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未知の治療①
しおりを挟む——翌日
藤堂「ひなちゃん、昨日眠れなかったよね。頭痛いとかない?」
朝の回診で眠れなかったことを藤堂先生に見破られてしまう。
ひな「大丈夫です……」
本当は泣きすぎたせいかズキズキしてるけど……
藤堂「今日の治療は15時からする予定なんだけど、しんどかったら無理せず明日にしようか」
ひな「大丈夫です。今日やってしまいたいです……」
藤堂「うん、わかった。そしたら、治療まではゆっくり休んで、できそうだったらやろうか。宇髄先生が迎えに来てくれるから、それまで寝ちゃってもいいからね」
と、藤堂先生は布団をかけて頭をそっと撫でてくれた。
わたしはそっと目を閉じてそのまま少し眠りについた。
そして、15時。
約束の時間になって、迎えに来た宇髄先生と一緒に産婦人科の処置室へ向かった。
宇髄「ひなちゃん、そしたら検査の時と同じように、またパンツ脱いで座って待っててくれるかな」
ひな「はい……」
宇髄先生にカーテンを閉めてもらったら、パンツを脱いでタオルをお腹までしっかりかけて椅子に座った。
宇髄「ひなちゃん準備できた?カーテン開けてもいいか?」
ひな「は、はい……」
返事をして、宇髄先生がカーテンを開けると、さっきまでいなかった蓮先生が。
ひな「え?蓮先生……?」
蓮「こんにちは。今日はひなのちゃん初めての治療だから、宇髄先生と一緒に入らせてもらうね」
蓮先生までいるなんて、わたしそんなに悪いの?
それとも、そんなに大変な治療なの……?
と考えてるうちに、
宇髄「ひなちゃん、そしたらベッド動かすからね。しっかり掴まっててな」
椅子が動き出して、もちろんあの格好に……。
開いた脚の間からは、宇髄先生がパチパチと手袋をする音が聞こえてくる。
怖い……もう家に帰りたいよ……
病室でいいから帰りたい……
タオルを握りしめながらそう思ってると、どんどん身体も震えてきて、
蓮「ひなのちゃん、脚震えちゃってるから深呼吸しようか。大丈夫大丈夫」
蓮先生が脚をさすってくれる。
蓮「怖い?」
ひな「はい……」
震える声で答える。
蓮「やっぱり怖いよね。これから何されるかわからないもんね。でもね、今からする治療はリラックスすることが1番大切なんだ。緊張しちゃうと思うけど、ゆっくり進めていくから頑張ってみよっか」
蓮先生って不思議な感じ。
きっともう40代後半でお父さんくらいなんだと思うけど、若々しくて明るくて"お兄ちゃん"って感じ。
すごく大人でかっこいいお医者さんだけど、お兄さんじゃなくてお兄ちゃん。
だからなのか、さっきまでの恐怖心も少し和らいできた。
宇髄「よし。そしたら治療始めよう。まずは、外側を少し触っていくからな。まだ中に指入れないから、痛くないからな。リラックスしてて」
と言って、
ひな「んっ……」
ビクッ……
宇髄先生はわたしのあそこにある突起物に触れた。
蓮「ひなのちゃん大丈夫だよ。力抜いてね~、リラックスするよ」
蓮先生は股の正面じゃなくて、わたしの脚の外側に立ってあそこを覗いてる。
ずっと脚に手を置いてくれてて、わたしが強張ると脚を優しくさすってくれる。
ひな「んっ……ん……っ、んっ……」
宇髄「ひなちゃん、今触ってるところはクリトリスって言うぞ。今どんな感じするかな?」
クリトリスっていうんだ。
そんなところに名前がついてたなんて知らなかった。
わたしが医者になるためにこうして教えてくれてるのかな?
宇髄先生は優しく円を描くようにわたしのクリトリスを触ってる。
ただ、どんな感じって言われても、恥ずかしくて感覚とかよくわからない……。
ひな「さ、触られてる感じ……?」
宇髄「ははっ。今触ってるからな」
そ、それはそうか……。
宇髄「ジンジンしたりとか、なんとなく気持ちいいっていう感覚はない?」
ひな「うーん……」
宇髄「まだよくわからないかな。そしたらもう少し続けるな」
と、宇髄先生はクリトリスを優しく触り続ける。
痛みはないせいか、緊張や恐怖心はほとんど無くなってたけど、恥ずかしさだけはずっと消えなくて、わたしはそっと目を閉じた。
宇髄先生に、蓮先生にも……
あそこ見られてて、触られてて、恥ずかしいな。
検査の時は宇髄先生座ってたのに、今日は立ってるから顔も見えてるし。
こんなに恥ずかしい治療いつ終わるんだろう。
早く終わって欲しい……。
そういえば、さっき宇髄先生がジンジンしない?って聞いてたけど、なんとなくジンジンしてきた気がする。
なに?この変な感じ……。
それに、なんだか身体がお腹の辺りから熱くなってほてる感じもする。
さっきまで消えてた恐怖心が少し戻ってきて、わたしは閉じてた目をまたそっと開いた。
ひな「ハァ……ハァ……んっ……ん、ハァ……ハァ…………」
蓮「ひなのちゃん、触られてるところジンジンしてきたかな?ちょっと身体熱くなってきたね」
目を開くと蓮先生の優しい声がした。
なんでジンジンしてきたってわかったんだろう……?
ひな「なんか……変な感じが……ハァ……ハァ……」
蓮「変な感じするね。でも、変な感じしてきたら治療がうまく行ってる証拠だから、心配しなくて大丈夫だよ。もう少し続けるから、このまま感じててごらん」
蓮先生が言うと、クリトリスを触る宇髄先生の指の動きが少し早くなって、
ひな「んぁ……っ」
ほんの一瞬だけ、
"ビリッ"
と身体に電気が走る感じがした。
今の、なに……?
突然つま先から頭まで一気にビリッて……
わたしのあそこもなんかジュワッてなったし……
それと、さっきから息がハァハァする。
息がというより、なんか気分からしてハァハァって感じ。
変な声も出ちゃって恥ずかしい。
もうなにが起きてるのかわからなくて、そろそろパニックになってきた。
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