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小野寺家の姉弟トーク
しおりを挟むそんなこんなでガールズトークが終わってりさが寝た後、楓はリビングに降りて、ボーイズトーク(?)をする3人の輪に加わった。
蒼「りさ寝たの?」
楓「うん。よく話してもうぐっすりよ。わたしの部屋で話しながらすやすや眠ったわ。部屋から持ってきたイルカのぬいぐるみ抱えてね」
蓮「そうそう。いまだに毎日抱いて寝てるんだよね。俺にもらったのよっぽどうれしかったんだね~」
豪「俺にじゃないだろ。蒼と俺もいるぞ」
蓮「わかってるって~。でも渡したのは俺だもんね~」
豪「あぁ?」
蒼「はいはい、もういいから。姉ちゃん、日本はどのくらいいるの?」
楓「2週間くらいいるつもりよ」
蒼「そうか。姉ちゃんいたらりさが喜ぶよ。そういえば、前に帰ってきた時、生理の話してくれただろ?ありがとう。あの時話聞いてて助かったんだ」
楓「あぁ。大変だったわね……。りさちゃんもかわいそうに。全部蓮から聞いてるわよ。今も毎週治療なんてつらいだろうに、あの子の笑顔には感心するわ」
蒼「うん。りさはえらいよ。小さい体でいつも頑張ってる。それなのに、さらに頑張ろうと無理するから心配なんだ。最近は少し落ち着いたけどな。なんかあったのかな……」
楓と蓮はこっそり顔を見合わせた。
楓「で、豪はどんな感じなの?」
豪「俺のことはいいんだよ」
楓「なによ。小野寺家的にはビッグニュースなんだけど?」
蓮「え?なにが?豪兄なんかあったの?」
楓「あれ?蓮、あなた知らなかったの?」
蓮「だからなによ!」
蒼「豪が涼子ちゃんとくっついたんだよ」
珍しく知らず気づかずだった蓮は驚いた。
蓮「えぇーーー!ついに付き合ったの!?涼子ちゃんてあの竹内先生!?」
蒼「蓮!大きい声出すなりさが起きるだろ」
蓮「なに蒼兄も知ってたの?なんで俺だけ知らないの~。こんなことある?」
豪「まぁそういうことだ。俺の話は終わりで……」
楓「いやいや、まだなにも聞いてないから。デートしたの?どこまでいった?」
豪「どこまでって、そりゃ……まぁ最後まで……」
蒼「姉ちゃんなに聞いてんだよ!豪もなに真面目に答えてるんだバカ」
姉弟水入らずで、久しぶりに揃った4人のトークは日付が変わるまで続いた。
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