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第6章 創立記念パーティーにて
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イヤフォンの向こうから「舞台の仕事が決まったんだ」という弾んだ声が聞こえてきた。
「そのことを一刻も早く、郁美に知らせたくて」
「わあ、おめでとう。やっと宗介さんの望みが叶うんだ」
「ああ」
言葉を発してから、ちゃんと明るい声が出せたかどうか、少し心配になった。
その話を聞いたとき、宗介さんと会う時間がさらになくなってしまう、と真っ先に思ってしまったから。
でも、舞台の仕事は彼が望んではじめたこと。
恋人のわたしが応援しないわけにはいかない。
「それと、郁美の会社のパーティーに出ることになったよ」
「え、そうなんだ。まだ聞いてなかった」
「さっき返事をしたところだから」
「なんか嬉しい。会社の行事で宗介さんに会えるなんて」
「俺も、郁美の顔が見られると思うと嬉しいよ」
ようやく生宗介さんに会える。
婚約者としてプライベートで会うわけじゃないけど。
思いがけず、素敵なオマケを貰ったようで、少し気持ちが明るくなった。
「そのことを一刻も早く、郁美に知らせたくて」
「わあ、おめでとう。やっと宗介さんの望みが叶うんだ」
「ああ」
言葉を発してから、ちゃんと明るい声が出せたかどうか、少し心配になった。
その話を聞いたとき、宗介さんと会う時間がさらになくなってしまう、と真っ先に思ってしまったから。
でも、舞台の仕事は彼が望んではじめたこと。
恋人のわたしが応援しないわけにはいかない。
「それと、郁美の会社のパーティーに出ることになったよ」
「え、そうなんだ。まだ聞いてなかった」
「さっき返事をしたところだから」
「なんか嬉しい。会社の行事で宗介さんに会えるなんて」
「俺も、郁美の顔が見られると思うと嬉しいよ」
ようやく生宗介さんに会える。
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思いがけず、素敵なオマケを貰ったようで、少し気持ちが明るくなった。
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