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No.1
14 領主一族
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☆マリア☆
「ふむ…これが船とは到底思えぬな…」
階段を上がってきたファウストの街の領主がキョロキョロと周囲を見渡してコンテナに手を触れたりしながら感想を漏らしている。
マサルが料理の準備で大変だったので、今回はあたしが大黒丸の食堂まで領主一族を案内する仕事を任されたのだけど…
「お待ちしてあり…うぅんっ!お待ちしてました。ヨーセフ様とご家族の皆様」
「うむ。その方がこの船の持ち主の奥方か?」
「ほえっ?!…あー…奥方というのはその…まだその様な関係とは言えません…」
「ふむ。確かハバキからこの船の主人の最愛の女性との報告であったが、少しばかり説明に齟齬があったのであろうか。まあそれはイイだろう。今日の食事会を楽しみにしておったのだ。案内を頼めるかな?可愛いお嬢さん」
わーお。この人イタリア人レベルでスキンシップしてくるぅ~!
マサルと知り合う前ならこんな事されたら舞い上がってたと思うんだけど。あぁ…まぁこんな状況になっていなかったらマサルにここまで思いが向く事も無かったから、他の人でも普通に喜んだかもしれないなぁ。ラルクアとか男くさい人じゃないから護衛とか気軽に頼んだりしているけど、セルビスはちょっとこう…ほんの少しなんだけどエッチな臭いっていうのかな?そんな感じの視線をたまに感じる気がするんだよね。ハバキなんかはあれ、自分の肉体美を人に見せるのがとっても好きなナルシストな感じがあるからあまり興味が持てないのと、少し前に体重の事で笑いながら重すぎるなんて事を言い放ってくれたので好きじゃない。…まぁでもその後お姫様抱っこして飛んでくれた時のあの力強さは…男は筋肉と羽根の大きさっていうのをなんとなく理解できた気がしたなぁ。
まぁそうは言ってもあれよね。マサル以上にあたしの事を考えて大切にしてくれる人とか居ないんだからさぁ♡
浮き桟橋のところから階段を上って案内してる間、これまでの事を色々思い返していたら、気づいたら食堂の前の廊下まで来ていた。
領主一族と護衛の人達全員で20名ちょっとの人数を食堂まで案内したら、ドアのところにラルクアとセルビスが立っていて敬礼の様な事をしてドアを開いてくれた。
「マサル、領主一行を連れてきたよ」
「おう、マリア、ありがとな」
マサルがカウンターの後ろからあたしを見て、あたしだけに見せる笑顔で応えてくれた♡
ふぅ。とりあえずこれであたしの仕事はおしまいだけど…マサルはこの服…どう思ったかな?
船にいっぱいあるコンテナの中から女性向けの服を大量に収納していたのを探し出して引っ張り出したんだけど…ラルクアはステキだって言ってくれたけどでもラルクアって着ぐるみでもレスリングスタイルでもなんでも褒めてくれそうな気がするんだよね。その点マサルはあたしに似合ってなければ似合ってないってはっきり言いそうだからそこら辺は安心って言うか…マサルは領主家族の全員と挨拶してるけど…どう思ってるのかなぁ…可愛いって思ってくれてるかなぁ…
★マサル★
マリアがめっちゃカワエェ♡なんならフィギュアにして陳列棚にでも飾っておきたいぐらいに可愛いんだが♡
「私がファウストの街の領主のヨーセフ・アーニル・アルリットゥラ・カルヴォネンだ。そして妻のヴィルヴァと息子のニコデウムと娘のリトヴァ、シルベトラ。今日はごちそうになりに全員で足を運んだのでよろしくな」
「あぁ。お…私がこの船の主人の新堂 将です。今後長きにわたりファウストの街に永住する予定なので、よろしくお願いします」
「うむ。何やら大量に物資があるとの話も聞いておるので、そこらも含めて良き隣人となれるようお互い歩み寄りたいものだ」
「確かにそうですね。ではさっそくではありますが、お食事の準備に取り掛かりたいと思います」
ハバキとシルビィ、タイニーの飛天翔族の3人が領主と奥さんと息子に付いて船の情報を伝える役割を担ってくれている。それと各人に世話をする人が3人ずつ付いて来ているので何とかなっているが、俺はシェフとして食事の内容を説明するのと船の主人としてホストの役割を担うので結構忙しい。
「マリア、食前酒をみんなに運んでもらえるか?」
「…いいけど」
なんだ?何か不満がある感じ?
「そんな顔をするな。今日はちょっと忙しくてあまり構ってやれなかったけどその可憐な服装でそんな顔をしてたらみんなが気にするぞ?」
「…そう?可憐?」
「あぁ。それがどこ向けの装いなのかまでは分からないけど、けっこう最近の流行りの服じゃないのか?確かここに来る前に寄港した街で何度かそんな姿の女性達を見かけた事があった気がする」
「さすがマサルね。街で女の胸ばっかり見てたんでしょうね!」
褒めたつもりだったのになぜかマリアに怒られた。俺は何か失敗したのだろうか?数日前からマリアの胸にだけは視線を向けない様に心がけてきたつもりなんだが…?
まぁでもマリアは笑顔で食前酒を運んでくれているので後で埋め合わせをすればいいか。
とりあえず俺の出来る限りのおもてなしをするしかねぇって事で、小鉢と前菜とスープの準備にかかるとするか。
「食前酒は私の故郷の定番の物でドン・ペリニョンの10年物になります。それとこちらの小鉢はトマトとトリュフとハーブのヴィネグレットになります。食事前のちょっとした遊びの様なものなので気軽に口にしていただきたい」
「何とも華やかな料理ではあるが…」
「量が少ないとお思いでしょうが、まだまだこれから何種類もの料理が現れますのでこれだけで満足させるわけにはいかないのです」
「なるほど。今日の料理は宮廷料理の様なコースで供される内容であったか。ハバキ達に見せてもらった内容では3品ぐらいだったのでずいぶんと希少な料理なのかと思ってしまった」
「故郷であればそれほど貴重な品という訳ではありませんが、ここに来てしまっている以上かなりの貴重な品々ですのでじっくり味わっていただきたく思います。では、私は次の料理の準備にかかりますので」
ふぅ…領主のおっさんけっこう威圧感高めだな。
まぁでも…家族で来てるからあっちの連中だけで会話を楽しめてる感じだし何とかなるか。
次に出す香草と小魚のジュレ包みとその次に出すニンジンとカボチャのポタージュ、その次に出す真鯛のポアレの準備に取り掛かる。
ここらの準備は出す直前に手を加える必要がある為、マリアに説明を頼んでおいたが…
「マリア、これ以降の料理の説明大丈夫か?」
「うん。マサルが教えてくれたのをこれに書いておいたから確認しながら説明する」
「頼むな。フルコースの料理とかハバキ達には理解できないと思うからお前だけが頼りだからな?」
「分かってるってば!まかせなさ~い♪」
さっきは機嫌悪そうだったのにもう笑顔…何がなんやら訳が分からんが…まぁマリアの機嫌がいいなら良し!
その後の料理はある程度自分的に満足できるクオリティで出せたと思う。
ただ、今日、領主一族に供出した食事の中で酒の評価が一番高かったのだけは納得がいかなかったのだがな!
★ヨーセフ★
「あの酒は信じられぬほどに美味であった…」
「あなた。今日のあなたは少しばかりお酒に気を取られすぎでしたよ」
「それはしょうがないかと。我々がこれまで口にしていた酒とは完全に別物でしたので」
ハバキとシルビィが領主の執務室内まで同行して執務机の近くに立ち、ハバキが感想を漏らす。
「私はまだ口にしておりませんが、そんなに美味しかったのですか?」
「マサルと一緒に、セルビスとラルクアと共に何度か酒を飲んだが、マサルの言う安い酒というのでもあり得ないほどの旨さだった…あれは今思い出すだけでも…」
ハバキは自分が飲んだ酒の味を魔法で思い出して再度楽しんでいる様だ。飛天翔族の経験した事を共有する魔法というのはできれば私も使えるようになりたいのだが、魔法の素養がかなり高くないと使えないので残念。
「この味は…記憶の再現でもこれほどの味わい深さを感じられるのですね。すごいわ♡」
飛天翔族の2人は勝手に自分達だけで記憶の酒盛りを楽しんでおるな。
「そこで2人だけで楽しむな。私の飲んだ食前酒の素晴らしさを分けてやるから一緒に楽しもうではないか」
「あら、それならば私もご一緒させていただけませんか?」
領主夫妻とハバキとシルビィの4人は少しの間記憶の酒盛りを楽しんで満足し、今日の食事会の感想を言い合い、話し合いが終わった。
ちなみにこの話し合いは、マサルとマリアの2人からどのような利益が手に入るのか、その他にも技術面での何か気づきなどを報告し合う予定であったが、それらの話し合いはまったく行われなかった。
★ハバキ★
「酒がうまい酒がうまい酒が飲めるぞ~♪酒が飲める飲める飲めるぞぉ~」
「ようハバキ!なんかずいぶんとご機嫌じゃん。イイ事でもあったのか?」
「おう!タイニー、ヤーヒム、こんな酒の記憶をヨーセフ様からもらってな」
記憶の共有で食前酒の記憶を2人に見せると、二人の顔が驚きに染まった。
「そういう顔になるよな。分かるぞ!私もこのあいだ見せた記憶の味が世界で一番うまい酒だと思ってたんだが、まだまだ上があったらしい」
「まじかぁ…こんな酒とか…まじかぁ…」
「おい、こんな所でお前ら何楽しんでんだ?」
「おう!ヴィエラにオレクじゃねぇか、久しぶりだな!いつ遠征から戻ったんだ?」
「昨日戻った所だが…なんだこの美味い酒の記憶は?!」
「おっ?ナニナニ?美味いのか?俺もチョイいただき…嘘だろ!?」
「すっげぇだろ?こんな酒がもしかしたら大量にあるかもしれねぇって聞いたらどうするよ?」
「それは黙ってられんなぁ!もしかしてあのドデカイ船に行ったら飲めるのか?」
「そこらはまぁもう少し秘密だ。ふはははははぁ」
その後、裏通り一角で飛天翔族が酒盛りをしているとの苦情が領軍の詰め所に届き、隊員数名が出動する騒ぎがおきた。
「ふむ…これが船とは到底思えぬな…」
階段を上がってきたファウストの街の領主がキョロキョロと周囲を見渡してコンテナに手を触れたりしながら感想を漏らしている。
マサルが料理の準備で大変だったので、今回はあたしが大黒丸の食堂まで領主一族を案内する仕事を任されたのだけど…
「お待ちしてあり…うぅんっ!お待ちしてました。ヨーセフ様とご家族の皆様」
「うむ。その方がこの船の持ち主の奥方か?」
「ほえっ?!…あー…奥方というのはその…まだその様な関係とは言えません…」
「ふむ。確かハバキからこの船の主人の最愛の女性との報告であったが、少しばかり説明に齟齬があったのであろうか。まあそれはイイだろう。今日の食事会を楽しみにしておったのだ。案内を頼めるかな?可愛いお嬢さん」
わーお。この人イタリア人レベルでスキンシップしてくるぅ~!
マサルと知り合う前ならこんな事されたら舞い上がってたと思うんだけど。あぁ…まぁこんな状況になっていなかったらマサルにここまで思いが向く事も無かったから、他の人でも普通に喜んだかもしれないなぁ。ラルクアとか男くさい人じゃないから護衛とか気軽に頼んだりしているけど、セルビスはちょっとこう…ほんの少しなんだけどエッチな臭いっていうのかな?そんな感じの視線をたまに感じる気がするんだよね。ハバキなんかはあれ、自分の肉体美を人に見せるのがとっても好きなナルシストな感じがあるからあまり興味が持てないのと、少し前に体重の事で笑いながら重すぎるなんて事を言い放ってくれたので好きじゃない。…まぁでもその後お姫様抱っこして飛んでくれた時のあの力強さは…男は筋肉と羽根の大きさっていうのをなんとなく理解できた気がしたなぁ。
まぁそうは言ってもあれよね。マサル以上にあたしの事を考えて大切にしてくれる人とか居ないんだからさぁ♡
浮き桟橋のところから階段を上って案内してる間、これまでの事を色々思い返していたら、気づいたら食堂の前の廊下まで来ていた。
領主一族と護衛の人達全員で20名ちょっとの人数を食堂まで案内したら、ドアのところにラルクアとセルビスが立っていて敬礼の様な事をしてドアを開いてくれた。
「マサル、領主一行を連れてきたよ」
「おう、マリア、ありがとな」
マサルがカウンターの後ろからあたしを見て、あたしだけに見せる笑顔で応えてくれた♡
ふぅ。とりあえずこれであたしの仕事はおしまいだけど…マサルはこの服…どう思ったかな?
船にいっぱいあるコンテナの中から女性向けの服を大量に収納していたのを探し出して引っ張り出したんだけど…ラルクアはステキだって言ってくれたけどでもラルクアって着ぐるみでもレスリングスタイルでもなんでも褒めてくれそうな気がするんだよね。その点マサルはあたしに似合ってなければ似合ってないってはっきり言いそうだからそこら辺は安心って言うか…マサルは領主家族の全員と挨拶してるけど…どう思ってるのかなぁ…可愛いって思ってくれてるかなぁ…
★マサル★
マリアがめっちゃカワエェ♡なんならフィギュアにして陳列棚にでも飾っておきたいぐらいに可愛いんだが♡
「私がファウストの街の領主のヨーセフ・アーニル・アルリットゥラ・カルヴォネンだ。そして妻のヴィルヴァと息子のニコデウムと娘のリトヴァ、シルベトラ。今日はごちそうになりに全員で足を運んだのでよろしくな」
「あぁ。お…私がこの船の主人の新堂 将です。今後長きにわたりファウストの街に永住する予定なので、よろしくお願いします」
「うむ。何やら大量に物資があるとの話も聞いておるので、そこらも含めて良き隣人となれるようお互い歩み寄りたいものだ」
「確かにそうですね。ではさっそくではありますが、お食事の準備に取り掛かりたいと思います」
ハバキとシルビィ、タイニーの飛天翔族の3人が領主と奥さんと息子に付いて船の情報を伝える役割を担ってくれている。それと各人に世話をする人が3人ずつ付いて来ているので何とかなっているが、俺はシェフとして食事の内容を説明するのと船の主人としてホストの役割を担うので結構忙しい。
「マリア、食前酒をみんなに運んでもらえるか?」
「…いいけど」
なんだ?何か不満がある感じ?
「そんな顔をするな。今日はちょっと忙しくてあまり構ってやれなかったけどその可憐な服装でそんな顔をしてたらみんなが気にするぞ?」
「…そう?可憐?」
「あぁ。それがどこ向けの装いなのかまでは分からないけど、けっこう最近の流行りの服じゃないのか?確かここに来る前に寄港した街で何度かそんな姿の女性達を見かけた事があった気がする」
「さすがマサルね。街で女の胸ばっかり見てたんでしょうね!」
褒めたつもりだったのになぜかマリアに怒られた。俺は何か失敗したのだろうか?数日前からマリアの胸にだけは視線を向けない様に心がけてきたつもりなんだが…?
まぁでもマリアは笑顔で食前酒を運んでくれているので後で埋め合わせをすればいいか。
とりあえず俺の出来る限りのおもてなしをするしかねぇって事で、小鉢と前菜とスープの準備にかかるとするか。
「食前酒は私の故郷の定番の物でドン・ペリニョンの10年物になります。それとこちらの小鉢はトマトとトリュフとハーブのヴィネグレットになります。食事前のちょっとした遊びの様なものなので気軽に口にしていただきたい」
「何とも華やかな料理ではあるが…」
「量が少ないとお思いでしょうが、まだまだこれから何種類もの料理が現れますのでこれだけで満足させるわけにはいかないのです」
「なるほど。今日の料理は宮廷料理の様なコースで供される内容であったか。ハバキ達に見せてもらった内容では3品ぐらいだったのでずいぶんと希少な料理なのかと思ってしまった」
「故郷であればそれほど貴重な品という訳ではありませんが、ここに来てしまっている以上かなりの貴重な品々ですのでじっくり味わっていただきたく思います。では、私は次の料理の準備にかかりますので」
ふぅ…領主のおっさんけっこう威圧感高めだな。
まぁでも…家族で来てるからあっちの連中だけで会話を楽しめてる感じだし何とかなるか。
次に出す香草と小魚のジュレ包みとその次に出すニンジンとカボチャのポタージュ、その次に出す真鯛のポアレの準備に取り掛かる。
ここらの準備は出す直前に手を加える必要がある為、マリアに説明を頼んでおいたが…
「マリア、これ以降の料理の説明大丈夫か?」
「うん。マサルが教えてくれたのをこれに書いておいたから確認しながら説明する」
「頼むな。フルコースの料理とかハバキ達には理解できないと思うからお前だけが頼りだからな?」
「分かってるってば!まかせなさ~い♪」
さっきは機嫌悪そうだったのにもう笑顔…何がなんやら訳が分からんが…まぁマリアの機嫌がいいなら良し!
その後の料理はある程度自分的に満足できるクオリティで出せたと思う。
ただ、今日、領主一族に供出した食事の中で酒の評価が一番高かったのだけは納得がいかなかったのだがな!
★ヨーセフ★
「あの酒は信じられぬほどに美味であった…」
「あなた。今日のあなたは少しばかりお酒に気を取られすぎでしたよ」
「それはしょうがないかと。我々がこれまで口にしていた酒とは完全に別物でしたので」
ハバキとシルビィが領主の執務室内まで同行して執務机の近くに立ち、ハバキが感想を漏らす。
「私はまだ口にしておりませんが、そんなに美味しかったのですか?」
「マサルと一緒に、セルビスとラルクアと共に何度か酒を飲んだが、マサルの言う安い酒というのでもあり得ないほどの旨さだった…あれは今思い出すだけでも…」
ハバキは自分が飲んだ酒の味を魔法で思い出して再度楽しんでいる様だ。飛天翔族の経験した事を共有する魔法というのはできれば私も使えるようになりたいのだが、魔法の素養がかなり高くないと使えないので残念。
「この味は…記憶の再現でもこれほどの味わい深さを感じられるのですね。すごいわ♡」
飛天翔族の2人は勝手に自分達だけで記憶の酒盛りを楽しんでおるな。
「そこで2人だけで楽しむな。私の飲んだ食前酒の素晴らしさを分けてやるから一緒に楽しもうではないか」
「あら、それならば私もご一緒させていただけませんか?」
領主夫妻とハバキとシルビィの4人は少しの間記憶の酒盛りを楽しんで満足し、今日の食事会の感想を言い合い、話し合いが終わった。
ちなみにこの話し合いは、マサルとマリアの2人からどのような利益が手に入るのか、その他にも技術面での何か気づきなどを報告し合う予定であったが、それらの話し合いはまったく行われなかった。
★ハバキ★
「酒がうまい酒がうまい酒が飲めるぞ~♪酒が飲める飲める飲めるぞぉ~」
「ようハバキ!なんかずいぶんとご機嫌じゃん。イイ事でもあったのか?」
「おう!タイニー、ヤーヒム、こんな酒の記憶をヨーセフ様からもらってな」
記憶の共有で食前酒の記憶を2人に見せると、二人の顔が驚きに染まった。
「そういう顔になるよな。分かるぞ!私もこのあいだ見せた記憶の味が世界で一番うまい酒だと思ってたんだが、まだまだ上があったらしい」
「まじかぁ…こんな酒とか…まじかぁ…」
「おい、こんな所でお前ら何楽しんでんだ?」
「おう!ヴィエラにオレクじゃねぇか、久しぶりだな!いつ遠征から戻ったんだ?」
「昨日戻った所だが…なんだこの美味い酒の記憶は?!」
「おっ?ナニナニ?美味いのか?俺もチョイいただき…嘘だろ!?」
「すっげぇだろ?こんな酒がもしかしたら大量にあるかもしれねぇって聞いたらどうするよ?」
「それは黙ってられんなぁ!もしかしてあのドデカイ船に行ったら飲めるのか?」
「そこらはまぁもう少し秘密だ。ふはははははぁ」
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