って行っちゃった訳か…

だとしたら、俺の好みがチッパイだと理解させたら良い訳だけど…



でも俺どっちかといえば手のひらにピッタリってサイズが一番好きでその次に巨乳が好きだから…
どう言ったら良いものか…


『そんな乙女ラインな芳江ちゃんの胸…嫌いじゃ無いよ?』
『嫌いじゃないって何上から目線で言って来てるの?喧嘩売ってるの?上等だぁ~!!』
うん…この言い方はダメな気がする。


『おっぱいなんて2個あれば良いんだよ。だからほ~らヌギヌギしましょうね~♡』
『あんっ♡そんないきなりっ♡私には彼氏がいるのよっ♡』
『そんな事気にしなくても良いよ♪俺との事は夢の中の出来事とでも思っていれば良いから♡』
『あぁ~~ん♡そんな気持ちイイ事しらな~い♡♡』
…さすがにこれだと妄想が過ぎるか?

まぁでも非日常に引っ張り込むってのは一つの方法だよな。
真琴まことを口説き落としたのはそんな小技の集大成みたいなものだからな。


「あれっ?横手よこてさん?まだこんな所に居たの?」
考えていたら声をかけられた。

声のした方を見ると大きなゴミ袋を持って重たそうな感じで歩いてる名刺を渡した女の子がこっちを見てた。
「あぁ…芳江ちゃんに声かけたら怒らせちゃったみたいで考えてた。」
「えっ?考えてたって…横手さん店から出てそろそろ1時間でしょ?」
「…はっ?そんなに経ってたのか?」
あれっ?俺そんなに妄想してたか?芳江ちゃんが『もうらめ~♡』って3回位言ってるのを想像したのは記憶にあるけど…はて??

「芳江の事そんなに大好きになっちゃったの?フフッ♡なんなら彼女の事教えてあげようか?」
「おっ?まじで?助かる♡」
「ん~~…じゃぁ私あと30分ぐらいで仕事終わるから…どこかで待ち合わせする?少しだけ相手してくれたらそのお礼に芳江の事教えてあげるよっ♡」

とりあえずここらの事がまったく判らなかったのでその子に待ち合わせの場所を指定してもらって…待っていたんだけど…
「おまったせ~って…横手さん?」
「あぁさっきの子の…なんて名前だったかな?ごめん聞いて無かったね。」
「…鈴木すずき 貴子たかこです。」
「貴子ちゃんね、了解。と言う訳でみんな待ち合わせの子が来てくれたんで俺行くね。」
「「え~~もう行っちゃうの?」」
「なんなら私ら4人一緒でも気にしないよ?あはっ♡」
「そう言う訳にはいかないの。最初に言っておいただろ?待ち合わせしてるからその子が来るまでしか相手出来ないって。でも色々教えてくれてアリガトね、助かったよ。」
「まぁいいけどっ♡」
「ねぇねぇここのホテルに行ったら気持ちよくしてもらえるって考えても良いんだよね?」
「え~あんた行く気なの?男居るジャン♡」
「でもあんたもあの硬さって好きでしょ?」
「そりゃぁ~…ね~あははっ♡」

とりあえず俺は貴子ちゃんの指定したショッピングモールのイートインで待って居たら高校生位の女の子3人にナンパされた。
普通に話しかけてきて俺が座っている席に集まってきて勝手に座り30分ほどの間に俺の股間まで普通に全員が触っていた♡
この時間帯の女性の基本になる価値観ってかなり幅があるみたいな感じだった。

とりあえず自分に自身のある人か、集団で居るような女性はけっこうアクティブみたいで自分から進んで近づいてくる感じだけど、1人では声をかけてくるのはしにくいって感じだろうか?
この25年前の世界では中途半端に俺の元いた世界と真琴達の居る世界の考え方が混ざってる感じだから、個別にその人の考え方を聞いてみないと対策とかまったく立てられないって感じみたいだな。

とりあえず飲み物を奢る程度でその事を聞き出せたのでそれなりのメリットがあったと思い高校生の女の子3人と笑顔で別れて貴子ちゃんと2人でイートインを出てショッピングモールの中を歩く。

「なんか…気軽に声をかけられる感じの人だって思ったから私もこうして一緒に居るんだけど…横手さんって…タラシ?」
「タラシってのはさすがに言い過ぎじゃ無いか?だって俺芳江ちゃんに嫌われてるみたいだし…」
「まぁあの子はねぇ♡だってそもそもあの子田舎から出てきて1人で住んでるからさぁ、しょうがないって感じじゃないかな?」
「そなの?」
あの資料にはその辺りはまったく書いて無かったなぁ…あれを作った奴…ミーなのか未来みくなのか…
ちょっとだけ問題だな。

「じゃぁ横手さんどこに行く?なんなら私今からラブホでも横手さんの泊まってるホテルに直行でも良いよ?」
貴子ちゃん…あなたもビースト系でしたか…♡

「とりあえず…ホテルはまだ連れの人達が寝てる可能性があるから…どこかオススメなラブホテルあったら教えてよ。」
「…やっぱり横手さんって…女ったらしなんじゃない♡まぁ後腐れなくって私は好きだけどねっ♡」
そう言って駅の反対側に少し行った辺りにあるホテルまで案内してくれた。


そこは…
「スマホの音楽再生アプリとかでこんなボタンけっこう見た気がする。」
「スマホ?新しい家電?」
そう言えばこの年代にはスマホって無かったね、それと店のアイコンって言うかイメージマーク?それがそんな3角形を横にした感じのイメージだった。

「あ~ほら音楽を再生する奴?」
「あぁ~MDプレーヤーとかCDプレーヤーみたいなのの事?えっ?横手さんってそんなもの持ってる人?」
そうか…そんなのが普通に有った頃って事かぁ…

「家に戻ればMP3プレイヤーとか普通にあると思うけど…」
でも確か…小学校に入る頃にそんなのを買ってもらって気分だけイイ男になりながら自転車でイヤホン耳に突っ込んで走り回って後ろから来た車にクラクション鳴らされまくって驚いたって記憶があるけど…
俺が物心着いた頃にはもう音楽再生機器はメモリーデータ再生装置に移行してたからその前になると判らない。

「へ~もしかしてソ○ーとかシ○ープとかのメモリープレイヤー?すごいね♡」
○ニーとかシャ○プってそんなのも作ってたのか…
「まあ…そんな感じだったかな?なんならそう言うので良ければプレゼントするよ?」
「やったぁ♡」

とりあえずそんな話をしつつ部屋に入りさっさとシャワーを浴びて一発♡



まぁ俺が始めると一発では無いんだけど♡

大悟だいごさん…気持ち良かった♡…すごかった♡私もう他の男と楽しめないかも♡」
「貴子ちゃんって芳江ちゃんと同い年なんだったか?」
「うん、そうだよ。同じ大学じゃないけど同じ卒業年度であの子は東北のどこかだったかな?彼氏と一緒にこっちに出てきて別々の大学に通ってるらしいけどまだ付き合ってるみたいな事聞いたよ。そして私は北陸っ子♡美人が多い所だからねっ♡」
確かに色白な体とパッチリした目が可愛かったりする。


だが、俺の嫁になる真琴には勝てないがなっ♡

その後芳江ちゃんの性格とか一緒に遊んだ時の相手の男の話とかを聞いてその後夕方になるまで3時間ほど目一杯お互いの体を楽しんでから別れて帰った。

なるほどね、芳江ちゃんあまりお金に余裕が無いからアルバイトをしていた訳だ。
それなら一時の夢の様な世界みたいなのを見せたら少しは楽しんでもらえるかな?
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