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第6章 創立記念パーティーにて
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12月最初の金曜日。
我が社の創業三十周年記念パーティーは、都内某ホテルの大宴会場で賑々しく開催された。
パーティーが始まって1時間ほど経ったころ、司会者がマイクの前に立った。
「ご歓談中、失礼いたします。実は本日はとっておきのゲストをお招きしておりまして」
その言葉に会場がざわめきはじめる。
「現在放映中の大ヒットドラマ、『コンサルだって恋します』で主演の高松洸をおつとめの……」
そこで司会者は少しためをつくった。
その間に「ひぇっ」とか「きゃあ」といった声があちこちで上がる。
「榊原宗介さんです!」
司会者の拍手と共に、黒のタキシードに身を包んだ宗介さんが、颯爽と壇上に現れたとたん、会場がどよめいた。
仕事モードの宗介さんを生で見るのは、わたしも初めて。
普段も、もちろん素敵だけれど、今日はこの世の者とは思えないほどのイケメンぶり。
本当に、彼は人を惹きつけるマジカルな魅力の持ち主だと思う。
12月最初の金曜日。
我が社の創業三十周年記念パーティーは、都内某ホテルの大宴会場で賑々しく開催された。
パーティーが始まって1時間ほど経ったころ、司会者がマイクの前に立った。
「ご歓談中、失礼いたします。実は本日はとっておきのゲストをお招きしておりまして」
その言葉に会場がざわめきはじめる。
「現在放映中の大ヒットドラマ、『コンサルだって恋します』で主演の高松洸をおつとめの……」
そこで司会者は少しためをつくった。
その間に「ひぇっ」とか「きゃあ」といった声があちこちで上がる。
「榊原宗介さんです!」
司会者の拍手と共に、黒のタキシードに身を包んだ宗介さんが、颯爽と壇上に現れたとたん、会場がどよめいた。
仕事モードの宗介さんを生で見るのは、わたしも初めて。
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本当に、彼は人を惹きつけるマジカルな魅力の持ち主だと思う。
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