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第一章 俺と幼馴染
失恋と自覚 その1
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始まりは双子の片割れの言葉からだった。
「あ、僕恋人できたから」
朝、学校に行く準備をしている時に唐突に言われた。
「?いつの間に?」
「んー、お前らが忙しくしてる時にちょっとな」
言葉を濁し、照れたように目を背けながら言われたセリフは幸せに満ちていた。
「ふーん。で、誰なの?」
まぁ、別にみゆに恋人が出来たことに不満はない。
むしろ幸せになってくれそうで何よりだ。みゆも俺と同じで用心深いから変なやつの心配はいらないだろう。
「…相手も男でさ……」
少し、驚いた。みゆは俺とは違って人当たりがいい。勿論、女受けもいいので恋愛対象は女だと思っていた。女の子たちと会話しているところを見ても満更ではなさそうな楽しそうな顔をしていた。
「男が、好きだったのか?」
考えに考えて出た疑問はそんなものだった。
みゆは俺のそんな言葉に学校に行くための身支度をしながら首を傾げた。
「ん──、別に男だからとかじゃないかなぁ。その人のこと、好きだなぁ、って思っちゃって……」
ふーん、と気の無い素振りで相槌を打つ。
「ま、別に、みゆが誰を好きだろうと俺の 双子の兄さんだし、」
クローゼットを閉めながら本心を口にする。
「~~~!みふはいい子だなぁ。僕みふのこと大好き」
「はいはい、俺も俺も」
後ろから「えー、言ってくれないのー?」と言いながら追ってくる声を横目に階下のリビングへと向かう。
俺とは違って素直に気恥しいことも口に出せるみゆが酷く羨ましい。
******
「おはー」
母に「いってきます」と2人揃って声を掛け、扉を開けた俺を迎えた声はそんなものだった。
「「おはよ」」
双子さながらのハモリをみせながら幼馴染の日溜 陽向へと挨拶を返した。
日溜 陽向は端的に言えば、単細胞な奴だ。運動は大の得意でバスケ部だが、助っ人としてなら色々な部活にも参加いる。しかし、勉強は出来ない。
もう一度言おう。勉強は出来ない。・・・・勉強ができないくらい、と思うだろう。しかしほんとに出来ないのだ。小学校の内容入ってんのか、むしろ小学校行ってたか?(同じ小学校出身なので疑う余地もないのだが)そんなことを感じるくらいにバカだった。
決して自慢ではないが俺もみゆも勉強はできる方だ。(その代わり、と言ってはなんだが運動はあまり出来ない)
俺たちの通う学校は地域じゃトップレベルと思われるくらいレベルが高い。では、なぜそんなトップレベルの高校に単細胞バカが入れたのかと言うと、簡単に言えばスポーツ推薦と言われる制度によるものだ。高校入試間近軽く「推薦もらった~」と言いに来た時はそりゃそうだろな、と思っていた。だが俺たちが猛勉強しながら受かろうとしている高校からだったのはほんっっとうにムカついた。受験のストレスもあったのだろう。、とい信じたい。みゆと俺、2人がかりで暴言を吐きまくった。双子さながら息のあった入る隙もない暴言はさぞかし堪えただろう。他のやつなら。・・・まったく、なんであんなに強メンタルなんだろうか。鋼鉄とかじゃ言い表せないぞ。
「ん?なに、みふ?」
へへっ、と能天気そうに話しかけられれば何故かムカつく。とりあえず、横っ腹を殴っておいた。ら、みゆも殴ってくれていた。
流石双子。(グッジョブ)
───────────────
思ったより長くなってしまった・・・・・
キリがいいなと思い投稿。
誤字脱字訂正、大喜びです
「あ、僕恋人できたから」
朝、学校に行く準備をしている時に唐突に言われた。
「?いつの間に?」
「んー、お前らが忙しくしてる時にちょっとな」
言葉を濁し、照れたように目を背けながら言われたセリフは幸せに満ちていた。
「ふーん。で、誰なの?」
まぁ、別にみゆに恋人が出来たことに不満はない。
むしろ幸せになってくれそうで何よりだ。みゆも俺と同じで用心深いから変なやつの心配はいらないだろう。
「…相手も男でさ……」
少し、驚いた。みゆは俺とは違って人当たりがいい。勿論、女受けもいいので恋愛対象は女だと思っていた。女の子たちと会話しているところを見ても満更ではなさそうな楽しそうな顔をしていた。
「男が、好きだったのか?」
考えに考えて出た疑問はそんなものだった。
みゆは俺のそんな言葉に学校に行くための身支度をしながら首を傾げた。
「ん──、別に男だからとかじゃないかなぁ。その人のこと、好きだなぁ、って思っちゃって……」
ふーん、と気の無い素振りで相槌を打つ。
「ま、別に、みゆが誰を好きだろうと俺の 双子の兄さんだし、」
クローゼットを閉めながら本心を口にする。
「~~~!みふはいい子だなぁ。僕みふのこと大好き」
「はいはい、俺も俺も」
後ろから「えー、言ってくれないのー?」と言いながら追ってくる声を横目に階下のリビングへと向かう。
俺とは違って素直に気恥しいことも口に出せるみゆが酷く羨ましい。
******
「おはー」
母に「いってきます」と2人揃って声を掛け、扉を開けた俺を迎えた声はそんなものだった。
「「おはよ」」
双子さながらのハモリをみせながら幼馴染の日溜 陽向へと挨拶を返した。
日溜 陽向は端的に言えば、単細胞な奴だ。運動は大の得意でバスケ部だが、助っ人としてなら色々な部活にも参加いる。しかし、勉強は出来ない。
もう一度言おう。勉強は出来ない。・・・・勉強ができないくらい、と思うだろう。しかしほんとに出来ないのだ。小学校の内容入ってんのか、むしろ小学校行ってたか?(同じ小学校出身なので疑う余地もないのだが)そんなことを感じるくらいにバカだった。
決して自慢ではないが俺もみゆも勉強はできる方だ。(その代わり、と言ってはなんだが運動はあまり出来ない)
俺たちの通う学校は地域じゃトップレベルと思われるくらいレベルが高い。では、なぜそんなトップレベルの高校に単細胞バカが入れたのかと言うと、簡単に言えばスポーツ推薦と言われる制度によるものだ。高校入試間近軽く「推薦もらった~」と言いに来た時はそりゃそうだろな、と思っていた。だが俺たちが猛勉強しながら受かろうとしている高校からだったのはほんっっとうにムカついた。受験のストレスもあったのだろう。、とい信じたい。みゆと俺、2人がかりで暴言を吐きまくった。双子さながら息のあった入る隙もない暴言はさぞかし堪えただろう。他のやつなら。・・・まったく、なんであんなに強メンタルなんだろうか。鋼鉄とかじゃ言い表せないぞ。
「ん?なに、みふ?」
へへっ、と能天気そうに話しかけられれば何故かムカつく。とりあえず、横っ腹を殴っておいた。ら、みゆも殴ってくれていた。
流石双子。(グッジョブ)
───────────────
思ったより長くなってしまった・・・・・
キリがいいなと思い投稿。
誤字脱字訂正、大喜びです
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