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終夜 〜ヨモスガラ〜
ep.1
しおりを挟む12月25日、深夜3時——
五条「あ、そうだ。もうこんな話のついでなので、先生方に少しご相談したいことがあるんですけど……」
工藤「俺らに相談って?」
宇髄「何だ。もう今日は朝まで聞いてやるから、なんでも聞け」
クリスマスということで、五条家に集いパーティーを行うその夜更け。
ひな、夏樹、傑が眠りについた、大人だけのこの時間。
五条「ありがとうございます。その……実は…………」
ほどよく酔った勢いで、五条はあることを打ち明けた。
五条「その……実は、俺……経験がなくて……」
黒柱「はぁっ!?」
神崎「え、嘘……マジ?」
工藤「五条先生、経験ないって……」
五条「え? ……あっ、ち、違いますよっ! その経験はあります……!!」
工藤「なんだ」
神崎「びっくりした~。まさか五条先生が童貞なのかと」
五条「そ、そうじゃなくて。その、俺初めての子を抱いたことがないんですよ。だから、ひなを抱く前にどんな感じか教えてもらいたいなって。誰か、処女の子抱いたことある人います??」
そう言って、
ゴクッ、ゴクッ……
と、喉にワインを流す五条。
何を言い出したのかと思いきや、相談というのはひなのとの初夜のこと。
宇髄「藤堂、こいつのIQ本当に170あるのか……?」
藤堂「ありますよ~? 天才ほど頭おかしいって言うじゃないですか」
思わず尋ねる宇髄に言いつつ、藤堂はいつもの笑顔で五条を見る。
藤堂「本人は至って真面目に相談しているんだと思います。……少々、酔いはまわりだしていますけど」
宇髄「みたいだな」
そう会話がされる目の前で、
五条「ひなをどう抱いてあげればいいのか……痛い思いさせたくないんです……血なんか出たら、ひな絶対泣いちゃうし……本当は早くしたいですよ? ひなとは、そりゃあもうめちゃくちゃしたいけど……嫌われたくないんです……俺も、セックスも…………はぁ~……」
五条はひとり、ぶつぶつぶつぶつ。
宇髄「何の相談かと思ったら。まあ、なんでも聞けと言ったんだが、うーん、処女の抱き方か。この中で、処女抱いたことあるやつは?」
神崎「俺はないな~、残念ながら」
藤堂「神崎先生は年上好きだもんね」
神崎「ですっ!」
工藤「俺はありますけど、学生時代のお互い初めて同士だったので。アドバイス出来るほどの経験値では」
宇髄「そうか。藤堂は? あるのか?」
藤堂「ええ、ありますよ。宇髄先生は?」
宇髄「俺もある」
神崎「おおー、さすがお兄さま方」
五条「宇髄先生、藤堂先生、教えてください。お願いします」
五条がペコリと頭を下げたところで、
宇髄「そうだなー……」
宇髄と藤堂による講義がスタート、するのだが……。
宇髄「特にないな」
五条「え?」
藤堂「うーん、俺もないかも」
五条「え?」
藤堂「処女だから特別にどうこうというのは、ない。かな?」
五条「え?? 何も、ないんですか……?」
宇髄「うん、ないな。そりゃ、いきなり突きまくるようなことはしないが」
藤堂「優しくゆっくり進めてあげるくらいだよ。でもそれって、処女であることは関係ないよね。初めて肌を合わせる相手なら、自然とそうなるからさ」
宇髄「セックスは相手を知ることからだからな。指の長さ、耳の形、手のひらの温度や息遣い。頭の先から足の先まで、その子を知って理解する。それが大事だから、初めはゆっくりと……って、そんなことは言われなくてもわかってるだろ?」
五条「はい。それは、そうなんですけど……」
藤堂「けど? 悠仁は何がそんなに不安なの?」
宇髄「こんな言い方はあれだが、ひなちゃんはお前の上手い下手なんかどうせわからん。大丈夫だ」
五条「っ、そんなことは気にしてませんから……。俺が不安なのは、その、痛くないようにしてあげたいなってことで……」
宇髄「なんだ。じゃあ、自分の大きさの心配か」
五条「えっ? ちょ、なんでそうなるんですか……」
宇髄「なるだろ。相手の感度、濡れ具合、膣の形に柔軟性、男側のテクニック。そんなのが全部同じだとすればどうだ? デカいより小さい方が痛みは少ないに決まってる」
五条「いや、そうかもしれないですけど!」
宇髄「お前、デカいのか?」
五条「は?」
宇髄「お前の息子のサイズは?」
五条「は??」
神崎「え、俺も知りたい! おっきい? ねぇ、おっきい??」
工藤「この風貌で意外と小さいなんて可能性もあるぞ」
藤堂「ふふ。それが悠仁はね、なかなか大きいんだよ」
五条「は? 藤堂先生、なっ……え、はあ!?」
男たちの会話は、ここから徐々にヒートアップして……
——数分後
宇髄「で、大きさは? 早く言えよ。言わなきゃ見るぞ?」
五条「だ、大寄りの中……いや、大の下……ですかね」
宇髄「なに言ってんだ、お前」
工藤「それを言うなら、大の小では?」
宇髄「藤堂、こいつ本当にIQ高いのか……?」
藤堂「だからそれは本当ですよ(笑) あと、大中小で言えば、悠仁のは大です。さらに言えば、大の中はあります。ゴムのサイズ、XLですから」
五条「だから藤堂先生はもう本当に……!!」
——さらに、数分後
工藤「やっぱりそうなんだよな。ガタイがいいやつより、意外と神崎先生みたいなのがデカいんだよ」
神崎「膨張率がすごいだけですけどね~」
五条「トイレで見る感じ、平均くらいかと思ってました」
宇髄「見たのかよ」
五条「見えたんです」
工藤「宇髄先生もいつも見てくるじゃないですか」
宇髄「見るだろ、気になる」
神崎「じゃあ、今見てみます?」
宇髄「馬鹿か」
神崎「工藤先生はどのくらい?」
工藤「俺は普通よりちょっとデカいくらいだな。宇髄先生よりは小さい」
宇髄「ん? ゴムはLだろ?」
工藤「Lですけど、長さがちょっと短めなんで。そんな大きく見られないんすよね。フェラしたら意外と大きいって言われるのが大抵です」
神崎「え、それいいな~。びっくりした顔で『大きい……』なんて、上目遣いで言われるんでしょ? 最高じゃん」
藤堂「それなら、神崎先生こそ言われるでしょ?」
神崎「違うんです! 俺はもう初っ端から、勃ったらそう言われるんで。コトが進むにつれて、女の子が反応してくれるのがいいんですよ~」
宇髄「うむ、それはわからんでもないな」
神崎「それに、女の子によっては『大きすぎて無理』とか『怖い』とか言われることもあるんです……」
藤堂「やっぱり、大きいとそれはそれで悩みがあるんだね」
神崎「そりゃありますよ~。って、藤堂先生のはどんなですか?」
藤堂「うん? 俺?」
工藤「藤堂先生のご子息はさぞかし立派でしょう」
藤堂「いや、それがそうでもないよ」
神崎「またまた~」
藤堂「いや、ほんとほんと。僕の子は本当に平均なの。長さも、直径も」
宇髄「それはアメリカ人の平均サイズということか?」
藤堂「日本人のですよ(笑) ゴムも普通のサイズです」
神崎「わかった。じゃあ、藤堂先生はテクニックがすごいんだ! サイズで競う俺たちなんかと違って」
工藤「別に競ってるわけではないからな(笑) 競うものでもない。でも、テクニックは確かにすごそう……」
藤堂「いやいや」
神崎「謙遜しなくていいですよ~。藤堂先生のことだもん、絶対何かに秀でているはずです!」
藤堂「そんなことないし、テクニックもどうかはわからないけど……まあ、そうだな。造形美は、それなりに……?」
神崎「造形美……!」
宇髄「ほう」
五条「造形美か……」
工藤「できるモテ男は、やっぱり違いますね~! 造形美で攻めてくるなんて」
藤堂「いや、何も攻めてないからね?」
宇髄「造形美が美しいか。セックスは芸術に近いところがあるからな。息子が美しいというのは……いいな。見てみたい」
藤堂「宇髄先生にそう言われると、なんだか気分がいいですね。見てみます……? 僕の子」
宇髄「……いいのか?」
神崎「え、宇髄先生否定しないの?」
宇髄「藤堂のは見てみたい」
藤堂「え?」
五条「え? 俺もみたいです」
神崎「え、俺も」
工藤「え、なら俺も」
藤堂「え? これ、マジのやつ……?」
と、男どもの話はその後も続き……。
——数時間後
宇髄「で、俺らはなんの話をしてたんだったか?」
神崎「なんでしたっけ?」
五条「あの……」
藤堂「悠仁とひなちゃんの話です。悠仁が初夜の相談を」
工藤「あ、そうだった」
宇髄「ひなちゃんの初めてな~……そんじょそこらの女の子と違って、ひなちゃんは本物の初心だから、俺ならどう抱くか……。もうわかってると思うが、とにかくゆっくり進めることが第一だな。一気にしようとせず、1ミリずつ時間をかけて。ひなちゃんの中は相当キツいだろうから、その日に全部挿れようともしない方がいいだろな」
藤堂「数日かけて、心も身体も慣らしながらだね」
五条「しっかりほぐしてゆっくり挿れてあげるのは、それは絶対そうしてあげるつもりでいるんですけど……他に何かこうしてあげると良いとか、挿入のコツってありますか?」
まわりにまわって少しずつ酔いが覚めてきた彼らは、ようやく話を元に戻し、
藤堂「他には、声かけをたくさんしてあげることかな。苦しくない? とか、痛くない? とか、女の子が安心できるように。頭を撫でたり、身体を触ってあげながらね」
宇髄「それからあれだな。前戯の段階で膣の位置と角度はよく確認しておいた方がいい。ひなちゃんの角度に合わせて挿れてやれば、痛みも最小限で済むはずだ。調整が難しければ、腰の下に枕やクッションを敷いてやるといいぞ」
五条「クッションを敷くって、なんか聞いたことありますね。ありがとうございます、その時はやってみます」
宇髄「うむ」
藤堂「ひなちゃんとの初めては、悠仁も緊張するだろうけどさ。今言ったようなことと、あとは悠仁の力量で大丈夫だと思うよ。そんなに案じなくても、素敵な思い出にしてあげられるんじゃないかな」
五条「そうであると願います……」
今度は真面目に、五条へのアドバイスがなされていたところで……
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