船と共に

marks

文字の大きさ
25 / 35
No.1

22 胎動の時

しおりを挟む
奴隷の女の子が7人、ハバキ達3人、シルビィ、マリアの教育係兼メイドの統括責任者1人、奴隷ちゃんズを教育するベテラン侍女が2名の合計14名が、元船員部屋のある辺りに部屋を持つことになった。一応マスターキーと替えのシリンダー錠と専用キーも船倉の待機室に併設された資材庫で見つけたので、カギを一人づつに持たせて部屋の中を個人で管理させるようにした。

「これからマサル様とマリア様のお住まいで働く侍女を統括する様に言われ参りましたファイーナ・シェリービナです。よろしくお願いいたします」
カーテシーがバッチリ決まったお婆ちゃんが俺を見る。
「こちらこそよろしくお願いします。マサルです」
「よろしくお願いします。マリアです」
「はい」
笑顔になると目が皺に隠れてどこにあるのか分からない感じだが、なかなかにパワフルというか、かくしゃくというか、とにかく元気そうなお婆ちゃんだ。

そして…

「なぁハバキ、おまえなんでそこまで仏頂面してんの?っていうかセルビスもラルクアもなんか緊張してないか?」
「何でもない」
「そうだな、マサルの気のせいだ」
「変な事を言わないでくださいマサルさん」
絶対嘘だ。こいつらファイーナさんと一緒に来ていた二人の侍女を見てる間は普通に話とかしてたのに、少し遅れてファイーナさんが部屋に入ってきた辺りから微動だにしなくなってるもん。
「マサル様、わたくしヨーセフ様の乳母としてよく皆が遊んでいる所で色々世話をしてきましたもので、彼らは少しばかり苦手意識を持っている様子でしてね」
微笑みながらファイーナさんがハバキ達に視線を向けると、3人の背筋が伸びる。

これはあれだな、三つ子の魂百までって奴だ。子どもの頃に怒られたり世話をされて育った連中は、その人にいつまでも頭が上がらないっての。
それにしてもヨーセフさんってハバキ達と同年代なのか。へー。確かハバキとセルビスは貴族籍って言ってたから、貴族側の繋がりがあっても特におかしい訳ではない。ただ、ラルクアが一緒に背筋を伸ばすのはよく分からない。こいつはそもそも親の代で平民になったって言ってたし、年齢的にもセルビスより10歳くらい若いから接点が無さそうなんだけど…。
2人の教育係の侍女の挨拶も終わり、奴隷ちゃんズと侍女の3人が大黒丸を見て回れるように自由時間を与え解散させた後で、ファイーナさんがラルクアに声をかけた。
「ラルクア、娘がそろそろ会いたいと漏らしてました。たまには顔を出してあげてくださいね」
「…分かりました。でもそういった話は皆さんの居る所ではやめてください」
「えぇ、これからは気を付けます。では、明日あたりに顔を出すと娘に伝えておくのでそのつもりで」
今度は目がはっきりと見える感じに笑顔を見せてファイーナさんが部屋から出て行った。
「ラルクアってファイーナさんの娘さんと付き合ってるの?」
マリアも気になる様だな。
「…はい。親がファイーナさんの家系と少し遠いのですが血縁関係があるもので、幼いころからの付き合いから気づいたら許嫁の間柄になっていました」
「なるほど、それであんな対応になったのか。その相手とは関係が良くないのか?」
「そういう訳ではないのですが、彼女は私より少し年上で私の事を弟の様に扱うので…少しだけ苦手でして」
「ラルクアはもう一人許嫁が居てそっちを正室に迎えたいって思ってるが、ファイーナさんの家の家格的に少しばかりむずかしいんだ」
「貴族籍の娘さんを平民が嫁にもらう場合はなかなかに面倒が多いみたいでな」
ハバキもセルビスも同情的な視線をラルクアに向けている。
「こっちは結婚が家同士の結びつきの為に使われる習慣がまだ根強い感じか」
「自由恋愛で結婚できないってのはなんだか時代錯誤な感じ」
マリアの言う事が俺には理解できるが、そこらは地域によってまちまちだからしょうがないかもしれない。
人の死が身近な環境であればあるほど大きな集団を維持するために効率的に離反者を出さない様にするような事をやり始めるものだ。

それにしてもラルクアに2人の許嫁がいるとかちょっと意外だったな。独身貴族を謳歌してるのかと思っていた。

階下の女性達の専用待機室として扱われる部屋の内装関係が整った辺りでラムが報告の為にマサルの部屋を訪れた。
「マサル様、一応階下の女性の部屋が整ったのでこれから大黒丸を皆で見て回る予定ですが、セルビス様とラルクア様に案内をお願いしてもいいでしょうか?」
「それは構わないよ。一応ハバキに話を伝えてから2人に言ってみてくれ。確かあいつらは急ぎの用事とか特に無かったと思う」
「はい。かしこまりました」
ラムは膝を曲げる様に腰を落とし黙礼して部屋から出て行った。

★セルビス★

「ハバキ様、いらっしゃいますか?」
ドアをノックする音と共に使用人の奴隷の子の声がドア越しに聞こえてきた。
「あぁ、入れ」
ドアを開けてラムが室内に入ってきて、領主館でよく見る廊下などですれ違う時に侍女がよくする礼をした。
「何かあったのか?」
「特に問題が起きた訳ではないのですが、これからセルビス様とラルクア様のお時間をいただけるようであれば大黒丸の中を一度案内していただければと思いまして」
「あぁ、それは構わない。頼めるか?」
「いいぞ。マサルは今日特に外に出る用事も聞いていないから暇だし」
「私も大丈夫です」
セルビスとラルクアが立ち上がりながら答えた。

室内はパーティションで3ヶ所の空間が出来る様に仕切られている。
ドアから入って正面左の辺りにハバキ達3人の専用机がコの字型に置かれ、右奥の辺りと右手前の辺りが仕切られていてそれぞれ仮眠エリアと応接エリアに整えられている。

それにしても俺達3人にこんな部屋を自由に使わせてくれるし、少し狭いがそれぞれ専用に鍵のかかる個室まで与えてくれるってのは領軍の環境と比べてかなりの厚遇だよな。そもそも大黒丸は30人ちょっとの人数で回していたって話だからまだ余裕があるからそこまで部屋を使わせてもらえてるんだろうが、それにしても俺達は運に恵まれていた。
ハバキ隊長と一部の戦闘能力の高い飛天翔族の連中は空振現象が起きたら現地を確認に行く仕事が割り振られるから大黒丸に関わるのもそれほど珍しい事とは言えないが、俺とラルクアはあの時マサルとマリアが街に来た時にちょうど運よく領主館に詰めていたから縁が出来た。そしてその結果こうして大黒丸に専属として派遣される状態になった。俺とラルクアがそれぞれ貴族と平民に対する窓口として動ける様に権限もある程度もらえてるし言ってみれば大抜擢って状態だ。ラルクアはそのおかげで本命の子との結婚の話が本格的に動き出したって言ってたし、俺の妻も嬉しそうに会合に行く姿を見る様になった。どれもマサルとマリアがファウストの街に来てくれたおかげだ。精一杯使えて恩を返さないといけないな。

「おっと、ファイーナさんも見て回るのか?」
俺達が同じ階の侍女の待機室の前に移動するとファイーナさんを筆頭に侍女全員がドアの近くに並んで待機していた。
「私もこれからこの大黒丸の中で生活をする事になるのです。隅々まで見ておかないと、行った事がありません、分かりませんでは話になりませんからね」
「確かにこれから皆が管理する場所を知らないってのはマズいな。了解だ。ではどこから案内したらいい?」
「そもそもこの大黒丸は貴族の館と違って裏方エリアといえる場所が無さそうに見えますが、そのような区切りは存在するのでしょうか?」
そう言えば侍女の仕事の場というのは貴族の館であれば裏方と呼ばれる主人やその家族の目に入らない辺りになるが、ここにはそんな場所は無いな。
「なぁラルクア、ここには裏方といえそうな場所って存在しないよな?」
「そうですね。この船は空間がかなり効率よく配備されている感じです。そもそも船の表側と呼べそうな場所がマサルさんとマリアさんの部屋の辺りと我々の今居る辺り程度ですので、貴族館というよりも商業管理組合の様な専門的な仕事をする場所として内部が整っているように感じます」
「それでは裏方の仕事をするにもマサル様達の視線にさらされた状態で行わなければならないのですね?」
「そうだな、そもそもマサルはここに来る前まで我々と似た様な使用人としてこの大黒丸で仕事をしていて漂流してきたらしい。そんな経緯があるから、自分の居場所が裏方だと思っている節がある。だからこれまでファイーナが仕えてきた主人達とはまったく勝手が違うと思うので、気をつけてやってほしい」
「なかなか大変そうですね。ではとりあえず水回りと主だった設備を案内してください」
「了解」
俺とラルクアがこれまで見て回ってきた辺りとネームレスを退治する為に見て回った辺りで積荷が置いてある場所を除いて、ざっと案内しておいた。
「このシャワー室という場所はマサル様もマリア様も使われるのでしょうか?」
「マサルもマリアも使うぞ。そもそもこの大黒丸に男女で分けられている設備というものが無いのでな」
「マリアさんがこれまでシャワー室を使う時は、私が服を脱ぐ部屋の外で待機していました」
「淑女の住環境としてこれでは困りますね。一応4ヶ所ほどシャワーが使える場所がある様ですが、仕切りを付ける意味は無さそうですし…ここは専属の人員を置いて細かく管理しないといけませんね」
ファイーナが1人でブツブツ独り言を漏らしているが、ここにいる全員がここを使う事になるから主人の為の場所ってのはそもそも存在しないってのをマサルからファイーナに説明してもらう必要がありそうだな。
「トイレも男女で分けられていないのでしたね…困りましたねぇ…」
「そう言えばここのトイレには水洗機能があるが…なぁラルクア、あれってどう説明したらいいと思う?」
「説明…さすがに使って見せるなんて事は出来ないので、一回口頭で説明してから各自になれてもらうしかないのでは?」
「まぁそうだよな。ん?ここってこんなに明るかったか?」
セルビスが案内しているのは船倉の待機室に併設された資材庫の辺り。それまで電灯が等間隔に設置された廊下を通り部屋まで来たら、廊下に面した待合室のドアの窓から揺らめく様な赤や青、緑にオレンジと色とりどりの光がゆらめきながら漏れているのに気づいた。
「今までここに何度か来ていますが、こんな光を見た事はありません。マサルさんが何かしたのでしょうか?」
俺は魔法適性がそれほど強くないのでよくわからんが…なんだかちょっと胸騒ぎがする。
「ファイーナ、案内をこれで終わろう。ここの確認を終えるまで一度部屋で待機していてもらえるか?」
「何か問題が起きているのですね。分かりました。皆戻りましょう」
ファイーナが侍女全員を引き連れて廊下を戻って行った。
「ラルクア、マサルを呼んできてくれるか?」
「すぐに呼んできます!」

ラルクアがマサルを呼びに行き、1人っきりになった状態でセルビスがそっと待機室のドアを開けると、光がドアのスキマから漏れ始める。部屋の中を見ると、光は待機室の奥の窓の辺りから発生していた。

かなり強い魔素の放出が起きている様だ。俺にもこれほどはっきりと感じられるってのは、鉱山なんかの源流を掘り抜いたすぐぐらいの強さだな。これは魔素含有量が増えるチャンスではあるが、こんな魔素の希薄な大黒丸の中で急にこれほど強く放出されるというのは…何にしてもマサルとハバキ隊長が来るまで待つしかないか。

セルビスが待機室から船倉に移動して、光が漏れ出ているコンテナから少し離れた場所で待っていると、マサルと共にハバキが船倉エリアに入ってきた。

★マサル★

「これは…セルビス、お前何かやったの?」
「開口一番それはないんじゃないか?」
「マサル、私には少し前に強い空振現象が感じられたが、これはマサルかマリアが意図して起こした状態ではないんだな?」
「あぁ、こんな事…」
そう言えばあの日、俺はこんな色の海を見た…もしかしてこのコンテナの中で何かが起きて俺達はこの世界に移動させられたのか?
「おそらくこのコンテナの中で魔法的な…何かを召喚する様な儀式が行われている」
「なぁハバキ、その召喚する様な儀式ってのは今からネームレスが現れるって意味か?」
「それは何とも言えないが…備えておく方がいいだろうな」
「とりあえずこいつを持って来ているが…」
俺の手にはあの時以来全く使う事が無かった、少しばかり埃をかぶっていたショットガンが握られている。
こっちに来て数日の間はいつでも使える様に弾を込めていたが、今はその弾も抜いてある。
「近づかれずに倒せるなら使えばいいが、一応ネームレスは俺達で何とかするから、マサルは後ろの部屋の中で待機してくれ」
ハバキの指示に従い待機室の中でショットガンに弾を込めていたら放出される光が段々と強くなってきた。

そして一瞬体を揺さぶられる様な感覚を覚えた後、放出され続けていた光が急に消える。
強い光に目がくらみ、船倉が真っ暗に見える中、ハバキ達3人がゆっくりと光が漏れ出ていたコンテナに近付く。

そしてコンテナの扉を固定しているロックが静かに解除される。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎

アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』 見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装… 俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。 突然の事で戸惑うクラスメート達… だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。 「またか…」 王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。 そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。 そして俺はというと…? 『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』 「それよりも不知火君は何を得たんだ?」 イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。 俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。 その場にいた者達は、俺の加護を見ると… 「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。 『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』 王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。 まぁ、その方が気楽で良い。 そして正義は、リーダーとして皆に言った。 「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」 正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。 「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」 「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」 「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」 「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」 「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」 「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」 「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」 俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。 「その…鎧と剣は?」 「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」 「今迄って…今回が2回目では無いのか?」 「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」 俺はうんざりしながら答えた。 そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。 いずれの世界も救って来た。 そして今度の世界は…? 6月22日 HOTランキングで6位になりました! 6月23日 HOTランキングで4位になりました! 昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°. 6月24日 HOTランキングで2位になりました! 皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

ユーヤのお気楽異世界転移

暇野無学
ファンタジー
 死因は神様の当て逃げです!  地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

処理中です...