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楓との再会
しおりを挟むりさ「ただいま~っ!楓さん!!」
楓「りさちゃ~ん!」
帰ってくるなりリビングに駆け込んできたりさは、楓を見つけて抱きついた。
りさ「おかえりなさい!」
楓「ただいま。りさちゃん大きくなったね~。もう高校生か」
りさ「うん!制服も変わったの」
そう言って、制服を着ているりさはくるっと回ってみせた。
豪「大きくなったか?153cmしかないんだぞ?」
蓮「豪兄、そのセリフ前も言ってなかった?ちょっと前に、りさも大人になったな~とか言ってたくせにー」
豪「蓮、余計なこと言うな……」
楓「ふふっ。相変わらずね、あなたたち。家に帰ってきたって感じするわ」
そこへ、先にりさを降ろして車を駐めた蒼も帰ってきた。
蒼「姉ちゃん、おかえり」
楓「蒼、ただいま」
蒼「なに、もう盛り上がってたの?……って、りさ手洗いうがいした?」
やばぃ……。
蒼に怒られる前にりさは答える。
りさ「まだです……すぐしてきます……」
蒼「制服も着替えておいで」
りさ「はい……」
楓「ふふっ。蒼も相変わらずね」
相変わらずのりさと蒼のやりとりに、楓は微笑ましく思った。
***
夕食は5人揃ってテーブルを囲んだ。
楓「りさちゃん、イギリス行ったんだって?」
りさ「うん!修学旅行でね、すごく楽しかった!街を歩きながら楓さんのこと考えてたんだよ。こんなところに住んでるんだな~って」
楓「そうだったの~。いいところでしょ?男性はみんな紳士的だしね」
りさはもぐもぐ食事をしながら次から次へと楓に話をした。
りさ「あ、それかぁね、高校もたのひぃよっ」
蒼「こーら。りさ?食べるか話すかどっちかにしなさい。食べながらしゃべらないの」
りさ「モグモグ……ふぁい……ごめんなはぃ……」
楓に会えたことがうれしくてうれしくて、りさはついついテンションが上がり、また蒼に怒られてしまった。
楓「ふふっ。りさちゃん元気そうでなによりだわ。また後でガールズトークしよっか」
りさ「うん!」
蓮「ずるい~。俺もガールズトーク入りたい!」
豪「バカか蓮。お前は男だろうが」
蓮「大丈夫だよ。俺は女の子の気持ちわかるからっ」
りさ「にぃにも一緒にする~?」
蒼「ダメだ。りさと姉ちゃんでして」
蓮「なんでだよ。蒼兄また嫉妬してる~」
蒼「嫉妬はしてない!」
りさ「えへへっ」
りさはみんなが一緒で楽しい楽しい時間を過ごせた。
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