悪役令嬢は双子の淫魔と攻略対象者に溺愛される

はる乃

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旧ver(※書籍化本編の続きではありません)

蜜月の始まり⑥*エリックの執務室*★

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「エリック様、ジルベールです」

ノックの後に聞こえてきたのは、ヴィクトリアもよく知っている声。
学園を卒業後、アルディエンヌ公爵家お抱えの筆頭魔法師となり、現宰相の補佐まで兼任することになったジルベールだ。

ヴィクトリアは今ソファの上で、執務室の扉に向けて秘処を晒してしまっている状態だ。

(だめ……!こんな姿を玩具好きのジルベール様に見られたら……っ)

以前にも似たような事があった。
その時はジルベールも参戦し、エリックとジルベールの二人に散々焦らされて、何も分からないくらい気持ち良くさせられてしまった。

(いっそのこと、羞恥心なんて無くなってしまえば楽なのに……っ)

エリックがまたあの時のように許可を出し、ジルベールを室内へ招き入れてしまうかもしれない。

(いくら幻惑魔法に掛かっていたとはいえ、今朝だって……見られてしまったのに……)

ヴィクトリアは、今朝の朝食の席で、使用人達にトロトロに蕩けきった恥ずかしい秘処を見られてしまった時の事を思い出す。
ナハトにくぱっと広げられ、奥の奥までじっくりと見られてしまい、ヴィクトリアは羞恥心から更に愛液を溢れさせてしまっていた。

(だめ……もしもまた、見られちゃったら……♡♡また、いっぱい濡ちゃう……♡♡)

認めたくないが、見られると興奮してしまう。恥ずかしいのに、いっぱい感じてしまう。
そんなはしたない自分が嫌なのに、身体は思う通りにならなくて。

「リア。……ジルベールに見てもらいたい?」

エリックの静かな問いに、ヴィクトリアはビクリと肩を揺らした。
その問い掛けだけで、ヴィクトリアの身体は敏感に反応し、トロリトロリといやらしい蜜を垂れ流してしまう。

「やっ……いや、です……っ」

必死に頭を左右に振って、拒否を示すヴィクトリア。
すると、エリックは椅子から立ち上がり、ソファに居るヴィクトリアの元へやってきた。
エリックは優しげに瞳を細め、ソファに座っている形で拘束していたヴィクトリアを、そっと寝かせて組み敷く。

「なら、声を我慢して。少しでもジルベールに、リアのいやらしい声音を聞かせてしまったら駄目だよ?」
「?!」

ヴィクトリアの蜜口には、まだ『月の泉』のイボの付いた球体が入ったままだ。動きは止まっている。
……けれど。

「え、えりっく、さま……?」
「さぁ♡頑張るんだよ、リア♡♡」
「~~~~~ッッッ?!♡♡♡」

次の瞬間には、エリックの熱い剛直が、イボの付いた球体を入れたまま、ヴィクトリアの蜜壺を穿いていた。
そうして、再び感じる『月の泉』の振動。

「やっ……?!♡♡♡はっ、あっ……!♡♡♡~~~~~ッッッ♡♡♡」

最奥まで押し込められた『月の泉』が、無数のイボを振動させて、ヴィクトリアの子宮を快楽に染める。

「あはっ♡リア、リア……っ♡♡すごいうねってる♡ずっとイキっぱなしなんだね……!♡♡」

エリックの肉棒がヴィクトリアの中を掻き混ぜて、接合部からグチュグチュと卑猥な音を響かせながら、何度も何度も繰り返し腰を律動させ、蜜路を激しく擦り上げていく。
奥を穿たれる度に、よりいっそう子宮に『月の泉』が叩きつけられ、同時に後ろの蜜穴や、恥ずかしい程に肥大化した花芽、勃ち上がっている双丘の先端さえも、全て同時に『月の泉』によって刺激されてしまい、脳天を貫くような絶頂を繰り返す。

「エリック様?いらっしゃらないのですか?」

扉の向こうから聞こえるジルベールの声。
彼に、今の現状がバレてはいけない。
しかし、こんなに激しい情事で声を抑えるなど、不可能だ。

「らめっ♡♡壊れちゃ……あ"あ"あ"っ♡♡♡はっ♡♡♡……ん"ん"ぅっ♡♡♡」
「こら、リア♡そんなに声を出しちゃ駄目だろう?……僕の肉棒が気持ち良くて堪らないのかい?」
「気持ちい♡♡いいのぉ♡♡♡アーーーーー♡♡♡あーーーーーーーーーッッッ♡♡♡♡」

快楽以外、何も分からない。
気持ち良くて気持ち良くて堪らない。

ヴィクトリアがエリックからもたらされる快楽へ堕ちていく。
人間だったら耐えられない快楽も、サキュバスである今の身体ならば耐えきってしまう。

“朝食”の後、エリックに仕事を手伝って欲しいと乞われた時に、きっとお仕置きをされるのだと覚悟していた。
だが、考えが甘かった。

ビクビクと身体が痙攣してしまう。
止まらない絶頂に、ヴィクトリアからは何度も潮が放出され、エリックの服を濡らしてしまう。

「リア、リア♡僕の服をこんなに自分の恥ずかしい蜜で濡らしてしまうなんて悪い子だね?だけど、愛しているから許してあげるよ……っ、リアの全部を、許してあげるから……!」
「んふっ?!ん、んぅ♡♡♡」

重なる熱い唇。
吐息全て呑み込まれてしまうようなキスに、ヴィクトリアはクラクラと目眩がした。
互いの唾液が混ざり合い、激しく舌と舌が絡み付く。

(全部、気持ち良い……っ♡♡♡気持ち良すぎて死んじゃうぅ♡♡♡)

恐らく、ジルベールにはもう二人が執務室に居る事も、ナニをしているかもバレてしまっているだろう。
しかし、ジルベールは中へ入って来なかった。一応は新婚だからと、エリックに気を遣ったのかもしれない。

「リア、僕が好き?」

エリックの甘い囁き声さえ、ヴィクトリアを蕩けさせ、快楽へと誘って。

「す、き♡♡えりっく、だいすきぃ……っ♡♡♡」
「嗚呼、リア!リア!僕だけの花嫁!僕の妻……!愛してる……っ!」
「~~~~~っ♡♡♡♡」

いつの間にか拘束が解かれ、『月の泉』も外されていた。
けれど、最奥をエリックに穿たれる度、エリックから熱い白濁とした情欲を注がれる度に、ヴィクトリアの子宮は歓喜し、それら全てを受け止める。

双丘の先端を舐めしゃぶられ、激しく揉みしだかれるのが、『月の泉』よりもっと気持ちが良くて満たされる。

「えりっく……さま……っ♡♡♡」
「君だけを愛してる、リア……!」


ギシギシと軋むソファの音は、いつまでも鳴り止まなかった。
夕方になり、夕食の時間だとフィルが呼びに来るまで、ずっとずっと。


* * *
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